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委員会会議録
質問文書
平成25年12月定例会企画文化観光委員会 質疑・質問
 | 質疑・質問者： | 天野 進吾 議員 |
| 質疑・質問日： | 12/13/2013 |
| 会派名： | 自民改革会議 |
○天野（進）委員
質問ではございません。先ほど来の話を聞きながら、そして、殊に３番委員から、空港新幹線新駅、一夜駅をつくろうという提言もありましたけれども、そういうことを聞きながら、ふと私は静岡県のこれからの行政の問題に対しての姿勢として、私は自分自身の過去の歴史の中で申し上げておきたいと思います。
公に初めていう言葉であります。実は、もう既に20年前になります。私は当時、静岡市長でした。そのときに、静岡市で困ったのは駅前です。静岡駅前を思い出していただきたい。あそこに中央郵便局がどかんと座っておりました。今はタクシー乗降場になっております。当然、荻野元市長の時代から、長い間、早く移転してほしい、どいてほしいということで、国に向かって、郵政省に向かって言っていたわけでありますけれども、一向にできませんでした。全国で順番があって、それからすれば、後十数年かかるということで、郵便局舎の移転はほとんど不可能だった。
ところが、ある日、大変にうれしいニュースがありました。それは大石郵政大臣の誕生でした。私は即座に郵政大臣にお会いして申し上げました。大臣、近いうちに中央郵便局の移転が新聞で発表されるだろう。その前に大臣みずから、この際、移転の発表をしたらどうでしょうか。大臣はびっくりしました。聞いたことはない。大臣、記者会見場は私がつくります。静岡市のほうで対応しますから、どうぞその身だけできていただければ結構です。全部、準備を整えております。手帳を見られて、そして私と10日後に決めました。10日後、大臣はここで記者会見で中央郵便局の移転を発表していただく。そしてその午後、私、静岡市は、名古屋郵政局に飛んでいきました。中央郵便局移転願です。そして、名古屋郵政局には、これは大臣が決定したこと。即刻稟議を回してもらって文書をお願いしたい。８日目、静岡市に決定通知が来たのです。そして記者会見をやりました。おかげで中央郵便局が移転することになったのです。別に私たちは国の金を先取りはしたかもわからないけれども、だましたわけじゃない。大臣の言葉によって、だまされちゃった郵政省は後で、大石元大臣の秘書には大変文句を言ったようでありますけれども、まさか静岡市長のそんなひとり舞台でやられるとは思わなかったと言っておりました。今、中央郵便局は移転し、そして、その上にＡＯＩという音楽ホールがあります。全国でたった１カ所、郵政省との合同の合築という建物です。
行政はやる気になったら、相当のことはできるはずです。私たち静岡市民、あるいは県民も遠慮していたために大きな損をしたのじゃないでしょうか。
今は静岡空港の問題、その他の問題でも、私たちは乾坤一てきという精神を持ってすれば、私はできる。先ほど冗談では申し上げましたけども、リニア中央新幹線に、何で我々が賛成しなきゃならないのだ。リニアにかけた何兆円というお金はいつしか我々ＪＲ東海を使っている人間から取るんじゃありませんか。そうなれば我々はもっともっと強く出てもいいはずです。その姿勢が、私は政治家たるものの仕事であるし、そして、そのもとで執行していく皆さんの心だと思っております。ぜひ私はそういう意味では、我田引水と言われるかもわからないけれども、我田引水ができるような政治を、ぜひ皆さんやってほしい。それが私の願いです。何たって、ここに先ほどからしゃべった４人は、全部後がない連中です。ですから、私はあえて言い残しておきたいと思います。よろしく以上。
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