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委員会会議録

質問文書

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平成27年2月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:田形 誠 議員
質疑・質問日:03/02/2015
会派名:ふじのくに県議団


○田形委員
 それでは、3問、分割質問方式でお願いいたします。
 初めに、平成26年度の補正予算についてお伺いをしたいと思います。
 説明資料の12ページになります。
 産業教育設備費で、県立高校への産業教育設備整備の費用になりますが、2月補正で1億3980万円が計上されているわけですが、具体的にどこの高校で、どういった施設をつくられるということなのでしょうか。お伺いいたします。

○遠藤高校教育課参事
 産業教育設備費の補正予算についてお答えいたします。
 主にこれは工業、それから農業関係でございます。
 工業については、近年、注目を集めております3Dプリンターを計画的に配置し、整備していこうと思っております。それから、いま1つは、これも先端技術への対応という意味でレーザー加工機、各学校から整備の希望が非常に強く出ておりますので、そのニーズに応えたいというところが大きな柱でございます。
 農業関係では、温室の老朽化が非常に進んでおりますので、それらの更新に充てたいということでございます。
 候補となる学校も幾つか選定してございますけれども、現段階においてはまだ決定してないものですから、また複数の学校にまたがっておりますので、ここでは具体的な学校名はちょっと控えさせていただきたいと思います。

○田形委員
 ありがとうございます。
 工業、農業それぞれにいろいろ設備投資ですとか、あるいは老朽化の復旧ということで、それぞれ求められていることに応えていくのは非常に必要だと思いますし、例えば専門系の高校に行かれそのまま就職をされたときに、やっぱり即戦力というとなかなか難しいのかもしれないですけれども、少しでも社会に貢献できるような人材を輩出するために、効果的な予算配分をお願いできればと思います。

 次の質問に移ります。
 先日、浜松市内の小中一貫校で今年度新たに開校された庄内学園に学校見学に行ってまいりました。いろいろと拝見したり、お話を伺っていく中で、言ってみたら小学校1年生のかわいらしいお子さんと中学3年生のこれから大人になろうという児童生徒が一緒になってやっていくのは、果たしてどうなんだろうかという心配もある中で、先生の話を聞くと、中学生が児童の面倒をすごく見たりとか、中学生時分というと、ちょっととげとげしている印象を私は持っているんですけれども、かわいらしい児童と一緒に接することによって、優しさを持つようになったという印象があるみたいです。そういった意味では、これも小中一貫教育の効果としてあるのではないかなと私は思いました。
 これは前段で、これからお聞きしたいことはちょっと話が変わります。
 社会総がかりで人材育成をしていこうということで、浜松市で乳幼児との触れ合い体験をNPOになるのかな、民間でやっています。
 中学生が乳幼児を抱っこしたり、いろいろと触れ合っていく中で、優しさを育んでいこうということでやっているわけでございます。
 小さい子供との触れ合いによる効果は小中一貫校でも効果が見られたということでございますので、できましたら県教育委員会としても積極的に取り入れたらどうかと個人的には思うわけですが、もしその辺のお考えがあればお聞かせいただければと思います。

○林義務教育課長
 学校における乳幼児との触れ合い体験について御質問いただきました。
 田形委員御指摘のこの体験活動につきましては、昨年度、県健康福祉部のこども未来課が主催して浜松市で行った「心をつなぐ赤ちゃんシンポジウム」に県教育委員会も準備段階から参加をさせていただいたところです。小中学生が乳幼児と触れ合う経験は親子のきずな、命のとうとさを実感し、自分を愛情深く育ててくれた親への感謝の気持ちを再度確認するなどの効果が期待されます。
 ただ、その一方で、この活動には事前の準備に非常に多くの時間と労力が必要であったという報告を受けています。特にかなり学校現場が多忙化している中でこれを授業として組み入れることには大変な苦労があったという報告があります。また協力をしてくださる乳幼児をどうやって確保するかとか、乳幼児を学校現場へ連れていくと、感染症等に対する安全性をどのように確保していくのかといった課題もあります。こうした課題が数多くございます。
 成果がある一方でこうした課題があることを踏まえて、県教育委員会においては、このような取り組みについては各学校で慎重に検討して学級活動に取り入れていくことが望ましいと考えています。

○田形委員
 ありがとうございます。
 いろいろとメリットがある一方、課題もある中で、県の健康福祉部と一緒になってやっているということですので、ぜひ密に連絡をとり合って、前に進んでいけるような取り組みを行っていただきたいと、これはお願いをさせていただきたいと思います。

 それでは、最後に先ほど3番委員からも教育監ということでお話がありましたが、新しい教育行政になるということで、新たな教育長についてお伺いをしたいと思います。人事のことですので、本来総務委員会ということになるかもしれませんけれども、新たな教育委員会のトップを任命するということですので、この場でちょっとお伺いをしていきたいと思います。
 いろいろと履歴等々を拝見させていただく中で、地元や地域の子供を育てようと、あるいは国際感覚など教育の中でいろいろな考えをお持ちなのかなと読み取ったわけで、そういう点ではすごく期待も大きいと私は思っています。ただ、その一方で、やっぱりどうしても教育行政という観点からすると、キャリアも当然ないとと私は認識をしています。そういう意味で、例えば教育委員会事務局長ということ、教育長というトップとしてのリーダーシップですとか、あるいは各市町教育委員会との連携といったところはどうなんですかね。事務的な手腕というんですか、その辺はちょっと未知数の部分もあると私は思っています。
 そうした実務経験が不足されていることも非常に懸念するわけでございますが、先ほどもトロイカ体制ということも出てきましたけれども、やはり皆さんで補完をし合って、これからの教育行政を進めていかなければいけないと思いますが、具体的にどういった形で補っていかれるのか、もしお考えがありましたらお答えいただければと思います。

○安倍教育長
 今度の新教育長は、言われておりますように行政とか、あるいは教育現場、特に小中高については御経験がないわけですけれども、高等教育であっても教育の場におられたということで、人づくりに対するいろいろな熱い思いなり、ロマンがあると思いますので、そういうものを先ほどから出ておりますように、教育次長や教育監がサポートして、それをどうやって具現化していくか、より現実的なものにしていくかというところで、一致団結してやっていただければいいかなと思っています。
 また、市町教育委員会との連携につきましても、ぜひ足しげく市町教育委員会の委員や教育長の皆様とも話し合う機会を持っていただいて、義務教育においては今、何が課題なのかということについてもいろいろな面で情報を収集して、方向性を打ち出していただければありがたいと思っています。
 最後に1点、教育委員会は学校だけではなくて、社会教育、家庭教育、文化財、あるいはスポーツと全てにわたっていることもありますので、いろいろなところでこれまでの御経験を生かして、生意気なようですけれども、バランス感覚にすぐれた教育行政をやっていただければありがたいなということで、若干ちょっと口幅ったい、私が言っていいのかどうかわかりませんけれども、そんなところを願っているところであります。
 教育委員会事務局が一致団結して新教育長をお迎えし、静岡県のためにやっていただけると信じております。

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静岡県議会事務局議事課

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