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委員会会議録

質問文書

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平成27年決算特別委員会文教警察分科会 質疑・質問
質疑・質問者:中沢 公彦 議員
質疑・質問日:10/30/2015
会派名:自民改革会議


○中沢(公)委員
 それでは、分割質問方式でお願いします。
 平成26年度主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書の5ページの警察活動を支える基盤の充実強化、664億円余りの実績についての1の(1)のエの犯罪立証のための体制強化についてであります。
 スマートフォンの解析、またはDNAの鑑定体制の強化ということで、それぞれが増強された体制をつくられたということでありますが、その中で例えばスマートフォンの場合、こういう御時世ですから解析の件数は増加しているんでしょうけれども、その状況を教えてください。
 あわせて、そのスマートフォンの解析をする機材があろうかと思うんですが、それがどういう整備実績か教えてほしいと思います。

 同様に、DNA鑑定も件数と増加状況、またその機材の整備実績を教えていただきたいと思います。

○石津刑事部参事官兼刑事企画課長
 初めに、スマートフォン関係についてお答えをいたします。
 スマートフォン単独での数字がございませんので、スマートフォンを含む携帯電話の解析状況についてお答えします。
 平成26年中は588件、1,203台の解析を行っております。平成25年と比べますと件数で125件、約26%の増加。台数で282台、約31%の増加となっております。ちなみに平成27年1月から9月までを見ますと、598件、864台。平成26年の同時期に比べ165件、20台の増加となっております。
 解析機材の整備状況につきましては、平成26年度中にそれまで本部で保有しておりました2式に加え10式を警察署等へ整備しております。

○太田刑事部参事官兼生活安全部参事官
 DNA型鑑定に関することです。
 平成26年のDNA型鑑定の件数は4,045件でありまして、ここ数年は4,000件前後で推移をしております。10年前の平成17年と比較すると約10倍の件数となって、非常に高い数値で高どまりの状態が続いております。
 DNA型鑑定機材の整備ですが、DNA鑑定で使用する解析機器は基本的には国費で整備されております。鑑定資料からDNAを抽出する装置が7台、その抽出したDNAの数をふやす増幅装置が12台、増幅したDNAの解析装置が4台の計23台を保有しております。

○中沢(公)委員
 「科捜研の女」というドラマの視聴率が非常にいいようでございまして、一般の方々もDNA鑑定とかは、ああいうドラマのおかげで大体周知されてきてます。
 今はいろんなことが高度化されているので、なかなか犯罪がうまくいかないからという、いわゆる抑止力というんですか。厳しい状況になって、いわゆる犯罪全般をできなくする抑止力効果もあるのかななんて素人的には思うわけですが、一方でこういったいろんな技術が高度化してきたり、専門化してくると。そういうのを取り扱う職員の確保も大変ではないかなと思っているわけですが、例えばこの実績の中で、それぞれ機材が増加されたり件数もふえてきたりという状況の中で、当然のことながらそれを扱う人材、職員が必要になろうかと思うわけでありますが、その方々はそういう分野に精通してる方を採用してるのか。それとも既存の職員の方に研修等を受けてもらった中でそういうことをできるようにしてるのか、傾向的にはどうですか。

○杉本警務部参事官兼警務課長
 科学捜査研究所の職員については、大学でそれぞれのDNA関係であれば法医とか物理とか化学とか、そういった専門の勉強をしてきた者、そういったところの職についていた方の専門職種の試験を行いまして採用しています。それ以外にスマートフォンとかそういった解析のものについては、情報処理分野の技術を勉強したり仕事としていた者について情報処理の分野でその警察官の採用を行ったりもしております。
 あとは、部内での研修等で、その辺の技術、知識の向上を図っているといったところであります。

○太田刑事部参事官兼生活安全部参事官
 DNA型の鑑定を行う科学捜査研究所の法医科は平成26年4月に法医研究職員として3名を採用して、第1科5人、第2科5人の10人体制になりました。
 DNA鑑定には、その鑑定員だけでなく事務を行わなきゃならないんですが、これは専従する非常勤の職員を2人配置して体制強化を図っております。
 このように客観証拠の重要性が高まっておりますので、この多くの需要に迅速かつ精密な鑑定作業、効率化が図られまして、大規模災害時や特異家出人等についても、これがすぐに身元解明につながる体制をつくっております。

○中沢(公)委員
 今後、例えば携帯電話1つをとっても、さまざまなことがさらなる高度化というか、いろんな分野がこれからどんどん発展していく分野であろうと思います。
 また、それに対応して迅速に犯罪に対応するという意味でも、やっぱりこういった機材の充実とか、その機材の充実に合わせた人材の確保、人材の育成はもっと重要になってくると思うんです。だからそういう意味では、今後も引き続きこれに関しては、要員の確保とか育成、それと機材の充実もぜひ取り組んでいただければなと思います。

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