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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成30年6月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:藤曲 敬宏 議員
質疑・質問日:07/03/2018
会派名:自民改革会議


○藤曲委員
 一問一答方式で2問ほどお伺いします。
 委員会説明資料3ページ、第105号議案のエコパスタジアム競技用照明設備の改修工事について、入札が終わり契約締結のための議決を今回求めている案件ですけれども、エコパスタジアムは昨年度、大型映像設備や音響設備を整備して大変迫力のあるスタジアムになったと評価されていて、全てラグビーワールドカップに向けての取り組みだと思うんです。
 今回、照明設備の改修で5億7000万円余ということですけれども、今までも平成14年にはサッカーワールドカップが開催されたほか、現在でもJ1の試合が数試合開催されるなど、既に高水準の照明設備が整備されているのかなと思うんですけれども、改修工事をする必要性、また具体的にどんな工事をされるのかお伺いします。

○森見公園緑地課長
 小笠山総合運動公園エコパスタジアムは、御質問にありましたとおり2002年のサッカーワールドカップに合わせて整備がされ、その前年の平成13年度に完成し供用を開始いたしました。供用開始からこれまでに17年が経過し施設が老朽化していることから、ラグビーワールドカップ2019の開催に向け、平成28年度から施設の更新や整備を進めているところでございます。
 今回、第105号議案として提出しています小笠山総合運動公園スタジアム競技用照明設備改修工事は、ラグビーワールドカップ2019で定められた基準に適合するよう照明設備の改修を行う工事の契約締結について議決を求めるものでございます。
 具体的に申しますと、エコパスタジアムでは開催国である日本の試合や南アフリカとイタリアの強豪国同士の試合が開催されることから、ティア1と呼ばれるカテゴリーに定められた照明設備が必要でございます。このため現状でフィールドの平均水平面照度が1,500ルクスであるものを1.5倍の2,250ルクスにするなど、定められた基準に適合するよう灯具のLED化や照明設備を改修するものでございます。

○藤曲委員
 わかりました。
 今回、そのほかにも可動式の客席の改修もあるということで、改修工事自体は6月から来年3月までの予定とお伺いしているんですけれども、客席の利用に制限がかかると聞いていますが、実際にグラウンドは使用可能なのか。来年3月までの改修工事の間はJ1の大会とかさまざまなものを代替でやるのか、それとも一部はできるのか。その辺の使用状況はどうなっているんでしょうか。

○森見公園緑地課長
 今年度の使用につきましては、昨年度の11月ごろから大きな大会や優先使用について調整しております。そのときにはまだ細かい時期は決まってなかったんですけれど、主催者の方々には使用制限がかかることをお伝えして極力影響がないよう調整を図ってきたところでございます。年度内に工事を終えるものですから、関係団体には場合によっては場所を変えて開催していただくなど御協力をいただいて、進めているところでございます。

○藤曲委員
 観客席を中心に整備すると思います。グラウンドは利用が可能なので、できるものはなるべく対応していただきたいと思います。

 全てのエコパ施設改修整備について、全体予算は13億円ぐらいと出ていましたが、来年3月までの期間内に終わる予定なのかお伺いします。

○森見公園緑地課長
 今年度末を目指し、ラグビーワールドカップに向けた工事は全て終える計画で進めております。

○藤曲委員
 では、もう1つ質問させていただきます。
 委員会説明資料58ページ、クルーズ船の誘致ですけれども、先ほど2番委員からもお話がありました。清水港のクルーズ船誘致は今回の本会議でも随分多くの議員の方々から順調にいっているか等について質問がありました。昨年が38回、ことしがそれ以上の39回の大型クルーズ船誘致ができ非常に順調にいっている数字と見えますが、一方で清水港以外の御前崎港、田子の浦港、熱海港、伊東港、下田港は、数字的にはここ数年余り結果が出ていないところがあります。
 それに対して、県としてはふじのくにクルーズ船誘致戦略をもって寄港地の可能性調査結果を出したということで、これを今後参考にして誘致を進めてほしいという話が本会議でもありました。
 そこでお伺いしたいんですけれども、熱海港の場合は昨年度、熱海港湾エリア賑わい創出整備計画をつくりました。これは県の寄港地の調査も踏まえながら地元の官民協議会が一緒になってクルーズ船を誘致するためにどうしたらいいかということで、国の予算ももらいながら整備計画をつくったものです。熱海港は実際に自分の地元なのでわかるんですけれども、それ以外の田子の浦港、伊東港、下田港、御前崎港では地元が中心になって整備計画を立てようとしているのか、または立てているのか、その辺の状況をお聞かせください。

○都築港湾振興課長
 各港の客船誘致の取り組みについてお答えいたします。
 現在、県内には清水港も含めて客船誘致委員会があるのは6港湾ございます。その6港湾のうち具体的に施設整備を具体化して計画化しているのは、私が知っている限りでは熱海港だけになります。そのほかについてはまだ客船誘致委員会レベルで、それぞれの誘致をどう活用しようかという議論にとどまっているものと認識しております。

○藤曲委員
 熱海港が先にこういった形をつくらせていただいたんですけれども、今後実際に動き出すとなるとやはり協議会を中心に整備計画をつくって官民、地元が動き出さないとなかなか難しいのかなという思いがあります。
 実際に清水港以外の県内で大型クルーズ船を誘致しようとすると熱海港でも2万トン級ぐらいまでしか入れませんし、大型クルーズ船はほとんど清水港だろうなという形の中で同じように大型クルーズ船を誘致しようとしても、ゲンティン香港のようなルートがないと厳しいというのが正直な感想です。

 そういう中で、今回の調査結果にもありましたけれども、スーパーヨットと呼ばれるプライベートクルーザー――豪華クルーザーを差別化して誘致したらどうかという声がありますし、熱海の中でもそういった声が計画の中にも出ました。誘致するとは言っても、インドネシアが昨年度に年間200隻ぐらいのスーパーヨットを誘致し寄港しているのに比べると、昨年日本は年間6回程度と聞いています。これから静岡県だけじゃなくて全国的にスーパーヨットの誘致というか寄港を目指して取り組んでいかなきゃいけないと思うんですけれど、この辺の調査研究について県はどのようにお考えでしょうか、教えてください。

○都築港湾振興課長
 スーパーヨットについてお答えいたします。
 スーパーヨットに係る静岡県内の寄港に関する調査につきましては、実は昨年度に行っております。その中で基本的なスーパーヨットの諸元、いわゆる動向や船の主要諸元、あとは寄港拠点となっている国内外のマリーナの状況などを調べました。あと受け入れに必要なハード、ソフトのそれぞれの面での条件、課題を整理しております。
 その調査結果をもとに、具体的に今後、県内港湾を選んでいただけるように各船舶代理店と情報収集しながら取り組んでまいりたいと考えております。

○藤曲委員
 私もスーパーヨットのイメージが湧かなくて、どういうものか今までよくわからなかったんですけれど、実はことし5月に熱海港の沿岸にスーパーヨット――潜水艦みたいなロシアの富豪が持っている船隻が寄ってきました。これは実はよく調べてみると、4月ぐらいに大阪から瀬戸内海をずっと回って横浜まで行って2カ月近く日本中を移動していたということで、1隻のスーパーヨットが270億円ぐらいかかっていると。非常に高価なクルーザーで、40人のクルーに対してお客さんというか実際に乗る人たちは十数人というように非常に豪華です。ただその方々の消費額は、大型クルーズ船が来ると1人当たり大体三、四万円を消費するのに比べると、この1隻で1,000人ぐらいのクルーズ船と同じ4000万円ぐらいを消費するという調査があると聞きました。ガソリン燃料を満タンにするのに9000万円かかると。だからもしそれが1台熱海港に来て燃料の補給をしてもらうと9000万円になるということで、それだけ考えても非常に経済効果がある。小さな港にとってみたら魅力があるクルーズの1つだなと思いますので、まだ全国的にも沖縄県を初めわずかしか寄港地になっておらず可能性はこれからだと思いますので、ぜひ先駆けて情報提供していただきながら、実際に誘致に取り組んでいただきたいと思いますが、その辺はどうでしょうか。

○都築港湾振興課長
 1番委員の御指摘のとおり、スーパーヨットにつきましては燃料や整備費、管理費のほか、いわゆる娯楽費等の多額の消費が発生する効果が期待されます。
 つきましては、県内港湾を選んでいただけるように、スーパーヨットを取り扱っている船舶代理店からの情報収集を含めて、いろいろと誘致活動に取り組んでまいりたいと考えております。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

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