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委員会会議録

質問文書

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令和3年2月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:野田 治久 議員
質疑・質問日:03/09/2021
会派名:自民改革会議


○野田委員
 一問一答方式で、質問と意見をさせていただきます。
 駿河湾フェリー経営改善戦略23ページの経営計画について、あえて少し厳しめな言い方をさせていただこうと思います。この収支見通し案ですがあまり具体的な計画とは言えないと思います。
 民間企業や銀行などで出す経営改善計画に比べましたら、程遠いというか大分甘いものだと言えると思っています。その一番の理由は輸送人員見込みが全ての数字の大前提になりますが、この数字が何とも心もとなく根拠が薄いと思っています。
 それからさらに問題なのが、令和3年度、4年度、5年度は3市3町に負担の拡充をお願いしています。本来であれば企業なら売上げアップか経費削減で当たるべきものではないかと思いますが、これについて御意見がありましたらお聞かせいただきたいと思います。

○佐野観光振興課長
 駿河湾フェリー経営改善戦略につきましては、行政の負担を極力少なくしたいのですが、今年度の年間輸送人員がここに記載の7.6万人ということです。以前はフェリーの乗客の半分がバスを利用した団体の方でしたがグループ旅行の誘致がなかなか難しく非常に厳しい状況が続いています。
 そういった中で、費用と収益の両面で何とか見直しができないかと経営の専門家の御意見も伺いながら、県と3市3町で8回の意見交換の場を持っていろいろ考えた末にお示しできるのがこの経営改善戦略でございます。
 ただ、コロナ禍もあり今後輸送人員がどれだけ見込めるのかについてしっかり精査したいところではありましたが、なかなか利用者が少ない中で数値的な、客観的な調査ができなかったという事情もあります。
 今後、これを絵に描いた餠にせずに、具体的にしっかりやっていくことが私たちに課せられた課題だと思います。毎年しっかり外部の専門家の方にも入っていただき、評価を重ねてPDCAサイクルで見直しを図る方向で考えております。
 令和3年度から5年度まで市町に負担金の拡充をお願いする形になりますけれども、今回は3市3町と一緒になって議論し3市3町も必要な予算案を計上していただいていると伺っております。

○野田委員
 なかなか厳しいことを聞いて申し訳ないと思っていますが、もしこの輸送人員の見込みがもう少し崩れた場合、私の地元の伊豆市に負担が増えたらどうすると言ったら、それは多分議会が通らないだろうという答えが返ってきました。
 そうなった場合先ほど7番委員からも意見があったと思いますが、計画の見直しや撤退という英断――英断ではないか――をしなきゃいけないのか、少しその辺のコメントを頂けますでしょうか。

○佐野観光振興課長
 まずはとにかく、この経営改善戦略を元に毎年毎年どの目標が達成できて、何ができなかったかをしっかり分析しながらしていくことが必要だと思っています。
 そういった努力を重ねた上で、どうしても実現できないことなどがあれば、議会にもお諮りしながら検討していく必要があるかと思います。
 ただ、今はこの経営改善戦略を実現させるために取り組んでいくことで対応していきたいと思っております。

○植田スポーツ・文化観光部長
 私も携わっていたんですけれども、文化観光委員会説明資料28ページを御覧頂きますと、令和2年度の月別利用者の表があります。コロナ禍であっても乗用車は半額キャンペーンにより、171%、243%と前年度より大分増えているところもあります。
 これはやり方によってまだまだ可能性があると思います。それを本当に全力でやって、とにかくこの計画を上回るような利用者を上げていくことで今はやっていきたいと思います。
 それを3市3町、さらに地元の方々と一緒になって一生懸命やってまいりますのでよろしくお願いいたします。

○野田委員
 ありがとうございます。
 以前、委員会で質問したことがありますが、この環駿河湾地域の3市3町が負担することについて、例えば静岡市だけではなくてもいいと思うし、伊豆地域は2市3町じゃなくてDMOの美しい伊豆創造センターなど、こういったところが対応するのも私は1つの真っ当な考えではないかと思いますが、この点についてはいかがでしょうか。

○佐野観光振興課長
 3市3町以外も駿河湾フェリー運営の構成メンバーに考えたらどうかというお話ですが、駿河湾フェリー経営改善戦略を策定するに当たって県と3市3町の連絡会議を8回開催する中でもやはり同様の意見が出ました。
 しかしながら、駿河湾フェリーの経営が非常に厳しい中で3年間は負担金の拡充がありますので、ほかの市町の参画はなかなか難しいところがございます。
 この体制でフェリーの運航が始まってからまだ2年ですので、課題としては今後どういうやり方が一番負担を軽減していけるかを継続的に考えていきましょう、一緒に経営改善戦略をつくり上げた中で当面の間はこの枠組みでやりましょうと御理解頂いていると認識しております。

○野田委員
 ありがとうございました。
 私の地元だからこそちょっと厳しめに言わせていただきましたが、応援している一人でありますので、ぜひ駿河湾フェリーを頑張っていただきたいと思います。
 それから、意見として「今こそ!しずおか!!元気旅!!!」を3月8日から再開していただき、関係の皆さん本当にありがとうございます。
 我々の会派の中に観光議員連盟というのがあり、そこで旅館、ホテル、飲食店、旅行業協会、交通事業者等々、多くの悲痛な要望をずっと聞いてまいりました。それをダイレクトに都築観光交流局長や川口観光政策課長、それから佐野観光振興課長に何とかしろというような形で結構きつく今までいろいろお願いしてきました。多分危機管理上、健康福祉部などからまだこれを始めるには早いといった反対意見もあったと思います。川勝知事が一人で決断したとは到底思えないです。
 そういった中で、植田スポーツ・文化観光部長はじめ皆さんが観光産業の必要性や逼迫している状況を説明していただき、この観光喚起策が再始動できました。本当に業界の皆さんも喜んでいるところであります。意見といいますかお礼をさせていただきまして質問を終わります。

○河原崎委員長
 それでは、ここで換気のための休憩を取ります。

( 休 憩 )

○河原崎委員長
 休憩前に引き続いて、委員会を再開します。
 質疑等を継続します。
 では、御発言願います。

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