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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成26年2月定例会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:深澤 陽一 議員
質疑・質問日:02/24/2014
会派名:自民改革会議


○深澤委員
 分割方式で1点だけ質問させていただきます。
 31ページになります。(4)原子力発電所の安全対策についての、今御説明いただきました目標のところなんですけども、「原子力発電の仕組みや安全対策などについて理解していると感じる県民の割合70%」ということで、12月の案からは目標を改定されたということで理解をしました。
 ただ、これは県政世論調査の文言を恐らく引用されたのかなと理解しておるんですけども、目標とするのにこの表現が本当に適切なのかなというのが質問の要点であります。というのも、原発の仕組みや安全対策などについて理解している県民の割合であればよくわかるんですけども、理解していると感じるというのは、例えば安全というもの自体が何をもって安全なのかということが、やっぱり個々によって基準が違うと思います。ましてや仕組みを理解しているというのは、原発の仕組みをどこまで理解すれば生活の中でオーケーなのか非常に難しいと思うんですけども。そういった意味でも「と感じる」という表現は非常に曖昧だと思うんですけども、その辺をどのように考えていらっしゃるのか、御答弁をお願いいたします。

○杉浦原子力安全対策課長
 今の御質問ですが、福島第一原発事故を契機としまして、県民の原発に関する関心が高まる中で、毎日のように原発関連のニュースが報じられているという状況です。
 ですので、原発の仕組みや安全対策などを理解していただくことで、正しく恐れ、あるいは事故があった場合にも適切に対応できるよう、この指標に変更させていただいたわけでございます。
 実際、原子力発電に関する理解度を正確にやろうと思えば、例えばテスト形式で問題を配ったりするような形が一番正確なんですけども、それを県民全員にやるということも、現実的にはできないものですから、個人の主観的な感想になってしまうという感じは否めないんですけども、県政世論調査でこういった理解していると感じる人の割合を伺って、できるだけ正しく原発に対して恐れて適切な対応をしていただけるよう努めてまいりたいと考えております。

○深澤委員
 今の御答弁は理解ができましたけども、ただ、ここで私が言いたかったのは、非常に曖昧じゃないかなというのをどう考えているのかを聞きたかったんです。
 ここに目標を定めて、その下に主な取り組みということになってると思うんですけども、新たにこういうふうに目標の言葉を変えたということは、これがどこにつながっているのか。いわゆる原発の仕組みや安全対策について理解を促進させるための施策というのは、どこにつながっているのか。その部分をもう1回説明していただければありがたいなと思います。

○杉浦原子力安全対策課長
 具体的に原子力発電の仕組みや安全対策などについて理解させようという取り組みの内容につきましては、例えば静岡県防災・原子力学術会議など公開の場で実施したり、県民講座などを開催しております。あるいは県民だよりとか、ホームページ、広報誌などを使っていろいろと広報してまいりたいと思いますけども、実際にそういう広報をすることによりまして、安全対策の推進という―ここにちょっと書いてありますけども――先ほども言いましたように、県民が原発に対して正しく理解していただいて、原発の災害が発生した場合に、適切に対応していただく。
 将来的には、原発の再稼働ということもあると思うんですけども、そのときに判断する際にも、当然、県民の皆様に十分原発を理解していただかなければならないものですから、ちょっとその辺の細かいことにはここで触れておりませんけども、そういったものを狙いとしまして、施策を推進していきたいと考えております。

○深澤委員
 ここには書いてないということなんですけども、今再稼働云々という話はまだ出ていない話なので書けないというのは当然だと思います。
 先ほど言ったように、原発に対して安全か安全じゃないかとか、一般的な話として特に反対をされるといいますか、余り前向き、積極的ではない方々の考え方というのは、事故が起きたらどうするんだというところから議論が始まるのが多いんですね。私たちの周りで、地域でも話をしているときに、事故が起きたときに何もできないんだからやっちゃいけないというふうな議論からで、それ以上はもう発展性はない議論なんですけども、そういうところが非常にありまして、そういう人たちがじゃあ理解しているかと聞かれれば、自分たちで勉強して理解していますというふうに当然答えると思います。
 ですから、前提やらいろんなケースを想定すると、自分なりに理解しているけれども、果たしてそれが正しいのかというのは、またこれは議論する余地があると思いますので、本当に理解していると感じるということでいいのか。興味を持っているとか、関心を持っている、その割合が70%だったらまだ理解はできると思うんですけども。
最後に1点だけ、その点に関してもう1度いかがかなというところでお答えいただければと思います。

○杉浦原子力安全対策課長
 確かに、委員のおっしゃってるように、関心があるというような表現も一つはあるかと思います。再三申しましたけども、主観的な面は多々ありますけども、やはり正しく原子力発電所の内容を理解していただいて、仕組みというのもまた理解していただくことで、実際に事故が発生した場合には、その事故の進展によって、これからこういうことが起こるんだなとか、ああいうことが起こるんだなということが、県民の皆様にしっかり理解していただいたほうが、より避難あるいは実際の行動に移すときに冷静な対応ができるものですから、そういったものを目指してまいりたいと思います。それが理解されますよう、県としてもいろいろな広報を使って県民の皆様に周知していきたいという考え方でございます。

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