本会議会議録


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平成28年11月スポーツ振興等特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:池谷 晴一 議員
質疑・質問日:11/25/2016
会派名:ふじのくに県民クラブ


○池谷委員
 野球とかサッカー以外で、マイナーなスポーツを振興するというのも、スポーツ王国の重要な視点じゃないかというふうに思うんですけれども、世界では、どんなふうにこのマイナースポーツをやる方を探したり、それを振興したりということをやられているか、ちょっと教えていただきたい。

○田嶋幸三氏
 一番いい例がイギリスでした。ロンドンオリンピックが2012年に行われ、それに向け、イギリスはメダル獲得の目標を立て、何をしたかというと、彼らはすき間スポーツという言い方で、とれそうなスポーツに特化してやるということで、例えば、メダル数が多いということで自転車ですね。自転車はいろんな競技があるということ。あとフェンシングとかいろんなものに対して、自分たちがとれそうなものと、今からでも、五、六年、七、八年ぐらいのこの期間の中でとれるような種目に特化してやっていきました。そういう意味では、ちょっとオリンピックだけでそうやってやることがいいのかどうかわかりませんが、そういうふうにしてやった。
 なおかつ、選手の発掘に関しては、今、実は福岡ではそれをまねてやってるんですけれども、福岡で始めたのが四、五年前です。名前はちょっと忘れたんですけれども、エリート育成何とかということで、毎年すばらしい身体能力を持っている子供たち、8歳、9歳、10歳の子たちを集めて、そこでテストをします。さまざまないろんなテストをして、そこでいい子たちがサッカーに来たり、野球へ行ったりするんですけれども、サッカー、野球とかって、割ともう既に発掘のルートができてるんですけれども、ああ君、フェンシングをやらないかいとかいって、フェンシングで今、代表選手が出てきたとこですね。ちょうど18歳、19歳ぐらいになって。だから、もっと前からやってたのかもしれません。福岡が、たしか一番真っ先にJOCと組んで、エリート選手の発掘をやっています。
 そのベースとなったのが、ちょっと詳しい資料を今ちょっと持ち合わせていないんですけれども、ロンドンオリンピックに向けて行ったイギリスのやり方です。
 今回、パラリンピックで中国が圧倒的にメダルをとったんですよ。それに向けてかなり集中したのは事実です。ただ、もう中国が今、体操だとかほかの種目がどんどんだめになってきていますから、またそれもだめになるのかもしれませんが、我々日本というのは、やはりそれをレガシーにして、例えば障害者にしろ、今、人気がないスポーツにしろ、そうやっていい選手を育てるシステムをつくったら、それを東京オリンピック以降もやはり残していくべきだと思っています。東京オリンピックが終わった途端に行政のサポートがなくなる。これも失礼な言い方になるかもしれません。国体が終わった途端に予算が削られるとか、いろいろあるかもしれませんが、やはり継続した強化と、それから継続した普及活動というのは、やっていかなければいけないんじゃないかという、そこの一番のベースになるのは、やはり行政の方々、皆さんの決定だというふうに思っています。

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