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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成25年決算特別委員会文教警察分科会 質疑・質問
質疑・質問者:山本 貴史 議員
質疑・質問日:10/31/2013
会派名:富士の会


○山本委員
 では、私から数点にわたりまして一括で質問させていただきたいと思います。
 まずは、説明書の5ページになります。
 (1)カの原子力関連施設における警戒警備体制の強化ということで、浜岡原子力発電所を管轄する菊川警察署の警備課に原発対策係を新設したということでした。こちらの内容と、その効果がどのようなものであるかについて、まずはお伺いいたします。

 次の6ページの(4)犯罪被害者支援の推進ということで、平成24年度中、事件捜査に必要な診断書、死体検案書または性犯罪被害者の初回診察等に係る費用等の公的負担を行ったということです。この公的負担につきましておおよそで結構なんですけども、それぞれ具体的な件数と公的負担の金額につきまして、どの程度のものかを教えてください。

 また、その下のイ、NPO法人静岡犯罪被害者支援センターと連携をして各種相談への対応、カウンセリング、法廷付き添い等の支援活動を実施されたということですが、こちらの支援の状況につきまして、もし具体的にわかるところがございましたら、教えていただきたいと思います。

 続きまして、15ページになります。
 先ほど5番委員からもサイバー犯罪関係のお話がございました。こちらのウの(イ)のところで、少年に関してインターネット上の出会い系サイト等に対するサイバーパトロールを行っているということです。このパトロールにより45人の検挙・補導があったということですけれども、実際にこのサイバーパトロールに従事している方々、人数や体制がどのようになっているのか教えてください。

 また、その下の(ウ)の部分ですが、インターネット上の有害情報についてです。
 もうこれは検索をかければ幾らでも有害情報に行き当たるわけですが、この取り組みの中で有害情報80件の削除依頼をしたということでした。この80件の有害情報に関しては、具体的にどういう内容のものであったのかを教えていただきたいと思います。

 次に、20ページになります。
 エの航空隊の活動状況です。
 航空隊は、ふじ2号、ふじ3号のヘリコプターの2機体制で活動されているということで、さきの委員会でも、この活動につきましては非常に期待するところということで、私からも話をさせていただきました。こちらの決算額といたしまして、3億円余の金額になっております。ヘリコプター2機を持っていれば航空隊ができるというわけじゃなくて、もちろんシステムとして機能しているということで理解をしておりますけれども、この決算額の内訳を教えてください。

 また、この2機のヘリコプターの出動状況をお伺いしたいと思います。
 多分、かなりの出動回数になっていると思います。ヘリコプターの航続距離とか飛行距離にもよるとは思いますが、かなり燃料代も高いと思われますが、これが1回出動すると大体どのぐらいの経費がかかるのかも、あわせて教えていただきたいと思います。

 続きまして、29ページになります。
 一番下のイ来日外国人犯罪の検挙状況で、平成24年度の検挙は534件、349人とあります。次のページの表を見ますと、平成23年から比較すると約3分の1に減少してるわけですが、考えられる主な理由を教えていただきたいです。
 この外国人の主な国籍といいますか、どの国の方が一番多いのかもあわせて伺いたいと思います。以上です。

○平田警備部長
 菊川警察署に新設しました原発対策係についてお答えいたします。
 まず、この対策係の業務内容ですが、警察本部の各課はもとより核防護に係る関係機関、それから事業者等と連携して、不審者の発見活動等の諸対策を推進しております。
 次に、係新設の効果ですが、関係機関との連携がよりスムーズになりまして、不審点の早期把握など、テロ等不法行為の未然防止に大いに役立っているものと考えております。以上です。

○櫻井警務部参事官兼警務課長
 犯罪被害者支援における公費負担についてお答えしたいと思います。
 平成24年度でございますが、まず診断書料につきまして69件、22万円余りでございます。死体検案書料が4件、16万円でございます。検査費用及び緊急避妊に要する経費等を含んだ初診料が98件、51万円余りという金額でございます。

 次に、犯罪被害者支援センターにおける支援の具体的な状況でございます。
 NPO法人静岡犯罪被害者支援センターにおきましては、カウンセリング、法廷付き添い等の支援を実施しております。平成24年度中に犯罪被害者支援センターで行った相談件数は264件、臨床心理士によるカウンセリング件数は6件、直接的支援のうち公判付き添いの回数は19回となっております。なお、直接的な支援といたしましては、公判付き添い以外に訪問面接、公的機関や弁護士事務所等へ行く際の付き添い支援等もあわせて実施をしておるところでございます。以上でございます。

○酒井少年課長
 サイバーパトロールに従事している人員、体制についてお答えいたします。
 サイバーパトロールは警察本部少年課の児童ポルノ対策係、少年サポートセンター係及び6警察署に設置している地区少年サポートセンター職員が中心となって、各署の少年係の捜査員で実施をしております。

 次に、削除を依頼した有害情報が80件あるということで、その内容についてお答えをいたします。
 削除を依頼した80件の書き込み内容は、エッチをしたいなどの援助交際を求めるものや、使用済み下着の売買等、児童の性を対象とした不適切なものになります。具体的にということですので、ここは公式の場ですから余り露骨なお話はできませんので、御紹介できるのを1つ、2つ。
 静岡でセフレ募集します。セフレというのはセックスフレンドの意味でございます。自分は18歳ですが、年上でも気にしません。
 もう1つが高校生。自分が高校生という意味です。指定の駅まで来ていただける方、パンツ5,000円、ブラ5,000円で売ります。このようなものです。内容的には、もっとひどいものがいっぱいございます。以上です。

○小林総務部参事官
 私からは、航空隊の活動に係ります決算額約3億400万円の内訳について、お答えいたします。
 その主なものにつきましては、ふじ2号の飛行400時間点検及びふじ3号の飛行600時間点検の経費が約7080万円でございます。また、ふじ2号のメーンギアボックスとテールギアボックスの交換経費が約1億1300万円、各種の部品や消耗品の購入に約5500万円。このほか、通常の整備経費や航空燃料代等で、総額が3億400万円余りとなっております。以上でございます。

○山城地域部参事官兼地域課長
 私からは、ふじ2号、3号の出動状況について御説明いたします。
 平成24年度中、航空機2機で348回出動しております。各機の出動状況ですが、ふじ2号が救助活動31回、捜索活動10回、警ら活動26回、訓練等66回、合計で133回出動しております。また、ふじ3号は救助活動40回、捜索活動26回、警ら活動62回、訓練等87回、合計215回出動しております。なお、本年4月から9月までの出動状況は、ふじ2号が114回、ふじ3号が110回となっております。
 続いて、出動1回当たりの平均燃料費について御説明いたします。
 ヘリコプターの燃料費は、ヘリコプターの機種、飛行時間、飛行高度、速度、装備、搭乗人員などにより大きく変化するため、一概には算出できません。例えばですが、中型機であるふじ2号の通常パトロールフライトにおいては、1時間当たり約350リットルを消費することとなり、約4万円程度となると算出しております。以上です。

○杉山刑事部長
 外国人犯罪の検挙の減少理由であります。
 平成21年より始まった、政府を挙げた日系人帰国支援事業等の不法滞在者対策が功を奏しまして、年々不法滞在者数が大きく減少しているということに加えまして、一昨年は空き巣や車上狙いを連続的に敢行しておりました外国人グループを多数検挙いたしました。その効果もありまして、昨年は減少したということであります。
 次に、国別でありますが、ブラジル人、中国人、そしてベトナム人の順で上位を占めております。全体の66%であります。以上です。

○山本委員
 それぞれに詳細な御答弁、ありがとうございました。
 私からは、幾つかの意見を述べさせていただきたいと思います。
 まずは、15ページのサイバーパトロールと有害情報についてです。
 やはり少年等が有害な情報にさらされてるということでございます。インターネット上には相当な数があると思いますので、こうした80件というのが多いのか少ないのかというところはいろいろ議論があると思いますけれども、極力その削除に努めていただければと思います。最近ではラインとかフェイスブックとかSNSの中で、何かよくわかないものが私どもの携帯にも入ってきます。全くわけのわからない女性からのリクエストがフェイスブックに上がってきて、そこへ行くと有害サイトにつながっているということのようです。少年、大人問わず、常にわなが張りめぐらされているような状況があると思います。
 このサイバーパトロールが今後どこまで入り込めるのか、技術的なことはわかりませんが、ぜひ強化に努めていただいて、検挙並びに少年の保護に努めていただきたいと思います。
 また1点、今のサイバーパトロールからは外れるんですが、この(ウ)のところでもフィルタリングソフトの利用促進に努めていただいてるということで、これは恐らく携帯電話会社でも、指導をしていただいてると思います。ただ実は最近、スポーツ少年団とか学習塾、予備校みたいなところで一斉に情報を流すときに、このフィルタリングがあると情報が届かないということで、そのフィルターを解除してくれということも今増加しているということを聞きます。そのあたり非常に難しい部分があるのかもしれませんが、ぜひそうしたことも考慮していただいて、このフィルタリングソフトの利用促進の活動を、今後ともぜひお願いしたいと思います。

 また航空隊についてですけれども、かなりの出動回数だということでした。また、オのところでも、水難・山岳遭難についての救助活動等も富士山の世界文化遺産登録等もありまして、今後、ふえるんではないかということです。これだけの回数ですと、かなりの回数ではないかと素人ながら思うわけですが、救助する側が事故に遭われないよう、ぜひ安全にも留意していただきながら活動に当たっていただきたいと思います。
 質問はございませんが、以上2件を意見として、私からは終了させていただきます。

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