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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和2年9月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:東堂 陽一 議員
質疑・質問日:10/02/2020
会派名:自民改革会議


○東堂委員
 一括質問方式でお願いします。
 5番委員、9番委員からも質問が出されましたが、産業委員会提出案件の概要及び報告事項35ページの施設整備計画の総点検について。
 まず1つ目は、9番委員がおっしゃったように集客施設ではなく研究施設なのだから、この写真だけでは分からないですがもう少し簡素でもいいのではないかは、大事な観点だと思いますし、新型コロナの影響による見直しからぜひそういうところもしっかりと見直すべきだと意見を申し上げたいと思います。
 5番委員もおっしゃった単価の見直しですけれども、総じて概算だったと思いますが、精査をしたら安くなったのは事業の見直しではないですよね。計算したらもっと安かっただけのことで、これは言葉のごまかしだと思います。仮設を工夫したり後年度にスケジュールを調整した部分は見直しと言ってもいいかもしれませんが、単価が思ったより安かったのを見直しと言うのはごまかしだなといった印象ですから、その辺は十分注意してもっと本質的な見直し――今ここまで計画がきていますから難しいのは重々承知していますけれども――その中でも外観を少し我慢するといった考えもあるかと思いますので、意見として申し上げます。
 質問は1点です。
 説明資料81ページの農業の競争力を強化する基盤整備プロジェクトの推進うちの3番の下段です。
 茶園の整備で年間372トンの生産量の増加を見込むとのことで5か年ほどの計画がありますが、ちょっと気になるんです。これも既にかなり進行していますけれども、日本一の茶どころ静岡県とのことで、生産量も日本一でありたいし、品質も価格もそうでありたいとの気持ちですけれども、大変単価が下がっている理由の1つは、需要に対して生産が過剰なのかといった懸念もあります。
人口減少もあり、消費が伸びない現実もありますので、販売を頑張ってもなかなか消費が増えない現実の中で、こういう計画を進めていくと生産過剰に拍車をかけないかなと懸念を持つのですが、その辺は検討されているのか、あるいはお考えがあるのかお聞きします。

○佐藤農地計画課長
 年間372トンの生産量の増加が過剰ではないかといったことについてお答えします。
 今回、県では茶産地構造改革とのことで進めておりますけれども、ドリンク茶飲料や有機抹茶の需要増加のほか、現在海外での緑茶の需要増加に応じて消費の拡大施策を講じながら生産拡大に取り組んでいく必要があると考えております。
 基盤整備プロジェクトを実施するときには、需要に応じた茶生産への構造改革を推進するため、小区画、不整形な茶園の生産性の向上を図り、低コストな生産体制の転換に取り組んでいるところであります。
 プロジェクト実施に当たりましては、担い手と計画段階から導入品種や加工販売などの営業ビジョンを描いた上で、実現に必要な区画整理等の基盤整備を実施しております。
 担い手の出口戦略を見据えて生産計画を立てていることから、プロジェクトによる372トンの生産量の増加につきましては、過剰生産にはならないと考えております。
 例えば、令和元年度に事業採択した牧之原市の静波地区では、ドリンクメーカーとの契約栽培により茶業の安定的な生産を重視した低コスト生産が可能な基盤整備も実施しております。また藤枝市の瀬戸谷地区におきましては、抹茶の輸出拡大に取り組む茶商とタイアップし、有機てん茶等の生産加工施設と一体的に担い手の経営戦略に合わせた生産基盤を進めているところでございます。
 小区画、不整形、傾斜地などの条件の悪い茶園が放棄されてお茶が減産されてしまう前に、持続可能な優良茶園に転換し、安定的に生産量を確保していくことが重要であると考えておりますので、今後も担い手の出口戦略等も踏まえ、事業化について推進していきたいと考えております。

○東堂委員
 出口戦略も十分考えて生産効率を上げる、単価も考えて場所によっては品質などの工夫もされていることだと思います。その点はよく分かりますが、単純に考えて担い手が増えるわけではないし、全体の需要が増えるかどうかとの疑問がある中で、過剰生産になって値崩れしてはいけないとの懸念が今の生産でも依然として残るわけですね。農地の面積が増えると思うんですけれども、今ある既存のものを改良するだけではなくて、新規のものもあるんでしょうか。
 農園も多少なりとも増えるでしょうし生産量も増えるわけですから、やっぱり全体の需給バランスは気になるところですので、これは意見にしますけれども、需給バランスで値崩れしている面が考えられると思います。そういうところにも十分留意しながら、今後も計画をつくっていただければと思います。終わります。

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