• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成30年2月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:岡本 護 議員
質疑・質問日:02/21/2018
会派名:ふじのくに県民クラブ


○岡本委員
 一括質問方式でお願いいたします。
 次期総合計画案の113ページですが、家庭教育の支援体制の中で、まず家庭教育支援チームによる活動の推進です。これは具体的にどういう取り組みをするのか。例えば子供たちを育てるのに、幼児期はできるだけ親と一緒に、特に母親と一緒にいるのが一番望ましいと思っているんですが、どうしても仕事やらもろもろの関係で離れなければいけない、保育所に預けなければいけない状況もあると思うんです。
 今ここに書かれているように地域や企業、社会全体で子供たちを育てる、支援する体制は整ってきていると思うんですが、育てられる側からすると全体のパイは変わらずに社会や地域や行政がどんどん支援体制が進んでいくと同時に、反比例して親の力といいますか、親が教育、子育てをする力はどんどん衰えている気がするんですね。トータルは余り変わっていない、誰が子供たちを育てるか、育てる側の分担が違ってきている気がして、親たちのやるべきことはどちらかというと少し減ってきている。そこにまたいろんな課題、問題があると思います。
 そこで、こういう支援体制も大事なんですが、親自身に対する支援とかもあるでしょうし、教育というとおこがましいかもしれませんが、子供たちを育てるための力をつける、親たちをどうやってこれから全体の中で支援していくか、教育していくかお聞かせいただきたいと思います。

○山本社会教育課長
 子供を育てる親に対する支援ということで、私どもとしてはこちらに書いていますように、1つ家庭教育の支援員、あるいは家庭教育支援チームを要請あるいは組織いたしまして、親に対する支援を行っているところでございます。これは平成24年ぐらいにアンケートをとったところ、やはりほとんどの親が自分の子育てに対して心配で、非常に不安を抱えている中で相談したい人は誰かと聞きますと、同じ世代の親あるいは少し上の親等と相談したり、話をしたいという要望がたくさんございました。
 そのため、つながるシートという話し合いをするときの1つのツールを開発しまして、家庭教育支援員がPTAですとか、いろんな会合の席で話し合いをしながら支援していく仕組みを考えてございます。それを組織化したものが家庭教育支援チームで、このあたりを中心に支援していきたいというのが1つで、親に対する教育としましては就学時の健康診断ですとか入学説明会、あるいはPTAの総会等を捉えまして、家庭教育支援員がお話をする形で家庭教育に関する親子講座と言っておりますけれども、親に対する支援を行っているのが現状でございます。

○藤本幼児教育推進室長
 幼児教育推進室でも、3歳、4歳、5歳の親に対して支援を行っております。最近の親はスマートフォンを持っている方も多くてかなり頼っているわけですけれども、それを利用させていただきまして、スマートフォンアプリ「そだてェール」を開発しております。親の悩みに答える質問と答えを用意しており広く広報しているところで、現在3,000回を超えるダウンロードがされている状況でございます。

○岡本委員
 今私どもの地元でも子育て支援について、我々の年代のお母さんたちが集まって、小さな子供たちに来てもらっている。まさに同じ年代の子供さんたち、親たちの意見交換は大変有意義だと思っていますんですね。核家族がやっぱり進んでいますので、本来は本当に一緒に住んでいればね、十分そこで補えると思うことがなかなかわかっていない。だから親同士が集まっても、実は同じ境遇というか同じ状況なのでなかなかわからない。そこに我々の年代の親たちが、さらにいろんなものの経験、体験を生かしたアドバイスをしていくことで、大変有意義活動が進められているわけです。
 むしろ自分たち親からすると、自分たちの子供たちと一緒に住むよりは、子供たちは独立をしている、自分の家庭にはその親がいるんです。全部とは言いませんが、自分たちはさらにその親と住んでいて子供たちとは一緒に住めない。
 例えば我が家でも、92歳の義理の母親と一緒に住んでいますが、じゃあまたそこに子供たちや孫たちが一緒に入れるかというとなかなか入れない。子供たち、孫たちと一緒に住むより自分たちは自分の親たちと住んでいることがあって、そこになかなか手が回らないこともあるんですね。
 ですから、今言っているようにぜひ地域の活動を活発にいろいろやっている地域もありますので、この支援というのはまさにそこに焦点を当てていただいて、できるだけ活発にしかも数多く出て子育てができる、そしてまたそれをする親たちにも十分な活動ができることをぜひ積極的に進めていただくことを重ねて要望して終わりにしたいと思います。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp