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委員会会議録

質問文書

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平成31年2月定例会厚生委員会 質疑・質問
質疑・質問者:吉川 雄二 議員
質疑・質問日:02/28/2019
会派名:自民改革会議


○吉川委員
 質問ではありません。
 私ごとでまことに恐縮でありますが、一言申し上げたいと思います。
 実は、平成3年に初めて当選させていただいたとき厚生委員会に所属させていただきました。そして28年間たちまして議員生活にピリオドを打つ平成31年に、やはり厚生委員会で終わろうとしております。当時は今村部長でありました。それから池田健康福祉部長まで28年間、極めてそこに人の世の妙を感じておるわけでございます。
 そこで、最後に一言と思いまして明治の司法卿江藤新平は、国家の勢威は国民の安堵にありと申しております。勢威とは繁栄、そして安堵とは安心・安全といった意味合いかもしれません。ならば地方の繁栄はひとえにその地域に住む人たちの安心と安全をしっかりと担保することだと思います。その地域に住む人たちの安心と安全をしっかり担保することによって地方が繁栄していくと思います。
 そこで、今の時代の要請でちょっと申し上げますと、安心と安全を担保するには時代の要請からいきますと、まず何といっても少子化対策としての子育て支援、これは県民が一番要望するところであります。
 さらには、高齢化対策としての健康の維持であるとか、介護力の充実、地域包括ケアという言葉がよく出るんですけど、私この地域包括ケアを説明するとき孔子の論語を持ち出しまして、孔子はそれぞれの人間の時代区分を言っているわけでございます。40にして惑わずと言いますね。大したもんですね、昔の人は。私はもうよわい70にならんとしてまだ人生迷っているんです。
 それから、50にして天命を知ると言っていますね。そして60にして耳に従うですか、確かにそうですね、口は1つですけど耳は2つですから、人の言うことをよく聞けといった意味合いだと思います。そして何と70にして心の欲するままに従えどのりを超えずと言うんですね、これ大したものですね。自由にふるまうけど、法律の範囲におさまっているといった意味合いでしょうかね。孔子はここで終わるんですね、70で。ですけど人生100年ですから80、90が出てくるわけでございまして、これは静岡県が生んだ有名な県議会議員吉川雄二が80、90にしてぴんぴんころりぴんころりと言っているんですね。いわゆるこのぴんぴんころりぴんころりが、まさに地域包括ケアの大眼目なんですね。
 そのように地域包括ケアについて説明させていただくんですが、先ほどの時代の要請にまた戻りますと、もう1つ生命の安心と安全を担保すると医療の充実、よくよくこれらの社会問題、あるいは社会の課題を考えてみますと、ほとんどこれは健康福祉部の所管なんですね。ということは、皆様の職責が非常に重いものがある。職責を全うするところにまさに地方の繁栄があると思います。
 いずれにしろ、気を込めた奮闘努力を今後もお願いしたいと思います。それには何といっても私はやはり物事の本質をしっかり見抜いていくことが非常に重要なことじゃないかと思いますね。そういう目をしっかりと持ち、それにはしっかりと正しい歴史観を持つということ。
 人間とは何かということを常に人間性を追求することが大事でしょうね。経済関係とは何かといったとき、これはもう人間と人間の関係だと思うんですね。そしてまた人間関係を安定的に保つことが、例えば組織の繁栄、発展につながっていく。家庭関係もそうですね。ちょっと女房とけんかして嫌なことがあると職場に行ってもなかなかそんなことが気になることは多々あることだと思います。ですから、人間関係を常に安定的に保っていくことなんですね。それには、やはり言葉が大事だと思いますね。言葉遣いですね。
 もう1つは、哲学とは何かと言ったとき、それはどうも皆さん眼前の真理を疑うことなんですよ。心理なんて世の中にはないんですけれど、あるのはかりそめの真理ですね。眼前の真理を疑うことによって、さらなる真理が見えてくるというのが哲学ですね。これは会社経営も同じなんですね。必ず疑うことが大事です。これは本庶佑先生もそんなことを言っているんですね。疑うということが大事なんです。懐疑の念も持つということですね。
 ですから、私は一貫してこの28年間、地方分権正しからずと言うんですね。地方分権論者たらずんば、地方議員にあらずといった風潮がありましたけど、地方分権必ずしも正しからずと言ってきましたし、いやもっと言うならば、民主主義必ずしも正しからずなんです。常にそういうふうに眼前の真理を疑っていくということが。
 ですから、例えば今日も先ほど出ましたけれど、働き方改革正しからずだと私は思うんです。ある経営者がこう言っているんですよ。この人手不足のとこへもってきて働き方改革とは国はうちの会社を潰す気かと。事程左様なんですね、物事の真理は。だってもっとしっかり考えてみますと、我々農耕民族は勤勉孜々として働くことによって豊かな生活を築いてきたんですね。勤勉孜々として働くという伝統文化を破壊する方向での働き方改革はどうかなと、皆さんやっぱりそこで一歩とまって考える必要がありますよね。ふえて流行とよく言いますけど、流行に流されながらも不易性をしっかり守っていくことが大事だということの一例だと思います。
 いずれにせよ、そのように常に物事の本質を見抜く目を持って、これからも静岡県の繁栄、発展のために県行政の繁栄発展のために頑張っていただきたい。
 そうですね、もう1つありましたね。いわゆる勤勉孜々として働くというのは我が農耕民族の伝統とか文化ですよね。福田恆存は伝統とは何かといったとき、人の生き方と言っているんですね、人の生き方。皆さん、行政が人の生き方まで口を出すことが果たしてどうかな、いかがなものかなと思いませんか。人の生き方まで。
 やはり、そういうふうに物事を考えていくというところに何か、必ずや解が見えてくるんじゃないかなと思います。
 いずれにせよ、私は28年の議員生活が今日をもって終わるんですね、あと閉会日があるんですけど。そんな意味で若干思いのたけを述べさせていただきました。今後とも静岡県行政の反映、発展に向けて一生懸命頑張っていただきたいと思います。
 最後に、池田健康福祉部長から職員に向けて思うところを、考えを聞いて終わりたいと思います。

○池田健康福祉部長
 3番委員の後では何もしゃべれなくなっちゃいますけれど、本当に平成3年から長い間お疲れさまでございました。
 いつも県議会の本会議の答弁では楽しませていただいたりハラハラさせていただいたりしましたけれども、今本当に過大なる健康福祉部へのエールを送っていただきましてまことにありがとうございます。
 確かに、私も健康福祉部に来まして、これほど人の生活に密着した仕事はないんではないかと思っているところでございます。今まで、私は経営管理部や経済産業部にいましたけれども、産業界を通じてとか、あるいは経営管理部だと職員を通じて物すごく間接的に県の仕事をやっているイメージがあったわけですけれども、ここの仕事は子供、高齢者、障害のある方、それぞれに困られている方の直接お役に立つ仕事だと考えておりますので、先ほども申しましたけれども、できるだけそういった方たちの意見を酌み取って、お会いしてお話を聞いて施策を打っていきたいと思います。今日は本当にありがとうございました。

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