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委員会会議録

質問文書

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令和3年2月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:林 芳久仁 議員
質疑・質問日:03/08/2021
会派名:ふじのくに県民クラブ


○林委員
 それでは、一括質問方式でお伺いします。
 まず、ふじのくにグローバル人材育成基金による人材育成事業費が4500万円ですけれども、従来からやっている事業もありますし、拡大した事業も入っているようであります。
 長期留学が5人、大学連携による留学が11人、短期留学に対する支援が24人、教職員の海外研修は長く続けているんですけれども今回17人、グローバルハイスクール研究指定が7校分で140人であります。
 これは海外を対象にしてやっているわけで、海外研修に臨むいいことでありますけれども、全員が行けるわけではないです。
 令和2年度も県の拠出金と寄附金等で運営しているわけですけれども、個人の負担はないのかどうか確認させてください。
 それから、どのような方針、目的でグローバル人材育成をして、成果目標はどうなのか。
 そして、参加者に事前研修と事後研修を実施すると思いますけれども、評価の考え方についてお伺いします。

 それから2点目も海外の関係ですけれども、インターンシップについてです。
 我が県はものづくり県でありますが、県内中小企業の海外工場における就労体験に今年は48人です。この48人の選定方法と、静岡県の中小企業のものづくりの関係の海外工場に一遍に行くのかそうでないのか。
 また、海外工場が何箇所あるのか。これは1国、あるいは2国、3国ということもありますけれども、この辺をお伺いしたいと思います。

 それから、令和3年度末の基金残高が1億4631万1000円でありますけれども、令和3年度の事業を全部消化した上での人数も含めた事業の見直しの見込みについてお伺いします。

 それと、先ほど3番委員、2番委員、8番委員から出ましたコンプライアンスの関係です。
 うちの会派も事前に23項目の提言書を出してあります。この当局の計画に入っている部分もございますけれども、これは本当に何としてもゼロが当然なんですね。出さないことを父兄も望んでいるわけですし、学校も望んでいるかもしれませんけれども、先ほど2番委員が言ったように管理職は義務教育が教頭と校長で主幹教諭は管理職ではないんですね、高校も当然副校長は管理職です。管理職は経営もございますけれども、任期が短期間だと職員を把握するのはなかなか厳しいです。
 見直し等もありましたけれども、従来からペーパーテストのウエートが高いですね。採用時に適性検査、面接がありますけれども、過去のその人の生き方とかの質問をして人間性とか社会のルールについて面接時間を工夫したほうがさらにその人がわかると。全部が分かるのは無理ですけれどもぜひやってほしいです。
 難関を突破して教師を目指して試験に受かって、夢を持って現場へ出ているけど、どういうわけか脱線しちゃう。あるいは今非常に多忙で、事務的なものもやらなければいけないので非常に教諭が忙しいんですね。特に若手は部活を持たなきゃならないので、心労が積み重なっていくこともあります。
 教員の研修も毎年やっているわけですが、学習研修ばかりでなく資質向上、社会のルールや厳しさ等について強く、先ほど言いましたけれども民間の講師を選んで研修を継続することが必要です。あらゆることをやらないとなかなかゼロにはならないので、私たち会派も23項目を出しましたけれども、ぜひやれることは早く実施してもらうことを意見として言っておきます。非常に憂いています、本当に。
 そういう意味では、教育長を筆頭にしてほしいです。また市町教育委員会の姿が見えないんです。服務監督が市町の役割ですけれども、その辺も表に出てこないし分からないこともあります。
 共通認識を持つことは当然なんですけど、それ以上に連携して、人数が限られていますので市町教育委員会も十分理解していただいて、自分の学校なんですから現場の見回りをして教員を見てもらうことも必要かなと意見として言っておきますので、ぜひよろしくお願いします。答弁をお願いします。

○中山教育政策課長
 グローバル人材育成基金についてお答えいたします。
 まず個人の負担でございますが、例えば短期留学、長期留学もそうですが、県の補助上限額が30万円になっておりますので、それを超えた分につきましては自己負担になります。
 本当はできれば全額県で支出したいところですが、長期留学などは相当な高額になりますので、なるべく広く機会をということで30万円の上限を設けさせていただいております。
 短期留学の場合ですと大体1件、これも行く場所によって違いますけれども10万円ぐらいから数十万円ぐらいまで幅がありますので、全額公費で賄える場合もありますし、足が出る場合もございます。
 それから方針と成果目標ですけれども、平成28年度からこのグローバル人材育成事業を始めておりまして、ちょうど令和2年で5年になるんですが、5年間で900人の派遣という目標でやっておりました。最後の令和2年度にコロナの関係がありまして海外派遣が難しかったものですから、800人前後でそこには達しませんでした。
 来年度は、コロナの関係もございますが事業拡大しつつ、5年間で派遣を拡大して1,250人の派遣を目標としております。なるべく多くの生徒の皆様に海外を体験していただこうと考えております。
 事前研修等につきましては、長期留学、短期留学その他、各学校で過去に行った方の体験がございますので、行かれる方に学校を通じて様々な指導等はしております。
 ただ、そこで伝え切れることもございますしいろんな心構えもできますけれども、行ってみてやはり全然違ったという感想もございます。行ってみたら、こうしたらよかったということは聞かれます。平成28年度に参加した全ての方々にアンケートを取ったんですが、全ての方々がとにかく行ってみて本当によかったので後輩もぜひ行ってほしいという回答でした。そういった意味で研修を通じて得られるものもございますけれども、行ってみて得られるものも多いかと考えております。

 海外インターンシップにつきましては、基本的に県内に本社があって海外事業所を持っている企業の中から、過去の様々な派遣の実績とか事業展開の状況などを見て我々のほうで個別にお願いして、派遣先を確保している状況でございます。
 例えば令和元年度は台湾、タイ、中国、インドネシアの4か国の6社に派遣しております。
 生徒につきましては、工業や商業など専門高校を中心に希望を取り、手を挙げてくれた生徒を派遣し、令和元年度は38名の生徒さんが行っております。来年度以降は普通科の生徒も対象にしたいと考えておりますが、今回は48名の枠を確保しておりますので何とか希望に全部応えられる形でいければいいなと思っております。
 なお、行く時期につきましては、企業によってばらばらでございますけれども、最初に国内で研修を2日間受けていただきまして、その後海外で3泊4日の研修のパターンでやっております。

 それから、基金の今後の見込みでございます。この資料には見込みの金額で書いておりますが、令和2年度につきましては支出ができず基金の残額も積み上がった状態になっております。それを踏まえまして令和3年度につきましては、積立てに比べて取崩しを多くして500万円増やしております。
 ですので、この基金が増えた分を取り崩して5年間程度で還元していきます。運用益で基金を回している部分ございますので、一定の基金残高を確保しつつ最大限の派遣を進めていきたいと考えております。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp