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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和3年12月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:藪田 宏行 議員
質疑・質問日:12/14/2021
会派名:自民改革会議


○藪田委員
 一括質問方式で3点お伺いします。
 初めに、産業委員会提出案件の概要及び報告事項26ページの次世代自動車の電動化・デジタル化等対応研究会についてです。
 この中に、これまで産学官連携により研究会を4回開催し取り組んだ内容も記されていますが、報告書の概要それから今後の方針についてどのように考えているかお伺いします。

 2点目は、説明資料55ページの食肉センターの再編整備であります。
 この件については、関連の議連でも我が会派の主な役員――鳥澤副委員長もいますが――を中心に長年取り組んできた課題であり、大変いろいろな問題をはらんで今日まで来たわけでありますが、この概要について少しお伺いしたいと思います。
 令和7年度供用開始を予定していると記されておりますが、これまで予定どおり来ているのか、どのような状態になっているかお伺いします。
 
 3点目は、説明資料70ページ中段の地場水産物のスマート流通モデル実証事業についてです。
 新規需要先として山梨県、長野県等の実証事業を行ってきたとありますが、課題あるいは今後の展望についてはどのように考えておられるかお伺いします。

○櫻川産業革新局技監
 研究会では、本県自動車産業がカーボンニュートラルの実現や急速なデジタル化の進展などの大変革期を乗り切るため電動車への転換、デジタル化、コネクテッド、自動運転、カーボンニュートラルの5つの課題を議論し、報告書においては全ての課題に共通する企業連携、人材育成・確保、脱炭素経営の3つの項目が当面取り組むべく重点課題、重点項目とされております。
 企業連携については研究会で喫緊の課題とされたことから、今年度の9月補正において大手サプライヤーと中小企業等をメンバーとしたワークショップを4分野で設置し、企業間連携の強化を図ることといたしました。ワークショップは先月に第1回目を開催し、参加した中小企業からは日頃接点のない大企業との技術的な議論の場は貴重であり、有意義な情報共有ができたなどの意見を頂いております。
 来年度については、引き続き企業間連携の強化に向けて取り組むほか、研究会の報告書の提言内容を当初予算に着実に反映させ、この大きな環境変化への対応を求められている地域企業を重点的に支援していく所存です。

○吉田畜産振興課長
 食肉センターの整備事業について、県は平成26年に食肉センター再編推進協議会を立ち上げ協議してまいりました。民間事業者である県経済連が事業主体として整備していく前提で話を進めてまいりましたが、昨年9月に経済連が整備事業の実施主体になることは難しくなったため、その後県の中で協議し、県が実施主体となって国の補助事業も活用して整備を進めていくことになり、今年度基本設計を進めているところです。
 進捗状況ですが、基本設計は今年度中の終了を目標として進めており予定どおりです。来年度は国の補助事業を活用して実施設計、その後令和7年の供用開始を目指して建築整備、建築工事に当たっていくため、現在国会で審議しております補正予算の補助事業に手挙げができるよう現在準備しているところです。

○萩原水産振興課長
 地場水産物のスマート流通モデル実証事業についての課題と今後の展望ですけれども、現状の取組も含めて回答したいと思います。
 本事業は、山梨、長野、新潟3県における新規流通先の開拓、スマートフォンでの受発注と物流と連動した新たな流通インフラの整備、そして中部横断自動車道を活用した鮮魚等の輸送実験による高鮮度流通網の構築を進めております。これまでに県内では、沼津、清水、焼津、御前崎各地区の漁協や水産加工業者などの県内出荷者14件、山梨県、長野県の農産物直売所や食品卸売業者などの需要先を7件開拓、確保いたしました。
 鮮魚の流通実験は、甲府地区の食品卸売向けに10月から始めました。御前崎地区のカツオ、キンメダイの鮮魚、そして清水で水産加工品を集荷し中部横断自動車道を通って流通実験を行い、その日のうちに甲府地区の飲食店に届けることができました。鮮魚への評価は非常に高く、12月から週1回の定期出荷も始まりました。
 長野県の松本地域は、コンビニと連携して9月から月1回の静岡フェアを開催し、水産加工品を中心に販売しております。いずれの取組も商品の受発注から納品まで流通実験として実施しました。
 課題としましては、出荷者と需要先の拡大がまだまだ必要であること、一連の流通システムを安定的に運用すること、輸送コストの削減などが挙げられます。
 今後の展望としましては、新潟県も含めて需要先を拡大していくこととともに、流通システムの実証実験を継続して行う。そして取扱い量を増加することによる輸送コストの削減、集荷の効率化による輸送時間の短縮などの課題解決に取り組み、将来的には民営移行を見据えて実用的な運用を図っていくことです。

○藪田委員
 順番の逆から申し上げますが、今お話ありました3番目について、3県以外にもいろいろ新しい道路を通じて流通が始まっていくと思います。また将来は民間にとのことですが、例えば御前崎市――いろいろ榛南地域の市や伊豆地域もそうだと思いますが――では長野県に行き、長野県からは例えば果物が二、三日前から入って地元の市場等で売る交流をやっているんですが、やはり民間には課題もあるものですからよく目をかけて育てていかないと、途中でやめることにならないようにぜひ検討を進めていただきたいと思います。

 食肉センターは、説明資料の中に場所が出てこないんですが、令和7年度を目途にしているとのことで場所は公表されているのでしょうか。

 一番最初に申し上げた次世代自動車の関係ですが、2月にワークショップをやるとのことで、3月の委員会でワークショップを踏まえた中間報告を頂きたいと思います。これは要望です。以上お願いします。

○吉田畜産振興課長
 現在のJA静岡経済連が運営しております小笠食肉センターの敷地内に新たに造ります。

○藪田委員
 そのような公表が出ているのであれば、積極的にいろいろなところに動いて、特に地元の菊川市にはまた別の課題等が――もちろん県の耳に入っていると思いますけれども――あるやに聞いていますので、できるだけスムーズに目標年度にオープンできるように、またいろいろなところで情報を公開していったほうがいいんじゃないかなと思います。以上要望して終わります。

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静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

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