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委員会会議録

質問文書

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平成27年10月大規模スポーツイベント対策特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:野澤 義雄 議員
質疑・質問日:10/26/2015
会派名:ふじのくに県議団


○野澤委員
 説明ありがとうございました。非常に我々も頑張らないといかんなという思い、いっぱいで聞かせていただきました。
 ところで、どのくらいの選手団、数ですね。選手、それから役員、あとどうなんですかね、マスコミの関係の皆さんだとか、それから無論、競技を目当てに訪れるお客さんだとかいうので、訪日数というのはどのぐらいのことを押さえられているんでしょうか。

○幸物正晃氏
 済みません。選手団とかちょっと出てこないんですけれども、2000万人いければいいよねというような、全体の観光客数の世界でですね。それが政府の中で言われている、うまくいけばそういう数字は超えるんじゃないのかみたいな議論というのは、観光庁を中心に試算をしているところでございます。ただ、オリンピックの期間って非常に短うございます。短くて、しかもオリンピック中の人混みを嫌がる人、やっぱりテレビで見たいよというような人、ロンドンのときの集計で見てみると、開催期間中の観光客自体は、前年比でむしろ下回ったりするようなケースが出てくる。したがって、私どもこういったプランみたいなものを幾つも御提案しているところであるんですけれども、こと観光において、この期間中に全てをぶつけていくというものではなくて、この前後、特にオリンピックで言うとレガシーみたいなお話になってまいります。正の遺産として、地域、いずれにせよ取り組まなければならない観光ルートの開発、観光商品の開発、こういったものをこのオリンピックの締め切り効果なんていう言葉でございますけれども、この機会にあわせて整備をしてみてはいかがでしょうかと。オリンピックの中の期間だけで全てを語ってしまうのではなくて、その先々、オリンピック期間中はいまいちな数字になっても、その終了後には連続して観光客数がふえていっているというロンドンの成功体験のように、うまく日本も同じ道を歩めるよう、その先々の観光客の方々を取り込んでいけるような体制整備をされてみてはいかがでしょうかということでございます。いずれにせよ、この短い期間、単発で何かを行うということを御提案しているということではなくて、もうちょっと長い目で、オリンピック後、2030年、2040年のところを見据えたものを、この2020年のこの機会に、ぜひ御検討いただければなというような御提案を申し上げているところでございます。
 済みません。明示的な数字のほうがお答えになってなくて申しわけございません。

○野澤委員
 そうすると、2000万とおっしゃられたのは、これは観光客の入込数ということですね。年間の2000万というような数字になるわけで、じゃあこの単発的に、このイベントを通じてどれだけということは、余り把握もできないし、そんなに大勢の数が、このことだけで来るということは考えられないというようなことでよろしいでしょうか。

○幸物正晃氏
 ざっくりいくと、都がしている事前の試算でいくと、全体の経済規模って3兆円とかいうような話になっていて、民間のシンクタンクは1桁違うような数字を出したりするわけでございますけれども、こればっかりは本当に起こってみないとわからない話でございます。現実の数字は、ロンドンのところを御参考にいただきながら見ていくというところのほうが正確でありますし、いずれにせよ、本当にこの短い期間のためだけに何かということは、すべきではないのかなというふうには、逆に思っています。
 経済効果の試算って、本当に数字の条件の仕方によって、どうとでもできてしまうでしょうから、そこは先々を見据えたところで御検討いただくほうが、よろしいのではないのかなと、こんなふうには思います。

○野澤委員
 ロンドンのお話が出ましたけれども、一般的に競技を、この大会を観戦に、あるいは仕事でマスコミ等で来て、それでそのまま帰るということではなくて、何か観光をしたり、買い物をしたりというような傾向にはあるんでしょうか。この期間のことについてですけれども。

○幸物正晃氏
 この期間に関して言うと、期間の中だけで、そうですね、試算自体は、数字自体は私、見たことはないんですけれども、地方への波及は極めて限定的だったというようなメディアの報道なんていうのを見たことがあります。そうはいっても、静岡は富士山がありますので、ゴールデンルートのところはひょっとしたら強いのかもしれません。それ以外のところで、この大会期間中、どれぐらい足を伸ばしていただけるのかというのは、どうでしょう、かなり現実的なところで見積もっておかないと、そこへの投資額というものがちょっと過大になり過ぎる傾向が強かったんじゃないのかなというふうなことは言われていました。

○山田正人氏
 済みません。少し補足になりますけれども、よろしいですか。
 オリンピックのときも、純粋に開催期間中で見ると、今、幸物が申し上げたようなことになろうかと思いますけれども、やはりその前後では、日本、東京、そして東京を中心とする周辺の認知度は当然上がるわけでございまして、一つ参考になるかどうかはわかりませんけれども、2010年にAPECというのを横浜でやったときにも、これは開会期間中は交通制限なんかもあるので、ちょっとやや需要は落ち込んだわけですけれども、やはり横浜というところが世界的にサミットをやった場所だという認知度を得たことによって、やはりその前後はぐっとこう上がっているというようなこともあるので、それをトータルで見ると、もちろん東京はプラスなのはもちろんですけれども、東京以外のところも、どこまでそれを波及させるかということの意味において、こういう取り組みをやっておくのとやっておかないのでは、かなり違うんじゃないかなというふうに私どもは見ております。それをちょっと数字の形でお示しはまだきていないということです。

○野澤委員
 漠然とした印象なのですけれども、競技を見に来て、あるいは何らかの形で参加をして、そうすると、何もしないで帰るということではなくて、近回りだとか、観光するだとか、ちょっとした買い物をするという日程の中で帰られる方が多いような気もするんですよね。だから今、お話の中で、いろんな情報を得ながら再度訪問するときに、いろんな形で効果が出てくるような取り組みをするべきだというようなお話なんでしょうかね。わかりました。ありがとうございました。

○中沢(公)委員長
 続いてどうぞ。

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