本会議会議録
質問文書
令和4年7月移住・定住等促進特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者: | 杉本 好重 議員 | |
質疑・質問日: | 07/28/2022 | |
会派名: | 自民改革会議 |
○杉本委員
一問一答方式でお願いします。
まず経済産業部の資料3ページですけれども、先ほど6番委員から、幼少期からの県に対する気持ちを醸成するというお話が出ておりましたが、3ページのところに、ふじのくにパスポート事業費として、大学生低学年からのアプローチを進めるというお話がございました。もう少し具体的に、どのように進めていかれるのか教えていただきたいと思います。
○露木労働雇用政策課長
今年度から、特に大学一、二年生向けに、3つほど考えております。
1つは、企業の若手社員との交流会です。やはり企業も経営者ではなくて、若手社員の方との交流が非常に有効だと思っていますので、そういうことをやっていきたいと思っています。
2つ目は、静岡県の仕事発見ガイダンスで、企業が集まります。実は今度7月30日に、まるごと就職フェアを東京でやる予定ですが、そちらの企業を学生に訪問していただいて、紹介していただくことも考えています。
もう1つは、実際に企業が抱えている課題を、一緒に学生が考えて解決するような、3日間ぐらいのコースをやっていきたい。それによって、実際に県内にもこういう企業があって、こういう仕事をやっているんだと分かっていただくことを考えています。
○杉本委員
大学生との意見交換会を以前やったときに、静岡文化芸術大学の学生のお話を聞きましたら、今の若い方は、働くのも大事だけど、自分の趣味も大事にしたいというお考えの方が結構多かったんですよね。働きづめの人生はとても考えていない方が多かったので、私たちの時代とはちょっと違うなと感じました。やはり既に現役の方のお話を聞くのは大変いいことだと思いますので、低学年へのアプローチというのが、どんなものかなと思いましたが、やはり実際に身近な存在として、実体験として、働く方のお話を聞くことは有効的だと思いますし、企業というハードルが高ければ、若いうちから接することでハードルも低くなるのであれば、本県への就業につながる事業であってほしいと思っております。
もう1つですけれども、交通基盤部の資料の2ページです。コンパクトなまちづくりの推進ということで、コンパクトプラスネットワークという言葉を先ほど聞かせていただいて、地域公共交通計画を立てられるとのことでありますが、例えば東京とか首都圏から人を呼び込むとき、来ていただくには、東京あたりですと、結局免許を持っていない方が多いと思うんですよね。やはりネックとなるのは、その年から運転免許を取るのではなくて、公共交通機関が充実していれば、移動手段があればいいなと思われる方が多いと思うんです。私の住む浜松市も、公共交通機関が大変少なくて、シルバーの方がまだ不安だなと思いながらも運転されている現状があるんですけれども、やはり移動手段を充実させるということは、移住・定住を促進する意味では、とても重要だと思っております。
先ほど御説明いただきましたが、この地域公共交通計画、令和6年までにつくるのか、6年からつくられるのか、もう少し具体的なお話を聞かせていただけたらと思います。
○望月都市計画課長
静岡県地域公共交通計画についてお答えいたします。
令和6年度から5年間を計画期間ということで、計画の策定自体は今年度から来年度の2カ年かけて、令和5年度末に計画の策定を目指しまして、計画自体は令和6年度からの5年間の計画でございます。
○杉本委員
県下に今35市町ありますけれども、その地域に合わせた公共交通機関を促進するような計画ということですか。
○望月都市計画課長
まさに地域という名前がつくとおり、それぞれの地域によって、いろいろな抱えている課題とか、現状ある公共交通も事情が異なりますので、地域ごとに、この後に、協議会、実際は有識者とか、国・県、交通事業者等も入った協議会を設置して、その計画の作成、それから実施について検討してまいります。それぞれの地域の市町とも連携、情報共有しながら、地域に合った計画を作成していく予定でございます。
○杉本委員
地域交通はとても大切な意義あることだと感じています。先ほど冒頭に申し上げましたけれども、免許を持たない方も、ここに住んで安心だな、移動も大丈夫だなと思っていただくような交通システムが確立していないと、なかなか移り住んでいただけないのではないかと思っております。もちろん、少子化のことを考えれば、子育て世代の方に来ていただくのが一番いいかもしれませんが、やはりリタイア後はもっとゆっくり過ごしたいということで地方を望む方も多いと思いますし、海に近いとか、おいしいものを食べたいと思っている、リタイアされて首都圏に住んでいる方も多いと思います。そういう方たちのことを思うと、地域交通、公共交通機関が充実しているほうが、促進すると思いますので、この計画には大変興味深く、期待するところであります。
あともう1つ。子育て世代を呼び込むのは、教育じゃないかなと思っておりまして、今日、教育委員会の方はおいでにならないんですけれども、やはり子育てする立場からすると、どんな教育を受けられるのかというのは、とても重要じゃないかなと思っております。教育委員会の方がおいでにならないので、これは御答弁いただくのは無理かもしれませんけれども、子供が豊かな人生を送るためには、やはり教育が大事だと思っています。どんな学校、どんな教育方針を持っている学校があるのか、もちろん公立もいいですけれども、私立でもこんな特徴がある学校があるというと、それ自体で呼び込めるのではないかなと思っているんです。お答えはしていただけないですけれども、意見として申し添えたいと思います。
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