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委員会会議録
質問文書
平成23年11月富士山静岡空港活性化特別委員会 質疑・質問
 | 質疑・質問者： | 山田 誠 議員 |
| 質疑・質問日： | 11/25/2011 |
| 会派名： | 自民改革会議 |
○山田委員
大変すばらしい話を聞かせていただいてありがとうございました。本当に企業として活動する中で、結果的にこれをやることによってのやっぱりコストの削減と時間の短縮。特にやはり集配をして、通関をして出すということになると、やっぱり近いところであることが一番確かにメリット大きいと思うんですね。これが例えばさっきの話にある沖縄に持っていってそこへ通関をする。あるいは成田に行く、中部に行く。そうなると、結果的にはそこでの通関作業に非常に手間をとるということがあるわけですね。そうなると、結果的に今後のこと考える中では、やっぱり通関はやってしまえば、特に仁川経由でも、仁川に入ったものがそのまま経由してこちらへ来る。そうすると向こうでは通関の業務ってのは必要ないわですね。ただ積みかえだけですから。そうなってきた場合のやっぱり静岡のメリットというのは非常に大きいと思うんです。例えば清水の港で言えば、昔から言われますけど、豊橋の港を使ってそこから陸送したほうがコストが安いもんでみんなそっちを使うよとか、そういったことが過去にもずっとあるわけですね。だからやっぱり一番企業としてコストの削減が私は肝だと思うんです。持ってくる一番の大きいところ。その部分でどのくらいの、先ほど話がありましたが、やっぱり一番当然のことながら時間の短縮を必要とするもの、あるいは高付加価値があるもの、これをもっと、今これだけの静岡の中にはたくさん産業あるわけですけど、やっぱりもっともっとふやすということは十分可能になると思うんです。それによって地元のそういうフォワーダーが、逆に言うと今までは成田のほうで全部やっていたんで、それを全部自分たちが一手に引き受けることによっての、自分たちの仕事もふえる。あるいはそういったものでの利益も上がってくる。そういったことにつながるとは思うんですが、そういった点はいかがなんでしょうか。
○西雅寛氏
もう全く先生がおっしゃるとおりなんですね。もうまさにそのことに尽きると思うんです。例えば航空貨物や、あるいはそれに適した品物というのは、やはり鮮度を大事にするもの、あるいは緊急便ですよね。例えば製造業であっても、工場を海外につくりますと緊急対応、幾らインターネットで書類のやりとりができるといっても、これはだめなんですね。人間が行って打ち合わせしなきゃいけない。あるいはこの部品のここが足りないからすぐ飛行機で乗っけてくれ。あるいはこういう試作はまだタイやインドネシアじゃできないから日本でサンプルつくって持ってきてくれ。こんなのしょっちゅうなんですね。ですから、よく自動車産業の一部の方が静岡空港の話をしたときに、「飛行機の中に車乗っかんないからね」とおっしゃってたんだけど、よくもうちょっと考えてくださいという話なんですね。飛行機に１台丸々乗っけるなんて、そんなばかなことしないわけですね。ただその中の部品だとか、ちょっとした試作品なんかもう幾らでもあって、そういうことの利用が極めて大事なんですね。それから１つ例を挙げますと、これなかなか焼津の市場の方に当たってみたんですけど――余り乗り気じゃなかったんでやめちゃったんですけど――例えば成田空港にほとんど生鮮食品なんか着くわけですね。それを、例えば魚なんかですと築地の市場持ってくるわけですよ。大体夜に着きますから、夜築地の市場で値づけをしようとして持ってくる場合に、築地の市場というのは日本で一番伝統あって、言ってみればプライドがある市場ですから、そこの競りの時間にはほとんど間に合わない。そうすると、生鮮食品であるにもかかわらずそこで１日寝かさなきゃいけないんですね。その次の日に競りをやらなきゃいけない。そのための鮮度を維持するためのコストと、それから場所にしても、それからまたその品物そのものの付加価値もそうですね、どんどん落ちているわけですね。こんなばかな話ないんで、例えば静岡空港をそういう、近くでは焼津の市場ですね、焼津の魚市場なんかをそんな生鮮食品の場にできれば、そこですぐ競りをして、通関して、値づけをして、ずっと東海地区に持っていけるわけですね。完全に１日早くなるんですね。そのことのメリットは極めて多いだろうと。それからまたそのことで量がふえても、静岡空港や焼津のあたりですと、築地とは随分違いますよね。土地のコストにしても全然違うんで、これは物すごくメリットあるなと思って、実は三、四年前に少し焼津の市場の方に当たってみたことあるんですが――当たった方がよくなかったのかも知らないけど――余り乗り気じゃない。現状は余り変えたくないと。それは確かにいいけど、本当にそんなにうまくいくのかいというような感じだったですね。まあしょうがないなと思って、それは余り言わなくなったんですけどね。例えばその手のアイデアはほかに幾らでもあると思うんですよ。やっぱり１日早く持ってきて通関できるということの、しかも静岡空港は東名のすぐ横ですから、もうすぐに持っていけるんですね。成田から静岡まで持ってくるのとわけが違う。ですから、そういうメリットを使えば静岡空港まだまだいけると思うんですよ。ただその手の、やっぱり今の私が申し上げた焼津の市場の方を説得するなんていう
のも、これ静岡経済同友会レベルで話しているから、「あんなめんどうくせえよ」、「いいよ」とか、「そこまでやって本当に大丈夫かいな」とこう言われちゃうんで、例えばある程度非公式でもそれなりのポジションの方がそれなりのお話をされればまた反応は全然違ってくるかもしれない。それはあります。
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