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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成22年9月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:阿部 時久 議員
質疑・質問日:09/30/2010
会派名:公明党静岡県議団


○阿部(時)委員
 時間もないようですので、3点簡潔に質問をします。
 1つは、先ほどから事業仕分けについていろいろ出ていますが、今回県全体で「不要」が16件で、そのうち教育委員会が7件上がっていると。それを見たときに非常に多いなと思いましたね。
 それで、今回その「不要」になった7件について、いわゆる継続事業であったものと単年度のもの、そういった区分けで見るとどうなるんですか、そこをちょっと教えてください。

 次に2点目です。
 これは、いろんな方からの要望もあって質問しますけれども、静岡の中央高校、定時制も含めていろんな状況の中で通ってらっしゃる方もいるし、東西地域の中でも分校舎方式というか、そこでやっている方もいます。静岡県唯一の通信教育の高校です。
 それで、今は通信教育っていうのは年間での入学というか受付は、前期、後期という分け方をして、後期にそういった受付ができるのかどうか。要はいろんな方がいらっしゃいますので、年間通してっていうよりも、後期からの受け入れができるのかどうか。そこをちょっと伺っておきます。

 それで3点目は、先ほどから出ている三ケ日青年の家のカッターボート転覆事故調査報告書のことですが、非常に仰々しいというか、私はこれを見たときに中身は非常に詳しく報告されていると思ってたんですけども、きのう教育委員会の定例会にも報告されたという中で、これは検証結果の報告をされているわけですね。調書そのものが転覆事故調査報告書ですから、私も結論か何か出ていて、何か報告されるような意味合いにとりました。しかしあくまでも聞き取り調査が時系列で記載されていると。だけど死因に起因することとか、それは一切触れてないわけですね。それは別の問題があると思いますけれども。
 それで、そういった中で私はこれは中間報告書だと思ってるんですが、教育委員会としてこれが結論づけた報告書で終わってしまうのかどうか。そこを伺っておきます。
 それで、細かいことはたくさんあるんです。
 この時系列で、最初と最後だけちょっと確認します。艇庫で指導を開始したのが13時40分で、ライフジャケットの着用と点検も行い、落水した際の姿勢、整列や生徒一人一人の番号確認を行ったと出てますね。さっきちょっと番号っていうことも出ました。それで、最後のところにお亡くなりになった西野花菜さんが18時47分に水死が確認されたということで報告書に出てきてます。今回の結果、どう対応していくかということは当然注目されているわけですね。中身はまだはっきりしてないんですけども、本来はもう少しこういうものをマニュアルでうたってなければ。マニュアルがあったのかなかったのかということもまだ出てないですよね。今回、要するに海洋プログラムのマニュアルで、こうした場合はどうするのか、そういったものを出していただいて、そこに何が足らなかったのかという部分を検討して整備すると、最後の部分で報告しているんですね。今回、静岡県警察、国土交通省の運輸安全委員会の調査結果も踏まえた上で、実効性が高いマニュアルを整備しますということですね。
 したがって、言葉じりをとらえていうのもあれですけども、私はこれ事故調査報告書っていうよりも、あくまでも今の段階では中間報告っていうことだという認識なんです。でなければ、いわゆる事情聴取ですね。今度はその時系列が一つ一つ違ってないのかどうかという話になってくるんですね。片や警察で調べていく事情聴取です。そのときとのずれが今回の報告書の中に発生しないのかどうかという懸念ですよね。それは、警察と既に話をされてこういう報告を出されているかどうか、私はわかりませんけれども、そういう意味では私の意見ですけれども、今回のこの報告書について、お亡くなりになった家族の方に対しても、静岡県教育委員会として、この報告書で終わらせてしまうのかどうか、そこだけちょっと確認しておきます。
 私はこれを見たときに、非常にそういった思いがありました。時系列は確かに大事なことですから、それはいいんですけども、今の教育委員会としては精いっぱいの中身として出されたものか。

 そしてもう1つは、青少年教育施設等安全対策委員会――これは6月28日に設置をしたということですが、そのメンバーはどういう方がされているのか報告ください。

 あわせて昨日の教育委員会の定例会で、公表できないことがあるかもしれないですが、そういった部分での質疑はあったのかないのか、そこだけちょっと伺っておきますのでよろしくお願いします。以上です。

○杉本事務局参事兼教育総務課長
 事業仕分けの結果、「不要」が7件でございましたが、この内容につきましては、いずれも継続事業ということでございます。以上です。

○塩崎高校再編整備室長
 静岡中央高校の通信制課程のことについてでございますが、県内では唯一の公立の通信制課程でございます。本部っていいますか、高校本体は静岡中央高校ですので静岡市内にありまして、キャンパスを三島長陵高校とそれから新居高校の中に設けておりまして、静岡中央高校の通信制課程に通う生徒は3分の1が東部、3分の1が中部、3分の1が西部というそういう分布になっておりまして、3分の1ずつ県内、広くいろんなところから通っているということでありますので、そういった子たちに対して対応できるようにということで、通信制のキャンパスを新居高校と三島長陵高校の中にも設けております。そこでもスクーリングは受けられますし、日常的な学習指導も受けられるような形になっております。
 御質問のありました、途中、半期の時点で入学は可能かどうかということでありますが、定時制、単位制の教育課程についてはセメスターという制度をとっていて、半期ごとの履修の単位で授業を行っているもんですから、10月以降の秋季選抜というのがあって10月以降に入学できるというような形にはなっておりますが、一方この静岡中央高校の通信制課程については、そもそも通信制課程の場合の単位認定というのはスクーリングとレポートとテストということで、毎日、日常的に通学するという形態のものでありませんので、その3つで単位の認定を行います。ここの学校の場合、年間を通してスクーリングが配置をされていて、9月に入ったところで、あるいは10月に入ったところで、後期だけでは必要なスクーリング数を満たすことができないというカリキュラムになっております。したがいまして3月から4月、スクーリングの始まる5月の中旬までには入学を受け入れられるわけですけども、それ以降の入学というのは現在のところは難しい状況になっています。ただ、これについては、いろいろな学習歴をもつ子たちの受け皿としての機能というのは非常に認識しておりますので、事務局も学校も途中での入学といいますか、セメスター制へ移行するということは必要ということで課題としては認識しております。ただ、今通年でおいてあるカリキュラムを全部半期ずつにしていくということになると、テキストも半期にして、あるいはスクーリングも半期にして、レポートも半期ずつにっていうことで非常に大きな変更の作業を伴っていきますので、課題として認識しておりますし検討もしておりますが、そういう状況でございます。以上でございます。

○寺田教育次長
 まずマニュアルにつきまして、マニュアルは8ページの下のほう、(2)のイ、カッター実施、訓練実施対象者及び指導体制等、この中に、実施基準とか指導体制と、その辺についてまとめております。
 それから2点目の中間報告ではないかという御意見でございますけども、我々には捜査権とか調査権がありませんので、事情聴取をしていく中で例えば二者――指定管理者と学校の意見が一致したものとか、そういう確実なものを上げているということで、未確認のもので実は書けないもの、本当にそうかどうかわからないので書けないものも相当数ございます。と言いますのは、警察とのずれというお話がありましたけども、最終的にはやはり警察なり国土交通省――そちらのほうは調査権も捜査権もありますので、そちらにお任せするということで考えております。

 それから、4点目の青少年教育施設等安全対策委員会のメンバーでございますが、私が委員長になっております。委員につきましては、教育委員会関係課長5人、それから各青少年教育施設等の所長等、この中には三ケ日青年の家の役員――所長ではなくて役員も入っております。それから危機管理部の関係課長2人に入っていただいております。ということで、安全対策委員会を設置し、その下に担当者によるワーキング部会を設けております。

 それから、昨日の定例会の質疑の中では、実際にいろんな検証など委員と一緒にやってまいりましたけど、委員からは今までの結果についてはよくまとめてあるということ、今後しっかりマニュアルの作成等をやるようにというような御意見がございました。以上です。

○阿部(時)委員
 私も地域的には地元ですから、三ケ日の現場にも行きましたけども、三ケ日青年の家がカッター訓練を取り入れたのは昭和49年ですかね。この間、いろいろ台風とかそういったいろんなこともあったでしょうし、死亡事故というのは別にしましても、恐らく小さな事故とかはあったんじゃないかなあと思いますが、過去にそういった事例があったのかどうか。それで、そういったときに対応はどうしたのか。そういった記載はないですね。
 私は、前回の質問の中でいつごろこういった報告ができるんですかねって聞いたところ、教育次長が何とか頑張ってっていうふうにあのときは言っておられました。そういった部分でいけば、ある程度いろいろな問題点も出てきて、そしてマニュアルにもこういったものをしっかりうたっていくと、そういったことで出てくるのかなと思ってました。それが、きょうのこの報告書を見ますと、事故調査委員会という別のセクションでのそういった検証があると。その上でさらにマニュアルについても、特に海洋プログラムの検証はやっていきますよと。きょうは別に陸上プログラムをこうします、こうしますとこういうことが出てるんですけども。カッター訓練については、当然そういった別のグループの動きの中での検証というのがあるでしょうから、今は出せないと。ですからそういった部分でいくと、やっぱりもう少し丁寧にね。こういった報告書って言葉だけで見ますとね、中身そのものは非常に網羅されていて、今回は聞き取り調査をされたから手間暇かけて検証されたなと私は思います。しかしこれが公表されていくわけですね。当然愛知県の方もこれを見るわけですよね。だから静岡県だけのことではないんですよ。だから私は、転覆事故調査報告書を教育委員会がつくって出したこと自体、言葉が非常に何となく……。ですからこれを見ると、やはり検証結果を報告しただけっていう中身じゃないですか。どのぐらいの重みがあるかということを、私、逆に自分でも考えてしまうんですけども。そういった意味で言わせていただいてますので、正直言って若干感情的になっています。
 県の教育委員会として発表する以上は、そういった部分の細心の注意を払いながらやってほしいと、そういう感情を受けたのは私だけじゃないと思うんですよ。あくまでも検証結果として教育委員会定例会に報告している、それがこの言葉で報告されているわけです。新聞にもこれが出るわけです。今回のことを通して、そういう反響をどのように私は今教育委員会が考えなくちゃいけないのかな、そんなことを私の個人的な見解で指摘もさせていただきます。
 したがって教育長に再度それを求めることはしませんけども、やはりそういったとこも踏まえて、ぜひとも今回のことについては丁寧に対応をしっかりやっていただきたいと、その点、私の要望として教育長にお願いします。よろしくお願いします。以上です。

○寺田教育次長
 1点、答弁漏れがございました。
 御遺族に対してどうかという御質問がありまして、実は先週、私御遺族のほうにお邪魔いたしまして、まだ案の段階ですけども、こういったことで進めておりますということで案を見ていただいて、初めにお名前も書かせていただいておりますので、それにつきましては御了解を得ました。御遺族からはまだなかなか事故の経過もわからなかったので、こういうのを見ると非常によくわかるというようなお話をいただいております。ということで、我々も非常に丁寧に対応を今後ともしていきたいというふうに考えております。以上であります。

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