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委員会会議録

質問文書

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平成22年10月就航地交流推進特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:小田巻 進 議員
質疑・質問日:10/25/2010
会派名:民主党・無所属クラブ


○小田巻委員
 お話の中に、いろいろ貴重な体験を踏まえて御指摘もあったと思うんですけども、この資料の5ページですね。ことしの1月から8月の訪日数、特に中国人のところなんですけども、昨年はトータルで101万人、それがことしの1月から8月までで既に104万人ということで、かなりの方がいらっしゃったようです。この背景にはビザの発給の緩和だとか、それからまた空港のチャーター、クルーズのチャーターそれらの増加という指摘もされていますけれども、今、毎週のように中国ではデモが起きている、反日感情があるというとこで、政府としてはことし180万人の訪日予想を立てているということですが、単純に考えると、あと一月あたり20万人ずつ来ないとこの180万人達成できないと思うんです。そこら辺のところ長谷川様はどのようなお考えを持ってらっしゃるかお伺いしたいと思います。

○長谷川保宏氏
 180万人といいますのは、1,000万人を達成するための市場ごとに割り振った数字でございまして、あくまで180万人が目標でございます。その目標からいきますと、あと毎月20万人ずつというのは、過去最高のこの8月の数字が17万人でございましたので9、10、11、12が毎月記録を更新していかないと達成できない数字でございますので、今の時点においてはかなり難しいと思います。溝畑観光庁長官もことしは、150万人ぐらいに来てもらって、さらに上積みして180万人を目指したいというようなトーンでお話があったかたと思いますが、今はその150万人がどうかというところじゃないかなというふうに思います。尖閣諸島沖の事件で、9月の数字が、実はきょうの2時に発表される予定なんですが、大体のことを申し上げますと9月におきましては、ほとんど影響ございませんでした。9月も単月において全体で30%ちょっとの伸び、累計においても30%ちょっとの伸び、中国マーケットにおきましては、9月単月では全年に比べてやっぱり30%以上の伸びを示しておりますので、9月はそんなに影響がございませんでしたけども、私どもの中国の事務所にヒアリングをしましたところ、国慶節までは、せっかく予約を取ってあるので、キャンセル料の問題とか、ビザも取れていたりしますので、あんまりキャンセルはなかったんですけども、国慶節あけが結構落ち込んでいるという情報が来ております。実際、国慶節が終わりますと通常オフシーズンになるのですが、そのオフシーズンの数字からさらに2、3割ぐらいは観光旅行の関しては落ち込むんじゃないかなというふうな見方をしております。ただ、これは地区によって非常にばらつきがありますので、本当にざっくりした予測でございますけども、最終的には10月締めてみないとその数値がまだ出てこないという状況でございます。

○小田巻委員
 今、観光業を含めて中国の方々のそういう動きというのは大変気になるところですが、このまま中国人のお客様の案内というのは、この資料の中の29ページにも載っているんですけども、いわゆるゴールデンルートですか、その中に静岡が入っているということで、地域的にどのような考えを持ってらっしゃるのかとお聞きしようと思ったんですが、これは資料があるのでこれで理解させてもらいますが、静岡県として、地域の特色というのはどのように出していったらいいのかなということをちょっとお話願いますでしょうか。

○長谷川保宏氏
 やはり、非常に横に広がってですね、ちょっと移動は大変だなという印象は受けるんですが、ただ、持っているものとしては非常に注目するような素材がいっぱいあると思うんですね。それをいかに有効的に結びつけていくかだと思います。特に最近は、訪日外客が目指すものは「もの」から「こと」への移行と言いますか、そういった傾向が見えておりまして、今までみたいに単に、何か「ものを買う」とかですね、そういったものじゃなくて「何かをする」というような傾向が出ております。中国人は初めての人が多いのでまだですけれども、特に成熟した香港・台湾マーケットなんかは本当に細かくいろんな情報を調べてきます。例えば、東京の南青山の裏通りの何とかという店にヴィンテージもののジーンズを売っているといった情報までかぎつけて来るんですね。そういったトレンドになりつつあります。
 静岡において移動が大変ということであれば、例えばレンタカーを使うプランで、特に香港人・台湾人、それからシンガポーリアンを対象とした、北海道なんかではレンタカーが脚光を浴びているというふうに聞いております。特に、1個1個に距離感覚があるような静岡県の場合には、レンタカーを使った何かプロモーションを考えられないかなと思います。
 それから、1つご覧いただきたいのが9月に世界旅行博がございまして、その中の1つセミナーで気に入ったんですが、在住20年ぐらいになるコンサルタント会社をやっているドイツ人が、いろんなプレゼンテーションの中で、こういったスライドを見せてくれたんですね。世界の有名なところとそれから日本でそれに類したところを比較して、まず下の場所を隠してですね、ここはどこですかという具合です。ぱっと見たらですね、どこもよく似ているんです。でも、よく見ると世界の有名なものだったり、日本の有名な場所だったり、全然遜色なかったです。その中の1つがこれだったんです。ガンダムと自由の女神。そのドイツ人からすれば、ガンダムだって立派な支えじゃないかというようなことを言ってくれたんです。これはぜひとも使いたいなと思って、これを借りてきたんです。やっぱり情報の発信の仕方、そういったものが大切だなと思いました。私、きょう駅から来るときに隣のビル、何かガンダムみたいなビルがございましたけども、ガンダムビルって名前がついているのかなって思ったんです。何か、ガンダムっていうのは一つのモチーフにならないかなと思いました。
 それから、ことしの1月にベトナムから6年ぶりに帰ってきたんですが、日本再発見したのは、フルーツのおいしさ、果物のおいしさ、すごく感じました。特に静岡県は、いちごが非常においしいんじゃないかと思います。それからナシにしてもリンゴにしても柿にしても、日本のフルーツは何とおいしいんだろうというふうに感動しております。この日本のフルーツをもっともっと東南アジアの人に発信すれば、フルーツを目的に来るっていう人も、あるいは何らかのプラスアルファで使えないかなと思うんですね。特に、最近は1カ所で、1つの目的で来るんじゃなくて、そこに行ったら、何て言うんですかね。1粒で2度おいしいじゃないですが、例えば富士山に行ったら富士さんが見えて、富士急プレミアムアウトレットで買い物もできる。それから、富士急ハイランドで遊びもできる。そういった1カ所行ったら、2つ3つのものが楽しめる。そういった傾向も強くなってきておりますので、そういった観点から、静岡県に行ったら何かを見て温泉も入る、しかもおいしいフルーツも食べられるとか、プラスアルファで何かアピールできないかなと思いました。

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