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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和3年5月臨時会厚生委員会 質疑・質問
質疑・質問者:早川 育子 議員
質疑・質問日:05/20/2021
会派名:公明党静岡県議団


○早川委員
一括質問方式でよろしくお願いします。
日々の尽力に感謝申し上げまして、この補正予算が速やかに進むことを願います。
まず初めに、先ほどの検査体制の強化につき、変異株への対応でゲノム解析委託でありますが、およそ何回ぐらいの想定で積算された予算なのか。
また拡大しないことを願うわけですが、最近の特にインド株の動向が心配されます。解析後の活用というか、その後の患者さんの動向等を含めた治療方針の研究とかに生かしていくことも検討されているかどうか伺いたいと思います。

2点目、高齢者施設等への簡易検査キットの配付につきまして、これも非常にありがたい話なのですが、先ほど来の質疑を聞いていますと、県全体でどのぐらいの施設等に配付する予定なのか、また検査キットの活用が施設に一任されているのか、最終的に陽性が出た場合は当然保健所への連携、また再度正確なPCR検査に繋がっていくと思うのですが、その辺りの流れをどのように仕組み化されていつ頃から始められるのか伺いたいと思います。
 
次に、高齢者向け優先接種緊急推進事業費助成につきまして、広域の集団接種会場の集団接種支援について伺います。県内の13市町が7月中には接種が難しい中で、静岡市は何とか完了に向けて調整ができそうだと伺いました。特に私の住む富士市もそうですが、東部地域は非常に医療が脆弱であるということで対象が大きいのではないかと思います。そこで県内4か所プラス1か所ということでありますが、広域を考えたときにまず最初に予約体制について伺います。
先ほど市の予約の一覧の中に県の集団接種会を載せて選択していただくというお話がありました。予約そのものがもうパンク状態となっています。独自の回線を増やすとか予約の支援を会場設置に当たって検討されているかどうか伺います。

2点目は、広域も考えるということですが、当然予約した場合に、特に高齢者の方は市内でも遠方の会場はなかなか選ばないとなったときに、広域で他の市や町まで行って早く打ちたいと思うかが課題であると思います。市の場合には接種支援としてタクシー券等を配付しても自己負担が出るということで、会場選択が非常に狭められていると伺っておりますが、広域で行った場合、特に伊豆半島を含めて広い地域での接種を促進する際の集団接種支援について会場設定に当たり足の問題をどのように考え検討されているか伺います。

○米山新型コロナウイルス対策課長
8番委員御質問のうち検査についてお答えします。
まず、ゲノム解析の検査の想定件数は1,400件ほどを想定しています。
次に簡易キットにつきましては、対象の施設に10から20、25ぐらいの簡易キットを配る想定です。そして、先ほど申し上げましたとおり何か症状が出た方のために施設の判断で早めに使っていただくことを考えております。また陽性が出た場合には管轄の保健所に届出をしていただいて、保健所の方で判断をして施設全体の検査を必要に応じてやっていくことになります。施設全体の検査につきましては必要でしたら1回だけでなく複数回実施していく予定です。

○藤曲委員長
実施時期は。

○米山新型コロナウイルス対策課長
実施時期は予算成立次第購入手続を進めたいと考えております。

○後藤健康福祉部参事(健康危機管理担当)
ゲノム解析の臨床へのフィードバックについてお答えいたします。
現状でも、海外から帰国された方等変異株の中でも新しい株を疑う方に関しましては極力ゲノム解析を行っておりますし、クラスターが原因のウイルスもゲノム解析を行っています。そこで、英国株がほとんど8割9割を占めていますが、万一それ以外の株が出た場合はすぐに主治医の先生にも結果を返すことになっていまして、現状では英国株につきましては若い方でも重症化する場合があることと、重症化する進行が早いと臨床の現場からも出ていますので、今後インド株もそういった特徴があれば速やかに臨床の先生にお返しすることを考えています。

○青山感染症対策局長
ワクチンの関係で2点です。
まず予約が現在市町のところでパンクしてる状況を先日ウェブ会議等でも聴取していますので、その点については回線数の増加も含め市町とよく調整しなければならないことは重々思っているところです。

それから、御指摘のとおり広域接種会場までの移動の方法は非常に大きな課題との認識は持っております。設置会場が近い方は非常に便利ですが、広域だと遠い方をどうするのかと私どもも認識しておりますので、設置する市町それから周辺の市町の意見を聞きながら対応を検討してまいりたいと思っております。

○米山新型コロナウイルス対策課長
検査についての補足です。
簡易検査キットについては今県内の政令市を除く6,700か所を想定しています。抗原定性キットについては症状がない方は確定の診断になりませんので再度陽性が出た場合にも抗原定量検査やPCR検査でもう一度検査をすることも行ってまいります。

○早川委員
ありがとうございました。
集団接種支援の件で御答弁を頂きました予約回線等の課題については市町と連携をしっかり行うということでありがとうございます。

広域の部分について、伺い忘れてしまったので申し訳ないのですが、先ほど人材育成は6月中旬までに何とか確保したいとの話がありましたが、広域集団接種会場は速やかに実施をお願いしたいと思います。地域によって違いますが、いつ頃を目安に調整をされていくのか。広域の場合選択してもらえないんじゃないかとの心配があるというお話でしたが、巡回型で場所を決めてこの日にこの会場に行きますといった選択の仕方は検討されているかどうかを伺いたいと思います。

○青山感染症対策局長
まず、接種のスケジュールにつきましては、7月末を政府の基本方針として示しています。現在ファイザー製のワクチンにつきましては2回接種となっておりまして、1回目から3週間後に2回目を接種しなければならない。この間隔のスパンは短くすることもできませんし、あまり長くすることもできないことになりますと6月中の1回目の接種でいかに接種量を増やすかが7月末までに接種を完了するために重要な点です。
そういうこともありますので、先ほどの人材派遣でも6月の中旬ぐらいまでに何とか目途を立てたいというお話をさせていただきましたが、同様に広域接種会場での集団接種につきましてもできる限り6月の中旬ぐらいまでに接種がスタートできる状態でないと拡充していくのはかなり厳しいとは思っています。そのためにも各市町の皆様に御協力を仰ぎながら場所及び広域接種への御理解を求めて進めてまいりたいと思っています。

それから移動接種も一つの方法と思いますが、今回短期間ですので広域接種に主眼を置きたいと考えています。今後65歳未満の方の接種を市町が主体となってやっていくことになりますが、さらに対象者も増え仕事をされてる方もかなり多くなってくることも考えると、県がやるわけではありませんけども、現状では一つの方法論として移動接種もあるかと思っています。この間のウェブ会議の資料の中でも、市町において各地区の日と曜日を決めて医師が行き接種する方法を取っているところもあります。そういう様々な工夫をされている市町の情報を市町の皆さんに共有していただいてより良い接種方法を考えていただきたいと思います。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

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