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委員会会議録

質問文書

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令和3年2月定例会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:山田 誠 議員
質疑・質問日:03/08/2021
会派名:自民改革会議


○山田委員
 私からは分割質問方式で数点伺いたいと思います。
 まず、令和3年度関係議案説明書の9ページ第10目地域外交費(1)地域外交推進費の中のオ新海外活動拠点展開事業費についてでありますが、今年度もコロナという大変な状況の中で様々な形での展開を図ってきたかと思います。
 この1年間を受けて実際に2200万円余の予算を今度組んでおり、ここに迅速で機動的な活動体制を整備するとありますが、今年度を踏まえた上で具体的に来年度何をするのか、この点について伺いたいと思います。

 2番目として、令和3年度関係議案説明書5ページになります。
 先ほど1番委員からも質問がありました東京ガールズコレクションであります。
 実行委員会に負担金として出すということでありました。実際に各地で開催されているガールズコレクションでありますが、無観客、オンライン方式などの形をとって、実際に直近でいえば例えば埼玉県でやったりしているわけであります。そういった中で今後コロナの状況にもよるかと思いますが、例えばオンラインや無観客という形になった場合、静岡県のPRがなかなかしにくいんじゃないかなと思います。そういった場合を踏まえた想定をどのようにされていくのか。特に静岡県の魅力発信は3000万円くらいの大きな予算をつけるわけでありますから、そこについての考え方を伺いたいと思います。簡潔にお願いします。

○影島地域外交課長
 機動的新海外拠点についてですけれども、今年度中国、インドネシア、インド、米国の4か所に設置する計画を立てましたけれども、残念ながらこのような状況で実際設置することができませんでしたので、この事業の効果、成果の検証には至っておりません。それを酌み取りながら、今年度は主にそこに関わる職員が――人は動けないけども物は動くという物流がそこにあるものですから――それぞれが持つネットワークを使って海外との交流、人的ネットワークの構築に取り組んできました。その結果清水港から初めて鶏卵を海外に輸出する成果につながった取組もございます。
 来年度は、先ほども言いましたように2000万円余の予算を計上させていただいておりますが、コロナの感染状況を見つつこの活動拠点を使って新たな地域外交の交流ネタ、経済交流につながるような取組につなげていきたいと考えております。

○杉山総合政策課長
 東京ガールズコレクションにつきましてお答えいたします。
 2番委員御指摘のとおり先日2月下旬に首都圏で開催されました東京ガールズコレクションにつきましては無観客、オンライン開催で行われました。開催の結果について聞くところによりますと、当日は約延べ210万人の方がライブ配信を御視聴されたと伺っております。そういったことから新型コロナウイルス感染症の感染状況にもよりますが、こういうオンライン開催も1つの選択肢であると思っています。
 一方、本県のこれまでの開催成果の1つとして地域経済波及効果、あるいはパブリシティー効果をその効果として御説明してきた経緯もございます。当然その経済波及効果につきましては、静岡県に来ていただいて初めて宿泊、飲食、その他の経済行為が行われることが大前提でございますので、そういったことを考えますと地方開催におきましては、リアルな開催が基本線だろうなと思っております。ただ一方でそういったライブ配信、オンライン開催のメリットもございますので、よいところは取り入れていく姿勢で主催者とか共催者もございますので、そちらと相談しながら対応してまいりたいと考えております。

○山田委員
 ありがとうございます。
 大小海外拠点の展開は本当にコロナ禍で非常に厳しい状況にあるかと思いますが、アフターコロナのためにぜひしっかりと基盤づくり、ちょうど今種をまくという時期で考えていただきたいと思います。
 東京ガールズコレクションはまさにそのとおりでありまして、要は経済波及効果を考える。そしてまた静岡県の魅力を発信する中では、やはりこちらに来てもらうことが重要だと思います。その点については、しっかりと実行委員会等と話をした上で来年の多分冬に開催するんではないかなと思いますので、そういったことをしっかりと段取りしておいていただきたいと思います。

 先ほど、1番委員に対しての答弁の中でも少しありましたが東京ガールズコレクションは、SDGs――サステーナブルディベロップメントゴールズの大きな事業の1つで、自治体、企業、団体等様々なところが日本全国SDGsに取り組んでおりますが、静岡県はこのSDGsという文言がなかなか出てこないところもあるわけです。
 知事直轄組織としてSDGsに対しての取組はどういうふうに行い、また考えているのか伺いたいと思います。

○杉山総合政策課長
 SDGsに関する知事直轄組織の取組について、主に私ども総合政策課の業務を中心に御紹介させていただきたいと思います。
 まず1つは、静岡県の新ビジョンに掲げる理念は、SDGsに掲げる理念と期を一にしておると考えております。この新ビジョンを推進することがSDGs全体を推進することになることから、私ども総合政策課としてはこの新ビジョンの推進を毎年度の白書という形の評価、あるいは改善を通じて新ビジョンの推進を図っていく。同時にSDGsの推進も併せて図ると理解しております。
 もう1つが、県内のその様々な関係者に対する普及啓発で、主に私どもは全庁の旗振り役という形でその役を担っております。その中で全庁に対してですけども、3つほど指示を出しております。1つは、この新ビジョンとSDGsの関係性をしっかりと周知しようということで、例えば各部局で作られている様々な説明資料や広報資料にSDGsのロゴを掲載してくださいとお願いしております。もう1つは、普及啓発イベントで様々な関係者の皆様に各部局から普及啓発のためのイベントを実施してくださいとお願いしてございます。それと最後は、職員研修の場でもSDGsに関する普及をやってくださいと3点をお願いしている状況です。

○山田委員
 ありがとうございます。
 SDGsはなかなか分かりにくいところではありますが、ぶっちゃけて言うと要は県として今までやっていることがSDGsにつながっていることが多分にあると思います。そういったものを本当検証しながらしっかりとこれからの地球全体のことを考え、普及啓発にさらに一層取り組んでいただいて、また県の各部局においても取り組んでもらうように知事直轄組織が中心となってぜひとも進めていただきたいと思います。

 それでは、今年度の総務委員会の前半部分の審査ももうかなり進んできたところでありますが、年度末を迎え本日が最後の委員会出席となる方がいらっしゃいます。
 監査委員事務局の高橋透監査課調査官兼特別監査班長が、本年度をもって県を退職されると伺っております。
 高橋調査官におかれましては、昭和59年4月に静岡県に奉職され勤続37年となります。以来長く監査課に所属をされ平成30年度から現職として勤められております。これまで本県行政のために多大なる貢献をされましたことに心から感謝と敬意を表したいと思います。
 せっかくの機会ですのでこれまでの県行政における経験、県行政に対する所見やまた後輩に贈る言葉などをぜひお話し頂きたいと思います。では高橋監査課調査官兼特別監査班長よろしくお願いいたします。

○高橋監査課調査官兼特別監査班長
 高橋でございます。本日はこのような発言の機会を頂きましてありがとうございます。
 今、御紹介にもありましたとおり、私昭和59年に県職員に採用になりまして37年間の公務員生活になりましたが、公務員人生の前半は財務事務所や保健所、そういった税金の仕事や中小企業への融資、Uターン就職、企業誘致だとか様々な業務を担当させていただきました。また後半は出先事務所の総務課、福利厚生、それから最後は出納局の会計指導課に5年間、そして現在の監査課7年間ということで最後の12年間は県の各機関に対する会計事務などの検査や監査に携わっておりました。
 前半に担当した業務の中で特に思い出に残ったことといいますと、自分が担当者として中小企業に対する高度化資金という融資を担当していたんですが、自分が融資を決定しました中小企業の協同組合が大きな工業団地を造りまして、今の新東名の新清水インターのすぐ前に工業団地があるんですが、そこの地鎮祭にも参加させていただきました。それからあと企業誘致で企業局にいたときに、いろいろ企業に営業活動に回りましてそこの企業が実際に県の工業団地に進出して工場を建ててくれたりとか、そういったことが強く印象に残っております。
 それと後半の会計指導課では、ちょうどいたときに全国的な問題になったんですが、預け金とかそういった不適正経理の問題が発生いたしまして、再発防止策に取り組んだことが印象に残っております。
 その後の今いる監査課ですが、御紹介頂きました2番委員や5番委員、それから10番委員が監査委員を務められておりましたときに、私も事務局で務めさせていただきましていろいろ本当にお世話になりました。監査課においては、ちょうど地方自治法が改正になり監査機能の強化を図ることとされ、新たな監査基準の策定や見直し等に取り組んだことが強く印象に残っております。
 残られる皆様への言葉というほどのものではないんですが、私が監査課に異動になった際に当時の代表監査委員から訓示を受けた言葉がございますので、それを御紹介して参考にしていただければと思います。その言葉というのが、監査を実施する際の尺度は健全な常識だと言われまして、その方は判断に迷ったときは家族に聞いてみるということをおっしゃっていました。ここにいる皆様方も様々な判断を求められる場合が非常に多いかと思うんですが、この健全な常識という尺度は監査に限らず行政の執行に当たって共通する尺度かと思います。公務員の常識といったことにとらわれず、一県民として見たらそれはどうなのかといった意識を持って御判断していただければいいんじゃないかなと思います。
 最後になりますが、今はコロナ等で大変な時期ではございますが、残られる議員、職員の皆様におかれましては、健康に気をつけてこれからも御活躍頂ければと思います。
 本日は貴重な時間を頂きまして誠にありがとうございました。(拍手)

○山田委員
 高橋調査官お話を頂きありがとうございました。本当に私も監査委員で1年御一緒させていただきましたので大変お世話になりました。
 今、高橋調査官から代表監査委員のお話も出たわけでありますが、本当にそういったことをまた職員の皆様心においてぜひとも頑張っていただきたいと思います。
 そして高橋調査官、退職された後も第二の人生、新たな人生まだまだ活躍頂いて御多幸をお祈りしたいと思います。どうもありがとうございました。以上で終わります。

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