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委員会会議録

質問文書

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平成21年6月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:中沢 公彦 議員
質疑・質問日:08/03/2009
会派名:自由民主党県議団


○野澤(洋)委員
 時間までに、2つほどちょっとお伺いいたします。
 1点目は、先ほど来から出ておりますけれども、非常に就職難であること。高校の就職担当の先生も御苦労なさっておりますけれども、一つは、地域の企業がやはり地域の卒業生を受け入れる姿勢、いわゆる企業の地域貢献が1つは必要だというふうに思っております。
 しかし、それは日常的なおつき合いも大事だと思いますが、一度こんなことがありました。吉原工業の卒業生ですが、自動車メーカーへ内定した。ところが、10月に内定取り消しだと。これはもう大分前の話ですが、3人ぐらい取り消しになっちゃった。ところが、その生徒が車関係が好きだったと。ほかの職場を紹介いただいても、もういいところがない。そういうことで、これは一生を棒に振っちゃうじゃないかと担任の先生も非常に苦労したようですが、そんな事例がありました。
 それだったら、初めから採るなということですが、本当は採用しないけど世間体として応募を出す企業もあるわけですが、内定を出しておいて、取り消す事業所もある。最近どうかわかりませんが、そういうこともあったと。非常にひどいことをするなというふうに感じました。
 企業に対しても、やはり幾ら不況でも継続的に受け入れる体制をとっていくと。人手不足のときには、本当に青田刈りみたいに人ばっか来い来いと言っていながら、不況になると横向いてしまう。私もいろいろ全国回ってきましたけども、これは静岡県の企業が全国で一番多いらしいです。だから、静岡県には派遣をしませんよと。ほかの県の場合には、東北地方なんかでも就職難のときは受け入れをしてくれるけど、静岡県の企業は余りにも自分勝手過ぎると、こういうふうに全国的には有名なようです。これは、ハローワークで聞けばよくわかるんですが。
 それに関連をして、全市でやっているかどうかわかりませんけども、私がいました富士市では、市の予算をもって、高校1、2年生で就職希望の方に、大体バス2台か3台ぐらいで、いわゆる事業所訪問を行い、向こうの人事担当者が会社の中身を見てくださいということで、この会社へ入ったと。そういう活動をずっと続けてきたけれども、そういうことが全県下的に行われているのかどうか。もし行われていないならば、やっぱり統一してそうした行動も起こして、企業とのかかわり合いを持つことも必要じゃないかなと、こんなふうに思いますけども、その辺のことをちょっとお伺いしたいと思います。

 もう1点は、特別支援学校のいわゆる給食事業が、これが民間委託でされていると思いますけども、入札や、見積もり合わせでやる。私が特に聞きたいのは、聞くところによると、1年契約で終わる。最近は、事実かどうかわからないけど、ひどいのだと学期学期で切られちゃうというのもある。
 ただ、私が心配してますのは、見積もり競争をやって安いだけで安いところを落としてる。当然、落ちなかった業者は、来年の金額は大体わかりますから、それ以上安くしますけども、どういうことが起きてるかというと、給食をつくる人たちはほとんどパートさんを使う。栄養士もパートを使う。今の時期ですから集まるかもしれませんが、民間がよくなればとてもこの仕事は続きませんと。だから、今では断る業者も結構出ているというふうに思います。余り安過ぎちゃってね。
 だから言ってみれば、安く落とすもんで、いい人材は集まらない。こういう繰り返しだと私は聞いてますので、その入札方法が1年契約で果たしていいのかどうか。むしろ、給食で食べ物ですので、中身が問題だと思います。
 これは、皆さんもいろいろ経験すると思いますが、飲み屋でも料理屋でもそうですが、作るほうを見れば、安いものを食べさせるところの仕入れはみんな安いやつです。市場へ行っても捨てるようなのをまとめて買ってきて、安売りをしているのが安売りのスーパーである。高く売っているとこは、高いやつを買ってくるわけです。したがって、安く落としているところは、捨てるような野菜を買ってきてつくってるとそう思っても間違いがありません。
 したがって、ぜひこれは中身の問題であるわけですので、その辺も精査しながら業者選定をしていくことが私は必要だと。だから、従業員の労働条件等をやっぱり加味しながら、公の節度でやったらどうかなと思いますが、その辺はどうなっているのか、ちょっとお伺いをしたいと思います。以上です。

○中澤事務局参事兼学校教育課長
 まず、給食の調理業務ですけれども、民間に委託をされても、献立の立案とかあるいは給食管理については、これは県のほうでやっております。
 それから、子供たちも給食費を払っておりますので、食材が落ちると、質が落ちるということはないものですから、そのようなことで給食自体の質が下がるということはないというふうに考えております。

 それから、高校生の就職につきまして、これは県としてどのような支援をしていくかということなんですけども、1つは、やはりハローワークなどと連携をとりながら、あるいは静岡労働局と連携をとりながら、職業意識の形成支援事業というのをやっております。これは、それぞれキャリア探索プログラムだとか、ジュニアインターンシップ推進だとかという、そういうようなプログラムをしてやっております。
 それからあと、高校生の就職ガイダンスを3年生を対象に行っております。特に実施時期につきましては、6月から8月の時期に就職ガイダンスを行っておりまして、こちらのほうは実施校は公立で12校、私立は2校にとどまっております。あと参加生徒の数ですが、693人、まあ700人弱というようなところでございます。以上です。

○野澤(洋)委員
 今の、確かに栄養士が献立をつくってカロリー計算するのは間違いない。しかし、ことし100万円でやって、翌年落とすときは、大体95万円に落とす。だから、さっき僕が言ったのは、カロリー計算すれば同じに出るなら、使うなら、古くてそういうのを使いますよ。だれでも商売やったらやりますよ。いいものは使いませんから、大体味は添加物でちゃっちゃっとやればいい味は出ますから、それであと冷凍食品も使うと、こういうことですので、良心的な業者は、あんなものは食わせられないよと。安くたたいていますから、結局そういうものを使っている。地元の業者は、比較的近くの市場からとっていますから、そういう意味ではやっぱりもう少し中身を精査して出していただきたいというのは、これは要望しておきます。

 あとは就職の関係なんですけれども、これは各市みんな労働基準局と雇用対策協議会というのを持っていると思いますが、各市で温度差があるんですね。案外静岡市なんか余り大したことはやってないと思うんだけども、やっぱり教育委員会の部局はかかわりがありますので、県民部もかかわっていると思いますけども、もう少しこれは学校関係とも密接な企業との連絡を持ちながらやっていくことが僕はやっぱり必要じゃないかなと。
 やっぱり人間のつき合いですから、就職の担当の先生が行けば、何とか1人ぐらい採ろうという、これは人情というのが出てくるわけですね。そういうことも大事だと思いますので、ぜひ努力をしていただきたいと、こういうことです。以上です。

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