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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成26年決算特別委員会文化観光分科会 質疑・質問
質疑・質問者:天野 進吾 議員
質疑・質問日:11/06/2014
会派名:自民改革会議


○天野(進)委員
 まず、質問というよりも文句を言うわけじゃありませんが、例えばこの文章の中にも有徳の人という言葉がありますけれども、有徳の人と言って県民の何%の方が理解するでしょうか。あるいはまた最近出てくる言葉の中に士民。多くの人はこれを土民と読むね。なぜこれを士民と書かなきゃならなかったのか。全く意味がわかりません。漢字を変えてそしてそれが意味があるならばいいですよ。この士民は恐らく大変に頭をひねった方が思いついたアイデアでありましょうけれども、私はその努力は無と同じだと理解しております。もっと美しい日本語を使ってほしい。もっとすばらしい漢字はあります。本当に英知を込めた表現ならもちろん私はそのことについて批判するものじゃありませんけれども、残念ながら県民が理解できないようなたくさんの言葉を造成しております。それについて私はあえて批判を申し上げておきたい。
 あるいはまた、富士の国という言葉があります。これにルビがついております。なぜ富士の国という言葉にルビをつけたのか。もちろん形をつけたために平仮名のルビをつけたわけでありますけれども、誰が読んでもふじのくにとしか読めないものをあえてルビをつける必要は何にもなかったと思っております。恐らく県職員はそういうことについても神経を使い、そして時間も使っていたでしょう。ぜひ私はそういう風潮をこれからなくしていってほしいと要望しておきます。

 ここから一括方式で質問に入ります。
 まず、主要な施策の成果等の説明書46ページにMICE誘致促進事業費と書いてあります。
 これに支援金が出ているわけでありますけれども、どういう形で支援金が出ているのかそれについてお聞きしたい。どういう形でインセンティブ旅行があったのかも教えてください。

 次に参ります。
 先ほどから山本スポーツ交流室長の答弁をいただいておりますけれども、富士山女子駅伝。1つの試みとして、あるいは静岡県を代表するレースとしては今後も大変注目されていくでありましょう。ただそれに1億8100万円余かかるというのはいささか驚いたところであります。
 さて、8月15日を中心に富山県魚津市をスタートして北アルプス、中央アルプス、南アルプスと日本アルプスを全部踏破して約420キロのマラソン大会があります。恐らく御存じでない方も相当数いらっしゃるでありましょうけれども、そのゴールは静岡市であります。そしてそのレース区間の中で静岡市は率直に言って1番長いわけです。何といっても静岡市は山の隅から隅まで、長野県境まで全部静岡市でありますから。
 もしこれが本当に日本で1つの大きな国際レースとして考えようものならば、私は世界からお客様が来る日本横断マラソンとしてクローズアップされていくと思うのです。そのことはかかわりのある長野県や富山県との連携も必要でしょうけれども、これをもっとクローズアップしてもいいのではないだろうか。2年に1回やっております。今回が第7回目です。そして3回連続静岡市民が優勝しました。皆さんと同じ公務員ランナーです。これをもっとクローズアップするならば、少なくとも1億8000万円のお金はかかるわけじゃありません。出場者1人3万円のお金をもって大会をやってきたわけであります。私はむしろこういう民間でやっている仕事に対して、行政として大いに応援してやることがおもしろい企画じゃないかなと思っております。

 次に、主要な施策の成果等の説明書61ページ。空港運営課の施策目的で、競争力の高い魅力ある富士山静岡空港の実現とあります。
 先ほどの言葉と同じでありますけれども、競争力の高いというのはどういう意味ですか。魅力ある富士山静岡空港の実現はわかります。でも競争力の高いというと全く日本語として理解しがたいところであります。こういう理解しがたい表現はできるだけ避けていただきたい。今後ぜひそういうことでお考えをいただきたいと思います。

○掛澤観光政策課長
 MICEのインセンティブ旅行総合支援事業についてでございます。
 この事業は昨年度から実施を始めました。県内に1泊していただきますと1人500円ほどの支援金を旅行会社に支援する制度でございます。観光政策課から駐在員事務所にお金を配当いたしまして、現地の駐在員が現地の旅行会社を訪問してセールスをいたします。
 銀行とか会社で営業成績がよかった方に御褒美旅行という形でやるものがインセンティブツアーでございますが、昨年度も今年度も目標は延べ4,000人泊でした。昨年度は延べ1,744人泊ということで目標の半分までいきませんでしたが、今年度は10月末で延べ2,065人泊という状況で目標の4,000人泊に届くか届かないかというところです。4,000人泊を超えるように頑張りたいと思っております。
 駐在員事務所が旅行会社に対してセールスするというのは非常に有効なツールになっていきます。特にインセンティブツアーは御褒美旅行ですからパッケージ旅行や個人旅行に比べて落としていただけるお金が非常に大きいということでございますので、今後ともインセンティブツアーの誘致を図っていきたいと思っております。以上でございます。

○藤原観光交流局長
 先ほどトランスジャパンアルプスレースのお話がありまして、私もNHKか民放のテレビだったか忘れましたけども、見させていただいてすごく大変なマラソンだということと、静岡市消防局の方だったと思いますけれど優勝されているということでした。
 例えば、静岡市とか袋井市で静岡マラソンや袋井クラウンメロンマラソンがございまして、台湾など東南アジアでは非常にマラソンが盛んですからこれをPRしてマラソンを通じて誘客に結びつけようと取り組んでおります。以上です。

○渡邉空港振興局長
 富士山静岡空港の施策の中で、競争力の高い魅力ある富士山静岡空港。この表現が非常にわかりにくいと指摘をいただいたところでございます。
 競争力の高いという部分につきましては、着陸料が低廉であるとか、空港のコストが低廉であるということで、航空会社にとってのメリットを他の空港と比べてどれだけ出せるのか。そういったものをアピールしたいという思いからつけた言葉でございます。
 それから、魅力ある富士山静岡空港。こちらにつきましては富士山静岡空港を利用される方、訪れる方にとってサービスが充実しているとか、利便性が高いといったところ。こういったものを高めていきたいという思いから言葉を重ねたものでございます。御指摘の段、かえってわかりにくくなってしまっているのかなと今反省をしているところでございます。さりながらこれは総合計画の中でも立てている看板でございまして、これは暫時使わせていただきたいとは思いますが、県民の方々へのPR等々の折にはそのあたりわかりやすい言葉でもってお伝えしていくように努めてまいりたいと考えております。以上でございます。

○天野(進)委員
 今言葉についてお話がありましたけれども、こうした決算特別委員会で出す資料についてはもっともっとわかりやすくて当然であるべきじゃないのかなと。別に我々に対して気取った言葉を使わなくても結構です。一目瞭然、そして指摘できるところであれば、それが十分に指摘しやすい資料を与えていただきたい。これは当局側の当然の責任だと思っておりますので、どうぞ来年からはそういう資料を心がけていただきたいと思います。以上です。

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