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委員会会議録

質問文書

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令和4年9月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:天野 一 議員
質疑・質問日:10/05/2022
会派名:自民改革会議


○天野委員
 分割質問方式で4問質問します。
 今回台風による水害が出たわけですが、教育委員会は中学生、高校生に災害時におけるボランティア活動についてどのような指導をしているのか、まずお伺いしたいと思います。

○中山高校教育課長
 天竜高校につきましては学校が被災しておりますので、学校の先生に加えて生徒も復興に携わっていると聞いております。学校の復興を行う中で近所で被災している御家庭があったため、生徒が進んで困っているところに行って手伝いなどをやっております。
 日頃から教育活動の中ではボランティア教育をしておりますけれども、特に災害の時に自分たちが被災したにもかかわらず近所への手伝いに行く動きがあったことは我々も非常にうれしく思っております。日頃からの指導も生きたと考えております。

○天野委員
 これから南海トラフ地震も含めて、大災害が起きたときには中学生、高校生が地域の大きな力になる可能性があるわけですね。今回の災害を機にボランティアの在り方を教育委員会の中で考えることが一層必要かと思いました。
 地域で災害が起きたときの活動の仕方、考え方について学ぶような指導をしているのかお伺いしたいと思います。

○江本義務教育課指導監
 高校生については先ほど中山高校教育課長から答弁がありましたが、中学生についても災害が起こった際には地域の災害の復興に向けた担い手として、各学校で地域で行われる訓練などに積極的に参加するように呼びかけたりしていると承知しております。
 今後、各市町との話合いをする際に今回の災害が起こったことを1つの話題にして生徒のボランティア活動が積極的に進められるような話をしたいと考えております。

○天野委員
 ありがとうございます。
 ぜひ全県下で災害について考える機運が出るようにお願いします。

 次に、先ほど部活動の質問が出ましたが、これから時代が変わってきて例えば大会があるスポーツ以外をやりたい、生涯スポーツ、ある意味では体を鍛えるなど中体連とか高体連にない種目、ニュースポーツがいろいろ出てくる。そのような動きに対して教育委員会はどう考えているかお伺いしたいと思います。

○近藤健康体育課長
 最近は非常にいろんな情報が入ってくるため、様々な種目にチャレンジしてみたいと非常に意欲的な生徒さんもいます。ふだんは文化的な活動をメインにやっていますが、時には体を動かしたいというニーズも出てきていると承知しております。
 こういったニーズに対して学校の部活動として全種目の環境を整えることはなかなか難しいかもしれませんが、今般部活動の地域移行といったお話もありますので地元のスポーツ協会等々と連携しながらいろんな取組ができるのではないかと考えております。スポーツ関係部局とも連携しながら、よりよい環境が県内に整備されていくように今後取り組んでいきたいと思います。

○天野委員
 今まで教育委員会は部活動の範疇で考えてきたわけですけども、これから地域移行により部活動を外部へ委託する一環として生涯スポーツやニュースポーツ等にどう関わっていくかについて、教育委員会としてぜひ積極的に取り組んでほしいと思います。
 この問題は選手ではないけれども楽しみ、健全な体と健康、心を養うスポーツについても積極的に応援する体制をぜひ教育委員会も考えてほしいと要望しておきます。

 次に、9番委員からもありました学力状況調査についてです。
 川勝知事は学力状況調査の結果で点数が低かったときに結果がよくなかった学校を公表しました。以来この問題から教育委員会はどのように全県下の学校に指示を与えてきたのか。
そして、学力状況調査は従来と同じように小学校が全国平均を少し下回り、中学校は上回る。ただあまり変わっていない。そういう意味で学力状況調査に取り組む姿勢、考え方について伺いたいと思います。

○江本義務教育課指導監
 全国学力・学習状況調査について、調査の狙い、目的はぶらさずに、例えば順位や点数を上げることのみをもって達成できた、できていないと判断しておりません。各市町教育委員会に説明するときには調査の狙い、目的をしっかり伝えるように心がけているところです。
 かなり年数もたってきて、静岡県が最下位であった段階から考えるとかなり全国平均付近、中学校は上回っていて小学校は平均か少し下に位置することから、文部科学省が求めている学力について静岡県の子供たちはある一定の水準に来ているものと考えています。
 今後の学力向上の在り方については、大学の先生にも入っていただき調査研究に一歩踏み出そうとの段階に来ていると認識しております。

○天野委員
 今後の進め方について、学力テストに対してどう関わっていくのか、どういった目標を持っているのかを全県下の学校に周知することがすごく大事だと思います。順位にこだわる必要は決してないわけですが、過去に知事からできない学校の校長先生の名前を公表したことが多くの子供を傷つけたんですね。そういったことがないように、学力テストを次の活力に使えるように教育委員会は指針をはっきり出してほしいと強く要望しておきます。

 最後に、高等学校の再編についてです。
 今、高校再編、小中学校の一貫校、過疎地の問題等ありますが、5年後には小学校、中学校、高校の人数は現在と比べてどのくらい減少するのか、数字を教えてください。

○中山高校教育課長
 現在の児童生徒数が高校で1学年当たり約3万3000人程度ですので10万人となります。こちらが現在から5年後ですので3万1000人に減少し、9万3000人になります。

○天野委員
 現在地域別に課題と問題点を議論されているのですが、県全体に高校生、小中学生の子供は減ってくる。そういった中で全体の問題として小中高の再編の問題は考えないと地域だけで一時は終わるかもしれないけれども、さらに10年後にもっと減る可能性もあるわけですね。
 もう一度、中長期的な展望の中で県民の理解が得られる数、地域ごとの問題と同時に全体でもこうなるからどうしても再編しなければならないとの理解が必要だと思いますが、教育委員会ではそういった説明が少ないと思いますけれども、この点についてお伺いします。

○中山高校教育課長
 例えば高校の第3次長期計画上には、こういった形で生徒数が減りますのでこういった形の高校の見直しが必要であるとは書いております。
 ただ2番委員御指摘のとおり、県民への発信が十分であったかと言われますと必ずしもそのようなことはないと考えております。
 今後、我々も高校の在り方検討委員会で今後の高校の在り方について勉強しているところですので、今後基本方針や高校基本計画も考えてまいりますが、議論の状況や社会状況の変化などについても県民の皆様にきちんと情報を提供し方向性をを共有するよう努めてまいりたいと考えております。

○天野委員
 最後に要望しておきます。
 今数字的に出ているのですが、県民に分かりやすく情報発信をすることがすごく大事だと思うんです。そういう理解の中で再編をする。個々のところには個々の事情があるわけですから、的確に情報提供してほしいと要望しておきます。

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