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委員会会議録

質問文書

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令和3年6月定例会危機管理くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:西原 明美 議員
質疑・質問日:08/11/2021
会派名:自民改革会議


○西原委員
 一問一答方式で、2点について質問させていただきます。
 1点は7番委員の関連の質問なんですが、園庭・校庭の芝生化の促進についてです。
実施主体が教育委員会とのことで、環境ふれあい課においては促進していくとのことですが、同じような事業が日本サッカー協会でも行われていて、やはり鳥取方式によるポット苗の提供をして各学校に手挙げ方式でやっている事業はあるんですが、それにおいても受入れ側の教育委員会が苗は頂いても管理する間の水やり、水道の設備投資、最近は自動草刈り機もありますが草刈り機の購入費、また肥料といったものも含めて受入れができないところがかなりあるようで、そこも難航しているようです。
 そういった点も踏まえまして、園庭・校庭の芝生化を一層促進していくという事業の目的というか、本当に達成できるのか、やっていけるのかについて、再度伺っておきたいと思います。

○片田環境ふれあい課長
 園庭・校庭の芝生化の促進についてお答えします。
 芝生文化創造プロジェクトという計画がございまして、その計画の中で先ほども申し上げましたが、スポーツの振興、良好な景観形成、自然教育の学びの場の創出を進める中で、園庭・校庭あるいは公共施設の公園の芝生化を進めております。代表的なところとしては、高校だとか小学校、中学校を中心に進めておりますが、そうしたところを一番のPRのテーマとしまして各地に展開を進めております。
 支援内容としては、各学校とか公園の管理の中で指摘されています課題として管理が大変だと聞いておりますので、そうした管理体制について県に芝草研究所の施設がございます。その職員が出向いて管理、散水ですとか施肥だとかについて適宜いろいろアドバイスしまして、継続的な管理をお手伝いしていくところがうちのほうで進めている対策です。

○西原委員
 管理の手間は分かりました。お手伝いしていただけると。ただ散水になると水道代、夏になると朝に夕に、また散水機を含めてかなりの負担が学校側にあるんですね。
 そういったところの体制面は、教育委員会が特別措置をしているのか、またこちらの担当課で何らかの支援があるのか、再度伺っておきます。

○片田環境ふれあい課長
 施設整備の支援でございます。
 これについては、初期投資については静岡県グリーンバンクで、芝生化を進める中で散水施設とかの整備について150万円までの補助でお手伝いさせていただいています。一番最初にかかる経費としては、散水設備が一番大きい要素だと思いますので、そうした部分について設置する学校については補助を用意しています。

○西原委員
 水道代は。

○片田環境ふれあい課長
 管理費については、例えば水道代については補助対象外にさせていただいております。ただ、初期投資の部分の芝生の苗代といったものの購入の事業費部分については対象になっています。

○西原委員
 要するに、サッカー協会でやっているのも苗代は下さるんです。その後の費用に関してはグリーンバンクで確かにいろんな補助が出ているのも存じ上げています。
 ただ、結局その管理運営していく学校側にとっての負担がかなり大きいので学校側が受入れを拒むケースがかなりあるんですね。その辺も併せ持って考えていかないと、ほかでも苗はくれるし、この事業自体がちょっと魅力的なものではないなと感じたので意見させていただきます。そういった部分でもまた御検討いただければと思います。

 次の質問に移ります。
 危機管理くらし環境委員会説明資料12ページの移住・定住の促進について、午前中6番委員からも質問がありましたけれども、確かに今回は2020年度の移住・定住の相談の傾向として移住希望地ランキングで静岡県が1番を取ったことで非常に評価する点が多いのですが、この件に当たってはコロナ禍の中でいち早く相談をオンライン化したことが非常に功を奏しているのかなと思いました。
 ただ、件数は増えても実際の移住につながっている割合を単純に計算してみると、結局増えていないんですよね。相談件数は表向き増えていますけれども、その割合から傾向を見ますと、決して相談数から移住につながった割合が正直増えていない。
 ここを踏まえて、どのような問題点があると感じているか所見を伺います。

○千葉企画政策課長
 相談数が増えているけれども、それが移住につながっていないのではないかとの御質問だと思います。
 まず、移住を検討される方の条件あるいは希望は人それぞれになります。丁寧に相談に対応していかなければならないと思います。そうした中で、なかなか移住につながっていかないのは、もちろん移住相談者の望みに合うところがなかなかないという話も当然ありますし、全国でいわゆる限られたパイを奪い合う状況に今なっているかと思いますので、そういう影響もあって相談件数に比例して実績が増えていく状況にはなかなか難しいと考えております。

○西原委員
 結局、相談の中でいかに定住に結びつけていくかだと思うんですが、それに対して新規事業として市町移住コーディネーターなどのスキルアップ研修等の実施となっているんですが、県としても移住コーディネーターを1人配置と新規事業が掲載されております。どのような人がコーディネーターになっているのか。またコーディネーターを設置する効果やどのようなことを期待されているのか、伺っておきたいと思います。

○千葉企画政策課長
 今年度から移住コーディネーターを県庁に1人配置いたしました。この方は静岡県出身で、東京圏内でイベントに携わった方です。
 それで、イベントというのは当日変更になったり、いろいろな適応能力を必要とされるんですけれどもそういう能力をお持ちの方で、今年度は静岡市に戻られて県庁で東京の移住相談センターとのやりとり、あるいは直接県庁に電話や来庁で相談される方もいらっしゃいますので、そういう方への対応や市や町への引継ぎも対応していただいております。

○西原委員
 期待する効果の御答弁を頂けていないような気がするんですけれども、イベントとかに携わっての適応能力はどの部署においても必要な能力であって、決して移住コーディネーターだからこそ必要だという能力ではないように思うんですが、その点をもう一度伺います。

○千葉企画政策課長
 私も日々移住コーディネーターの仕事ぶりを見ています。数メートル先でやっていますので、非常に電話対応等相談者に寄り添って対応しておると理解しております。

○西原委員
 ごめんなさい、もう一回聞きますね。
 この方を設置することの効果。寄り添ったというのは、移住コーディネーターじゃないところでも全て求められていることであって、移住コーディネーターとして何の能力を求めていたのか、再度伺っておきたい。
 別にこの方を非難するわけじゃないですよ。ただ、移住コーディネーターとして1人設置している以上、どんな能力で効果を求めてこういう方になっていただいたのか、再度伺います。

○千葉企画政策課長
 県庁内に配置する移住コーディネーターにつきましては、県内における相談の伴走の支援体制として活用していると考えております。移住希望者からの相談への対応のほか、東京センターと住まいや仕事のサポートなどもやっていただきまして、相談者の大きな悩みとして特に住まいや仕事という分野がありますので、そうした点についても対応していただいております。

○四本委員長
 質問の内容は、その人に何を求めているかということだと思うんですが。

○竹内政策管理局長兼総務課長
 移住コーディネーターは今年から1名配置しております。当初どのような資質の方がよろしいか検討も致しましたけれども、一番いいのは東京のふるさと回帰支援センターに静岡県のために相談員として働いている方が2人いらっしゃいますので、そこから派遣していただけないかも考えたんですが、その余力がないということですので、人との接し方――これは先ほども言いましたけれども、特にコーディネーターのためだけに必要な資質ではありませんけれども――イベント会社に勤められていたということで基となる資質はあると思いまして、4月当初に東京のふるさと回帰支援センターに行きまして、そこでコーディネーターに必要な研修をしっかりと受けて、今地元のために働いていただいております。
 それから、やっている業務の内容ですけれども、相談を専門に行うこと、それから市町に赴いてオンラインイベントで市町と移住相談者との間に立って話をつないでいくこと、それから東京の相談員との仲を取り持って市町につなげていくことを内容として、今業務で頑張っていただいているところでございます。

○西原委員
 ちょっと私の聞きたかったお答えとは違うんですが、せっかく新規事業として企画政策課が挙げている移住・定住に関わるコーディネーターということですので、もう少し戦略的に政策的にもだからこの人なんだというお答えを頂きたかったと思います。
 移住・定住者の実績、相談件数が増えているにもかかわらず割合が大して変わっていない。逆に割合からいくと、県外からの移住者が少し減っている。そういった点からも踏まえて、ぜひ移住・定住コーディネーター、市町のスキルアップだけではなく、県のその方にもスキルアップの研修をしていただいて、もう少し移住・定住につなげていただけるようにお願いしたいと思います。

 それとあと1点、その件で数字を見ていくと大概相談件数の何割かがいろんな県内の市町に移住しているんですが、1か所湖西市さんだけは令和2年3件の相談に関して6件が移住・定住につながっているという数字があったんですが、その点について何か詳細が分かるようでしたら教えてください。

○千葉企画政策課長
 移住者の数字につきましては、県やあるいは市町の政策を利用して移住してきた方ですので、必ずしも相談にカウントされないということで差が生じます。

○西原委員
 それは数字を見れば分かります。ではなくて、相談しないで移住となっているのは湖西の施策というか、それが優れているのか。66人も増えた理由をどのように分析されているのか。
 この人たちは一番手間がかからないわけですよね。相談は受けないけれども、勝手に来てくれたという。
 そういう意味では、ほかの市町が一生懸命移住・定住を増やそうとしている中、このような数字が出てきたので少し伺ってみたんですけれども、その辺の分析はされていますでしょうか。もう一度伺います。

○千葉企画政策課長
 湖西市の令和2年度の市町別の移住人数としては上から5番目になりますけれども、これは住宅の助成ですとか結婚に対する助成が移住検討者に対してアピールできていると思います。

○西原委員
 分かりました。各市がそういった結婚であったり移住・定住に対しての助成はやっているんですけれども、湖西市だけはどうも令和元年度も34人の相談者に対して77人が移住しているということで、相談件数を倍以上上回っているので何か特長があると分析しているのであれば伺っておきたかったんです。こういったことをしっかり分析していただいてその情報を各市町に共有するなり、また次の移住・定住につなげるなどしていっていただきたいと思います。

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