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委員会会議録

質問文書

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平成28年決算特別委員会建設分科会 質疑・質問
質疑・質問者:土屋 源由 議員
質疑・質問日:10/25/2016
会派名:自民改革会議


○土屋委員
 一、二点、一問一答方式で伺います。
 説明書37ページの(1)の上から8行目に、道路公社事業についてはという出だしで書いてあるんですが、平成27年度は伊豆中央道と修善寺道路の合併採算制が始まってたしか1年たった年になるんじゃないかなと。それと東駿河湾環状道路がつながってちょうど1年で、平成27年度道路公社のことではここに書いてあるんですが、基本的には県と道路公社でこの道路を一体的にしてなるべくお金をたくさん集めて早いうちに無料にしようという形でやってくれているんだろうなと勝手に解釈しているんです。
 その中で、ここに交通量は伊豆中央道は導入前より約4割、修善寺道路は約1割増加して推移していると書いてあるんですが、この4割と1割が伊豆中央道を使って途中でおりてしまうという話になればそれまでなんですが、せっかく共通の回数券等でやっているのに、この4割、1割になっている状況をどう考えているのか。この1年間でふえた部分で考えると、やはり地元の人が使っているというより、逆によそから来た人たちがたくさん使ってくれているからふえたのかなと思うと、途中でおりてしまうのはどういうことなのかなと感じたんですが、この辺の数字についてどのように分析をされているのかを1点聞きたいと思います。

○山本道路企画課長
 合併採算制導入後の伊豆中央道と修善寺道路の交通量の分析ということで御質問いただきました。
 説明書に4割と1割と書かせていただいております。この内訳は平成26年も27年も伸びてございます。平成26年は伊豆中央道が28%、それから修善寺道路は約7%ふえてございます。平成27年度は平成26年度と比べて伊豆中央道は8%、修善寺道路は4%、トータルしますと伊豆中央道は平成25年度から27年度の比較で38%、修善寺道路は11%増です。ちなみに平成28年度ですけれどもまだ7月の段階ですが、これも1日平均交通量はふえている状況です。
 こういうことからすると、できるだけ地域の方々の利便性向上を図るために導入した5割引き回数券が相当きいているのかなと。ちなみに5割引き回数券も平成26年度の1年間では1万200冊販売したところが平成27年度は1万2300冊で、これも平成26年、27年で2割ほどふえてございます。平成28年度につきましてもやはり7月までのデータですがふえていて、浸透してきているところでございます。
 それで大変申しわけございませんが、地域の交通なのかそれとも全体の交通なのかと、ほかのところからの交通なのかと、現在その辺の数値を持ち合わせてございませんけれども、そういうことで交通量がふえて地域に浸透していると言えるのではないかと考えてございます。

○土屋委員
 使いやすくなって交通量がふえて、また地元の人たちに利用していただくのは本当にいいことだなと思います。ここに書いてある文章で質問しようと思ったのは5割引き回数券についてで、今説明もしてくれましたので確認ですけれども、基本的に5割引き、つまり半額で使ってもらっている方々が、地元の人が圧倒的に多ければ、言い方がおかしいですけれども半額でたくさん通っているとなりますと、交通量がふえても実際の収入といったらおかしいんですが、半分にしかならないわけですよね。
 普通の状況でお金を200円とるのに回数券で100円で通ることになるので、少なくともこの中で160枚の回数券を買っていただくとなれば先払いでお金は入ってくるので、最初にお金がたくさん入ることについては道路公社の話なので本来ここで質問する話かどうかというのはあるんですけれども、実際にはそういう形でお金が集まる中で工事を進めていただいていると自分は解釈をしているんです。そんな中でその回数券の、今1万200冊とか1万2300冊という数で売られているものは、全然使わない人があればそれはずっと残ったままで持っているわけですけれども、少なくとも全部がそういう形になってしまえば半額になると、台数が幾らふえても入ってくるお金は半額と考えてしまうと、この辺の比率というか、それをある程度把握をしておかないと、多分公社では交通量イコール幾らぐらいの収入という話にはならないのではないかなと。
 そうすると、たくさんの車が通って道路が傷むという話になってくれば、そこの改修なり何なりは公社の部分とそうでない部分もあるわけですから、基本的にはその辺の部分が平成27年度の段階で大体どのぐらいの台数が通ったかは当然把握をしているでしょうし、実際に回数券であれ何であれ使ったものも多分把握しているはずじゃないかなと感じたんです。というのはこれからもっともっと車の台数がふえてくる。東京オリンピックがあったり、今工事をしていただいていますし、そういうところにもろに計算をしていくと当てはまってくる部分に、地元の人たちがたくさん使うようになってという話になれば、もっと交通量がふえてしまう。
 今もまだ交通渋滞が改善されているわけではないので、この辺について、きょうは決算ですから平成27年度でその辺をどう把握されて、平成28年度以降、今年度分も含めてですけれども、それに対してこれが生かされているのかなと。整備をするなり何なりの部分で生かされているのかなというその辺の分析をどのようにされているのか伺いたいと思います。

○山本道路企画課長
 回数券の利用率ということで、平成26年度と27年度を比較しますと、平成26年度は伊豆中央道、修善寺道路合計で15.4%、平成27年度は20.8%で、5.4ポイント増加しております。これが収益にどのような影響を及ぼすのかまでは、申しわけございませんが分析はしていないんですけれども、例えば公社の伊豆中央道と修善寺道路の合計の売り上げですが、1日平均で平成26年度が402万2000円、それから平成27年度が409万9000円と、交通量が伸びている割には1日当たりの収入はそんなに伸びていないことから、先ほど1番委員がおっしゃられたことも考えられるのかなと思ってございます。

○土屋委員
 今平成27年度の結果で平成26年、27年という話をしていただきました。それで実際にはこの回数券も地域の方が利用しやすいよう、販売店舗をふやす改善を行ったということで、これが浸透すれば多分もっと使う方々がふえてくるのではないかなと。
 それで、回数券を使うとなれば交通量もふえるし、回数券の金額で言えば実際には100円で通ることになってくるので、将来を考えたときには、今の整備を終わった時点ではまだ料金所は当然残っていますので、そんな中でどのぐらいの車が通るかも計算をしていただかないと、整備をしていく上で交通量ももっとふえる確率が高いんじゃないかなと。今のところどんどんふえてきているわけですから当然そうなるんじゃないかなと思いますので、その辺のことも含めて検討していただいて、今後の整備の足しにといったらおかしいですけれども、その中で検討していただきたいなと意見を言って、これは終わります。

 もう1点、先ほど5番委員から質問があった説明書120ページの遠州灘海浜公園篠原地区基本構想案の検討の部分で、ちょっとわかりづらいというか、自分もよく理解できなかったので、確認の意味でもう一度質問させていただきます。
 確かに2年前、建設委員会で言うと前回ではなくて前々回の2月議会でこの予算が通って、3000万円で基本構想をつくるように4月から動き始めた。自分の場合は2年だったのでそのときから入っているんですけれども、コンサルへの委託料3000万円の中で基本構想をつくる形で動いたんじゃないかなと思っているんですが、先ほどの説明だと1600万円ですよね、たしか。
 1620万円何がしでこんなことを頼みましたみたいな話だったんですけれども、基本的にはことしに入って基本構想を完成したと思うんです。先ほど基本構想策定業務その1とかその2とかと言っていたんですが、その辺の説明をもう少しわかりやすく言ってもらわないとちょっと意味合いがわからないというか、基本構想については3000万円の予算のうちトータルで幾らかかって委託をしてそれが完成したのかまで話をされたほうがわかりやすいかなと聞いていて思ったんです。先ほどの話だとこの1600万円で基本構想ができているならば2月、3月ぐらいにできていてもおかしくないんじゃないかなと、普通だったら年度で委託するわけですから。その辺のところも含めて、もう一度説明をしていただきたいと思うんですが、よろしくお願いします。

○M田公園緑地課長
 それでは、昨年度の遠州灘海浜公園篠原地区基本構想策定の経過について簡単に御説明いたします。
 まず、3000万円の予算をつけていただきまして、5月の下旬に最初の公園基本構想策定業務委託を、先ほど言いましたパスコに発注をいたしました。その中で基礎調査や基礎的な検討を行ってきたところでございます。この間、市と県の勉強会も回数を重ねておりまして、勉強会の中で委託で作成をした資料などを諮りながら、それを俎上に上げて検討して進めてまいりました。
 2つ目の委託は、12月初旬に委託しておりまして、ある程度最初の業務委託が完成に近づいたところで、最終的に基本構想の案をつくろうということでその先の意見聴取も含めて委託を出したところでございます。
 そして1月の初旬ごろから、県として合意をいたしました基本構想の概要につきまして、各会派を回りまして説明をしてまいりました。その後、県民の意見やそれまでに聴取した浜松市の意見などを取り込んで、修正を加えながら基本構想を成案にもってきたところでございます。
 その間に2月の県議会もございました。そこでのさまざまな議論も踏まえまして、最終的には3月18日に1回目の静岡県都市公園懇話会――これは私どもの公園のさまざまな方針などを決定する諮問機関でございますが――そこに基本構想案を1回目として諮りました。そこでいろいろな意見が出ました。最終的にはそのときにかけた基本構想案をもちまして県民の意見を聴取するということで、その後3月28日から4月18日までの22日間、パブリックコメントにかけたところでございます。
 それで、そのパブリックコメントの意見に対する県の考え方と基本構想案に対していろいろなところからいただいた御意見を反映した形で、基本構想を成案としてお諮りをして、5月19日に2回目の都市公園懇話会を開催して承認をいただきました。結果として5月30日に基本構想として公表をした次第でございます。

○土屋委員
 内容はわかったんですけれども、金額の動きがわからないということで説明を求めたんです。結局この1600万円はどこまででかかって、5月30日までの部分が1600万円なのかという話になってしまいますので、何をどこまでで幾らかかったか、それで最終的にトータルで幾らかかったのか、本来平成27年度予算ですけれども実際ことしまで入っちゃっているので、その辺をトータルで3000万円の予算で私は基本構想はでき上がっているのではないかなと思うと、その辺でどうなのかという説明を、もう一度金額のところだけ説明をしていただきたいんですが。

○M田公園緑地課長
 説明書120ページにございます1624万9000円は、昨年度内の執行額でございます。繰り越しをして5月30日まで基本構想の公表を諮りまして、その後成果品をおさめるということで6月30日までかかっておりますけれども、コンサルタントに支払った額は平成28年度に入りまして1624万9000円以外に、繰越額の中から663万円余を支払いをしております。
 基本構想策定業務その1の支払い額でございますが、これは平成27年度内に全額を支払っておりまして、1064万円余でございます。その2でございますが、これは業務を今年度まで繰り越しておりまして、平成27年度に支払った額は510万円ちょうどでございます。それに加えて今年度に支払いました額は先ほど言いました663万円余でございます。

○土屋委員
 ということは、実際にトータルで幾らなのかはこれを足せばわかるんだろうけれども、二千二、三百万円ぐらいがほかに使われずにコンサルというか業者に委託した分の金額で、この3000万円の予算でやっていると考えればいいわけですか。それで二千二、三百万円ぐらいで全てが済んで基本構想ができたとしたら、残っている金額がちょっと多いんじゃないかなと思うんですが、その辺は何か理由があるのかどうかをお聞かせいただきたいんですけれども。

○M田公園緑地課長
 基本構想策定業務その2までの委託をしまして、基本構想の公表をいたしました。その間に2月議会もありまして、それ以降でもう少し進めたい業務もございましたけれども、そこにつきましては今現在執行はしておりませんので、5月30日に公表した基本構想までをもってこの金額で支払ったということでございます。

○土屋委員
 そうすると、本来基本構想をつくろうと思ったときに、全ての情報というかいろいろ調査をしながらつくる全ての部分までいかないで終わっていると、今の説明だと聞こえるんですけれども、基本構想はもう皆さん御承知のとおり当然できたもの、成果品として皆さんに披露されて、こんな形の構想で考えていますと出ているわけですよね。それで何ができなかったのか、何をしなくてもよかったのかと。それが800万円近くの金額に入ってしまっているように聞こえてしまうんですけれども。予算を使って基本構想をつくるのに全てを調査して考えて、これでどうぞと、これから皆さんに諮ったらオーケーなので基本計画に進みますという説明になっていないように聞こえてしまうんです。先ほど言った金額の差額にその辺が入っているという話になってくると、構想はまだ完璧なものじゃないとしかとれないんですが、どうなんでしょうか、その辺は。

○M田公園緑地課長
 基本構想につきましては、5月30日のもので一応完結をしているものと考えております。
 ただ、この残額でございますけれども、もう少し詳細な調査をやることも考えておりましたけれども、この段階で一度成案を得たので、それ以上の執行をしないでそこにとどめているところでございます。

○土屋委員
 だから、やらないことがもしあるのであれば、やってから出すのが基本構想じゃないかなと思うんです。基本計画をつくっていく段階で必要な調査であるとかなんとかいう話は別の予算として考えるべき話なので、今の説明では本当に皆さんが基本構想が100%完璧なものだととれないと私は思うんです。この辺についてもしっかりと説明をしていかないと、せっかくつくったものがまだ未完成な構想のようにとられてしまうのは損じゃないかなと思います。
 決算なので言いますけれども、何回も言っていますけれども、本来であれば基本構想をもっと皆さんに知らせるための補正予算をとってでも、さまざまなところに説明に行ったりとかそういうことをやったほうがいいんじゃないかという話をしていますけれども、そういうところでやはり言っていかないと。今の話を聞いたらみんな完璧なものだと思っていないと思うので、その辺については少し検討していただいたらいいなと、これは意見で終わります。以上です。

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