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委員会会議録

質問文書

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令和6年2月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:大石 健司 議員
質疑・質問日:03/07/2024
会派名:自民改革会議


○大石(健)委員
 よろしくお願いします。一問一答方式でお願いします。
 文化観光委員会説明資料22ページのスポーツコミッションShizuokaの新しい助成制度について伺います。
 令和6年度の取組として、地域経済活性化に資する大会を誘致するための助成制度の創設、運用とあり、説明資料の下の方の大会誘致のための助成制度の概要にその説明があります。県下への経済効果が高い大会という定義として、先ほどの8番委員が質問されたソフトボール大会などと思うのですが、どう考えていらっしゃるのか教えてください。

○稲葉スポーツコミッション担当室長
 スポーツコミッションShizuokaでは、スポーツコミッションの推進戦略に基づき、地域に経済的な恩恵をもたらす大規模なスポーツ大会として、種目は限らず、誘致するためのインセンティブとして助成制度を創設することにしております。条件等は今詰めているところです。
 説明資料にも書いてございますが、交流人口で一番お金を落とすのが宿泊者ですので、選手、関係者などが県内宿泊施設への宿泊延べ数が1,000泊以上の大会を対象とし、補助率2分の1以内、上限額500万円として今制度を考えております。

○大石(健)委員
 メジャー競技ではなくても、例えば球技など参加者が多くて盛り上がる種目というわけですよね。生涯スポーツでも全然構わないということでよろしいですか。一つ一つのスポーツについてこれはいい、悪いと申し込みがあった段階で決めるのでしょうか。

○稲葉スポーツコミッション担当室長
 現在対象とするスポーツは特に問うてなく、例えば日本スポーツ協会であるとか日本のパラスポーツ協会とかレクリエーション協会に加盟しているような競技、一般的に普及している競技を対象としますので、ほとんどの世間でやられてる競技は対象となってくると考えております。

○大石(健)委員
 先ほど8番委員の大規模スポーツ大会では対象が2つしかなくすごく厳しかったのですが、この助成制度ではそれ以外も入っていると理解しました。本県は今度創設することで特記されていますが、ほかの都道府県で同様の制度をやっているところがあるのか。助成額の金額や出し方についてもどこかを参考にしたのでしょうか。本県が独自だったらうれしいなと思ったので質問します。

○稲葉スポーツコミッション担当室長
 似たような制度を有している都道府県は、全国でも半数以上となります。制度、対象となる大会もまちまちです。助成額のレベルで言いますと、東京都は非常に高額の助成額の制度を持っております。本県の500万円はかなり上位に位置しております。もし大会を誘致する場合は競争力を有している制度だと考えております。

○大石(健)委員
 分かりました。後発にもかかわらず中途半端だとやっぱり負けてしまうので、500万円を前面に出して積極的に引っ張ってくるように要望いたします。

 次に行きます。説明資料43ページの富士山静岡空港における令和6年夏ダイヤ期間の運航計画のうち、台北便について伺います。
 中国や韓国の路線が復活しつつある中、台北便についてはいまだに定期便の欠航が続いています。ただ1月19日から週3便の高雄のチャーター便が就航しました。チャーターという名前が気になるのですが今の現状を教えてください。

○小野空港振興課長
 1番委員御指摘のとおり、1月19日から3月29日まで週3便、合計31往復、高雄からインバウンドをメインとしたチャーター便が運航されております。2月時点の実績で18往復運航しており、搭乗率が90.8%と非常に高い。人数にして約2,700名の方が本県を訪れております。その方たちに加え、3月にはこれからの予約も含めて1,700名余の予約があるとのことです。計約4,400人の方々が本県の東中西、伊豆各地の季節の食や温泉、さらには歴史文化の施設等々も含め楽しまれると認識しております。
 この高い搭乗率と多くの台湾からの観光客の方が、本県の多彩な観光資源を体験していただけることは多くの成果を生んでおり、次につながるものとの認識でおります。

○大石(健)委員
 少しうれしくなりました。
 コロナ禍前のような定期便という形に移行するべきだと思うのですが、その辺の手応えや時期、また今回特に予算もつけていますが、どのくらい投入して、どういう形で定期便を持ってくるように頑張るのか。県の意気込みとやり方を教えてください。

○小野空港振興課長
 各航空会社への聞き取りによりますが、従来からやはりパイロットや客室乗務員が不足している。ちょうど機材の更新時期に当たって、コロナ禍で更新する機材の製造が遅れている。これらが大きなネックになっていると、今年に入ってからも確認しているところです。
 ただ一方、今回の連続チャーター便の大きな成功は非常に評価できるということも併せて受けている状況です。
 航空会社との協議の中では、当然私たちの要望である早期の復便で一致しています。どうやるかですが、機材繰りが厳しい中で、機材調整が可能なアウトバウンド及びインバウンド双方向のチャーター便の実績の積み重ねが、早期の定期便につながるとの考えは一致しているところです。
 来年度静岡空港が開港15周年を迎える中、アウトバウンドの需要もしっかりと拡大させながら、今回のような連続チャーター便等の誘致を図っていきたいと考えております。

○大石(健)委員
 説明資料40ページ、令和6年度の空港関連施策の2内容の一番上に、国際線の復便・増便への取組等で5億9150万円ついてますが、これはまさに台湾路線の復便に重点を置くとのことでしょうか。あと開港15周年だから6月頃に定期便を再開させてしてほしいなと今の答弁を聞いていてふと思ったんですが、台湾の人は夏場は駄目で来たい季節が違うのかなとも思ったんです。その辺の見通しと5億9000万円余の予算をどのくらい投入してやるのか内訳を教えてください。

○小野空港振興課長
 富士山静岡空港におきましては、いまだ路線が令和元年度と比較して約7割という状況で、特に国際線が遅れており、1番委員御指摘のとおり台湾、中国の3路線が復便していません。
 国内線では、全日空が通年運航の再開を決定といううれしいニュースも頂いております。路線を確実に安定的に維持するため、例えばターミナルビルの支援やグランドハンドリングに向けた支援等々を予算として計上させていただいております。この予算を中国や台湾の航空会社等々にも積極的に路線誘致の材料として活用させていただきたいと考えているところであります。

○大石(健)委員
 よく分かりました。ぜひ早期の復便を目指して頑張ってください。

 最後の質問に行きます。
 川勝知事のもろもろの発言についてです。
 先ほど7番委員がおっしゃったことはすごくいい質問だなと思ったんです。村松スポーツ・文化観光部長は現場にいらして私も聞いていましたとの話でしたが、そこのところの答弁でちょっと不信に思ったのは、知事が言ったことに対して我々も調べています、ちゃんとコミュニケーションを取ってます、そんなに簡単にはいかないことを言っていますとのことで、それは東アジア文化都市のときの反省を生かしてすばらしい答弁だったのですが、その言い方だと知事は言う前から村松スポーツ・文化観光部長や皆様方に、こういう考えがあるんだけれど可能性あるかなって言っていたのか、それともその場で聞いたあなた方がびっくりして調べて、そんなのは知事無理ですよって言ったのか。どちらなのかがすごく気になるし、知事が事前に相談していたなら、そんなことをそんなところで言っては駄目ですよとすぐ言えると思うんだよね。でもいきなり言われて、びっくりしてすぐ調べて意見を言った。それなら前回よりはいいです。でもそれは知事の独走を止めたことにはならないし、幾ら皆様方が注意する、頑張る、これからはそういうことをさせませんと言っていたけれども、今回も僕は知らなかったですよ。7番委員がおっしゃってくれたとおり、公のところでそんなこと言っちゃった後に報道されて、大騒ぎにならなかったから今回は済んだ。同じように大騒ぎになっていたらもっとひどかったかもしれない。日本中のスポーツの人の注目を浴びる発言ですから、もっと大きい事件になってたかもしれないんですよ。だから先ほどの村松スポーツ・文化観光部長の発言にあった知事からの提案が事前だったかいきなりだったのかを教えてください。

○村松スポーツ・文化観光部長
 まず、いつ認識したかという話ですが、正確な日にちは分かりません。少なくとも去年からそういう話を聞いていることは事実です。1番委員から知事の正式なお話かといった御質問ですが、我々も知事室に入るといろいろな意見、お話、例えばドジャースが韓国に来るね、大谷選手も今度は行ってなどを聞くわけです。それを知事が政策決定としてその場でしたのではなく、いろんなところでいろんなお話をする中の1つということで承りました。そのときはまだ年明けに皆さんの前で発表することを全然認識していなかったです。そういった意味では、我々も知事のところに入っていろいろと知事の御意向も確認しますが、正直言って限度があります。それを本当に知事がこれから外に発表していくのかどうかとかまでは残念ながら分かりません。知事はアイデアがたくさんありますので、こんなのもあったらいいねとかいろんなことは言います。
 ただ、1番委員がおっしゃっているとおり、御心配がかからないような形で我々もしっかりと取り組んでいくのが1つです。
 それからもう1点だけ御説明します。7番委員のときに少し説明の足りなかった部分がございますが、この前の三島の話は県有地を取得してとの話でございますが、今回の誘致について県がお金を全部出すといったお話はしてはおりません。逆に言うと、皆さんどうですかという発言は、経済界の方々も一緒になって誘致していきましょうというお話でもあります。基本的にドジャースを誘致するには相当なお金がかかりますので、それを何か全て県の負担でやろうといった認識を知事が持ってるとは思っておりません。ぜひみんなで一緒になって誘致できればいいですねという意味で呼びかけたということで、県負担で全てやるとは理解しておりません。

○大石(健)委員
 私が危惧したよりはコミュニケーションが取れていて上位下達ではなく、下からもちゃんと言って楽しい雰囲気の中で知事の意見を皆さんが笑って否定したと好意的には取ります。ただ先ほど7番委員が言ったように、明らかに大谷選手とドジャースを利用して来年、再来年の開幕戦を皆さんで持ってきましょうよとは、本当に政治利用で私と一緒にやりましょうってことで非常に危ない発言です。それは、知事、思っていてもそんなこと言っては駄目ですよぐらいは雑談でも言わなかったら、結局皆さんは非難される側に回ります。
 今もう1つの野球場の話が一番佳境に入っていて、違う委員会では大騒ぎになっているかもしれない。あそこをドーム球場にすれば雨が降ってもできますから、日程決めたらドジャースを呼べますみたいな話を絶対言うつもりかもしれない。本当ですよ。草薙球場ではやらないのは100%間違いないですよ。7番委員が言ったとおり、雨降ったらやれないですから。こういう大きい大会は中止できないんです。だけどドーム球場を造るということはそういうことです。韓国の球場は収容人員が2万人ないです。今度浜松市内で造ろうとしている球場は、一番大きい場合には韓国の球場よりも人が入るんですよ。韓国でできたのだったら浜松市でもやってくださいよ。こけら落とし、ドジャース、大谷、絶対それ考えているんですよ。私は分かる。だから気をつけないと。県主催なんて誰も思ってませんよ。そんなことをちょっとでも考えた人は村松スポーツ・文化観光部長だけですよ。でも県の新しい球場で大谷選手を使って、県も協賛して、始球式に川勝知事って、そこまで行く可能性は十二分にあると思います。そこはもう少し冷静に、厳しい目で見ていただきたいと思います。

 そして、最後の質問です。東アジア文化都市について言います。
 もうこの場ではなかったことになって、先ほどちょっと1回出ただけですが、知事は今回の予算説明のときも東アジア文化都市は大成功で、浜松まつりや静岡まつりの人数も入れて過去史上最高の成果があったと言っていますよね。実は去年の12月3日に浜松で締めの祭典をしたときに、石川県の馳知事が来られて引継式をしています。そして川勝知事いわく、静岡県は今年1年間、日本の文化の首都になったと言っています。僕の答弁やいろいろなところでも言ってますよね。
 ところが、能登半島の地震が起こって皆さんどうでもよくなってしまって誰も報道していないし気にしてないけど、1月26日に石川県は今年東アジア文化都市を主催しません、辞退しますと発表しています。韓国と中国は普通に今年もやることで準備していて出ていますが、文化都市に日本だけ参加しないんですよ。
 こういう空気の中で、川勝知事が、では日本で準備できているのは静岡県だけだからもう1回なんて言うとは思いません。でも何らかのアクションなり、そういうことをやる可能性もないこともないんです。それについて皆様方は全然ないことになっていますが、知事がぽつぽつ言っていることがすごく心配です。
 渋谷静岡県理事で構いません。知事がそれについて一切触れないけれども、雑談なり皆さんとの会議の中で日本の首都がなくなってしまうけれどいいのかなみたいなこと言ったりしてませんか。

○渋谷静岡県理事(東アジア文化都市担当)
 石川県の中止に関しましては、知事室でも真っ先に御報告させていただきまして、本当大変残念だ、今年の文化都市が空席になってしまうという所感を共有したところでございます。
 ただ、これは文化庁が主催の事業でございますので、文化庁の意向を最優先すべきだということも知事とお話し、文化庁に聞いてみなさいということがありました。文化庁に行って、今年は中止になりましたが空席のままですかと言ったら、今の段階では特に静岡県に何かをしてほしいという協力要請は受けておりません。
 ただ、文化庁が言うには、中国、韓国の文化都市が日本と交流したいとの思いを持っているので、彼らからの動きがあったら文化庁が検討し、そのときに協力要請をすることがあればお願いしますという話はありました。それについても知事にお伝えしてありますが、特に本県から何かを今年することは考えておりません。

○大石(健)委員
 まさにそういうことですよ。今の今、本県、特に川勝知事が文化都市をもう1年やりたいとは口が裂けても言えないし言っちゃいけないと思うんです。そういう空気が出てきて日本も出てよという話になったときに、次の次の開催都市が決まってないですよね。決まっていたとしても準備が1年前だから急にやれっこない。今できるのは、それこそレガシーに向けて動き出していた川勝県政のある本県だけですよ。
 だから、知事が文化庁に聞いてみなさいと言ったことはまんざらでもないわけですよ。可能性として、このメンバーが変わって新しい委員になって、4月、5月になったらレガシーの施設は造らないまでももう1年やってもいいですよみたいな話で、声がかかったらやりかねない。それもさっきの野球と同じで知事のパフォーマンスの1つとして、大きく展開しかねない。このメンバーでずっとこの問題で紛糾してきたわけですので、そこだけはくぎを刺しておきます。もし文化庁やほかの国の人が来て、日本の代表がないと困るので静岡県さんもうちょっとやりたそうだったからやってくださいよっていう話があるなら、ちゃんと事前に議員や議会にも説明してやらないといけないけれど、それがなかったらまたこっそり。だからそこだけはくぎを刺しておきます。ぜひ軽々しく判断しないようにしていただきたいと思います。1年間本当にありがとうございました。質問を終わります。

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