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委員会会議録

質問文書

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令和3年2月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:天野 一 議員
質疑・質問日:03/08/2021
会派名:自民改革会議


○天野委員
 一括質問方式で1点だけ人権について質問したいと思います。
 この10年間で自殺した人数は、教職員と生徒でそれぞれ何人か教えてください。

○西島人権教育推進室長
 児童生徒の自殺の数についてお答えいたします。
 10年間で児童生徒の自殺があったと把握してございますが、様々な要因を含めまして学校三課が詳しく把握しておりますので、詳しい数については把握してございません。

○堀口教育総務課長
 教職員に関しまして、過去10年で13人が自殺しております。

○天野委員
 セクハラとパワハラも人権問題だと思います。そして新型コロナウイルスに感染した人や家族とかを誹謗するのも人権問題だと思いますね。
 自殺者も含めて人権問題で、教育の中で人権教育は教職員にも児童にも大変重要な位置を占めておりますけれども、その研修と教育をどう進めているのかお伺いします。

○西島人権教育推進室長
 静岡県人権教育推進室で主催しております研修と様々な課の皆様と連携して行っている研修等様々ございます。
 まず私どもが一番に今進めておりますのは、人権教育の手引を全職員に配付しまして様々な人権に関する課題、今2番委員がおっしゃいました新型コロナウイルス感染症に関する学習例を私たちの主催する研修会で先生方にお伝えし、各学校の校内研修で全職員に活用していただき先生方にもいろいろな人権に関して考えていただく。教職員御自身の人権感覚を高めるための取組も先生方の研修の中でやっていただく。さらにそれを基に児童生徒の人権に関する学習方法を校内研修で考えていただき、今度は先生方一人一人が児童生徒一人一人に向けた授業をしていただくことに取り組んでまいりました。
 今年度は、新型コロナウイルス感染症の取組の問題がございましたので集合研修はできませんでしたけれども、各学校の人権教育担当教員にeラーニングで研修をしていただきました。その中で校内研修が充実するよう人権教育の手引の使い方を詳しく説明しました。
 さらには、先日1月18日から本室が取り組み地域の方やPTAの方にも参加していただいたんですけれども、eラーニングでインターネットによる誹謗中傷に対する取組や人権教育指定校の優れた取組を紹介してまいりました。
 まずは、先生方の人権感覚を高めていただくために人権教育の手引を一人一人、先生方にきちんと使っていただくことを元に、さらに子供たちにも学習していただくことに取り組んでおります。

○天野委員
 様々な研修をやっていると聞きましたけど、教育長に改めて伺います。
 教育長はコロナウイルスが人権に関わることも少しは言っているんですけれども、今年は東北の大震災から10年ですが、移住してきた子供たちが放射能でいじめられました。こういった人権問題はコロナウイルスもそうですけれども、今のようにばらばらでなくてセクハラ、パワハラを含めて大きな問題だということを教育委員会がしっかりと学校現場、そして生徒に改めてメッセージを発するときじゃないでしょうか。
 例えば、昔からある部落差別も同じであります。そういった意味で、私は今教育界を取り巻く大きな課題として人権問題についてみんなで考えようというメッセージが大変大事だと思いますけれども、その点について教育長の所見をお伺いしたいと思います。

○木苗教育長
 ただいま、2番委員からお話し頂きまして、ありがとうございました。
 私も、もともと大学で教員をやっていました。今ちょうど10年を迎えましたけれども、震災後3回ほど行きました。バスで学生も連れていきました。そして実際に現場を見て向こうでも話を聞いてきました。
 今も毎日のようにテレビでもやっていますので、やはり人の命といいますか人権にももちろん通じているんです。それは教育もそうですね。先ほど来いろいろありますけれども、全部それを還元といいますか整理するとみんなくっついてくるんです。2番委員ともたまにお話させていただくことがあるんですけれども、人権って昔から、戦争中、戦争以後もありましたけれども、特に最近は直接生徒さんと話をすることが少ないんですね。この間も小学校の移動教育委員会に行ったんです。今年、去年と学校へ行く回数が減っちゃったんですけれども、我々だけじゃなくて教員が、いろいろな形で人権という問題を小さいときから、また生徒さんが成長して社会人になってやる場合に人権の問題はすごく大きいと思います。
 私が今もお付き合いしている先生というか昔の恩師ですけど、今九十四、五歳ですけど物すごくお元気で、踊りの先生を東京でやっています。その先生としょっちゅうメールなり手紙でやり取りしているんですけれども、一生先生という形で人とお付き合いしているということでは、もう一度、今2番委員が言われたように人権という問題を我々は常に考えていかなければならない。ハラスメントも含めて、ある意味ではそこへ集約されてくる感じもするんですけれども、教育委員会でどういうふうに発信していったらいいか。ハラスメントもそこへと到達すると何か落ち着いてくると感じるものですから、それも含めてみんなでまた話合い、場合によっては外部の専門家の方にもお話を頂く勉強会もやってみたいなと思っております。ありがとうございました。

お問い合わせ

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