• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成24年12月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:橋本 一実 議員
質疑・質問日:12/21/2012
会派名:民主党・ふじのくに県議団


○橋本委員
 それでは、大きく2点伺いたいと思います。
 まず、1点目はアメリカのコネチカット州のニュータウンの小学校で、先日26人がお亡くなりになった銃の乱射事件といった惨事がございました。まず、被害に遭われた皆様に対し、心から御冥福をお祈りするとともに、御家族、関係者の皆さんにお見舞い申し上げたいと思います。
 この事件、子供が20人犠牲になられて、大人は6人ということですが、日本人もこの学校には5人通っていたということで、日本人は幸いにも難を逃れたということでした。
 我が国においては、銃の規制は厳しくしかれていることから、このような銃の乱射事件というのは実感が沸かないところなのかもしれませんけれども、過去においては大阪の池田小学校の事件。これは、わずか10分余りの出来事だったということですけれども、8人の子供が犠牲になり、教職員含めて重軽傷者23人の負傷者が出る惨事となりました。
 まず、今回このような海外の事件とは言っても、この事件に対して、学校への不法侵入といった観点から、県の所管する学校、または市町に何らかの指示が出されたのか。
 また、現在行われている安全対策、これについては、どのような対策が図られているのか、お答えいただきたいと思います。

 もう1点、今回質問しようか迷ったんですけれども、来年度予算も近いということで、離島の高校生の就学支援の関係をお尋ねしたいと思います。
 12月6日と12日に、安倍教育長を初め県職員の皆さんが、初島の状況を現地視察していただきました。それは大変お忙しい中ということで、心から感謝を申し上げたいというふうに思います。
 ことしの9月の本会議でも質問させていただきましたが、今回の文教警察委員会に対しても、静岡県市長会から陳情書が出されて、静岡県市長会の会長の富士市長から出された内容にも、離島高校生の就学に係る補助ということが含まれております。あえて視察を行った目的を再確認するとともに、視察の現状がどうだったのか、それをまずお答えいただきたいと思います。

○田中事務局参事兼学校教育課長
 1点目の防犯に関することでございます。
 今回のアメリカの事件を受けて、特に今の段階では、各市町、県立学校への通知は出しておりません。
 2点目の日ごろの安全対策の状況についてでございますが、県教育委員会といたしましては、学校安全推進の手引きというものを作成しておりまして、それを全学校に配布するとともに、各学校には、防犯、安全のための担当教員の配置をお願いしております。毎年そういった方を対象に、防犯対策についての研修会、講習会を開催して、教職員の防犯の資質、能力の向上に努めております。
 そういった中で、全ての学校で現在、学校安全計画、学校危機管理マニュアルを作成するとともに、不審者侵入時の緊急時に備えて、さすまたですとか、催涙スプレー、あるいは捕まえるネットなんかを整備したり、不審者を容易に学校に入れさせないように、来校者には名札をつけるといった受付でのチェック、あるいは学校の事務室、職員室においても、外がよく見えるように、職員室の机の配置を変えるなど、いろんな対策をしております。そういった危機管理体制が少しでも万全になるように努めているところでございます。
 また、特に小学校などは、子供が小さいということもありまして、地域の自治会でボランティアで登下校も含めて、安全に、不審者等を寄せつけないようにということで、活動していただいていると。こちらの調べでは、全市町でそういった取り組みをしているという状況がございます。以上です。

○安倍教育長
 離島高校生の就学支援ということで、初島に関連して10番委員から御質問がございました。
 先ほどお話がありましたように、12月6日に熱海市の教育委員会、それから12月12日に初島中学に事務局職員と一緒に行ってまいりました。
 なぜ2日にわたったかと言いますと、12月6日に初島中学に行く予定でありましたけれども、波が高くて欠航をしてしまって、2日に分けて行かざるを得ない。まずこの段階で、やはり離島の方の生活は、非常に厳しいなということを肌で感じたところであります。
 目的は2つございまして、1つは熱海市の教育委員会として、この離島から特に東部地区の高校に下宿をして通っている子供たちに対しての就学についての支援をどのように考えているかという、基本的な考え方をお聞きすること。いま一つは、初島中学校に行きまして、実際に離島であるということの不便さというか、何が困っているのかという、大きく2点を聞いてまいったわけです。
 1点目につきましては、熱海市さんにおきましても、国の制度を使って市としてこの予算を今考えている、検討しているということでございました。
 また、2点目につきましては、やはり離島であるということで、先ほど申しましたように、陸の場合と違いまして、非常に天候に左右されるということで、子供たちが通うというところでも、大分不便があるわけです。
 ただ、全部で15人だったと思いますけれども、小学校、中学校合わせて15人の児童生徒で9年間学習しているわけです。やはりそういう中で、伊豆半島の学校に行きますと、集団になじまない、あるいは一人で下宿生活をすることが非常に困難である、あるいは小中学校の課題としては、情報の通信網が、いわゆる本土と違っておくれているというようなもろもろの課題を聞いてまいりました。
 高等学校の説明会につきましても、やはり船に乗って行かないといけないこともございましたので、この辺については、離島固有の課題をもう一度整理して、今後の対応をしていきたいと思っています。
 なお、この対応に当たりましては、全国的な視点から、他の県では具体的にどういうような支援をしているかということも大いに参考になると思います。その辺の調査もし、必要に応じてその県に出向きまして、いろいろ情報収集していきたいと思ってます。
 なお、最後に1点、県内には離島以外にもやはり下宿をしている子供たちもおります。これは非常にいい御指摘をいただきましたので、現在下宿をしている子供たちに対して、どういう点が困っていて、どういう支援が県としてできるかということにつきましても、総合的に検討していきたいなと思っております。以上であります。

○橋本委員
 御答弁ありがとうございます。
 まず、子供たちの学校の安全面の関係です。今回の海外の事件に対しては、改めて指示等は出していないということでした。先ほどの説明でもありましたけれども、市町等でも訓練に参加したりということでありますけれども、やはり反復的な意識づけというか、そういったものが必要だと思います。
 特に先ほどおっしゃられた小さな子供たちもいるということですので、事あるごとにその意識を高めるという必要がありますので、ぜひそのような指示は出していただけたらと要望しておきます。

 それと、離島高校生につきましての就学支援です。来ていただいたその日に島に渡れないという現実、たしか空は青空だったんですね。でも、波のうねりで船が出ないということで、受験に際しても、前泊をしなければいけないとか、例えば島の高校生がマラソン大会に出るために市内に来たときにも、時間によっては制限を強いられてしまうと。特に、時期によって時間が違いますけれども、最終便がたしか5時半で、最終便は乗る人数も少ないことから、欠航されてしまうことも多くて、そのことも今回のヒアリングと言いますか、区長さん初め皆さんから出た話の中に含まれていたということで、改めてそういうことも精査をしていただいて、御検討いただきたいというふうに思います。
 それで、全国の問題点も含めてということですけれども、先ほど我が会派のほうで、来年度に向けた予算要望ということで、知事室のほうに伺って知事の見解も聞いたら、この件も言及されておりました。僻地の子供たちと離島の子供たちの格差の問題もあるでしょうし、この離島、僻地の子供たちとそうでない地域の子供たちの格差という問題も、依然として考えていかなきゃいけないことだと思います。
 そこは大変難しい部分だとは思うんですけれども、来年度24万円の支援ということで、熱海市として検討はしているということは私も承知をしておりますけれども、やはり特殊な事例ということで、ここは県がしっかり手を差し伸べるべきだなと。
 本会議でも、知事が支援をしていきたいという方向でお答えをいただいているので、傍聴した島民の方たちも期待を持って傍聴に来られていましたし、島でもそういった話がもう既に広まっている部分もあります。せっかく教育長が現地に来られて、その15人の生徒の皆さんで、初島の校歌も歌っていただいたりしましたし、ぜひ子供たちの今後の教育環境をしっかりと担保してもらいたいと、これは改めて要望しておきたいと思います。
 1つ気になったのは、ネットの環境の関係ですけれども、これについては、改めて何か手だてがあるのかどうか、その1点をお聞きしたいと思います。

○山下学校教育課参事
 インターネット回線につきまして、こちらに戻りまして、その担当である情報担当のほうにいろいろと調べてもらいました。
 その中で、やはり初島の今のインフラの中では、今やっているケーブルがベストではないかと。今後、携帯電話のエリアが広まるというふうな予定もあるということで、それが広まった暁には、それを検討するのが一番いいのかなということで、熱海市教育委員会さんと相談をしながら、どんな方法がいいかということを、一緒になって検討しているところでございます。以上です。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp