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委員会会議録

質問文書

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平成23年12月定例会企画文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:小野 登志子 議員
質疑・質問日:12/14/2011
会派名:自民改革会議


○小野(登)委員
 5番、小野登志子です。よろしくお願いいたします。
 まず説明資料の2ページ、静岡県・浙江省友好提携30周年記念事業の実施についてでございます。
きのうきょうと大変テレビや新聞をにぎわしておりますのが、中国の漁船による韓国の排他的経済水域への侵入に対しての殺人事件ということが起こっておりますけれども、その背景には日本の寿司が大変ブームになって魚が珍重され、高く売れるということがあるそうですけれども、これに対してちょっとどんなふうに感想をお持ちか。そして地域外交局は、これからいろいろな事業を行うわけでございますけれども、もしそういう間にこのようなことがあった場合、どういう対処をするかということをまずお聞きしたいと思います。

 浙江省と20〜30年にわたる交流があり、説明資料にも30年にわたる交流の成果ときちんと書いてあります。この交流の成果とは何ぞや。9月の委員会におきまして、天野一委員がそういう30年の本当に熟成した交流が行われていたかどうかという疑問を出しましたけれども、私もそう思います。
この30年の交流の成果などというものは、例えばその間に日本、中国が戦火を交えたとしても友好関係を続けたとか、そういう危機的なときはあったけれどもそれを超えて頑張りましたとか、その乗り越えた部分に対して言うべきであって、どういう成果があったのかもう一度聞きたいと思います。それをもって交流の成果、強いきずなは一体あるのかどうかということをお聞きします。

 それからその中で相互訪問の交流で四季折々の景観、風物、文化、しゅんの食材、産業製品のすばらしさを共有すると言うけれども、これはどんなものを指しておられるのでしょうか、お聞きいたします。

 次に、地域政策会議の開催についてお聞きをいたします。
 ここには5圏域、これは静岡県を5つに分ける非常にわかりやすい分け方――どなたが、いつごろ、どう分けたのか、大体はわかりますけれども――この5圏域についていいですか。おのおのの5圏域には大体どれぐらいの資本が投下されたか、これを調べるのは非常に難しいんですけれども、予算が配分されたかどうかということ。そして投下したものは必ずや資産としてなっているはずですから、県の資産というものについての考え方をお聞きしたい。
 ここに静岡県の資産、これは財政課の出している資産におきましては4兆1504億円とありまして、各5圏域にどのぐらいのものが分け与えられているかということを言いますのは難しいと思いますけれども、大体のところでいいから教えていただきたいと思います。

 なぜそのことを申し上げますかといいますと、例えば伊豆半島地域です。観光交流圏、ジオパークによるアートな伊豆ブランドの創出、大変結構です。私も子供のころには遠足といえば韮山反射炉か、あるいは城山とかいわゆるジオサイトに行ってたわけです。ジオサイトはとても好きだからいいんですけれども、このジオサイトを伊豆ブランドとして創出するに当たりまして、日本列島全体の大地がジオパークだとしまして、尾池先生のお話があります。
 その中に、ジオパークは箱物行政ではないこと、あくまでもソフト行政的な仕組みである。トップダウンで計画することでなく、地元の人たちがみずから考えていること。国から金を取ってくることではなく、民間の活力で動くこと。ジオパークがあるというだけではなく、地域の人々の活動に意味がある。6番、急がずに大地に足のついた活動であること。7番、アイデアで勝負。8番、活動する人のネットワークをつくること。9番、ジオパークは地元の価値の再発見である。10番、ジオパークは地域の人づくりに貢献すること。11番、自治体としてジオパークのためにすぐれた地学教員の採用を進めること。12番、ジオパークの専属職員を確保すること。このようなことをこの先生はお答えになってるというんですけれども、これなら全く予算はかかりませんよね。
 地元の人たちの力によること、これは絶対必要なんです。地元がやる気でやらなきゃ何もできませんけれども、それではこの5圏域の中で、東部の健康交流都市圏、がんセンターにはどれぐらいのお金がかかっているか。そしてがんセンターは箱だけではございませんので、医療関係者の誘致をも含めて莫大なお金がかかってる。そしてその後の附帯設備等もまた、がんがんどんどんお金を入れている。
志太榛原・中東遠の富士山静岡空港誘致は言うまでもございません、大変なお金がかかってる。その附帯整備もまた今急ピッチで進められている。こういうものを伊豆の人間は指をくわえて見てろというのでしょうか。
 中部のフーズ・サイエンスヒルズというのは新しいものですけれども、これとグランシップ、そういうもので県の威容を誇るための努力を皆さんなさったわけでございます。
 西部のフォトンバレープロジェクトというのは、これはちょっと難しいから私にはわかりませんけれども、こうした浜松近辺にはどれくらいのお金がかかっているかということ、これを今教えてくださいというのは無理ですけれども、5圏域でくくっているということですが、これは平等にできるものなのでしょうか。それらはどのようにお考えでしょうか。地域差、格差が物すごいということを知っていただきたいし、それに対してどんなふうにお考えになっているかをお聞きしたいと思っております。

 次、三県サミットです。
 山梨・静岡・神奈川三県サミットには――ことしの11月1日は決算特別委員会で出席できませんでしたけれども――毎年行かせていただいております。これは三県の知事によるサミットなのに、いつも私は伊豆の国市から御案内をいただいてるんだけれど、なぜでしょうか。主催はどこなんでしょうかね。ちょっと私不思議に思っております。ですからこれは知事とか県がやってるんじゃなくて、お互いの市町村で自発的にやっているものだとばかり思っておりましたけれども、これはどういうことか。観光という点で足並みをそろえましょうよということが当初の考えだったし、その中に富士山世界文化遺産登録の推進を入れましょうよということでしたが、しかしながら当初山梨県は乗り気でなかったことも歴史が示しております。

 それに向けてね、こないだの本会議ではSKY圏構想がすばらしいと知事もおっしゃってたけれど、このSKY圏構想なんていうのはもう何年も前から使ってることで、何を今さらおっしゃるのかと驚きました。SKY圏構想というのは知事が知らなかったことなんでしょうか、いかがでしょうか。

 そして、富士山世界文化遺産登録推進に向けてこの三県サミットは非常に貢献していると私は思っておりますけれども、この三県サミットは県の地域主権担当である調整課が主催するのでしたらこれから何をするのか、そしてこのサミットの展望をどうお考えになっているのか聞きたいと思います。

 次に説明資料の6ページ、雇用創造アクションプランです。
まず、これまでの成果はどうであったかということを先にお聞きしたいと思います。県民会議における主な意見、これは物づくり、おもてなし、農業立県、福祉等ございますけれども、肝心のお金を使う商業、商業に関してのものが1つもないというのは、一番肝心なところが抜けてるのではないかと思いますけれども、雇用創造アクションプランの策定についてその点はお答えいただきたいと思います。ひとまず終わります。

○若梅地域外交局長
 友好提携30周年の関係でございますが、まず昨今の事件に関します感想ということでございますが、個人的にはやはり本当に日本の寿司が原因となってそういう事件が起きたとしたら非常に悲しい出来事であるというふうに感じております。
 あと直接的には国家間の問題になろうかというような感じもありますので、その点につきましては、コメントは差し控えさせていただきたいと思います。
 そういう事件への対応ということで、ちょっと後ほどの危機的な状況での対処といいますか、ここと同じ形で答弁させていただきたいと思います。

 今回のこの30周年の事業を進めるに当たりまして、まず、今まで29年間にわたる成果を踏まえてという部分でございますが、県の交流につきましても、市町の交流につきましても、当初は代表団が行って、向こうからも来ましたというような交流で、多分決められていたかというふうに考えております。
 その中で県の事業につきましても、人材交流として農業研修生の受け入れですとか、語学研修生の派遣ですとか、畜産関係の研修生の受け入れですとか、そういう事業が進められてきております。さらには教育委員会の事業でも青少年の交流が続けられてきております。
 そういう中でビジネスの関係につきましても、日中友好協議会で進めております経済交流促進機構が中心となって、経済分野での交流も進んできております。そのような形で徐々に行政主導から企業または民間主導の交流に発展してきているというふうにとらえております。その中で説明資料にもございますとおり、30周年の事業を出発点として今後さらに経済交流ですとか、両県省民が主体となった交流ですとかによる交流人口の拡大へ向けた取り組みへシフトしていきたいというふうに考えております。
 先ほどの危機的な状況があったのかどうかとか、その対処の関係でございますが、昨年度ふじのくに3776友好訪中団というのをやらせていただきました際、昨年10月の知事の団が行く直前に尖閣諸島でやはり同じような事件がございまして、そのときには浙江省側からも延期の申し入れですとか、我々としましてもこのまま行けるのかどうかとか非常に悩んだ時期がございました。その当時は情報収集をして安全の確認ですとか、事態の状況をいろいろ見守りながら最終的には知事の団という形で向こうへ行ったわけですが、そのような形で、そういう危機的な状況の中でも、これまで築いてきました人間関係ですとか信頼関係に基づいて事業を進めることができたというふうに考えております。
 また同じような状況になることがありますれば、そこら辺の状況を十分に確認し、慎重に対処していかないといけないということは現在でも同じように考えております。以上でございます。

○後藤地域外交課長
 説明資料2ページの四季折々の景観、風物、文化、しゅんの食材、産業製品、これらがどういったものを指すのかというような御質問でございました。
例えば景観、風物、文化という点では、静岡県でいえば富士山があり、駿河湾、南アルプス、それから浜名湖、温泉だとか各地に残る伝統芸能なんかが挙げられると思いますが、一方、浙江省におきましては西湖とか銭塘江ですね。それから京劇だとか越劇だとかいうのが見られると思います。
 食材につきましては、本県では緑茶があり、サクラエビがあり、生シラス、ミカン、イチゴ、こういったものがあります。それから新鮮な魚というものもあります。浙江省では龍井茶だとか、江南料理の中ではトンポーロー――豚の角煮みたいなものが名物料理だというふうになると思います。
 産業製品としましては、本県には自動車だとか楽器、それから別珍・コールテンのようなこういった繊維産業もあります。浙江省のほうではシルク製品が有名です。こういったものを年間を通しましていろいろな形で一般の県民、省民の方々が行き来することによって、こういったものに触れていただきたいという意味で記載をしております。以上です。

○大須賀企画広報部長
 総合計画に従いました5圏域の投資の問題についてお答えを申し上げたいと思います。
 5圏域別の投資実績というのは私どもでは出しておりませんし、県のほかの部局で出したということも聞いたことがありませんので、恐らく数字はないんではないかなというふうに思います。
 そもそも何でもって比較するのが適切なのかというふうな問題があろうかと思います。ちなみに国では国、地方自治体、それから関係公共機関すべて合わせました行政都市実績というのを毎年出しておりますが、それによりますと、例えば静岡県の投資額というのは、人口が大きいもんですからかなり大きいんですけれども、1人当たりの額にしますとあまり多くないと。また可住地面積についても検討したことがあったんですけれども、いい答えが見つからなかったというのが現状でございます。

 総合計画でもよく言われることなんですけれども、県主導で均衡ある発展を図っていくということは非常に重要なことであろうかと思いますので、それぞれの地域特性に見合った投資が必要になるんじゃないかなというふうに思います。量というよりも目的とか質、それに着目した投資というものを重視していく必要があるんではないかなというふうに思っております。
 いずれにしましても、そうした地域特性も考えてそれぞれの地域に偏らないような投資といいますか、投資の額について目配りをしていくということが我々にとっては必要ではないかなというふうに考えております。

○伊藤企画調整局長
 まず三県サミットの関係につきましてお答えいたします。
 小野委員のほうに伊豆の国市から案内があったということなんですけれども、若干似たような組織で富士箱根伊豆交流圏市町村サミットというものがございまして、ことしは富士吉田市で開かれたと思うんですけれども、こちらにつきましては本県の20市町を初め38市町で構成されておりまして、ことしは富士吉田市が持ち回り当番の会長市としましてこのサミットが主催されまして、多分小野委員のほうにも来賓という形で御案内が行ったのかなと。県もこのサミットに関しましては、来賓という立場で出席をしているところでございます。そうしますと、いわゆる三県サミットとはちょっと別の組織だということで御理解いただければなと思います。

 それからSKY圏構想につきましてお話が出ましたけれども、SKY圏構想というのは、今申し上げました富士箱根伊豆交流圏市町村サミットで、平成14年に提唱された構想でございまして、それに基づいてできたものというふうに理解をしております。
 したがいまして、今の知事は知らなかったのかということでございますけれども、SKY圏構想そのものが、今申し上げたとおり平成14年スタートしたものということで若干前のものでございます。あとこれは市町村を主体としたものということでございますので、そういった意味からすると、はっきり知ってるか知らないかというところまでは確認はしてないですけれども、本会議の答弁にはそういう状況があったのかなと思います。

 それから富士山の世界文化遺産登録に絡んだ質問でございましたけれども、世界文化遺産の関係につきましては、昨年度実施しました三県サミットで、いわゆる報告事項として世界文化遺産登録に向けた取り組みを進めましょうよという提案を本県を中心に行いまして、山梨県につきましてもそれに乗っていただいて、積極的に進めようということが理解されたところでございます。
 本年度も、あわせて報告事項としてその取り組みについての報告をしたところでございますけれども、世界文化遺産の取り組みに関しましては、神奈川県の鎌倉も同じ時期の世界文化遺産登録を目指しておりまして、この三県サミットの目的としまして観光振興ということを大きな課題として取り上げておりますので、本県のみならず神奈川県も含めた広域観光という視点からそうした連携を深めていくと。また私どもの川勝知事から鎌倉との連携も図りましょうということで、このサミットの場で話がなされまして、広域的な観光振興という取り組みの一環の中で、世界文化遺産登録も取り組みの1つとしてとらえて進めていこうということを理解されたというふうに考えております。
 それからこの三県サミットのこれからの展望ということでございますけれども、基本事項としまして観光振興、防災対策、交通体系整備、それから環境対策、この4つのテーマをまず基本にやっていこうということでございますので、これを中心といたしましてやっているところでございます。
 当然防災対策につきましては、今回本県からも提案した内容でございますけれども、通常の災害対策に加えまして富士山火山防災対策。まさしく富士山が三県にまたがることから、富士山の噴火がございますれば三県にまたがる被害ということもございますので、これまで図上訓練等は行ってきたところでございますけれども、今回は実際の合同訓練の実施に向けた取り組みが提案されたというところでございます。
 それから昨年提案したいわゆるニホンジカの対策につきましては、引き続き三県で進めるということが改めて確認されまして、その時々の個別の重点事項といいますか、懸案事項に対応した対策に、これからも必要に応じてこの三県の中で共同して取り組んでいくということになろうかと思います。

 それから次の御質問でございますけれども、雇用創造アクションプログラムに関連しまして、いわゆる商業のサービス部門が欠けているということでございましたけれども、今回さきに公表いたしました雇用創造アクションプログラムの骨子の中で、いわゆる地域基幹産業の活性化ということにつきましてもこのプランで取り組むこととしまして、その中で、今まさしくつくっている最中でございますけれども、地域を支える魅力あるサービス産業と商業の振興ということを1つの項目として盛り込むこととしまして、具体的に申し上げますと、例えば経済産業部で取り組んでいるような魅力ある個店登録制度であるとか、それから商店街の振興であるとか、そういった施策を具体的にこういうアクションプランの中に盛り込みまして、こちらの部分でも雇用につながるような施策をアクションとして盛り込んでいきたいと考えております。以上です。

○小野(登)委員
 では、再質問させてください。
 今答弁されたことから始めさせていただきますけれども、私の住んでる伊豆の国市はニューファーマーの雇用について非常に日本でも有数のところだと思っています。現在40人ぐらいのニューファーマーがいまして、100人ぐらいの雇用をしてるわけですね。これはトマトをとって箱に詰めてという仕事で、女性のアルバイトを雇ってるわけですけれども、それも伊豆地域だけでは間に合わないので、ハローワークにお願いして三島市のほうからお勤めに来ていただいてるという、そういう優秀なところもあるわけでございます。
 このアクションプランの中に新規就農者についてもう少し頑張ったらどうかというところがありますけれども、確かにそのとおりで、ここの分野はまだまだできる分野ではないかと思っております。ただいま商業の振興について骨子を策定中ということですけれども、商業のほうは大変難しいけれども、1次産業、最ももうからない農業が一生懸命善戦しているということをお考えいただきたいと思います。まずそのことです。

 それから先ほどの市町村サミットでSKY圏構想というものを打ち出してきた、知事たちの三県サミットとは別物、これは一緒のときもあったような気がしますけれども、別物なんですね。じゃあいいです、それは。そうしましたら、その市町村サミットでは、本当に地道な取り組みをしていたと思います。
 また、私はこの三県サミットの主体が行く行くはふじのくに州伊豆の国市になるのかなと、そういう心配をしておりますけれども、そういうことを考えておられるのかどうかということ、ひとつ聞いておきたいと思います。

 それから30年にわたる交流の成果ということでお話をいただきました。私が学生のころに日中国交正常化の礎となったのがLT貿易あるいはLTM貿易、すなわち高碕達之助さんと廖承志さんが覚書を取り交わしてこつこつとやってきたわけですね。それからその中に松村謙三さんというすごい方が入られて、日中国交正常化のもととなっていったわけなんですけれども、地域外交と表現するようになったわけですよね。国際交流ではない、海外交流ではない、地域外交となりますと、やはりLT貿易に見えたような強い意志、県の意志とういうものが問われるのではないかと思っております。
今いみじくも若梅局長がおっしゃいました、この悲しい出来事であった漁船の問題ですけれども、これからは国家間の対応となります。確かに国家間の対応ですけれども、地域外交課という名前を載せている以上全く知りませんよというわけにはいかないと思うんですよね。ここがこの地域外交課という名前をつけたことのすごいところであり、恐ろしいところであると私は思っております。
 知事の外交戦略を、外交戦略と言う風潮ゆえに地域外交局をつくったのではないかと思いますし、そういう風潮があるわけですけれども、やはり真剣にここは地域外交課というものについて考えなくてはいけないのではないかと思っております。
 それから30周年を出発点として交流人口を拡大するということは、それこそ私たち地元で観光産業を持つ者は交流人口の拡大のために一生懸命努力をしておるのですけれども――これからやるスケジュールというのが、私はどちらかというと芸術畑だからすばらしいとは思っていますけれども――これだけでは済まされないんじゃないかと思っていますので、これらに続く二段、三段を考えているのか。こういう交響楽団はすばらしいし、第九を歌うのもいいですし、クラシック音楽の広場もいいですけれども、それだけでは済まされないということをよく考えていただきたいと思います。

 私たちも3776友好訪中団で行く際に危機的状況があったわけですけれども、このときは確かに情報を収集し安全を確認し、行くか行くまいかというふうなことがあった。しかし、このとき日本国政府は中国の船長さんを無罪放免したんですよね。これだったら向こうの対応は全然違うのは当たり前でありまして、そうでない場合も考えていただきたいと思います。
 それから、どういう行き来をするかということです。経済交流、その他観光もございます。この行き来してきたことに関しては、30年間の成果と言うには余りにも少ないものではないかと思う。これから30周年を出発点として新たな外交をやるということの場合に、ここの人数もしっかり考えていただきたいと思います。

 そして最後になりますけれども、地域政策会議の5圏域の問題ですけれども、部長のおっしゃるように地域特性を生かした目配りを何とぞよろしくお願いいたします。二、三お答えください。お願いします。

○伊藤企画調整局長
 雇用創造アクションプランに絡んで農業の関係でございます。伊豆の国市のトマト農家のお話につきましては、テレビでも特集番組がなされるなど、いわゆる稼げる農家として取り上げられているため、非常に今県としても注目してるところでございます。アクションプランにおきましては農業につきましても、成長分野の1つとして取り上げていきたいと考えておりますので、その中で課題となっている、いわゆる人材の確保、育成であったりとか、それから非農家出身者の就農支援、そういったこともアクションの中に盛り込みまして、成長する農業としての施策も中に盛り込んでいけたらと思っております。

 それからSKY広域圏に絡んで、行く行くは県境を越えた市町の合併みたいなものを考えていますかということですけれども、これはちょっと県の立場でなかなか言いづらいところがございますけれども、むしろ個別の市町の合併よりも、道州制の動きの中で県の道州への移行とかというほうがもしかしたら先になるかもしれないと思っているところでございます。以上です。

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