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委員会会議録

質問文書

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平成30年9月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:前林 孝一良 議員
質疑・質問日:10/03/2018
会派名:公明党静岡県議団


○前林委員
 一問一答方式で2問を質問させていただきます。
 最初に、警察と県民との交流の観点から質問させていただきます。
 9月11日に、静岡市葵区の北部体育館で柔剣道大会が行われ、議長、文教警察委員長ほか文教警察委員の皆さんと一緒に見学させていただきました。会場で非常にきびきびとした警察官の動き、あるいは特に警察学校の皆さんや若い警察官の活躍に本当に歓声が上がるぐらいの様子を見ながら、たくましさを感じました。まさに県民生活や県民の生命と財産を守る警察官の一面をそこで感じさせていただいたと思っております。
 私たちは、参加させていただいたのですが、見学しながら私が思ったのは広く県民に知っていただくことが重要ではないかということで柔道、剣道を通した県民交流がどのように図られているのかについて、例えば各警察署の道場を開放しているとか、あるいは警察官が特に子供たちの指導にあたっているとかを御紹介いただきたいと思います。

 先日の新聞には、警察学校のオープンキャンパスの記事が載っておりまして高校生が逮捕術を体験したという記事もございました。ぜひ御紹介いただきたいと思います。

○手老警務部参事官兼警務課長
 柔道、剣道を通じた地域住民との交流についてお答えいたします。
 警察としましては、青少年の健全育成や良好な市民関係の醸成を目的として地域の子供たちに柔道や剣道を指導する活動を行っております。また柔剣道にすぐれた術科特別訓練選手につきましては国民体育大会など警察外の大会に出場することで警察官の勇ましい姿を県民に示しております。さらに術科特別訓練選手は恒常的に県内大学や高校と合同練習を行いまして県民交流を図っているほか、最近では東京オリンピックを見据え静岡県内に来訪した海外の柔道ナショナルチームの合同練習に参加し国際交流も行っております。このように警察としましては県民の警察業務への理解を深めるために柔剣道で貢献していると考えております。
 柔剣道教室を開催している警察施設の状況等について、警察施設の道場を開放して柔剣道教室を開催している所属ですけども、平成30年8月末現在で柔道が3警察署、剣道が4警察署及び警察学校の延べ8所属となります。地元の学校や関係団体から要請がなかったり、指導者の確保が困難であるなど安全管理面での体制が整わないことなどから開催していない警察署もございます。
 警察官個人が柔剣道を指導している状況でございますけれども、警察施設以外で地元の道場などと連携して指導にあたっている者は8月末現在で柔道が18団体17人、剣道が15団体18人の計33団体35人が指導している状況にございます。

○高橋警務部長
 7番委員から御質問のありました警察学校のオープンキャンパスについて御説明します。
 ことし8月に実施した警察学校オープンキャンパスは、そもそも警察学校での生活の不安の払拭あるいは警察活動への理解と関心を高めることを目的としまして平成19年からこれまで合計29回開催しております。今回は学生の夏休み期間中を捉えて8月8日、21日、27日の合計3回開催しました。参加者は全て合わせて約160人で、このうち約7割が高校生でした。
 内容といたしましては、警察学校をよりよく知っていただくために、従来の見学型から、ことしからは警察学校の学生になりきれるような体験型の内容に改めたところであります。具体的には警察礼式、逮捕術訓練の体験、そのほかでは施設見学や食事体験、業務説明などを実施したところであります。参加者に実施後にアンケートをとっており、一部紹介しますと「学生のように扱ってもらったことにより、より警察学校の雰囲気を感じることができてよかった」、あるいは「改めて警察官になろうという気持ちが強まった」、「大変なことがわかったので入る前に覚悟ができた」、「説明だけではわからない部分も実際に体験することでわかったのでよかった」などの感想が寄せられました。参加者のうち9割以上が今回のオープンキャンパスに満足したと回答しており、大変好評であったと考えております。
 県警といたしましては、引き続き警察学校オープンキャンパスを初めとした各種募集活動を強化してより多くの応募者を確保してまいりたいと考えています。

○前林委員
 ありがとうございました。
 高等学校とか中学校の部活の指導者が不足している現状もあるわけでして、そういう意味では柔道、剣道を指導できる方々が本当にたくさんいらっしゃる警察への期待を私は持っております。親しまれる警察であると同時にたくましい警察を県民に知っていただく意味で、特に子供たちが憧れを抱くような警察であってほしい。後継者育成の観点からもぜひ県民との交流を積極的に図っていただきたいと思っております。よろしくお願いします。

 次に、この4月の人事異動で本県でも初めて女性警察署長が誕生いたしました。掛川警察署の三原博美さんですが、女性が輝く時代にあって本県でも初めて女性警察署長が誕生したことを歓迎する次第でありますけれども、男性が圧倒的に多い職場にあって女性警察署長が誕生したこれまでの経過、どういう流れがあって署長が誕生したのか。前任の筋前警察本部長の置き土産のような部分もあるわけですけれども、教えていただきたい。

 それから、女性警察署長の誕生から半年たったわけですけれども、この半年の間で掛川警察署に変化があったのか、どういう状況なのかをぜひ教えていただきたいと思います。

○高橋警務部長
 まず、三原掛川警察署長の登用経緯についてですが、静岡県警察では現在女性職員の幹部への登用拡大に努めているところであります。掛川警察署長である三原警視につきましては警視昇任後、本部所属における管理官、警察署副署長等の職を経て、その後地域部の鉄道警察隊長、総務部留置管理課長など所属長としての経験を有しており、これらの経験と能力を勘案して適材適所ということでこの春から掛川警察署長として配置したものであります。

 それから、署長着任から現在に至るまでの状況でありますが、三原署長はこの場でお答えできませんので知り得るところでお答えいたします。三原署長は署長着任時、署員に対し「市民や訪れる人に寄り添った仕事を心がけ、迅速、丁寧に対応するように」と訓示しております。また警察署管内の治安情勢につきましては、署長のリーダーシップにより地域住民や関係機関と連携した活動を推進し、本年8月末現在の刑法犯の認知件数あるいは交通事故発生件数及び死亡者数のいずれもが、前年同期に比べ減少するなどの成果を上げております。
 また9月には、小中学校の防犯ポスターコンクールを行うなど地域住民との協働による防犯活動にも積極的に取り組んでおります。このほかにも掛川市の男女共同参画における審議会委員として任命されるなど幅広く活動しているところであります。三原署長は仕事では男性とか女性とかを余り意識したことはなく自然体で自分の与えられた職務を全うする考えのもと、男性が9割を占める警察組織の中で届きにくい女性の声を拾うのが自分の役目であり、女性のパイオニアとして道しるべをつくっていくことが使命であると話しております。
 同人が将来、幹部を目指す女性職員のロールモデルとなることを期待しているところであります。

○前林委員
 警察は、一般の職種と違ってある意味で危険が伴う仕事でもあるわけですけれども、そんなところを含めて今後の女性登用のあり方についてコメントをいただければと思います。

○高橋警務部長
 今後の女性職員の幹部登用のあり方でありますが、県警察では現在警察官である女性警視が2人、警部が7人、警視と同等の職格にある警察行政職員1人、警部と同等の職格にある警察行政職員12人が幹部として登用されております。このうち警視につきましては今申しました三原掛川警察署長、警察本部捜査第二課長です。行政職員では少年サポートセンター管理官としてそれぞれ配置されているところであります。
 女性職員の採用拡大に伴いまして、女性職員の割合が増加しております。ことしの警部試験では女性の合格者も出ておりますので、今後もさらに将来の県警察を支える力となり得る女性職員の育成に努めてまいりたいと考えております。

○前林委員
 ありがとうございました。
 女性が輝く社会ということで、ぜひ警察の中にあっても有能な女性はしっかり登用していくことをお願いしたいと思います。
 渡瀬委員長にお願いがあるのですが、署長本人はいませんが、御主人がここにいらっしゃいます。今高橋警務部長が答弁しましたが、感想を一言お願いしたいと思いますので御許可いただけますでしょうか。

○渡瀬委員長
 よろしいですか。

○三原警務部参事官兼首席監察官
 それでは、掛川警察署長の夫として一言感想を述べさせていただきたいと思います。
 お互いに警察官でありますので、仕事及び私生活の両面についてちょっとうまく言葉では言いあらわせませんが、いろいろと協力しているところでございます。後輩の女性警察官にありましても、ぜひとも積極的に幹部登用を目指し、職域、業務内容の拡大を図っていただきたいと思っております。

○渡瀬委員長
 ここでしばらく休憩いたします。
 再開は13時15分といたします。
( 休 憩 )
 休憩前に引き続いて、委員会を再開いたします。
 質疑等を継続いたします。
 では、発言願います。

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静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

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