• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成30年11月観光地域づくり特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:諸田 洋之 議員
質疑・質問日:11/28/2018
会派名:無所属の会・責任世代


○諸田委員
 お話ありがとうございます。川根は、父が久野脇出身ですので、非常に小さいころから行っていて、自分は第二のふるさとのような気持ちがあって、また川根のよさは私もすごく知っているつもりでいます。ですから、こういう形で川根を盛り上げていってもらえているということを聞いて、すごく今うれしい気持ちなんですけれども、この農家民宿、農林漁家民宿ともいいますけれども、これについては、私も本会議の一般質問で過去取り上げていました。国の規制緩和が4月にされたときに、まだ県の手続的なものが進んでいないために規制緩和が使えないというところに問題意識を持って、早急に事務手続できるようにすることと、県独自の規制緩和も行うべきだということを一般質問で取り上げて、県は一生懸命頑張ってくれて、この規制緩和、手続的なものもすぐ早急にやってくれたのと同時に、市街化調整区域でも農林漁家民宿ができるようなところまで一歩踏み込んでくれて、そのとき全国的には青森に次いで2番目に先進的な県ということで早目に整備が整ったという経緯があるんです。ですから、私もこの農林漁家民宿に対してはすごく思い入れがあって、ことしの9月にも一般質問で取り上げているんです。そのときの一般質問で取り上げさせてもらった内容が、農林漁家民宿の開業及び運営に対する支援についてで、当局からの答えとすると、昨年度は9軒で、今年度は4軒で、県内において32軒の農林漁家民宿が営業していますと、数字的なものを含めて答弁があったんですけども、その中で、やはり今後地域としてまとまりを持ったモデルの地域を静岡県で3つつくっていきたいと、多分、川根も入っていると思いますけども。また、外国人も受け入れる環境の中で、キャッシュレス決済システムも普及させたいということを言っていました。そこら辺について、実現しているものはあるのでしょうか。

○浜谷友子氏
 観光政策課からその依頼がありました。キャッシュレス決済については、農家民宿だけじゃなくてお店とか、それから、普通の旅館とかも全部含めましてうちが窓口になりまして、それを皆さんに伝えていく事業があります。それが今からの事業です。
 ただ、農家民宿もネットが使えなかったりとか、いろいろあって、そこのところがちょっとネックになっているんですけども、団体に関してはうちがやればいいと思っています。やっぱり外国人に関しては、キャッシュレスにしていかないといけないなと私は思っていて、それを農家の年輩の方たちにも今から伝えていくつもりでいます。

○諸田委員
 農家民宿のところは携帯の電波はつながりますか。つながらないところもありますか。

○浜谷友子氏
 やませみネットが入っていれば、電波は多分つながるんだと思います。

○諸田委員
 ありがとうございます。私、中国に研修に行ったときに、アリババの本社に行ったんです。そこではキャッシュレスのシステムが物すごく普及していて、台湾の方もアリペイというのを使っているんです。日本よりも物すごく普及していて、ほとんどもうお金は持っていないと、お金を使うのはもうアリペイ、または、We Chatで使うんです。大体携帯が使える環境でしたら使えますが、もし使えないとか、そういうところがあったら整備をしなければいけないなという問題があったのでお聞きしたんですけども、ぜひそれは今後の収益につながりますので、やっていただきたいなと思っています。
 それから、ことしの9月の再質問の中で、宿の利用者の声を吸い上げて今後どのように支援につなげていくかというところを聞いたんですけれども、どのような声が上がっていますか。

○浜谷友子氏
 外国人のお客様からの声ですか。

○諸田委員
 日本人でも構いません。

○浜谷友子氏
 ごめんなさい、悪いところを聞いていません。何かみんな喜んでくださって、特に日本人の方なんかは。
 また、先日、難波副知事が天空の宿にお泊まりいただきました。そのときうちの宿、6000円なんですけれども、5万円ぐらいでもいいみたいなことを言ってくださいました。そんなことできないんですけど、静岡ツーリズムビューローの府川さんも講演会で安過ぎると言って、私たちが怒られているみたいな感じなんです。最初に始めたときに、お年寄りだったので、そんなにお金を取れないという気持ちもあって、また、お金を取るなら自分たちがもっとおもてなししなきゃとか、それに価値があるだけ頑張らなきゃいけないみたいなことがあったので6000円だったんです。今は7500円にしようと思っています。
 そういう中で、やっぱり皆さん、食べ物とか、おもてなしとか、そういうものにはすごく満足いただいています。それから、農家民宿というと共同調理というのが入っているんです。一方で、食品衛生法にのっとってやっている旅館の人たちもいます。ですから、私たちは共同調理といつも言っていて、2食つきみたいに書いちゃうとクレームが来るので、体験と書いています。ふるさとに帰った宿ということをうたっているので、皆さんにもそこをチェックしていただいて、そこの違いというものを、1泊2食つきと簡単に言ってほしくないんです。そうすると、寸又峡の旅館なんかから、すごくこっちにもクレームが来るわけなんです。
 だけど、私たちが農家民宿をやっているのは、もちろん農家民宿に泊まって楽しい時間を過ごしていただくんですが、じゃあ、次はここでゆったり温泉に入って、向こうで1泊してきたらとかという次につなげる活動をしているんです。だから、本当はそういう農家民宿の立場をもっと皆さんに知っていただいて、体験とかを楽しみに来ていただけるようなものが広がっていけばいいなと思っています。
 来てくださる方たちで、いろんな全国の農家民宿を回ってきたけども、ここのお食事が一番よかったと言う人たちがすごくいるんです。お年寄りもやっぱりほめられると、どんどん出すんです。それで、高い100グラム何千円だかのお茶もくれちゃったりとかもあって、もうかっているのか、もうかっていないのか、その人たちはわからない感じなんですが、でも、楽しみにはなっているんです。
 私たちは、いろんな高齢者の楽しみもつくっていくこともまちづくりの中に入れています。そうすることで、その方たちが介護保険を使わずに元気に自分の余生というか、そういうのを楽しめることになって、自分の身なりもきれいにするし、うちもきれいに掃除するし、そういう楽しみがふえてくるので、そういう点ではいいと思っています。あと、移住者の方たちにもっともうけてもらいたい、そして、今後移住してくる若い人たちにももっともうけてもらうための仕組みを今からつくっていかなくちゃいけないと思っています。ですから、お客さんがたくさん入ってきても質を落とさないようにしようと、農家民宿でいつも話し合いをしています。おもてなし第一でやっていくようにしたいと思っているので、クレームは今特にないんですが、外国人がやっぱり来ると、アプリとか利用していて、決済、翻訳も広がっているんです。アプリも使えない高齢者もいるので、そこのところでちょっと言葉が通じないというのはネックかもしれないですね。

○諸田委員
 ありがとうございます。一般質問したときに苦情はまだ聞いていないという話があったので、本当かなと思っていたんですけど、今聞くと、やっぱり苦情を聞いていないということで、ああ、そうなんだなということがわかりました。
私も三重県のDMOに行って、DMOのところから農家民宿を紹介してもらって泊まったという経験があって、すごく感動した経験があるんですけれども、やはりお客様をどのルートからどういう形で来てもらうか、やっぱり集客というのは非常に大切だと思うんですけど、DMOとの連携とか、そういうお話はありましたか。

○浜谷友子氏
 観光協会とかですか。そうですね、この前来てくださった方がドイツの旅行社だったんですが、連携しています。外国人はDMOの方たちと連携してやっています。最初に申し上げたように、農家民宿は、その後市街化調整区域とかでもできるようになったので、御殿場の方たちとか、いろんな方たちが研修にお見えになったんです。それで、そういう方たちも含め、静岡県全体でいろんな地域ができてきていると思いますので、そこの地域が受け入れられるようになれば、団体はほかの地域にも行くと思うし、広がっていくと思うんです。やはり、まとめないとだめだと思うんです。

○諸田委員
 ありがとうございます。ぜひこれからも頑張っていただきたいと思います。
 その中で、本来であれば、この後の委員間討議の中で言うべき内容かもしれませんけれども、実は、農林漁家民宿というのは、漁業のところでも非常に可能性があるんです。釣りをやりたい、体験したいという人のニーズは物すごくあって、そういう漁業のところでも農林漁家民宿がなり得る可能性は非常に高いんです。けれども、なぜ漁業のところでは進んでいないかといいますと、この手続が非常に煩雑なんです。それを農林事務所が窓口になってやってくださっているんです。しかし、農林事務所は漁業のほうをあまり向いていません。ですから、ちょっとその部分のPRが落ちてしまっている。やっぱり漁業のほうにも広めるという意味では、その辺が大切かなと思います。また、それは後で。

○多家委員長
 その辺は、委員会討議で御発言ください。

○諸田委員
 そういたします。

○浜谷友子氏
 農家民宿の登録のときなんですけど、一番最初のときには、うちの消防署の管轄は島田だったんです。それで、そのときは、火災報知機とかも家庭のものでいいということで済んでいたんです。非常用のものをつけたりしたら、農家じゃないじゃないですか。そういうのも緩和されているので、最初それで通っていたんですけれども、消防署の川根本町の管轄が、静岡市と一緒になったんです。そうしたら、物すごい厳しくなって、何万円もするようなものをつけて、年に何回点検をするような火災報知機じゃないとだめとかになったんです。でも、今まで住んでいたうちの中で、そこの一部の部屋をお貸しして農家民宿するという、その規制緩和の中でやっているのに、その消防に関しては、どんどん規則が難しくなってきているところもあるんです。だから、そこを何とかしてほしいです。

○多家委員長
 わかりました。
 ほかにありますか。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp