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委員会会議録
質問文書
平成26年12月定例会産業委員会 質疑・質問
 | 質疑・質問者： | 山本 貴史 議員 |
| 質疑・質問日： | 12/16/2014 |
| 会派名： | 富士の会 |
○山本委員
私からも一括質問方式で何点かにわたって質問させていただきます。
委員会提出資料の５ページの工業用水道事業のあり方検討会の設置ということで御説明をいただきました。
かなり課題が山積しているということは承知をしております。工業用水道事業のあり方検討会の概要についてなんですけれども、構成とスケジュールが示されておりますが、このことにつきまして、構成の部分で委員会説明資料に記載された方々が入るのはわかりますが、具体的なメンバーや何人ぐらいの組織になるのかということを教えてください。
スケジュールということでやることは３つ書かれているんですけれども、もうちょっと具体的に設置の時期であるとか、目標の取りまとめの年度がわかるようでしたら、もう少し情報をいただきたいと思います。
以前の産業委員会でもありましたけれども、やはり工業用水道事業ごとでそれぞれの事情が違っております。累積でかなりの赤字を出しているところ、何とかやっているところとあるわけですが、やはり工業用水道事業のあり方検討会をつくってやっていく上で、事業ごともしくはエリアごとの課題を突き詰めていく必要があるのかなということも感じます。そうしたことで構成メンバーにもそれぞれのエリアの方々が入るのがいいのかなという気もいたしますし、そうした地域ごとでの検討をされていくべきだと思いますので、そのあたりにつきましてのお考えを伺いたいと思います。
また、目的のところにもありますけれども、まず給水収益が大きく減少している中で、今後は人口減少による水需要の減少というのも相当見込まれてくるのかなということで先行きは厳しいものがあるわけです。
ただ、せっかくこうした検討会をつくられますので、そうした全体の将来のあり方についても検討を始めていく必要もあるのかなと感じます。そのあたりのお考えをお伺いしたいと思います。
○天野企業局次長
工業用水道事業のあり方検討会についての御質問でございます。
まず、構成、スケジュールについてでございます。工業用水道は、確かに山本委員のおっしゃるとおり各工業用水道でそれぞれ持っている課題は違うわけですけれども、実は今回の産業委員会に御提出しました資料にもありますように、例えば契約水量と使用水量の乖離の問題でありますとか、新規のユーザーの開拓がなかなか進まないことでありますとか、管路の更新整備の財源をどうするかであるとか、実は工水全体にかかわる問題が非常に多いです。そういった根幹的な問題も少しずつ議論をしていかないといけないと考えております。
したがいまして、例えば企業立地など産業政策が非常に大きな影響を持ちますので経済産業部。それから水利用の関係で地下水なども非常に関係してくるものですからくらし・環境部。それから有識者、ユーザーの代表者など大体10人以内を目安にメンバーを考えております。
それからもう１つ、スケジュールでございますけれども、年度内に設置をいたしまして一度現状分析や課題整理をしっかりと行いまして、来年度２回から３回程度を目途に結論を取りまとめていきたいと考えております。
この工業用水道事業のあり方検討会につきましては、今言いましたように工水全体が抱える非常に大きな構造的な問題をまず議論しようと考えております。ただ山本委員の御指摘のような各工水ごとの課題もございますので、その全体的な大きな問題を解決する中で各論的な課題も必要に応じて取り上げてまいりたいと考えております。
それから、この工業用水道事業のあり方検討会は、当面の経営改善だけではなくて、工業用水道事業の将来のあり方についても少し中長期の視点を持って検討を進めてまいりたいと考えております。ちょうど国が産業構造審議会の中で工業用水道の小委員会を設けておりまして、そちらの議論の推移も見ながら中長期の課題についても見通しを検討してまいりたいと考えております。以上でございます。
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