• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和2年6月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:良知 駿一 議員
質疑・質問日:07/03/2020
会派名:ふじのくに県民クラブ


○良知(駿)委員
 お疲れさまでございます。
 それでは、一問一答方式でよろしくお願いいたします。
 まず、文教警察委員会説明資料7ページの外国人児童生徒等への支援で、2(1)の外国人等学ぶ機会拡充事業で外国人トータルサポート事業がございます。その中で相談員等の配置があって、さらに人材をつけていくと思うんですけれども、実際人材は足りているのでしょうか。

○小関義務教育課指導監
 外国人トータルサポート事業の相談員の配置についてです。
 現在大きく3つありまして、まずは外国人児童生徒相談員、スーパーバイザー、日本語指導コーディネーターがございます。この中で特に日本語指導コーディネーターは市町教育委員会や学校に対し日本語を介した日本語指導の仕方を指導することに加えて、子供たち一人一人の日本語能力に応じた特別の教育課程の編成や実施に向けた助言をしております。
 昨年度から2人増員して4人体制で実施しており、先ほど申し上げた相談員やスーパーバイザーを合わせて、昨年度これらの相談員等を合計1,308回、学校や市町教育委員会に派遣いたしました。
 現在のところ、派遣希望のあった学校であるとか市町教育委員会への対応はできております。

○良知(駿)委員
 御答弁ありがとうございました。
 それでは、これで十分なのか、まだもう少し足りないのかをもう少し詳しくお願いします。

○小関義務教育課指導監
 今年度の状況を踏まえまして、課内でさらに検討してまいりたいと考えておりますが、現在のところはこの体制で足りています。

○良知(駿)委員
 御答弁ありがとうございました。
 ぜひとも不足のないように。なかなか難しいと思いますけれども人材の確保をよろしくお願いいたします。

 引き続いて、その下の(2)の表に自動翻訳機の活用とございますけれども、実際この自動翻訳機を使って意思疎通がきちんとできているのかどうか。
 英語とか中国語は、主語述語という単語の並びが非常に重要ですけど、日本語は単語の並びはあまり関係なくて、どのような単語がどの順番で来ても割と意味が通じるような言語で、だからこそ難しい言語と言われるところです。なのできちんと翻訳できているのか。かなり単純な文を使わないといけないと思うんですけれども、そういった利用のスキルも含めて活用できているのか、その点をよろしくお願いいたします。

○宮ア参事兼義務教育課長
 こちらの自動翻訳機は74の言語に対応しておりまして、インターネット上のAIを使って高い精度の翻訳が可能となっております。ニュースの原稿のようなものをカメラで撮ることにより翻訳が可能なレベルでございます。
 学校での活用状況によりますと、例えばパキスタンから来た児童――ウルドゥー語という言葉なんですけれども――とコミュニケーションが図れたり、あと生徒の健康診断で問診票を書いたりするわけですけれども、外国人の保護者に病名等の専門的な内容についても確認することができたのです。翻訳の精度が高い、早いことと様々な言語に対応でき大変実用性が高いので、十分意思疎通は可能となっております。

○良知(駿)委員
 御答弁ありがとうございました。
 リース契約の部分とオンラインアップデートができるかを聞きたかったんですけれども、今の御答弁で、オンラインでデータを蓄積してその中から適切な翻訳をするとお答えいただいたのでこの点については了解いたします。

 続きまして説明資料11ページです。
 特別支援学校の施設整備について、浜松で2か所整備着手するとのことで、現在進行形で北区の浜松みをつくし特別支援学校は整備しています。もう1か所、高等部分校新設と(1)の表にあるんですけれども、現在の検討状況を教えていただければと思います。

○伊賀特別支援教育課長
 高等部分校の整備につきましては、知的特別支援学校の本校の狭隘化の軽減と同年代、同世代の共生教育を目的に設置しておりますが、浜松地区ついては地区内の県立高等学校の中から設置場所の選定をまだ行っている状況でございます。
 場所を設定して、浜松の既存の特別支援学校の狭隘化等とのバランスや通学の利便性、教室の利用状況等も総合的に勘案しまして、人数規模ですとか学区とかを決定していきます。

○良知(駿)委員
 ありがとうございました。
 決定までのスケジュール感で結構ですので、もし検討していればお答えください。

○伊賀特別支援教育課長
 今年度中には設置場所について決定して、来年度具体的に動き出せる形で進めていきたいと考えております。

○良知(駿)委員
 ありがとうございました。
 次に、資料にはないですけれども、特に義務教育の児童生徒へのトイレの指導状況について伺いたいと思います。
 低年齢のお子さんは、学校という場でなかなかトイレに、特に大のほうで行きづらいところがあり、私自身も給食が牛乳だったこともあるんですけれどもその後の授業中によくトイレに行っておりまして、先生に毎日断るのも何か気が引けるなみたいなことも子供ながらに感じたところでございます。
 つきましては、県教育委員会で特に小学生に対してどのようなトイレ指導を行っているのか、取組状況を教えていただきたく思います。

○小関義務教育課指導監
 小中学校におけるトイレ指導ですけれども、基本的には休み時間はもとより、授業中も含めた全ての時間で子供の申入れがあればいつでもトイレに行かせる指導を行っております。
 ただ、特に小学校低学年ではそうはいってもなかなか言い出せないで、時としてお漏らしをしてしまう子も見受けられます。なので申出をする前に教師の目で見て具合の悪そうな子、あるいは行きたそうな感じの子には積極的に声をかけて、大丈夫とトイレに行かせる、あるいは具合が悪ければ保健室へ連れて行くなどの措置を積極的に行っております。

○良知(駿)委員
 御答弁ありがとうございました。
 大学生などは、例えば講義中に別に誰に断ることもなく普通にトイレに行くことができるわけです。小学生も断らなくてもいい状況を作り出していただけると、子供たちも安心してトイレに行けると思いますので、ぜひ御検討をよろしくお願いいたします。

 続きまして、高校入試に関してです。
 こちらの資料に、調査書にボランティア実績を記述できると明示されているんです。私はボランティア活動を頑張っている子を評価するのはすごく大事だと思うんですけれども、果たしてこれを明記していいものかどうか疑問があるんです。
 あと、心理学的なところでアンダーマイニングというのがあって、やる気、内的動機づけをもともと持っていた人に対して外的動機づけ、つまり報酬を与えると内的動機づけがなくなってしまうと。つまりもともと本当にやる気、自分の興味があってボランティアを続けていたのに、それらに対して報酬を与えてしまうと次から報酬がもらえなくなるとやる気がなくなってしまうことがあると。その関連研究で、もともとやる気がない人間に対して報酬で動機づけをすることも考えられるんですけれども、その場合は報酬を与え続けないといけないことも示唆されているんです。
 それらを踏まえて、本当に評価をすると明記してしまっていいのかどうか。本当に頑張っている学生に対して明記していなくても評価するのはすごくいいことだと思うんですけど、明記することが本当に適切なのかどうか考えを教えてください。

○小川高校教育課指導監
 高等学校の入学選抜におけるボランティア活動の取扱いでお答えを申し上げます。
 高等学校入学者選抜で使用いたします調査書は、高等学校が志願者の能力適性を含む人物像について多面的に捉え、長所などを評価する貴重な資料となります。
 ボランティア活動は中学校の教育活動の一環として行われているものでございまして、調査書に記載された実績や内容については志願者の人物を知る情報の1つとして取り扱っております。それだけをもって合格にはならないと考えております。

○良知(駿)委員
 御答弁ありがとうございます。
 私が言いたかったのは、ここにボランティア活動やと書いていいのかどうかなんです。評価するのはいいと思うんです。明記することが報酬を与えることになってしまうと思うんですね。いわゆる外部的動機づけでボランティアをやると評価がもらえることになってしまう。それってボランティアの精神としてもちょっといかがなものかというところもあるんですけれども、その辺のお考えを聞きたいです。

○小川高校教育課指導監
 大変、生徒の内面に関わる御質問でなかなか答えるのは難しいんですけれども、高校側としては、受検される全く知らない生徒さんのことについて少しでも情報が欲しいところがあるんですね。中学校で行われている行動については可能な限り記載していただくことをお願いしております。当該の生徒さんがどんなつもりで、報酬を求めているのか求めていないのかは分からないんですけれども、その生徒さんが中学のときにボランティア活動をやって活躍したのであれば、その生徒さんの行動の表れとして学校としては知りたい情報になるわけでございます。答えになっているか分かりませんけど以上でございます。

○良知(駿)委員
 御答弁ありがとうございました。
 話しても多分水かけ論になってしまうので、この辺でやめておきます。私の質問は以上でございます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp