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委員会会議録

質問文書

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平成26年9月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:山本 貴史 議員
質疑・質問日:10/09/2014
会派名:富士の会


○山本委員
 それでは、委員会提出資料の9ページの内容につきまして、何点かにわたって分割質問をさせていただきたいと思います。
 工業用水道ユーザーの技術を生かした産業振興ということで、産業振興に取り組まれるということなんですけれども、あえて経済産業部ではなくて企業局がこのような取り組みを行うことに対しての考え方を教えていただきたいと思います。

○篠原企業局長
 企業局の今までのいろいろな活動の反省を含めまして、今年度になりまして局内でいろいろ検討しました。特に工業用水道のユーザーの企業については、しっかりいろいろな形で情報交換を行いました。正直言いまして、ユーザー企業からは料金の値上げのときしか来ないんじゃないかという声もあって、そういうことじゃなくていろいろな情報交換の中でやっていきたいというお話もありました。
 我々は公的な企業ということで、お客様のニーズや課題について一緒になって課題解決に当たっていくことによって、ユーザー企業からの信頼を得ることが工業用水の利用の拡大や企業立地につながっていくと考えております。
 そういう観点からいろいろ企業を回りました結果、企業のほうから、具体的には、今年度につきましては湖西市の電池関係の企業から一緒になってやれないかというお話がございました。また富士市の製紙会社からも、こういう新しい産業の材料をつくっているんだけれども出口がなかなか難しいと。実際に材料はつくるんだけれども、それを利用する企業がないということで、こういうことに取り組んでほしいというお話がありました。
 当然、経済産業部とも連携してやっていきますし、こういうことを進めていく中で地域の企業からいろいろな研究や製品開発の話が出てくれば、経済産業部の支援メニューを使うような形で進めていくことが必要だと考えています。

○山本委員
 ありがとうございました。
 企業局でそういった情報を吸い上げながら、経済産業部と連動してということで、そうした取り組みは非常にいいことだなと思います。

 今回、蓄電池産業とセルロースナノファイバー産業とあります。ちょっと聞きなれない言葉もあるわけですけれども、詳細的なもので具体的にどのような技術なのか伺います。
 また、セミナーをいろいろ開いたり若干の支援をするという流れの中で、工業用水の利用拡大であるとか、新規ユーザーに派生してつながっていく見込みもあるということでしょうか。ちょっとそのあたりを教えてください。

○篠原企業局長
 今年度取り組みますのは蓄電池産業の関係とセルロースナノファイバーの関係です。
 電池につきましては、湖西市に今、電池の大手の会社が3社ほどございます。どういうものをつくっているかと言いますと、工業用水のユーザーになっているんですけれども、乾電池、鉛、ハイブリッド車のニッケル、リチウム、それからキャパシタといって充放電を繰り返すものです。特殊な電池もつくっています。その3社の中でそういうことをいろいろやっていまして、そういうことをやっている地域は日本の中では大阪に少しあるぐらいでほとんどありません。今いろいろ再生エネルギーの問題が議論されていますけれども、やはり蓄電池の果たす役割が大きいということで、企業と話をして、そういうものを使うことを地域の企業といろいろ考えていきたいということでやっていきたいと思っています。
 それから、セルロースナノファイバーについては、新しい材料です。今炭素繊維が結構広く普及してきておりますけれども、セルロースナノファイバーというのは、木の中にあるセルロースを取り出してそれを材料として使っていくものです。鉄よりも5倍ぐらい強いとか、軽いという性質があって、いろいろな樹脂とまぜて新しい材料をつくっていくものとして非常に期待されております。
 国も経済産業省を初め環境省、文部科学省、農林水産省が今研究に入っていまして、そういうものとも一緒になってやっていくことが、自動車の部品への活用も考えられますので、そういうことで取り組んでおります。

○山本委員
 ありがとうございました。
 最後にしますけれども、こうした取り組みというのは企業局、経済産業部がとにかく協力し合って、新しい可能性のある産業をぜひ育てていっていただきたいなと思います。先ほどのお話ですと、いろいろお話をしていく中で案件が上がってくれば、こういう形での産業振興をやっていきますよということだったんですけれども、来年度以降、他の工業用水道関係の中で、そうした取り組みの計画というか見通しはあるのでしょうか。

○篠原企業局長
 実際、いろいろな形でほかの企業さんもすぐれた技術を持っていらっしゃって、いろいろ課題があると伺っております。企業局として対応できるものがあれば、積極的にやっていきたいと思っています。

○渡瀬委員
 一問一答方式で質問させていただきます。
 委員会提出資料の6ページになりますけれども、整備中の工業団地についてです。
 その中の掛川大渕・沖之須太陽光発電施設用地についてですが、今契約手続を進めているということでございますけれども、まず概要を教えていただきたいと思います。

○井上企業局理事
 概要でありますけれども、面積につきましては17.3ヘクタールであります。それから太陽光パネルの最大出力が16メガワットということで、世帯数でいいますと5,700世帯から6,400世帯相当の発電を行うということであります。
 それから、発電の予定につきましては平成28年から20年間であるということです。概要については以上です。

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