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委員会会議録

質問文書

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平成26年2月定例会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:小楠 和男 議員
質疑・質問日:03/12/2014
会派名:自民改革会議


○小楠委員
 本日が最後の議会の委員会となる方々がおられます。小川英雄危機管理監兼危機管理部長、杉田勇三人事委員会事務局長、増田和義監査委員事務局長、垣内俊一危機管理部理事及び松井清和出納局出納審査課長が本年度をもって退職をされます。退職される5名の皆様におかれましては、これまで本県の行政の発展のために多大なる御貢献をされましたことに心から感謝と敬意を表したいと思います。本当に御苦労さまでございました。
 5名の皆様のうち、松井課長から答弁の機会がございませんでしたので、私から出納審査課の仕事について御披露をしたいと思います。出納審査課では本庁における県費の支出事務を適性に執行するため、厳正で効率的な審査を行い、また法定受託事務として補助金、交付金、負担金などに関する国費の支出等の会計事務を行っておられるということです。松井課長の指導のもと、支出事務に誤りが発生しないよう職員が一丸となって取り組んできたとのことでございます。御苦労さまでございました。
 退職に当たられまして、これまで長年にわたって県行政のさまざまな分野に携わってこられた経験を踏まえて、今後の県行政に対する御所見や、後輩に贈る言葉等いただけましたら幸いと存じます。
 小川危機管理監より順次よろしくお願いをいたします。

○小川危機管理監兼危機管理部長
 大変貴重な委員会の時間を割いていただきまして、機会を与えていただき、本当にありがとうございます。37年間にわたりまして勤めさせていただいて、いよいよ自分が退職する番が来たのかなというふうに思いますと、大変今の御質問も伺いながら涙が流れております。本当にありがとうございます。
 思い起こせば37年前、大学を卒業して初めての赴任地が熱海の財務事務所、そこで4年間滞納整理というのを従事させていただきました。それ以来、今思い起こせば、ちょっと書きとめてみましたら11カ所、37年間勤務させていただきましたが、その中でなんと6カ所19年間、まさにそこに新しくできた組織の中で勤めをさせていただきました。
 ちょっとそれだけ紹介をさせていただきますと、主事の時代でございましたが、先端産業推進スタッフ並びにテクノポリス推進対策室、それから主幹の時代に行財政改革室の主幹ということで4年間、それからその後、研究企画室専門監3年、国際技能競技大会推進室長2年、東部地域支援局次長2年、それから危機管理部で危機管理局並びに危機管理部で5年間ということで、そういう意味で本当に日の当たるところばかり歩かせていただいたなという思いがします。本当にこの間、先輩に恵まれ、後輩に恵まれ、それから議員の皆様方にも恵まれたと、感謝の思いでいっぱいであります。本当にありがとうございました。

○杉田人事委員会事務局長
 私も小川危機管理監と同じく昭和52年に入庁したわけですけれども、まさにこの間、37年間で金字塔のごとき何かあったのかなと考えた中で――ちょっとこんなことを自分がやったわけじゃないんですけど、一緒にやったという中では――平成14年にマーケティング室というところへ行きまして、そこで静岡地産地消推進協議会というものを設立しました。それが静岡の地産地消運動のスタートになったわけです。その5年後に今度はマーケティング推進室と変わったんですけど、そこを所管する振興局長に赴任しまして、そのときにまたやれたことが、いわゆる地産地消の日。それを当時、富士山の毎月23日を地産地消の日にしようと。それと毎月19日が食育の日というのもやっているものですから、その19日から23日の間を地産地消週間というものにしようと。これは現在残っているもので、地産地消――まさに地の物を地元で食べると。こういうのができたということは、本当に自分じゃできない、1人じゃできないけれど、同僚だ、上司だ、部下だ、皆が助け合って何かやってきたという、今思えば本当に金字塔じゃない、銀字搭ぐらいになっているのかもしれません。そんな思いがします。
 そして、先ほど議員の皆さん含め同僚の皆さんに感謝申し上げるということもありましたけれども、私は1つここで旅立つに当たって――旅立つというとすごいですけれど――申し上げたいのは私、職場というのは本当に明るい職場じゃないと嫌なんです。これが暗い職場だと、本当に前に聞いたんですけれども、日曜日の夕方、「笑点」を見ていると悲しくなると。またあしたから仕事が始まると思うと悲しい。いや、そんなことないだろうと。またあした、あの仲間と会えるんだと。また仲間と一緒に仕事をやれるんだと。そういう思いを持てるような職場づくりをぜひ心がけていただきたいという言葉を残して、ありがとうございました。

○増田監査委員事務局長
 小楠先生から過分なお言葉をいただきまして、またこのような発言の機会を与えていただきましたことに心から感謝いたします。
 37年間振り返ってみまして、ちょっと意外な話をさせていただきますと、県の仕事というのは意外と県民と直接の接点を持たないということがございます。市町村を介したり団体を介したりということで、なかなか県民の皆さんと直接一緒に何かやるということが少ないということがございます。そうした中で、私は幸せにも、貴重な経験を得ましたので少し御紹介させていただきたいと思います。
 旧天竜市に熊地区というところがございます。もう路線バスの終点で人口も1,000人を切るような小さな山間の地区です。この熊地区が平成元年に「くんま水車の里」ということで、国の農林水産祭のむらづくり部門で天皇杯を受賞しました。この天皇杯の受賞者というのは、皇居で天皇陛下に直接拝謁できるというすごく名誉のある賞でございます。当時、私、農政課農山村振興係でこの地区を担当しておりまして――最近の話ですとオリンピックの招致にもちょっと通じるところがあると思うんですけれども――こういった賞をいただくには実力が当然なくちゃいけないんですけれども、いかにアピールするかと、これも大変重要になってまいります。当時、私、担当で苦労いたしまして、何回も何回も推薦文を書き直したり、あるいは現地調査にいらっしゃいますので、そういった方々にどうやってこの地区をアピールするかといったようなことに、いろいろと知恵を絞ったものでございます。
 晴れて受賞が決まりまして、関東農政局のほうで構造改善局長さんが懇談会をやってくれました。そのときに、かあさんの店の代表の方が、私はこの水車の里を将来、熊地区の代表的な産業である林業やお茶と並ぶような1億円産業にしたいとおっしゃいました。そのときの反応というのは、よく覚えているんですけれども、まあちょっとあきれたような顔をされて、山村のお母さんがとんでもないことを言うなというような、ちょっと失笑めいたような反応だったわけです。
 世の中には、受賞したときがピークで、もうそれでだんだん衰退していっちゃうというようなこともままあるんですけれども、この熊のお母さんたちのすばらしいところは、この受賞を機会にどんどんバージョンアップしているわけです。この水車の里は、道の駅にもなりました。そして10年も経ずして、本当に売り上げが年間七、八百万円、ちょっと1億円には届かなかったんですけれども、その水準に持ってきました。私は当時の担当として、どうだ見たか関東農政局と、こんな気持ちを持ったことを覚えております。
 先日、二十数年ぶりに水車の里を訪ねてみまして、もうさすがに四半世紀たっていましたので、メンバーの方は世代交代しています。そのときには会えなかったんですけれども、当時活躍されていた金田さんという方が後日お手紙をくれまして、いや、いろいろ大変なことがあったけれども、水車の里がなかったらこの地区は本当に寂れちゃってただろうねというようなことはお話になられたということが書かれていまして、それを読んで本当に県の職員として、本懐と言いますか、本当にうれしく思いました。
 最後になりましたけれども、本当に県議会の先生方には時には優しく、また時には厳しく御指導、御鞭撻いただきまして、本当にありがとうございました。心から御礼申し上げます。また職員の方々には公私ともに本当にお世話になりました。厚く御礼申し上げます。皆様方には、今後も県民のために御活躍いただきたいと思います。本当に長い間ありがとうございました。

○垣内危機管理部理事(消防安全対策担当)
 このような場所で最後に話をする機会をいただきまして、本当にありがとうございます。
 私からは3つの事柄について感謝の思いをちょっと述べさせていただきたいなと思います。
 まず1つは、もう3人の方たちがお話しされているように、私は33年間ですけど、何事もなく無事に議員の先生方初め諸先輩、それから同僚、部下、皆さんに支えていただいて、とりあえずあと20日ぐらいありますが、無事何事もなく、大過なくここまでこれたということを本当に心から感謝しております。本当にありがとうございました。
 それから2つ目ですが、実は私、山梨県の甲府市の出身で、工学部の応用化学科というところを卒業しておりまして、民間企業、音響メーカーに2年ばかり勤めていて、一念発起して公務員試験を受けて県の職員に採用していただきました。他県のしかも工学系を出ている民間会社に勤めていた、結構年を食った職員を事務職員として採用していただいた静岡県の懐の大きさに感謝しております。これが2つ目の感謝です。
 それから3つ目ですが、県の職員になることができまして、いろんな部署に仕事として携わってきました。先ほど小川危機管理監からお話がありましたように、私も管理部門が半分ぐらいで残りの半分は割と新しい事業を立ち上げるだとか、そういったところの仕事に携わらせていただきました。そういう意味ではいろんなことを経験させていただいて、いろんな知識やそういったものを私の中に蓄積させていただけることができたので、非常に感謝をしているんですが、特に丸橋先生には非常にお世話になったんですけれども、国民文化祭――2009年に行いました国民文化祭を3年間室長として務めさせていただいて、いろんなことがありました。皇太子がお見えになってミュージカルというか開会式を見ていただくということがございまして、各県で持ち回りでやってきてますから、どれぐらいの観客数が求められるのかとか、いろんなことがありまして、まず観客数に関しては知事室にそっと入って250万人ぐらいでいかがでしょうという話をしたら、360万人全県民がというふうにおっしゃられて、いや知事そこまではというお話で、結果としては216万人の観客動員数がありまして、私の中では大成功だったというふうに思ってはおるんですけど。
 開会式をやるに当たって、他県ではないことをやらなきゃいけないという思いがありまして、ミュージカルを――県民の方たちが参加してミュージカルをやるということになりまして、小椋桂さんのところに実は総合プロデューサーをお願いにあがったんですが、実は何回も何回も行きまして、半年ぐらいかけてやっと口説き落としてやっていただくことになりました。音楽をつくっていただいたり、それから振りつけだとか、それから舞台設営なんかもいろいろ御協力をいただいてやっと仕上げたものだったんですけれども、開会式でミュージカルが終わって――そのときは川勝知事にもう知事がかわられていたんですが――皇太子の隣で見ていた知事がブラボーと、終わった瞬間にブラボーと言っていただいた、この言葉でちょっとよかったというふうに思っておりました。あの後で知事は、誰かがブラボーって叫んでいたよねっていうふうにおっしゃっていましたけれども。そういったいろんな経験をさせていただきました。
 その国民文化祭をやる中で、1つだけテーマソングというのをつくって――これ多分ほかの県ではこれまでやっていなかったと思うんですけれども――歌詞を公募しまして、高校1年生の男の子が歌詞をつくっていただいて、歌う方、歌手を今度は高校1年生の女の子、女性の生徒さんにお願いすることになりました。男の子がつくってくれた歌詞が「夢奏〜ユメカナ〜」という歌詞でした。もしかしたら開催直前ごろまで少し流させていただいたんで、何となく耳に残ってらっしゃる方もいらっしゃるかもしれませんが、その中で、今の子供たちって実は夢を簡単に諦めてしまってるなという思いがありまして、夢を諦めないということをテーマにつくっていただいたものですから、「夢奏〜ユメカナ〜」という題名でした。
 私はやめていきますけど、これから仕事をされていく皆さんに、1つだけお願いしたいのは、夢をかなえようと思って頑張れ、最後まで諦めなければ必ずかなうと、その歌詞のようにしっかりやっていただければなというふうに思います。どうもありがとうございました。

○松井出納審査課長
 過分なお褒めの言葉をいただきまして、ありがとうございました。
 私もいろんな職場を経験させていただきましたけれども、4つ強く印象に残っているところがございまして、ちょっとそれを話させていただきたいと思います。
 まず、平成元年に市町村交流職員として旧細江町に行きました。ふるさと創生事業の1億円を使って、気賀関所再建の担当をさせていただきました。それから平成2年には浜名湖のプレジャーボート対策として、今の浜名湖総合環境財団の設立の担当をさせていただきました。それから3つ目として、平成8年には旧水窪町、旧佐久間町、それから旧龍山村を初めとする北遠の5市町村で、郵政省の補助事業で民放の中波ラジオ、それから携帯電話、それからテレビの難視聴対策を担当させていただきました。それから4つ目としては、平成11年から開催年まで、第58回国民体育大会とそれから第3回障害者スポーツ大会の担当をやらせていただきました。この4つは本当に私の中で強く印象に残っております。上司とか仲間の皆さんの御協力をいただいて、本当にきょうまでやってこられました。
 あと職員の皆さんにお願いしたいのは、もう4人の方がおっしゃっているもんですから、私もちょっとダブるかもしれませんけれども、仕事を好きになってやっていただきたい、そういうふうに思ってます。貴重な時間、ありがとうございました。

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