本会議会議録
質問文書
平成24年9月定例会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者: | 中谷 多加二 議員 | |
質疑・質問日: | 10/02/2012 | |
会派名: | 自民改革会議 |
○中谷委員
質問をさせていただきます。
まず、来年度の組織改正についてです。
私、ここ3年ほどずっと質問をしてきました。西田局長や杉山課長は少し早いんじゃないのとお思いだと思いますね。そのとおりなんですが、余り忘れ去られてことしの年度末に同じような結果を招かないように、早目に提案を申し上げようというわけで質問させていただくわけですが、県の当局の皆さんは、必ず人を配置する組織改正に当たっては、それぞれの方に適切に対処するためにこういう紋切り型のせりふを言われるわけです。
例えば私は森林関係の人間なんで、農林事務所等々組織の担当課の名前を変えたり、人数を重点的に配置するというようなことをしていただいていますが、私自身はこれはあんまり完璧ではないとずっと思ってます。
次年度以降なんですが、ことしの北風の吹くころには、多分次の年のそれぞれの部門のトップ以下、人事の配置の相談をしていくんだろうと思いますが、その組織のあり方、現段階で結構ですからどのように考えているか伺いたいと思います。
次に、先ほどもちょっと話が出てました。審議会委員の選任です。
広く識見や意見を求めることを考えれば、いろんな方をできるだけ多く選任する必要あるという考え方もあると思います。しかし聞くところによりますと、1人3つぐらいの審議会の委員を兼ねることはいいんじゃないかという内規をもって運用してるんではないかということですが、審議会の運営上何ら支障がないという理解でいいのか伺いたいと思います。
3つ目ですが、先ほど9番委員もちょっと質問されてました。資料の14ページにありますが、節電対策についてです。
ことしも特に暑い夏だったですよ。冷房中、室内の温度の設定を28度にしなければならないということでした。私は以前、あのとき庁舎管理室だったか営繕だったか忘れましたが、例えば本館を含めたこの3つの建物の28度という設定を27度にしたら、一体幾ら余分に金がかかるか調べてもらったことがありましたが、答弁はわかりませんということでした。
そのとき私は冗談で言ったんですが、28度設定と言っといて実は27度にしとけば、わからんのじゃないかと、それは冗談ですが。特に私のように暑がりの方がこの中にもいると思うんです。そういう方は、冷房が28度に設定をされていることによって、その方の能力、100%脳みそが回転して仕事ができているのかというのを聞きたいと思うんですよ。
いや、本当に聞きたいのは森山副知事ですね。物すごい汗をかく人でして、夏場。あの人はいませんので聞けませんから、この際人事に精通をしておられます西田職員局長から周りを見渡していただいて、この方が答弁するのが一番ふさわしいんではないかという参考意見をもとに、委員長から指名をしていただいく。石川嘉延知事の時代からそうなんですが、28度の設定のもとに仕事をする場合、例えば25度とか26度の中で設定をされている場合と違って本当に28度のときでも何ら変わりなく、100%の能力を発揮して仕事ができているんですと言えるのか。いや、実はここでは言えないけどということがあれば、後で言ってもらえればいいですが、とりあえずこの場ですので、差しさわりがある文言が言えない場合は、将来のある方もございますから控えますが、とりあえず今考えられることについて答弁を願いたいと思います。以上3点、お願いします。
○西田職員局長
今、御質問のありました点につきましてお答えいたします。
まず、来年の組織改正について、時間的にそろそろお話しいただかないとということなのかなと思っておりますけども、通常我々が組織改正をやる場合は、何に基づいてやるかということになりますと、1つは行財政改革大綱に今定めてございます。その中で、簡素で能率的な組織づくりに努めるということで見直すべきところは見直していくことを毎年やっております。
さらに、いろんな市町への権限移譲というのも今進んでまいります。県の仕事が市町におりていくことになれば、その分県の仕事が浮いてくるということがございますので、それを担っている組織について見直しをすることがございます。
また、県の戦略的政策展開ということで、来年度重点的に進めていくべき政策も今詰めてございますので、それをきちんと担える組織にすべきだということで、それに関する組織改正も行っていきたいということです。大きくその3点に基づきまして、今組織改正を進めていきたいということを考えておるところでございます。
あと個別のいろんな課題につきましては、それぞれ各部局で現在実施している中で、もっとこうしたほうがいいよということがあれば、それは例えば関連する団体あるいは県民の方からいろんな意見を頂戴して、部として自分たちの組織をもっとこうしたいということがあればその意も受けて、我々としては組織改正を考えていきたいということでございます。
2つ目の審議会の委員の選任についてでございますけれども、今委員御指摘のとおり、1人3件ということを基準に指導してるところでございます。
何分審議会の委員の多くは県内の方ということでございますので、優秀な方があれば重なってくることもございます。なるべくより多くの県民の方の御意見を頂戴して、我々としては政策を進めていくべきだと考えておりますので、今3件ということで絞ってきております。
今、審議会委員の状況を見ますと、現時点で680人の審議会の委員の方がいらっしゃいますけれども、そのうち564人、82.9%は、ほかの委員を兼職していないということでございまして、3件以上というのは、4件兼職している方は今19人、2.8%ということでございます。私どもとしては、3件ということで絞っておりますけれども、特別支障が生じているということはないということで考えています。
3点目、私はよく把握してないので大変恐縮でございますけども、28度の温度設定ということが何ら支障はないのかということでございます。確かに私自身、この設定基準は暑いかなとは思っております。
ただ、そういう仕組みということで、特にこの設定をしてから、何か仕事上困ったなというようなことは自分自身としては承知しておりませんので、引き続き私としては、この温度設定で仕事についていきたいということであります。以上でございます。
○中谷委員
ありがとうございました。
組織改正のことだけど、実はこういう事例がずっとあるんですよ。森林関係だけど、県産材を川勝知事が一生懸命使えということで大号令を発していて、これは非常にありがたいことですが、実際運用の段階になって、例えばもうすぐ県内の真ん中辺の体育館が新しくなるということですが、その材を調達するに当たって、発注元のその材に関する知識の豊富さはともかく、実際現場の材の供給側の山元がこちらの県のオーダーに対応し切れていないという現状があるわけです。
例えば1,000立米、1立米は1平方メートルのさいころなんですが、それが1,000個必要な場合、実際その現場の山のほうではその3倍の3,000個、3,000立米ぐらい必要なんですね。かなりの太いのが必要だということになると、そうそう簡単には、そろえることは実は不可能なんですよ。
ところが、オーダーが出てきたのが7月、8月ごろで、来年の早い段階までに全部納めろというようなケースがあるとするなら、それは物理的になかなか大変だなというように思います。木をただ切って体育館の周りに持っていって勝手に使えっていうんならできますが、ひかなきゃいかんし、集成材にしなきゃいかんといういろいろ工程があるわけです。
滋賀県の事例では、分離発注というシステムをとっていて、本来材木の部分に関しては、早くからこういう姿勢でこういう仕様でやるので用意してくれと言われている。ところが片や施工業者が決まらないんでどういうことになるかよくわからんが、決まったらあんたら用意してくださいよ、こういう強烈な時差があるんですよ。
こういうことが現実としてあるということは、やっぱり組織のどこかにきちっと、今例えば森林でいえば増田交通基盤部理事(森林・林業連携担当)がいますが、そういったことを含めてもう少しうまく機能しないとよろしくないんではないのかというのが、私が最近見た事例で考えたことです。
もう1度、土屋部長も下田から天竜という、海から山へみたいな、そういう方ですので、こんなことはどう思うかなと。私に言わせればミスマッチだと。やはり組織体制は見直したほうがいいと思っていますが、あなたの御意見を伺いたいということです。
それから、審議委員会の委員の問題です。680人中564人は兼職していないということですが、兼職が多くないということはともかく、その県の人材データバンクがどこかにないのかなと思っているんですが、ちょっと確認しましたら教育委員会にあるような話がありました。例えば、それぞれの部門別に、専門家、法律、いろんな技術系といろいろありますが、そういった人たちがパソコンの中から――これは個人情報もありますので難しいんですが――簡単に取り出せて、次の審議会委員に当てはめていける。あの人の紹介で、あの個人弁護士さんの紹介でということではなくて、そういうデータをつくっておいて、静岡県内に住むエキスパートの方々を審議委員会に当てはめていくというようなことがあってもいいんじゃないかと。とっくにやっているといえばそれで結構ですが、これもちょっと答弁いただきたい。
設定温度28度ですが、我慢強いなと思います。やっぱり皆さんは「心頭を滅却すれば火もまた涼し」と、私は暑くてしようがないなと思っているんですけど、その中で仕事をしている皆さん方は非常にお気の毒だなと思いながら、尊敬もしながら、来年の夏を楽しみにしたいと思います。
2問だけ答弁をお願いします。
○土屋経営管理部長
組織改正の方針ですけれども、前から中谷委員が何度もおっしゃっているような1次産業系の基盤の部分と活用部分だと思います。先ほど、木材に関してはチームに立米数も指示して使いなさいという指示があって、これに関しては、これは組織だけの問題ではないかと思っていますけども、組織的なものにつきましては、今後も現在やっている職員の意見あるいは団体の意見というのも確認しながら対応していきたいとは思っております。
今現在、大きな声として、一緒にしたほうがうまくいくんだ、ばらばらだとここがまずいという声はなかなか聞こえてこない部分がございまして、昨年度までも御要望がございましたけれども、確認した結果今のままのほうがいいかなという話もあって、それを補完する意味で林業担当あるいは農地担当の理事を置かせてもらって、両部局をまたがることをやらせていただいています。今年度もいろんな意見を聞かせていただいて、対応させていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
それから余談ですが、28度はかなり苦しいですけれども、そのためにクールビズということがございまして、サムライ・シャツをまた着ていただければと思いますので、よろしくお願いします。
○西田職員局長
審議会委員の関係で、データバンクをつくったらどうかということでございます。
男性、女性含めまして、きちんとしたものはつくってございません。ただかわるべきものということで、以前は女性の方が審議会委員に登用される率が低かったので、女性に関しましては、男女共同参画課でいろんな分野でこういう方がいるという一覧表はつくってございますので、我々は委員の選任に当たりましてはそれを参考にさせていただいているということでございます。
もう1点、去年まで地域支援局で各地域のオピニオンリーダーにいろいろお話を聞いているということがございまして、そういう方々の情報につきましては、必要上データとして持っております。いろんな分野でこういうことで活躍されているという情報については手元に持ってございますので、そういうものも参考にしながら委員の選任を進めてまいりたいと思っています。以上です。
○山田委員長
ここで、しばらく休憩いたします。
再開は午後3時といたします。
( 休 憩 )
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