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委員会会議録

質問文書

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令和2年11月新型ウイルス等感染症対策特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:早川 育子 議員
質疑・質問日:11/26/2020
会派名:公明党静岡県議団


○早川委員
 今日は大変ありがとうございました。
 コロナ禍というよりは、教育そのものがこれからどういう方向を目指していくのかということまで言及していただいたような思いでおります。
 そうしたときに、御校で進めていただいているものは、ニュースとかでも拝見して、リーダーシップを執る方の思いというのは、やっぱり一番大事だと思いますし、今、御提案いただきましたような内容は、最終的に誰が責任を持つんだというところで、恐らく進まないんじゃないかなと私は感じています。この先、またロックダウンになる前に準備しておくべきだという御提案をいただきましたが、特に公立の学校、私立の学校関係なく、子供たちに教育の場を提供するに当たって、県がやるべき役割ですとか、提案とか、もしお気づきの点がありましたらお願いしたいと思います。

○星野明宏参考人
 ありがとうございます。
 誰が責任を持つかというと、私もそんなに地方行政のことに詳しくないですけれども、トップだと思います。県のトップの方と、あと教育行政のトップの方だと思います。広島県が進んでいるのは、民間の方から公募して、平川さんという女性、横浜市で革新的に公募でやった方が転出されて、熊本市にも教育長に非常にそういう方がいて、そのリーダーシップを発揮して、首長がそれを後押ししているという状況だと思います。
 静岡県の場合どうすればいいかは、私には何とも言えないんですが、ただ、誰が責任を取るかといっても、私もよく部下に言うんですけれども、最後は責任を取るけれども、あなたたちのプランがさっぱり分からない中で責任取れは無理だと。こうこうこうで、こうやったときはこういうメリットがあって、ただしこういうリスクがあります。それに対して、校長、責任取ってもらえますかということなら、幾らでも取るよと。つまり、教育行政の現場についてプレゼンできる内容が、多分あんまりないんだと思います。なのでプロジェクトでもつくって、優秀な掛西の先生や、小学校でも優秀なオンデマンドできる先生も絶対います。あとはチョーク・アンド・トークで、物すごくいい授業をやる先生も絶対いるはずなんですよ。それを集めれば、むしろ静岡県は、こんなに優秀な先生がいて、こんな言い方したらなんですけど、地元の小学校じゃない、もっと優秀な先生の授業がこれで聞ける状況をつくれると思うんですね。こういうことを考えていますけれども、首長、もしくは教育長、どうですかと。これに関して、このリスクが出る可能性がありますと。でも、救い切れてないじゃないかと、ここに対しては、でも今こうやってますということをまずやらないことには。もう明確だと思います。誰が責任を持つかって、もう明確ですよね、実は。ただ、それがうやむやにできてしまう状況をなくすことだと思いますので、重ね重ねになってしまいますけれども、まずは現場にそういう優秀な人材を集めたプロジェクトチームをつくるべきだと思います。
 実際、心理学的にも、35歳を超えると、新しいテクノロジーは入っていかないらしいんですね。年齢の問題じゃないと思っています、私も。だからもう、逆に言うと35歳以上は新しいテクノロジーは諦めたほうがいいと思います。コンプライアンスとリスクのところだけ、ここだけは守ってねと、犯罪だけは駄目だよと。お金の部分だけ頼むねというところがマネジャーなんですけれども、何か言いたくなってしまうんですね、私たちも。管理職って管理じゃないんですね、解決する人、そこに情報が集まると思うので。広島県にしても熊本市にしても、そうした若手がいるんです。
 例えば台湾のICT大臣。あの人は35歳を全然超えていると思うんですけれども、じゃあ静岡県にそういうシンボリックな人がいるか、いないと思うんですね。だから、まずそういう人材が集まる、そういう人材が手を挙げてすぐピックアップされる状況をまずつくるべきだと思っています。

○早川委員
 ありがとうございました。
 今、なかなか若手の方々のアイデアを集めるというか、そういうプロジェクトチームができにくい環境は確かにあると思うので、非常に貴重な御提案をいただいたと思います。
 
もう1点、ズーム会議とかをやると、すごく便利だなと私も思うんですが、一方で、すごく疲れるんですね。休憩を取るとかという提案はすごく大事だと思うんですが、それとともに、先生方のストレスというか、子供たちのことに配慮して、いろいろ教材を作ったりとかされる中で、得意な先生、不得意な先生、いらっしゃると思うんですけれども、こういうコロナ禍にあって、教職員の皆さんのストレスをきちんと把握して、対処する、これをどんな形で進められたか教えてもらいたいと思います。

○星野明宏参考人
 先ほどの質問の付随になるんですけれども、そのメンバーは、若くなくていいと思います。意識が高いメンバーを集めるプロジェクトが、今の組織の中でもできると思います。なぜなら、国語専門の先生たちが集まる部会というのは、絶対あるはずです。英語もです。算数も。小学校の部会というのもありますから、その中の誰かがリーダーシップを持ってピックアップしてくださいと。しかもその人を飛ばしてないがしろにするんではなくて。そういうことは、今ある組織の中でやればいいと思います。今ある組織の中で、プラスアルファのこのコロナ禍における静岡県としてのという、私の提案でした。
 2つ目の御質問ですが、教員のストレス、ありました。まず目が疲れる、あと不眠ですね、眠れなくなる。昼間ずっと見ていると、眠れなくなるんですね。やはり課題に対しては1つずつ解決策をつくる、知恵を絞るのが大人の仕事だと思いますので、目が疲れることに関しては、ブルーグラスを学校のお金で支援しますよと。ただ、あれ格好悪いんですよね。結局1人ぐらいしか買わなかったですけれども。あと不眠に関しても、オンデマンド授業のときが、一番起きます。あとはただテレビ中継しているだけなので、実は教材準備の時間はそんなにかからない。今までと変わらないんですね。ただ、掛川西高校とか、オンデマンド授業を頑張っていらっしゃるところは、本当に大変だと思うんですけれども、その都度その都度、対応していました。
 不眠に関しては、土曜日午前中授業をやめました。週6日は先生もきついというので、土曜日はなしにして、月火水木金に、土曜日の授業は土曜日課というのをつくって、第1週は月曜日が土曜日課、第2週は火曜日が土曜日課。土曜日の放課後は、もう完全に先生たちも放課にしました。先生は真面目なんで、そこに会議とか入れるんですけど、駄目と。家へ帰って目を休めなさいと。もしくは映画見に行ってもいいし、教材準備してもいいしという、そういう働き方改革も両立しました。
 学校現場の人は真面目なので、2項対立で考えがちです。働き方改革と教材準備は両立しないんですけれども、でも皆様もそうですけれどもマルチタスクですよね。いろんなこと同時に解決しなきゃいけないわけですよ。そういう意味で、知恵を絞ってという風習をつくっています。
 あと、これは笑い話なんですけれども、今でも大人のセミナーとかに出ると、はいじゃあ休憩です、5分、目を休めてくださいって言って、皆さんが5分間何をやっているかというと、トイレへ行くか、飲物を飲んでいるか、スマホをいじっているんですよ。結局休んでないんですね。この辺もなかなか面白いですね。どんどんいろんな目のテクノロジーとかも出てくると思いますので。これもやってきて見えたことだと思います。ありがとうございます。

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