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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成20年6月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:八木 健次 議員
質疑・質問日:07/03/2008
会派名:自由民主党県議団


○八木委員
 それでは、三、四点、手短にお伺いをいたします。
 私、再質問をしませんので、どうかひとつわかりやすく明瞭にお答えをいただきたいと思います。
 まず、初めは緊急河川改修事業、このことについてお伺いをいたします。この事業は19、20年で40億円、22河川が対象。この中に、私が前に本会議で質問をいたしました焼津市の石脇川、高草川、これが含まれているわけでありますが、このところは高草山の急峻なところから水が落ちてくる。下は、海ということで水はけが悪い。非常に大変なところで、いつも浸水の常襲地みたいになっているわけで、今でも頻繁に水害が起きている、こういうことであります。ここを整備するのは大変なことだと思いますが、どのように整備をされるのか。また、進捗状況はどうなのか、その辺についてお伺いをしたいと思います。

 それから、もう1つは、75ページにあります国営土地改良事業。大井川用水のことにつきましては、大変皆様方、熱心に取り組んでいただいておりまして、ありがとうございます。私も関係議員の世話人ということでやらせていただいておりますが、私、焼津市で一番下流に住んでいるものですから、大変恩恵をこうむっているわけであります。この大井川用水は受益地も広いし、それから農業用水だけでなくて生活用水、それから防火用水とか、いろんな水辺、親水的なものもあるし、重要な事業だと思います。これが老朽化して、今、再整備と、こういうことでありますが、そこで19年までに78.3%ということでありますが、本年度の事業で終わると、大体どのくらい進捗するんですかね。それをお伺いしたいと思います。
 それで、予算を見ますと、国と県の予算つけかえも行われたようでありますが、その中で現在、国が行っている大井川用水の整備事業と合わせて、地域用水機能を高めるための整備を県で行うことと、こういうことが述べられておりますが、これについてどのように取り組まれるかお伺いをいたしたいと思います。

 それからもう1つは、さっきの水害との関係もありますが、特に地震による岩手・宮城内陸地震や中国四川大地震なんかでもそうでありますが、土砂崩れで川がふさがれて土石流が起こったり、それからまた、何ですか、震災湖というんですか、せきとめ湖と言うんですか、そういう二次的な被害が大変心配されるわけでありますが、これらについて予測はできないかもしれませんが、2次災害を最小限度に食いとめるために、どのようなことが行われているのか、取り組まれているのか、わかる範囲でお答えをいただきたい。

 それからもう1つは、これは焼津市南部の海岸、これは国土交通省の直轄になっているところでありますが、近年、波にどんどん砂浜がさらわれて、かなり高い堤防がありますが、大きな波が来ると越すようになってきた。台風が来ると、みんな近くの住民は避難するわけです。何か聞くところによると、色のついた石を流して、流れがどうかということをやっているそうですが、その後のことは全然わかりませんので、どういう動きがあるのか。これは、直接県の仕事ではありませんが、わかっていたら、その辺教えていただきたい、このように思います。以上です。

○瀬戸尾河川企画室長
 石脇川、高草川の治水対策でございます。石脇川、高草川流域におけるアクションプランについては、県、焼津市及び岡部町で組織する協議会で検討を重ね、平成19年6月に策定し公表しました。アクションプランは、平成15年7月豪雨と同程度であるおおむね3年に1度の降雨に対して、家屋の浸水被害を発生させないことを整備目標として、浸水被害の常襲地域である斎場周辺、国道150号周辺、石脇トンネル上流の3カ所を対象に、取り組むべき対策を定めたものであります。
 斎場周辺の地区では、これまでに内水排除ポンプの設置が完了し、今年度は石脇川において放水路合流点より下流の改修を進めるとともに、国道150号周辺の地区では、今年度は高草川のJR東海道線部の河川の断面を拡幅するということを実施しております。
 また、石脇トンネル上流地区では、これまでに農地排水路の整備が完了し、今年度、高草川堤防のかさ上げ及び石脇川支川の整備を実施することで、目標の降雨に対して床上浸水被害の解消が図れることになります。また、整備目標を上回る降雨に対して、住民が円滑に避難できるよう支援するための洪水ハザードマップを全戸に配布するなど、被害軽減のため、ソフト対策も進めております。
 今後、アクションプランを着実に実施するとともに、引き続き協議会を開催し、対策の進捗状況の効果の検証を行いながら、早期の浸水被害の軽減に努めていきます。以上です。

○小松農地計画室長
 国営かんがい排水事業大井川用水地区についてお答えします。
 まず、そのうち進捗率でございます。平成19年度までに全体事業費400億円のうち、312億円を投じてまいりまして、78.3%の状況になっております。平成20年度は52億円の予算をもちまして、大井川水路橋の旧施設の撤去。また、御前崎市の大胡桃の調整池、また、島田市の栃山頭首工等々の整備に努めることになっております。20年度をもちまして、全体事業費の中の約90%が進捗することになります。
 そうした中で、質問の中にありましたとおり、地域用水機能というものを見直そうといった地元の動きがございまして、国のほうでは、ただいま国営大井川用水の計画変更の作業に取り組んでおります。その中で、今までの国営の幹線水路以外のところで、委員の御指摘がありました地域用水機能の維持増進が必要だと提言のある箇所について、国営のほうで施設を直していただき、県のほうでは合わせてそれに附帯する地域用水機能のオプション施設、防火水槽、散策道路等を県営事業として取り組んでまいることになります。
 御存じのとおり、大井川用水は、東は焼津から西は袋井市国本まで、約7,700ヘクタール余の水田と畑を潤しております。質問にありましたとおり、農地と水田が非常に混在したこの地域におきまして、こうした形で配水されている用水は集落の中や、また、集落の周辺において大変美しい景観をつくり、また、そこここに住みます多様な動植物がはぐくまれる大切な水として評価を得ているわけでございます。
 そうした中で、今回、計画の見直しをしておるわけでございますが、これに至りましては、地元の4つの土地改良区が中心になりまして、地域用水環境整備計画というものをつくっていただいております。こういったものに基づいて、市街化の進行した地域においては、防火水槽等の機能を持たせながら、地域防災計画に掲載し、そして防火水槽のオプション施設に取り組んでまいります。
 また、農村地域におきましては、景観保全、生態系保全、こういったものに供する親水護岸とか、また、散策道整備等に努めてまいりたいと思います。以上でございます。

○長島河川海岸整備室長
 まず、地震後の豪雨による2次災害の防止ということについてでございますが、本県では、昨年の12月に大規模地震発生後の河川施設の対応としまして、河川施設地震対策対応マニュアルをつくりました。このマニュアルは、地震発生後に各河川の速やかな被害状況の情報収集、早期の復旧着手、2次災害を防止するために短期的に実施すべき調査の内容とか、人的体制、方法を定めたものであります。緊急調査、1次調査、2次調査ということで、まず最初にどんな被害があったのかというところから入りまして、だんだん調査を進めていく形になります。マニュアルを定めて、これが的確に運用されなければだめだということで、まず職員への周知、それから応急対策業務に関する協定により定められた協会員――これ業者になりますけれども――それから、市町村職員への説明会をことしの1月から2月にかけて実施して、周知の徹底を図っているところです。
 地震の訓練などを行う際には、このマニュアルを使用して、周知徹底の強化を図って、地震が発生した場合でも2次災害の危険から県民の皆様が回避できるようにしていきたいというふうに考えてございます。

 それから、国直轄海岸についてどのように把握しているかということでございますけれども、焼津市を含む和田浜海岸につきましては、昭和39年から直轄事業として指定されて、国土交通省のほうで直轄海岸の保全施設整備事業ということで、高潮対策、それから侵食対策ということで事業を進めております。今年度に焼津港区のほうでは、有脚式離岸堤、それから突堤2基、それから養浜等を実施してやっていくというふうに聞いています。
 先ほどの色のついた石を投入して調査をしたということなんですけども、漂砂の流れを調べるためにやったということで、平成17年ぐらいにやったというふうに把握はしているんですけれども、その成果については確認しておりません。どちらにしても、施設整備については国土交通省のほうでやっていますけれども、海岸はやっぱり県のほうで全体を見ていかなければならないところがありますので、連携をとりながらやっていきたいというふうに考えております。以上でございます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

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ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp