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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成24年決算特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:小野 達也 議員
質疑・質問日:11/15/2012
会派名:自民改革会議


○小野(達)委員
 それでは、大きく3つ伺います。
 文化・観光部は昨年度、特に東日本大震災の影響が大変大きかった部ではないかなと感じております。
 昨年も行ったのですが、今年度も私学関連の年次大会が10月26日にございまして、我々議員団も参加させていただき、そしてまた要望書もいただいた次第でございます。
 36ページに出ていますが、先ほど12番委員からも耐震化についてお話がありました。私は昨年の大震災の津波について、これは初めて出てきたものではないかなと思いますので、今の状況、そしてまた学校からの要望に対しての対応についてお伺いいたします。

 続きまして観光関係でございます。
 昨年は静岡県ホテル旅館生活衛生同業協同組合が主になった「がんばろう東日本!ふじのくにゴーゴー!キャンペーン」等がありましたので、緊急対策をすぐに打っていただいたなという感じを持っております。
 いただいた資料の中で、昨年の宿泊者数は速報値でありますが1673万人ということで、大きくは落ち込みはしておりません。これはさまざまな県の努力、民間の方々の努力のたまものでございます。
 そういった中で、私も参加させていただいたふじのくにしずおか観光大商談会でありますが、これをやったことによって、どのぐらい新たなお客様が来たのか、そういうものがもしあれば示していただきたいと思っております。
 また、名古屋、大阪と続けてやったわけでありますが、その資料もあれば言っていただきたいと思います。

 それから、外国人のお客様は27万4000人ということで、平成22年度実績に比べますと半数以下でございまして、その対策についてどのような手を打ったのか、そのことをお伺いしたいと思っております。

 続きましては、伊豆半島ジオパーク構想推進事業費についてでございます。決算額で1200万円で伊東市にジオパーク推進協議会の事務局を置いていただいておりますが、1人職員を派遣していただいているということで、そのわずかな金額ですと人件費以外にどのぐらい事業費として使ったのか。私の知る限りで言いますと、講演会やジオツアーといったものを214回、延べ8,200人が参加しております。
 そういうことを考えると、もう少し費用をかけてもよかったんではないかなとも思っております。 
 11月2日だったと思いますが、伊豆半島ジオパークの認定が室戸市で行われまして、伊東市長が会長ということで認定証を受けとってまいりました。私も昨年委員会の視察で行かせていただきましたが、急に認定の効果があらわれるものではないという評価が多いものですから、そうしたことに鑑みてどのような施策を打っていくのか、お話ししていただければと思っております。

 同じく富士山の世界文化遺産に関しては、1つの課ができていて大変力が入っているなと。富士山は日本の誇るべき山でありますが、伊豆半島ジオパーク構想も同じようにしていくべきではないかなと思っております。例えばビジターセンターを市町がつくる場合には支援していくと書いてございますが、平成23年度中に県が所有するというか運営するような方向でそういうものをつくる議論があったかどうか。
 例えばですが、先ほども教育旅行の話がありました。ジオツアーは基本的に外を見て回りますから、例えば雨とか風があったときには危険を回避するためには屋内で研修等ができればいいかと思います。昨年北海道へ行きまして、知床のビジターセンターを見てまいったわけでありますが、そういうものを県が指導していく、そういう議論があったかなかったか。またどういう取り組みをしていくのか、それもお話ししていただきたいと思います。

 それから、空港についてであります。
 観光面では大変厳しい状況があった平成23年度でありました。私は本会議でも質問させていただきましたが、貨物輸送の実績がかなり多くなった。前年に比べて2.5倍、数量にして501トンあったということでありますが、改めて昨年の評価と今後の取り組み等をお話しいただきたいと思います。以上です。

○石橋委員長
 質問件数が非常に多いので、簡潔明瞭に答弁願います。

○木塚私学振興課長
 津波に関する状況あるいは要望対応でございます。
 私どもは昨年度、東海地震の第3次被害想定に基づく津波浸水区域内及びその周辺の私立学校合計23校に対しまして、避難マニュアルの早急な策定や避難訓練を要請しましたところ、全ての学校に応じていただいて、避難訓練もしっかりやっていただいています。
 津波に関する要望でございますが、構造的に低層の施設や幼稚園は屋上や高台へ逃げたいと考え、外階段といった避難施設の設置要望がございます。これには国庫補助でそうしたメニューがございますので、国に対して積極的に採択するよう働きかけているところでございます。以上です。

○植田観光振興課長
 観光について、まず私のほうから2点御説明いたします。
 まず、東京、名古屋、大阪のふじのくにしずおか観光大商談会についてですけれども、成果としてまず東京につきましては確認している範囲で79件、中京圏の名古屋では66件、関西では20件の新しいツアーができました。この中には、例えば大阪の1件は、2,000人規模の女性の団体ツアーがちょうど秋に実現しております。こういったところで、かなりの効果があったものと思います。

 海外の誘客対策です。
 説明資料の41ページですけれども、まず放射能等の影響について静岡県は安心であるということを発信するために、海外のエージェントの招聘とかメディアの招聘を緊急的に行いまして、静岡県の観光の安全性をアピールしました。状況ですけれども、外国人の宿泊客数で細かく見てみますと、平成23年4月から6月は前年に比べますと16.8%ということで、80%以上落ちたということです。直近で数字がわかる平成24年4月から6月は、73.6%まで戻っております。かなり戻りましたが、まだ震災前にはなっていない状況です。夏には少し戻ってきたのですが、さらに領土問題等がありまして、なかなか厳しいところもありました。県としましては、そういった時期になるべく迅速かつ効果的な対応を、今後もしていきたいと考えております。以上です。

○藤原観光政策課長
 伊豆半島ジオパークに関連して幾つかお答えいたします。
 まず、平成23年度の県の補助金は1200万円で、協議会全体としては平成23年度も平成24年度もほぼ同じの3000万円程度の予算で運営しております。課題としては自主財源を確保し、財政基盤を強くしなくてはいけませんので、商標登録ですとか、ガイドの養成を有料化しようとかいうことの内部検討を進めております。
 
 おかげさまで日本ジオパークの認定も受けまして、これから世界に向けてやっていかないといけませんので、事務局の強化、あるいはビジターセンターについては、基本的には各所でつくっていただきたいということで観光施設整備の補助金もかさ上げいたしまして進めているところでございます。将来的には全体を統括するセンターのようなものが必要となるのかどうか、世界を目指す上で協議会のほうでアクションプランをつくる必要がございます。そういった中で我々も一緒になって検討していくことになると思います。以上です。

○石川空港利用政策課長
 航空貨物についてお答えいたします。
 まず、平成23年度の実績でございますけれども、国内貨物が約377トン、国際貨物約125トンということで、委員が御指摘しましたように、500トンを超える取り扱いを実現いたしまして、平成22年度から比べますと大きく伸びたところでございます。
 今後の取り組み方針でございますけれども、貨物の取り扱い量から言いますと、国際貨物のほうがまだ国内に比べて少ない、まだ伸びる余地があると考えております。特に今年度からトライアル輸送という形で、国際貨物につきまして例えば海外のハブ空港を利用するような取り組みについての助成を年間300万円の枠を使って行っているところでございます。そういう形で国際貨物の取り組みを強化していく。プラスして静岡空港で貨物を扱う利点を各種の機会を捉えてPRしてまいりたいと。その2本の柱を持ちまして、さらに貨物利用を促進してまいりたいと考えております。以上です。

○小野(達)委員
 私立学校につきましては、全議員で議連をつくって推進しておりますので、ぜひ御協力をお願いしたいと思います。

 観光についてですが、インバウンドは政治的なこともありまして、中国、韓国については落ち込みが大変激しいと思う反面、平成23年度の末に台湾の就航便が飛びまして、私も乗りました。大変親日的ないい国であります。嘉義県の知事とか、高雄市の市長といった方ともお会いしましたけれども、もう本当にウェルカムでありました。平成24年度に入っちゃいますが、中国、韓国は低迷していると思います。しかし,あの就航便が飛んで台湾は多分伸びていると思うので、その辺のお話を簡単にしていただきたいと思います。

 それから、伊豆半島ジオパークにつきましては観光施設整備補助をかさ上げしてやっていただくということでありますが、我々伊豆半島の議員団は、パイが少な過ぎるだろうという話をいつもするわけであります。およそ10億円でありますけれども、もっと広げていくべきだといつも思っているわけであります。
 また、伊東市がジオパークの看板をつくるときに、前にも相談したのですけれども、国立公園内のため色の制約があると。例えばカラー写真が張れないということになってしまって、白と青と茶色以外は使うなというような話がありました。そういうものも含めて、これは要望ですけれども、観光施設整備事業をより活用することにプラスして、そうした規制を取り払った考え方をぜひ国へ要望していくことになると思いますが、お願いしたいと思います。

 貨物輸送についてはよくわかりましたので、質問はございませんが、空港を活用するという点において進めていただきたいと思います。1点だけ質問をお願いします。

○植田観光振興課長
 台湾のインバウンド対策です。
 先週も実は台湾の旅行行会社を訪ねたのですが、地道に旅行会社を回って、まず静岡県を売り込むというのが大切だと思っております。
 また、2月からの河津の桜と南伊豆の桜を売り込むと。台湾の方は非常に桜が好きですから、河津、南伊豆のツアーをつくっていただけるように、旅行会社に売り込みを今図っているところです。そういったところで、台湾のインバウンドについてはどんどん伸ばしていきたいと考えております。以上です。

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