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委員会会議録

質問文書

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平成22年7月就航地交流推進特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:小田巻 進 議員
質疑・質問日:07/28/2010
会派名:民主党・無所属クラブ


○小田巻委員
 それでは、私からは数点、今の説明を伺ったところで質問をさせていただきます。
 まず最初に、文化・観光部の1ページ目の海外就航先、韓国、中国からの誘客事業ということになっていますけれども、この事業、韓国、中国からということですが、この事業に関してどのくらいの費用を積んでいるのか、お知らせください。
 そして、1年通じていろんな事業が企画、計画、実施されているようなんですけれども、もう既に上海と韓国、2点、事業が終わっているということでお知らせがあるということですから、この2点に対してどのようにしてこの事業が、どんなコンセプトのもと、事業が進んでいったのか、そしてまた結果、どういう結果が得られて、これからまたこの上海、それから韓国に、それぞれどういうふうに生かしていこうとしているのか、そこら辺をお聞かせください。
 それと、静岡空港という話も先ほどから出ているんですが、静岡空港とのかかわりがどうだったのか、何かあるのか、そこのところをお聞かせください。
 それから次に、教育の中で、県立高校の海外修学旅行、いろいろ紹介をされているんですけれども、これ、静岡空港を使って修学旅行へどうぞ参加してくださいというようなお知らせを各校にしていると思うんですけれども、その反応、先ほどちょっと話、いろんな時期等、季節等あるという話でしたけれども、その各校の反応、そしてその中からどんなことから静岡空港がちょっとと言われているのか、そこら辺のお話を聞かせていただきたいなと思います。
 そうですね。静岡空港の利用の状況と、利用ができないといった理由ですね。そこら辺をずっと聞かせてください。
 それともう一つ、この中に話がなかったんですけれども、通訳のことをちょっと話を聞かせてもらいたいと思うんですけれども、今、各事業をやるに当たって、通訳さんというのはどうでしょう。足りているというか、実力を含めて、県の思いどおり、通訳さんが動いているのか、ちょっとお聞かせください。以上です。

○加藤観光振興課長
 1点目の海外出展等ですね。中国それから韓国等の出展ですけれども、そこに5月には上海の方で、それから6月につきましては韓国のKOTFAということでやっておりまして、ともかく上海につきましては中国市場という絡みもございまして、やはり今、私ども中国のドラマを誘致しておりまして、「ドゥーラーラ」という、いわゆる女性が入社してから昇格をしていくわけですけれども、このドラマを静岡県のほうの海外版の誘致をいたしまして、伊豆方面、あるいは今ありますのは、日本平であるとか、それから大井川鉄道等入っているわけですけれども、このようなものを中心とした海外誘客ということで、このロケ地をめぐる、そういう旅行商品の造成ということで、現在上海等ではPRをしているところでございます。
 それから、韓国につきましては、やはりお茶、健康ブームのお茶ということでございますので、これはお茶室を連携をいたしましてお茶のPR、それから韓国につきましては朝鮮通信使等、静岡ゆかりの土地もございますので、やはりそういう場面場面の国に合った、そういう旅行商品の造成をしながら、
これをPRしていくということで、韓国につきましては、低利でアシアナさん、大韓さん、飛んでますので、そういう意味では非常に静岡県がこのごろ知名度が上がってきたということで、この方面に宿泊される方も現在多くなっています。
 予算の関係でございますけれども、私どもは当初、海外プロモーションということで、平成22年度は1000万の予算を積んでございます。これは中国、韓国のみならず、重点市場でございます香港それから台湾等も使用しているものでございます。

○中澤学校教育課長
 県立高等学校の海外修学旅行で、富士山静岡空港の利用状況と利用できない理由についてお尋ねがありましたので、お答えをいたします。
 利用状況でございますが、就航先の韓国、中国へ行っている学校は6校で、そのうちの2校が富士山静岡空港を利用しております。利用できない理由として、最も多かったものが、スケジュールのことでございます。
 県立高等学校におきましては、3泊4日で行く学校がほとんどでございますが、その3泊4日の中の最初の日と帰りの日はいわゆる乗り入れ、それから帰国ということですが、そこもやはり活用したいとなりますと、午前中に出かけたいというところで、そこのところがネックになっていると。
 もう一つは、航空機の乗客定員のことであります。
 各学校は、大きい学校ですと一遍に行けませんので、分散をしてということ。それからあるいは、学校の中でコースを幾つか設定をして、そのうちの一つのコースをというようなことも考えてやっておりますが、なかなか子供たちにピタッと位置をするところが難しいということでございます。
 それからもう一つは、修学旅行の実施時期でございまして、この実施時期がやはりどの学校も受検だとか、あるいはそれに伴って学校行事とかというものを配分をしますと、重なりが大きくなります。例えば高等学校におきまして全日で申し上げますと、12月が一番多くあります。12月に、これは1校の中で2コースとか分かれているのもダブルカウントしていきますと59、12月に集中しております。
 そんなことで、同じ時期で利用できないというふうな状況でございます。以上です。

○池谷観光政策課長
 通訳に関する御質問の関係の中で、観光、いわゆる誘客関係に関係することについて、お答えいたします。
 国のほうでは、通訳案内士法という法律に基づきまして、いわゆる通訳ガイドという形で、この方々が、この資格を持っている方々のみ、通訳兼ガイドができるということで制度化しておりまして、これにつきましては、静岡県のほうで今登録している方が全部で171人いらっしゃいます。また、4年前からですけれども、地域限定通訳案内士という制度をつくりまして、これは県レベルだけでの通訳案内ガイドができるという制度でございますけれども、こちらにつきましても、試験も全国で六つの都道府県で実施しておりますけれども、そのうちの一つとして静岡県は当初から実施しておりまして、現在、55人の方が合格して、44人の方が登録されています。
 御質問の件の足りているかどうかというような面にいたしますと、基本的には逆に通訳案内士の方々にとってみると、仕事がないと言っているような状況の中で、片方で制度のほうが訪日外国人観光客を増大させると、特にアジア、特に中国、韓国からふやす中で、非常にミスマッチができているというようなことで、今現在、観光庁のほうでは、新しい通訳ガイドについてのあり方についての検討会を行っておりまして、その状況がまだ途中でございますので、ちょっとここではどうなるかということはちょっとお伝えできませんけれども、基本的には静岡のほうに来ていただく、お客様についてのガイドについては、それぞれ旅行者が手配して、必要なものについては対応しているけれども、多くはそういう通訳ガイドがなく、実際にはスルーで行ってしまっているというのも現状ではないかというふうに考えます。以上です。

○小田巻委員
 質問を3点させていただき、それぞれ御答弁ありがとうございました。
 学校の旅行のほうはいろいろ問題点をわかっていて上げてくださったんですけれども、その中で、学校側として富士山静岡空港側にこういうふうに便宜を図ってもらえれば、もっと使えますよというような、そんな提案というのはされているところなんでしょうか。
 それとまた、ぜひまたそういうこともしていっていただければ、いいような利活用ができるんじゃないかと思うんですけれども。
 それと、誘客、1問目の質問をさせていただいた誘客事業、先ほどちょっとフィルムコミッションの話も出たんですけれども、今、そういうマスコミ、ドラマを通して場所がすごくクローズアップされて、すぐお客さんが来るというふうな話も盛んに聞いているところで、私もいろんな委員会の中で、産業委員会だったかな、フィルムコミッションの話もさせていただき、御答弁ももらったところなんですけれども、幅広い施策、いろんなかかわりを持って事業を進めていっていただきたい。そういうフィルムコミッションなんか特にいい事業で、かかわりを持てば大きく膨らんでいくことじゃないかと思います。
 それと、通訳の話ですけれども、何かいろいろ問題点もあるようなんですけれども、地域限定のというところで、私も中国からくる大学の大学生が、日本語がうまくなって、また一方もちろん中国語ができる。その中で、資格がなくてそのまま帰ってしまう、残念な思いをするという話、年度末に入るとよく聞くんですよね。そういう人たちが自分の生まれた国の人たちを案内するというのは、すごい喜びを感じるところもあるという話も聞いていますから、何かそういう人たちとうまく、いろいろそれこそ資格があったりだとか、いろんな制限がある中だと思うんですけれども、そういういろいろおつき合いを何かできたらいいなと私も考えているところなんですけれども、またちょっと私もそこら辺も考えていただいて、1人じゃなくて2人、3人という団体の中に話のわかる方が入れば入るほど話題も広がり、楽しい旅行もできて思い出も多く、いい印象づけて帰ることができると思いますから、その辺またひとつ考えていただきたいなというふうに思います。以上です。

○中澤学校教育課長
 いろいろな課題についての申し入れはということですが、まず一つは空港利用政策課のほうへ、やはりダイヤのことと、それから機材の大型化について等、申し入れをしております。
 それから、教育旅行委員会というものを、これは会長が県の高等学校校長協会の会長が委員長になりまして行っているもので、その中に文化観光部さんにも入ってもらいながら、あるいは私学さんにも入ってもらいながら、そういう会をしておりまして、その中でも申し入れをしているところでございます。以上です。

○小田巻委員
 申し入れをしていただいているということで、お話を聞かせてもらいまして、私もというか、うちの民主党・無所属クラブも静岡空港が開港するときに、各学校にアンケートをとらせていただいたんですね。そしたらやはり、同じような問題点の指摘がありました。もう1年たって、大分利用状況がどうかわからないですけど、また教育関係のほうからでもそんな問題提起をぜひしていただければと思います。以上です。

○赤堀委員長
 一つまだ答えてもらってなかったので、ごめんなさいね。そちらだけ。

○加藤観光振興課長
 誘客活動の関係でございますけれども、静岡につきましては、北海道の二番せんじじゃございませんけれども、ドラマということで、現在中国、最初5月に浙江省で始まりまして、順次、今広がっております。7月の中旬から衛星放送、北京とそれから上海の衛星放送で全土に流れるということで、これからそのいわゆるお客さんが、全部で静岡県が出てくる5話ございまして、約1時間程度、全部のタイムでいきますとあるんですけれども、ここで売れてくれればということで、今、旅行商品を浙江省等で作成をしているところでございまして、これは我々ももう少し力を入れて誘客に努めてまいりたいと思います。
 それから、FCにつきましては、当然このドラマをFCの方々にも非常に御協力をいただきました。そういう意味では地域活性化と、それから地元の方々のこの明るさというものが非常に前面に出た内容で、FCというのは我々も非常に政策課のほうで力を今入れているところでございますので、今後ともこれは国内・国外を問わず、誘致に積極的に力を入れていきたいというふうに考えております。以上です。

○松井空港利用政策課長
 富士山静岡空港におけます教育旅行の促進について、私どもの取り組みを紹介させていただきます。
 先ほどお話がございました教育旅行委員会でございますが、これは富士山静岡空港利用促進協議会、経済団体等で構成されている団体なんですが、その中に委員会を設けまして、少しでも多く学校の方々に御利用いただきたいという取り組みをしてございます。
 具体的には、毎年県内の高等学校、あるいは中学、特別支援学校で修学旅行の利用意向調査を行います。その中で、富士山静岡空港を使いたいよというふうな高校、学校を把握しまして、先ほどお話の出ました人数の問題とか行程の問題、そのあたりを調整をかけまして、少しでも多く使っていただきたいように努力をしております。
 そのためには、先ほどお話がございましたが、一つの学校で三つのコース分けにして、小さな飛行機でも乗れる、あるいはA班、B班に分かれて、同じ目的地なんだけど参加していただくと。そうした場合、学校側に大変御不便をおかけしますので、些少でございますが補助金ということで、そういうコース分けをしたり、あるいは分便した場合については、1校当たり上限として20万円の補助金を差し上げるということで御案内をさせてもらっております。
 それから、実際に教員の方々に、富士山静岡空港を使った海外の修学旅行の様子を実態的に経験していただこうということで、21年度につきましては韓国へ視察調査に行っていただきました。本年度は8月に上海へ行っていただく予定でございます。その実態の体験を踏まえて、ぜひ富士山静岡空港をお使いいただくように取り組んでおるところでございます。
 県立高校につきましては、残念ながら先ほどの報告でございますが、私立の高校、それから専修学校とか専門学校ですね、そうしたところへも私どもアプローチをかけまして、22年度におきましては、海外へ9校行っていただける予定になってございます。以上でございます。

○池谷観光政策課長
 通訳案内士の件について、若干補足をさせていただきますが、先ほど申しましたように、通訳案内士というのはいわゆる名称独占プラス業務独占ということで、その資格がなければ通訳ガイドができないということなんですが、非常に今、試験が難しいということで、なかなか育成ができていない。そうした中で、国としては、これから特に中国の方とかが非常にふえてくる中で、いわゆる通訳案内士については業務独占ではなくて名称独占にして、通訳案内士の資格を持っていない方も簡単なガイドはできるような形にしたいということで、今、方向を打ち出しております。そうした意味では、先ほど委員のほうからお話があった中国の学生の方も、簡単なガイドについてはこれからできるようになる可能性があるということで、ただその法律等の改善がまだ先がちょっと見えてませんけれども、今、そんな動きがございます。

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