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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和3年2月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:大石 哲司 議員
質疑・質問日:03/09/2021
会派名:ふじのくに県民クラブ


○和田委員長
 休憩前に引き続いて、委員会を再開いたします。
 質疑等を継続します。

○大石(哲)委員
 分割質問方式でよろしくお願いいたします。
 最近、マイクロプラスチックによる海洋汚染が国際的な問題になっています。今問題になっているのが人工芝の破片で、ある団体が首都圏と大阪を調べたら11の河川から全て人工芝の破片が見つかり、プラスチックの中のほぼ4分の1が人工芝の破片だそうです。
 県が管理している河川の中で、河川敷に人工芝が敷かれている河川があるかをお伺いしたい。

○望月河川企画課長
 県が管理する河川に人工芝が使われているかについてお答えいたします。
 河川の利用形態には、河川を管理する施設、それから例えば公園のように利用する施設、いわゆる占用施設と大きく2つに分かれますが、確認できた範囲で申し上げますと人工芝を使用した河川占用施設は藤枝市の朝比奈川において1件確認しております。
 これにつきましては、河川の中――洪水のときに水が浸かるところよりも、河川区域ではあるんですが堤防の外に学校のグラウンドとして使われている事案となります。

○大石(哲)委員
 本堤の外側の河川敷とのことですが、排水はいずれ朝比奈川に流れ込むわけですけど、そのときにプラスチックのごみがトラップされるますがあるかどうかお伺いしたいです。

○望月河川企画課長
 先ほど説明しました朝比奈川の案件についてはグラウンドとしての使用ですので、御指摘のとおり雨が降れば近くにある市管理の川を通じて県管理へ流れ込んでくる状況ですけれども、現在特別人工芝から発生するプラスチック等を捕捉する目的でそういった施設が配置されているかは承知しておりません。

○大石(哲)委員
 ありがとうございました。
今、全国的にこの人工芝でフットサルとか激しい動きをすると上のとげの部分が剝がれて流れ込んで海洋汚染の1つになるという話です。また少し追及したいなと思うので、皆さん方も勉強して研究してください。よろしくお願いいたします。

 次に、先ほど6番委員が防潮堤の話をしていただきもう完成したとのことですが、昨日の夕刊に、防潮堤の砂が風で飛んでCSGがむき出しになったところがあると。
完成してまだ1年なんですが、これからもずっと心配しなくちゃいけないことなのか、この記事の中身は心配ないよって言ってくれればうれしいんですが教えていただけますか。

○吉澤河川海岸整備課長
 中田島砂丘内の防潮堤における被覆砂流出の報道が昨日夕刊に掲載されまして、その件についてお答えします。
まず、見出しに基礎部の露出とショッキングな書き方がありまして御心配をおかけしたところですが、担当した記者に確認したところ――表現はこのようになっていますが――土台部分ではなくてCSGの頂上部が一部露出したという認識は持っているとのことでした。
 現状は、記事にありますとおりCSGの頂上部が一部むき出しになって、その破片が周辺に散乱していることは事実ですが、この散乱した破片についてはCSGの施工時に発生した余剰部分、本体部分の外についている部分ですので、本体の断面に欠損は生じていない状況で構造上は大丈夫と考えています。

○大石(哲)委員
 金属で言うとバリの部分のようなものが散乱していると。
確かに私もこの見出しを見てびっくりして、中を読んだら見出しほどじゃないなと思ったんですが、補修するのに500万円近くかかるとのことです。毎年かかるのでは先々心配ですけれども、堆砂垣をやるなどこれからどうしていくのか教えてもらえますか。

○吉澤河川海岸整備課長
 9番委員御指摘のとおり、当該箇所は砂丘の中にあるので当初より景観に配慮してCSGを砂で全て覆って設定しており、経年的な飛砂の影響を想定して竣工当時よりモニタリングを継続してまいりました。
 今回、被覆砂が飛んでしまったのでそれを戻す仕事、あるいは再発防止として飛砂防止の工事を実施しておりまして、一応今月中には完了する予定です。
 今後も同様な維持管理が必要になってきます。実際この中田島砂丘は地域の方々、団体が実際にいろいろな方法で昔から堆砂垣を置いてどのように砂を集めていこうかといったことをやられているので、そういった方々とも意見交換して情報も入れながら今後堆砂垣の設置等の効率的な維持管理に努めてまいりたいと考えております。

○大石(哲)委員
 このぐらいは想定の範囲内だということで理解しておきます。ありがとうございます。

 それでは、最後の質問に移ります。
清水港についてお伺いしたいと思います。
 清水港は、御案内のように全国18の国際拠点港湾の1つとしてカウントされていまして、コンテナの貨物の取扱量は全国第8位と静岡県の海の玄関口として広く認知されているところです。
 一昨年、開港120年の節目に清水港の長期構想を公表されまして、今月中にこれから10年間の整備計画を盛り込んだ港湾計画を改定する予定だと伺っています。
 昨日の長繩交通基盤部長の説明にもあったように、新東名は御殿場のほうに延伸されて、中部横断自動車道も下部温泉の早川インターまで延びて清水から物流が拡充されていく、さらに港の重要性が増すと思っています。
 今しきりに使われているバイ・ふじのくにとかバイ・山の洲(くに)という言葉も清水があってこその物流だと思いますのでよろしくお願いします。
 そこで、本県の港湾行政にこれまで御尽力されてきた杉山交通基盤部理事に、清水港の港湾計画の改定を契機としたこれからの清水港についての期待、思いなどがございましたらお願いいたします。

○杉山交通基盤部理事(交流・通商担当)
 9番委員から身に余る御紹介を頂きまして、誠に感謝いたします。
 御質問の内容にありました清水港の港湾計画ですけれども、昨日国土交通省交通政策審議会港湾分科会が開催され無事審議が終了しましたので、予定どおり3月中の改定ができる見込みになりました。
 それでは、今後の清水港への期待、思いについて述べさせていただきます。
 私が入庁したのは昭和50年代後半なんですけれども、その頃既に清水港は本県の物流拠点としての役割を担っておりまして、当時のコンテナ取扱貨物量は約140万トンほどだったと記憶しております。平成に入り新興津のコンテナターミナル整備など拡充し、令和元年のコンテナ取扱貨物量は548万1000トンと拡大を続けております。
 また、平成2年にクルーズ客船が初寄港しましたけれども、新型コロナ感染症の影響により昨年は7回の寄港と非常に少なくなってしまいましたが、一昨年は40隻が寄港するなど国内外の国際交流拠点としての発展も遂げています。クルーズ船については外国のクルーズ船の運航再開がまだコロナの影響で見通しが立っておりませんけれども、いずれ収束した暁には再び以前のような活気が取り戻されるものと確信しております。
 今回の港湾計画の改定に位置づけた施設整備を確実に実施することが清水港のさらなる発展、ひいては本県の発展につながるものと私自身はそう思っております。
 さらに政府が掲げた2050年脱炭素化の実現に際しては、港湾というのはエネルギー産業が集積しており、また海外との直接の接点であることから、いわゆるカーボンニュートラル社会の実現に当たり港湾がどう対応していけるのかが実現の鍵を握っていると思います。したがいまして清水港の役割とは、本県のみならず日本の今後の環境社会の形成にとっても重要なものになると思います。
 最後になりますけれども、海の玄関口である清水港が世界から憧れられる港としてさらに飛躍するよう県、市はもとより地域関係者が一致団結して取り組んでいただけることを切に期待しております。

○大石(哲)委員
 ありがとうございました。
今杉山交通基盤部理事からのお話もありましたように、最後の最後に清水港はクルーズ船の寄港も少なくなって寂しかったし、それから前回の議会でも質問させていただいたゲンティンとの約束もなかなか履行されないということで、先々心配かもしれませんが見守っていただいて。
長い間港湾行政、ありがとうございました。お疲れさまでした。以上で終わります。

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