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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成27年6月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:吉川 雄二 議員
質疑・質問日:07/06/2015
会派名:自民改革会議


○吉川委員
 一括質問方式でお願いをしたいと思います。
 最初に、痴漢、盗撮等の無料電話相談の設置についてお伺いをしたいと思います。
 痴漢や盗撮などの被害の泣き寝入りを防ぐと。泣き寝入りしちゃう人が多いということなんでしょうね。ということで学生でも気軽に相談できる無料相談ダイヤルを県警鉄道警察隊が設置したと聞きました。午前8時半から午後5時15分までと時間を決めているようでございますが、主に女性警察官が対応するとのことですね。そこで質問したいんですが、まず1点。無料相談ダイヤルの相談状況はどうでございましょうか。

 午後5時15分以降はどのように対応しておりますか。

 さらに、男性警察官が対応することの有無。あれば、どのような場合に男性警察官が対応するのか。ほとんど女性が多いんでしょうから、女性警
察官の対応がもっともだと思うんですけれど、どういった場合に男性警察官が対応するのか。

 設置されたことを知らない人が多いのではないですか。多いと思うんですね。私も知りませんでした。今後どのように周知徹底させていくのか。その方針についてお伺いをしたいと思います。

 続いて、警察における柔道、剣道の訓練についてお伺いをしたいと思います。
 最近では少子化の影響ということ、あるいは草食系男子が非常に多くなったせいか定かではないにしても、県内の高校でも柔道部が廃止されているところが多いんですね。大変憂慮しているわけでございます。
 私も学生時代は柔道部に籍を置いておりました。柔道は4段でございます。昔の得意わざは特に左の背負い投げだったんですね。今は職業柄口車でございます。耳もごらんのとおり、若干つぶれているんですけれども、顔がつぶれませんでしたもので、ポスター写りが非常にいいということで、選挙のときは助かっております。冗談はともかくとしまして、そこで質問なんですが、警察でも全警察官が柔道、剣道のいずれかを必ず選択して訓練を行っておりますね。昔は民警大会なんていうのがございまして、我々民間と警察が組んで、各市町村対抗の試合なんかがありました。私も警察官と組んで試合に出た経験がございます。そんなことで一生懸命よく練習をしておるようでございますね。
 そこで、当然犯人を背負わせるために、これはわざの習得だけでなく、心身の錬磨にも最適だと私は思っております。そこで質問をしたいんですが、まず警察官の柔道、剣道の訓練の状況をちょっとお伺いしたいと思います。

 多忙な警察官がどのようにして訓練時間を捻出しているのか。大変多忙だと思います。訓練時間をどのように捻出しているのか。

 さらに、警察には柔道、剣道を専門に行う特別訓練の選手がいると承知をしております。私も昭和40年代後半から50年代ぐらいにやっておりまして、やっぱり一緒にやっていた仲間に、警察に入って特別訓練の強化選手になった方もおります。その特別訓練の選手の訓練の状況と主な実績をお伺いできればと思います。

○小林地域部長
 最初に、無料相談ダイヤルの受理状況でございます。本年6月1日に設置いたしました鉄道痴漢、盗撮等の相談ダイヤルの1カ月間の相談受理件数につきましては、全部で10件でございます。その内訳につきましては、痴漢関係が3件。痴漢、盗撮以外の電話が1件。これは盗難の相談でございます。その他無言電話が6件でございました。トータルが10件でございます。

 次に、午後5時15分以降の対応でございます。午後5時15分以降の執務時間以外の対応につきましては、音声の案内によりまして、緊急の場合は110番へ通報すること、また緊急以外の場合につきましては、留守番電話に連絡先等を録音するようにお願いしております。この留守番電話に残されたメッセージに基づきまして、後日こちらから連絡して対応しております。

 3番目の男性警察官が対応することの関係でございますけれども、鉄道痴漢、盗撮等の相談ダイヤルの相談は、原則として女性警察官が対応しております。しかしながら女性警察官が事件捜査や事案に従事している場合、また別の相談を受理している場合につきましては、男性警察官が対応しております。相談者のほとんどが女性でございますので、犯罪の性質上、被害が潜在化しやすいことから、男性警察官が受理する場合につきましては、女性の心情に十分配慮するよう指導しているところでございます。

 また、周知徹底の方法でございます。
 鉄道痴漢、盗撮等の相談ダイヤルにつきましては、県警のホームページに掲載しております。また今月8日に三島、静岡、浜松の各駅で開催します痴漢被害防止キャンペーンにおきまして、相談ダイヤルの電話番号が入った啓発グッズを配布する予定でございます。
 今後の取り組みといたしましては、啓発ポスターを作成しまして、駅または駅前交番等へ掲出すること。また各警察署で発行しております交番速報とかミニ広報紙等に電話番号等の記載をしまして、周知する予定でございます。あわせまして女子学生等に対します痴漢被害防止等の講和活動がございますので、そういう活動を通じまして、周知徹底を図っていきたいと考えております。

○杉本警務部参事官兼警務課長
 柔道、剣道の関係についてお答えいたします。
 2番委員御指摘のとおり、警察学校へ入った初任科教養時に柔道または剣道のいずれかを選択して訓練をするということで、ここにいる説明者、補助員もいずれかを訓練いたしまして、みんな初段以上の有段者であります。今はやっているかどうかちょっとわかりませんけれども。
 それから所属に出ます。卒業後も各所属、警察署において柔道の訓練を年間を通じてやっておりますが、毎月術科訓練強化の日というものを定めまして、その日は重点的に訓練をやろうということでやっています。これ以外にも、夏季、冬季と期間を設けて計画的に訓練をやっています。これは、各所属、警察署に術科訓練指導者を置きまして指導をしておりますし、教養課の術科の指導員が各署を回って指導をして、活性化も図っているというところであります。

 所属で計画している訓練そのものは、短時間でやったり、工夫を凝らしてやったりとか、忙しい中、時間帯を決めてやるということで、執務時間内にそういった計画を立ててやっているところであります。これ以外には自主的に時間外とか休日に地域での訓練とか、所属でもそれぞれ訓練を行うところもあります。

 もう1つ、特別訓練選手の関係でございます。
 柔道と剣道の特別訓練選手を指定しておりますけれども、今は監督を含めて柔道も剣道もそれぞれ14人ずつを指名しております。これらの特別訓練選手の訓練については、当然配置されている所属での仕事を持っておりますので、年間の訓練計画を定めて、全国警察柔道・剣道選手権大会等の各種大会があるわけですけども、その大会期間中は強化期間ということで定めて、全日訓練を行わせております。それ以外の期間については、おおむね週3回の訓練を計画して実施させていると。そういう場合には、当然通常業務もこなしながら訓練も分けてやっているというところであります。
 主な実績ですけれども、最近の例では、昨年9月に行われました全国警察柔道・剣道選手権大会で、柔道66キログラム級と81キログラム級で本県選手がそれぞれ優勝しました。この選手権の個人戦での成績は、本県警察初の快挙ということであります。また本年4月の東海予選で3年ぶりに東海予選を勝ち抜いて、全日本柔道選手権大会に出場したということであります。
 剣道については、昨年11月、日本武道館で行われました全日本剣道選手権大会に県予選を勝ち抜いた2人の剣道選手が本県代表ということで出場しております。
 主な実績はこんなところでございます。

○吉川委員
 特別訓練選手というのは、やはり柔道専門で来ているもので、上級職になるのはなかなか難しいんです。例えば皆さんのように答弁席に座るとか、各署の署長になるとか、特練の選手の出世状況はどうなんですか。

○杉本警務部参事官兼警務課長
 剣道、柔道ですけれど、山口首席監察官は逮捕術特別訓練選手のOB。かつては柔道とか剣道とかの特別訓練選手のOBで、部長級までなられた方もおります。総務課長は剣道特別訓練選手のOBです。
 そういうことで、決して柔道だけ、剣道だけやっていたから、それだけで警察に入って、それだけで終わるということではございません。気力、体力を充実して、今でもそれぞれの専門分野で活躍している警察官もたくさんおりますので、それを我々は督励しながら、警察力の充実に努めてまいりたいと思います。

○吉川委員
 いわゆる体力頑健、頭脳明晰といったところですね。
 そして、無料相談電話について関連でお伺いしたいんですが、被害者の泣き寝入りという中に、下着泥棒なんかもあると思うんですよ。この辺の相談という窓口はあるんですか。

○出雲地域部参事官兼地域課長
 25警察署、70交番にひまわり窓口というものがございます。これは女性警察官による女性のための犯罪被害相談窓口でございます。なかなか相談しにくいような犯罪に遭った女性たちが、ひまわり窓口に来れば、女性警察官が対応して親身に相談を受けます。性的被害相談あるいは先ほど2番委員がおっしゃいましたように、下着泥棒とか、そのように女性が困っているものにつきましては、ひまわり窓口が女性を受け入れる相談窓口という位置づけとなっております。

○吉川委員
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 あと1点だけお伺いしたいんですが、刑法犯認知件数が非常に少なくなってきているということで、七、八年ぐらい前だと思ったんですけれど、留置所の数が非常に少なくて困難を来している状況があって、そのあたりの質問をしたことがあるんですが、認知件数が少なくなってくると、留置場は比較的暇なんでしょうかね。かつては暮れの留置所なんていうと、それこそもうハンバーガー・ヒルか二百三高地かと言われたぐらいのようですね、暮れは。今はどうなんでしょうかね。

○大島総務部長
 留置施設に県内の平成26年中の収容人数でございますけれども、実人数で4,057名でございます。
 1人が2晩過ごすとかあるんですけれども、その延べ人数が10万8000人余でございまして、前年と比べて6,541人減少しているということで、年々逮捕されて施設に入る者の数というのは減少傾向でございます。
 留置施設の状況ということでございますけれども、2番委員がおっしゃられた何年か前と比べまして、過剰収容は解消されつつあります。今県内の留置施設の定員があるんですけれども、約600人ぐらいでございます。今月ぐらいでいいますと、大体300人前後でございますので、定員の約半数ぐらいでございます。その程度でおさまっているということで、新設していただいた裾野署でございますとか、袋井署にもいい留置施設ができましたので、キャパシティーも広がっています。その反面、犯罪が減って逮捕されて留置施設に入る者の数もだんだん減少しておりますので、過剰収容は案外解消されつつあるんじゃないかと考えます。

○吉川委員
 犯罪の認知件数が減っていると。当然、犯罪の認知件数はほとんど窃盗が多いんでしょう、盗犯がね。ですから恐らく留置所も徐々にスペースはあいてきているんでしょうね。
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○鈴木(澄)委員長
 ここでしばらく休憩します。
 再開は15時13分といたします。

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