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委員会会議録
質問文書
平成23年２月定例会企画文化観光委員会 質疑・質問
 | 質疑・質問者： | 源馬 謙太郎 議員 |
| 質疑・質問日： | 03/02/2011 |
| 会派名： | 民主党・ふじのくに県議団 |
○源馬委員
簡単に質問させていただきます。
まず１点目、伊豆地域観光交流促進事業費、この新規の事業についてでございます。
きのう９番委員からの御質問の答弁の中で、今後、地域の観光団体や誘客の取り組み状況を検証して、県として更なる観光対策が必要であると判断した場合は地元と調整しながら事業を実施するという御答弁だったと思うんです。ということは、つまり、今中身がまだ何も決まっていないということなのか、今後、決めていく場合に、必要かどうかという判断の基準というのはどこら辺にあるのか、事業の実施の主体はどこにあるのか、それから、それらの事業が地元や観光団体、観光業界からの要望ベースなのか、それとも県が独自に事業を決めていくのか、もし要望ベースであれば、その要望が現在どのぐらいあるかを教えていただきたいと思います。
それから、２点目ですが、本会議で先日遠藤議員からディアナ号の引き上げについての質問がありました。部長からの答弁で、すぐに県が何かをするというのはなかなか難しいような趣旨の御答弁があったと思うんです。
それでも、やっぱり非常に貴重な歴史の遺物ですし、観光にももちろん文化にもかかわりますし、それから地域外交にもかかわってくるものになってきます。遠藤議員は日露外交という視点で質問されていたと思うんですが、私は特に日本人が、特に静岡県人が過去そういう船が大破してしまったロシアの人たちを助けたり、修理をしたりしたという誇るべきこの歴史を大事にしていけたらいいなという観点も非常に重要だなと思います。つまり教育の分野にもかかわってくると思うんですが、こういったことを踏まえてこのディアナ号について、すぐに何かできなくても、例えば県として調査できるのか。分野が多岐にわたっていますので、どこがどうリーダーシップをとっていくのか難しいところもあると思いますが、例えばマスコミが報道してくれて機運を盛り上げれば、何か方策が見つかっていくのか、それも含めて今後の方針について伺ってみたいと思います。以上です。
○加藤観光振興課長
それでは、伊豆地域観光交流促進事業についてお答えいたします。
昨日も９番委員の質問の中で御答弁をいたしました。要はこれは３月までにスカイラインの実証実験が終了いたします。そういう中で今までの伊豆の方々がこれをどういうふうにして一生懸命やってきたのか、というそういう実証と言いますか検証をしっかりしていきたいと。それによって３月までにかなり伸びたということであれば、地元の方々から今後どういうことをやったらもう少し伸びてくるんだということをしっかり聞いて、それに合った形で私どもは支援をしていきたいというふうに思っています。主体は当然地元の方々ということで、それから要望というよりも、むしろ私どもはこれをやりたいんだというものをはっきり打ち出していただきたいというような気持ちを持ってこの予算をつけてございますので、ぜひ御理解をいただきたいと思います。
○出野文化・観光部長
ディアナ号の件についてお答えいたします。
遠藤委員の質問にもございましたけれども、ディアナ号というのは日露両国の国民にとっていわゆる友好的互恵・互助のスタートみたいな話の中で、もしあの物がディアナ号ということで確認されて、それを引き上げることができることになれば、国民はもとより日本・ロシア両国の国民にとって非常に意義のあること、また夢が非常に膨らむことだと思います。ただ、今、沈んでいる場所が海底1,400メートルというかなり深海の部分であるということ、あるいは引き上げについてかなり条件的には厳しいということで、独立行政法人海洋開発研究機構がここではないかという情報を出したところですけれども、ここ何年かは調査する予定はないということも聞いております。
ただ、先ほど申し上げたように、ディアナ号の引き上げ、あるいは確認が何らかの形でできれば非常に夢のあるような話になってくると思いますので、民間の活力も活用しながら、今後引き上げ等も含めて、実際に例えば幾らかかるのかとか本当に可能なのかということさえも今の時点ではわかりませんので、研究してまいりたいというふうに考えています。以上です。
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