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委員会会議録

質問文書

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平成24年11月内陸フロンティア振興特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:仁科 喜世志 議員
質疑・質問日:11/28/2012
会派名:自民改革会議


○仁科委員
 中央会さんとJAしみずさんからの説明ですから、内陸のフロンティアを拓く取り組みとは全く違う部分というのを、私たちが当然意識して受けとめなければいけないと思います。今言われているような、農地の規模拡大であるとか、あるいは経営の安定化というような話は、何十年前から脈々と言われていることです。農協は組合員さんのための協同組合ですから、助言をしていくのが当然かと思います。
 まず伺いたいのは、資料の1ページで認定農業者100人という数字になっていますが、100人というのはどういう傾向ですか。減っているのですか、ふえているのですか。

○望月潔氏
 統計を手元に持っていないので正確には分からないですが、多分ふえていると思います。規模の拡大などを指導しながら取り組んでいますから。ただ一方では、高齢者である、後継者がいないなどということで、抜けていく人があります。そのときに農地を流動化できるような仕組みもつくっています。まだなかなか浸透していないですが。

○仁科委員
 なぜ伺っているかと言いますと、正直言って耳触りな言葉になるかもしれませんが、やはり農協の生き残り戦略もあるわけです。組合員である農家の人たちが元気でなければいけません。また、今、リターンと言いますか、サラリーマンをやめた方が戻ってきて、専業農家となる。専業農家をすると言っても、自給用のものしかできませんから、私はJAさんに、まず農家の経営の安定を第一優先にして頑張っていただきたいのです。ここのところの利点は交通の便が一番いいということです。
 それから、区画整理という都市基盤整備をあらゆるところで行っていますが、基盤整備をすれば、補助金を使いますから、おそらく法的な縛りが出てきます。また、地域の農家の皆さん、若い方は結構農協離れしていて、ネット販売などをする人もいます。そのような中、先ほどもお話がありましたが、農協以外のところも地域に入ってくれていると思うのですが、農協さんが基盤整備の事務局をやってくれているということで、将来的な経営基盤を整えていただきたいです。
 私の地元の函南町は酪農が盛んですが、農家がどんどんやめていく現実があります。経営はそんなに変わらないです、搾乳の頭数も。ただし農家の数が減っているという状況で、どうしても優良農地の農振の用地が飼料畑から荒れています。1カ所が荒れちゃうと、農家が頑張っていても、虫の被害など、やはりいろいろな面で、本当に悪影響が出ます。
 ですから、内陸フロンティアの話から少し離れるかもしれませんが、交通の便がいいこと、農協が中心で地域のことを考えてくれているということで、私は全面的に応援したいと思っていますので、ぜひきょうの話を、力強く進めていただきたいと思います。

○杉山克明氏
 いろいろありがとうございました。
 我々農協というのは、地域が限られて、抜け出すことはできません。一般の資本はどんと入って、例えばそこで観光農園を経営して、もうからなかったら逃げていけばいいわけです。我々というのは、地域に生きるしかない。それが農業ですから。今、先生が言われたとおり、農業振興というのは我々にとって大きな、当然のことですから、しっかりとやっていきたいと思っています。
 農地の問題も今言われましたけども、やはり、我々も農地の問題が一番大きな課題なのかなと思います。今、農業をやめた人たちの農地をどうするのか――もっと集積をして、担い手に渡すのかというところを、一つ一つ解決していかないといけないのかなと思っていますので、行政と一緒になってこれから取り組んでいきたいなと思っています。
 我々は、農家が元気になれば、地域が元気になると思っています。しっかり取り組みたいと思っていますので、御支援いただきたいと思います。

○望月潔氏
 格好いいことを言っても、現実には、高齢化、離農、新規就農、承継など、問題が現場にたくさんあることを痛感しています。その中で本来の農協の使命である、地域の農業全体をどうしていくかという認識をもって、先ほど先生がおっしゃったようなこともしっかり心に刻んでいきたいと思います。
 もう1つ、私は、清水は大変恵まれていると思います。今、いろいろなものを買えますが、買えないものは何かと言ったら、その土地土地の風景だったり、空気だったり、雰囲気であったり、歴史であったり、文化であったりするわけです。そういったものを出していかないと、清水は埋没してしまいます。さっき言った、ちびまる子ちゃんなどがあるにしても。そういったものに恵まれているから、それを生かしながら、農家、1次産業をもっと元気にしていきたいと思っています。
 内陸フロンティアと連携して、これから取り組みをしていきたいと思いますので、また御支援をお願いします。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp