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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成29年6月定例会厚生委員会 質疑・質問
質疑・質問者:中沢 公彦 議員
質疑・質問日:07/25/2017
会派名:自民改革会議


○中沢(公)委員
 一問一答方式でお願いします。
 委員会資料73ページのしずおか“まるごと”健康経営プロジェクトの推進についてであります。
 我々自民改革会議は、みんなで取り組む健康長寿条例案を提案させていただいて、議会で協議をしていただき、議員提案条例の形で先般成立いたしました。
 みんなで取り組む健康長寿条例のコンセプトは、とにかくわかりやすさを前面に出そうということで、健康福祉部の皆さんにおかれては条例を読んでいただいていると思います。文章、条文自体がこれまでにない表現を使っております。それはとりもなおさず県民の皆さんへの啓発、そしてなぜ県民の皆さんに啓発していかなければならないかといえば、健康寿命の延伸は政策、施策のみならず、お一人お一人の意識というか意欲によってよくなって改善されていく、延伸されていくものであると思っているからであります。このことに関しては健康福祉部全体も異存はないと思っております。
 翻って、しずおか“まるごと”健康経営プロジェクトの推進について、73ページと74ページを私は20回ぐらい見させていただきましたが、20回読んでも何となく違和感がありました。なぜかなと思うと、しずおかという言葉とふじのくにという言葉が混在していたり、プロジェクトというのが2つ出てきたりということで、何となく全体的な整合性をとって飲み込むのに違和感があったんだろうなというのが私の感想であります。
 なぜ今回しずおかまるごとということで、しずおかという言葉を使ったのか。ふじのくにではなかったのか。健康福祉部全体の事業概要や説明資料を見ますとこの言葉がいいか悪いかは別として、ふじのくにという言葉が多分に使われております。これは健康福祉部のある種の意思表示だと私は理解をしております。ふじのくにという冠をつけて健康福祉事業に積極的に取り組んでいる皆様方の意思表示だと私は理解しているさなかに突然降って湧いたようにしずおかまるごとということになったのは、なぜなのかお聞かせください。

○山口健康福祉部長
 今回のしずおか“まるごと”健康経営プロジェクトの名称でございます。
 3番委員御指摘のとおり、健康福祉部では昭和62年には既にふじさん運動という言葉を使っていまして、ふじさんとかふじという言葉は盛んに使っております。
 また、静岡県におきまして皆様方御案内のとおり、ふじのくにというのは総合計画の名称にもなっておりますし、非常にいろんなところで使っています。私たちの意識としましては、ふじのくにと静岡県というのは、まさに同一と考えております。
 今回のしずおかまるごとの名称でございますが、第3次ふじのくに健康増進計画の中にありまして、その中にふじのくに健康長寿プロジェクトがあります。そこでまたふじのくにとやってしまいますと名前が同じになるという反省点もありました。また一番大きな理由としては、しずおか“まるごと”健康経営プロジェクトは、静岡県で暮らす、働く、育つと元気になるということをコンセプトとしております。静岡県で暮らすということでありましたのでしずおかまるごと。特にこの静岡県で暮らす、働く、育つの中には、地域でという意識も強うございます。また働くでは、企業というのが強うございます。育つというのは、家庭というのが強うございます。
 この暮らす地域におきましては、駿河の国、静岡という方もいますし、伊豆の国というのもありますし、遠江の国、浜松というのもございますので、ふじのくによりもしずおかまるごととやったほうがわかりやすいということで、しずおかという名称を使わせていただきました。
 ちなみに健康福祉部事業でしずおかという名称を使っているのは、このしずおか“まるごと”健康経営プロジェクトと、もう1つは障害者につくってもらった授産製品のしずおかブランドということで、しずおかという名称を使っています。このブランドに関していいますと県外にも出していきたいということで、しずおかというのを出したという考えに基づいて使わせていただきました。3番委員御指摘のとおり、ふじのくにとしずおかが入りまじってわかりにくいこともありますが、今回は静岡県で暮らす、働く、育つと、まさにしずおかまるごとという意識を強く出したいことで名称とさせていただきました。

○中沢(公)委員
 そもそもふじのくにという言葉の定義が曖昧というか、これは健康福祉部に限らず全庁そうですが、どういうことに対してはふじのくにで、どういうことがしずおかなのかという定義が曖昧で、その定義というか感じ取っている意味合いが部長によって違う。微妙に温度差がある。ましてやこれが人事異動になるとまた全然違うことを言う部長が出てくる。そもそも論としてふじのくにとかしずおかの使い分けが混在していることの定義が曖昧だからこんなことが起きるんだろうと私は思っています。
 さらに言うならば、何でこんなところにプロジェクトという言葉を2回使ったんだということ。ふじのくに健康長寿プロジェクトが存在しているとするならば、今回の健康経営はプロジェクトじゃなくて、例えばプログラムでもマニフェストでも応援宣言でも何でもあったと思うんですけれど、ここでまたプロジェクトを何で使ったのかと。プロジェクトを2回使ったことで余計ややこしくなっているんですね。
 ふじのくに健康長寿プロジェクトとしずおか“まるごと”健康経営プロジェクトの位置関係を教えてください。それと英語でなければだめだった理由を教えてください。

○山口健康福祉部長
 ふじのくに健康長寿プロジェクトとしずおか“まるごと”健康経営プロジェクトの位置づけです。
 ふじのくに健康長寿プロジェクトは、ふじのくに健康増進計画に基づいて健康長寿のプログラムの普及や健康マイレージ事業等により健康に関心を持ってもらい、健康づくりに取り組んでいただく全ての取り組みのことをいいます。
 一方、しずおか“まるごと”健康経営プロジェクトは、地域、市町、企業、家庭のそれぞれの単位が一緒になって健康づくりに取り組んでいくことを狙いとしております。静岡で暮らす、これは地域です。静岡で働く、これは企業です。静岡で育つ、これは家庭です。そうした元気、健康になるさまざまなプログラムを提供していく大きな計画という意味でプロジェクトとさせていただきました。
 横文字を使う必要があるのかということに関しましては、プロジェクトでもしずおか健康長寿計画でも特に問題ないと思いますが、プロジェクトということでより大きくいろんな方々も聞いて、さまざまなところで幅広くわかっていただく形でプロジェクトという表現を使わせてもらった次第でございます。

○中沢(公)委員
 今の山口健康福祉部長の答弁を聞くと、しずおか“まるごと”健康経営プロジェクトは、ふじのくに健康長寿プロジェクトにおける1つの戦術的体系の話じゃないですか。だとするならばこれはプロジェクトじゃないですよね。プロジェクトの中にある作戦だったりプログラムだったり枠の中の1つじゃないですか。プロジェクトの中にプロジェクトが存在するのは余りにもひどいセンスだと思いますけれど、もう1回確認します。
 プロジェクトの中の1つの戦術的体系ではないですか。

○山口健康福祉部長
 経緯から言いますとふじのくに健康長寿プロジェクトは既にやっていまして、しずおか“まるごと”健康経営プロジェクトは平成29年度からの新規事業として取り組ませていただきました。そうした面では以前から進んでおりますふじのくに健康長寿プロジェクトと並行してともに行ってきまして、なおかつ新しい考えである静岡で暮らす、働く、育つのコンセプトを普及させる意味で、1つの作戦というより大きな戦略として取り組んでいきたい事業と位置づけたところでございます。

○中沢(公)委員
 もとの話に戻りますけど、そもそも健康長寿や健康寿命の延伸は、政策施策だけでどうにもならない。県民お一人お一人の意識とか意欲によって実現されていくことが多分にあるわけです。そこにはわかりやすさや明解さ、はたまたそこに取り組もうという姿勢を啓発していく雰囲気や感じが非常に大事だと思うんですね。
 こんなくだらないことを議論しなければいけないほどわかりづらいものは、つくるべきではないと私は思っています。

 最後に伺いますが、ネーミングのセンスが悪いことを前提とした上で、これはどこで誰がどうやって決めているんですか。

○山口健康福祉部長
 名称につきましては、事業の持つ目的、方向性等々を十分吟味しまして、その中で事業名を部内で諮り、なおかつ今回のしずおか“まるごと”健康経営プロジェクトにつきましては、対外的にもキックオフイベントも既にやっておりますので、そうした関係団体の御意見なども聞かせていただいて定めたものでございます。

○中沢(公)委員
 最近、国民目線とか県民目線とか都民ファーストとか何とかファーストというはやり言葉がありますが、これを見る限り私はとても県民目線になっているとは思えないプロジェクト名と整合性だと思います。
 県民の皆さんにわかりやすいものをつくるためにはどうしたらいいかという柔軟性と想定力を持ったお仕事を皆さんに求めたいと思います。

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