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委員会会議録

質問文書

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平成25年2月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:安間 英雄 議員
質疑・質問日:03/11/2013
会派名:自民改革会議


○安間委員
 数点お伺いをさせていただきます。
 最初に、私の地元になりますが、磐田市立豊岡東小の豊岡北小への統廃合について、新聞にも出ておりましたが、ちょっとこじれているということであります。基本的に、これは市教育委員会の所管になるわけですが、これから子供が減る中で、こういうことは中山間地だといろいろ考えられると思います。この点についてどのように考えられているか、あるいは適正な児童数でありますとか、そこら辺の基準というものが県教委としてありましたらお伺いをしたいと思います。

 次に、いろいろ取り上げられました、駆け込み退職の件でございます。
 私はもうちょっと制度と言いますか、考えられなかったのかなと思います。一方で、公安委員会、一般行政職ではなかったということですから、教育委員会の関係は職員数が多いにしても、それにしてもちょっと残念だなと思います。
 私は、今でもサッカー少年団の名誉団長ということでやらせていただいております。うちの子供らがちょうどやっているころに、大体指導者はボランティアだったんですね。土日合宿に行くということで準備をしていたのですが、1人の親が来まして、うちの子供はお盆だからそっちへ連れて行きますと言って、子供は残っていたいということがあったのです。何とそれが教師だったのですよね。いい先生もたくさんいらっしゃるわけでありますが、やっぱりこういう先生もいるのかなと、これがまさに今の駆け込み退職と言いますか、そういう考えになっているのではないかなと思うわけであります。また今度の不祥事の中にも、再任用の方がいらっしゃるわけでありまして、教師としてやる気も当然そうですが、再任用するときにそういうところがわからなかったかなと。多分、こういう方はお金にも困っていたんじゃないかなと思うわけでありますが、再任用のときにそういったちゃんとした調査がされて再任用されているのかどうか、その点についてお伺いをしたいと思います。

 次に、教育行政のあり方検討会中間まとめへの対応ということで、新聞報道にもいろいろ出ております。指導主事が現場に戻るにもいろいろ課題があるということも言われているようであります。これからしっかり検討をしていくということでありますが、その点について、改めて教育委員会としてどのように考えられているか。
 また、もう1つは、知事がある程度のことを言うことはいいのですが、ちょっと私から見ても干渉し過ぎかなと感じております。提言程度で言うことならいいのでしょうが、何か本会議で聞いていても強制的なような、おどかしのようにもとれるものですから、そのことについての感想をお伺いしたいと思います。

 次に、士民協働事業仕分けについて、資料の61ページに出ております。いろいろありますけれど、私は、「大地に学ぶ」農業体験推進事業は本当にいいことだと思うんですね。子供たちは本当に自然に接する機会がなくなっておりますし、そういう中で生命のとうとさとか、生産のありがたみと言いますか、そういうことを学ぶと思うんです。士民協働事業仕分けで縮小のような格好になっているわけでありますが、そのときに自信を持ってもっと言えなかったのかなと。結果として縮小というわけでありますが、私は、拡大するほうがいいと思っているぐらいなんです。誇れる事業とはあまり思っていないのではないかと、そのぐらいに思ってしまうわけでありますが、その点についてお伺いをいたします。

 次に、文化財保護指導員のことでございます。
 この間もちょっとやりとりがありましたね。文化財保護指導員は、それなりの方がやられているとは思いますが、昨年の台風で樹木が倒れ家が壊れたと。その補修が500万円ぐらいかかったということで、いろいろお願いもさせていただいて、当事者からも相談があったわけであります。本人は納得したのではなくて、従いますということの結果で、うまく対応はしていただいたわけであります。これはなぜ引き下がったかというと、たまたまこの指導員が自分の教え子だったということなんですよ。要は私が言いたいのは、本人はいつ倒れるかわからん木だから早く切り取りたいということを何度も言っていたが、結果はそういうことにならなくて、台風でああいう被害になってしまったということであります。文化財保護指導員のところにも何回も言ったということですからね。文化財保護指導員は多分入れかわりをされていくことでありましょうが、指導員の資質と言いますか、そこら辺がちゃんと対応していないとこういうことになるわけでありますので、そのことについてお伺いをしたいと思います。よろしくお願いいたします。

○田中事務局参事兼学校教育課長
 最初の市町教育委員会の管轄の範囲でのことですが、どのように考えているかということです。豊岡東小というところは御存じのように大変規模の小さい学校でして、子供たちが豊かな社会性を培っていくという意味では、もう少し大勢の児童生徒の中で一緒に学校生活を送ることが大事だなと捉えております。特に豊岡東小につきましては複式学級を2カ所で実施しており、なかなかこれは大変な状況かなと、捉えているところです。地域の方々にその辺を御理解いただけるように、市教育委員会も今後丁寧に説明していくのではないかなと捉えているところです。
 なお、適正規模については、1学年が3学級から5学級ぐらいかなと捉えております。以上です。

○鈴木事務局参事兼学校人事課長
 再任用候補者の選考試験のありようについてのお問い合わせかなと思います。
 日程的には、11月に試験を行うわけですが、9月に応募をしまして、その中で書類の審査、それから面接を15分程度、お一人お一人、管理主事がやっております。こういった中で、本人の意欲、能力、これまでの勤務歴、それからこれからどういう気持ちで再任用として取り組みたいかといったことを聞き取りしてございますので、その中でどんな方かということを確認している状況でございます。以上です。

○安倍教育長
 3点目の教育行政のあり方検討委員会の関係でございます。教育委員会として今後どういう対応をしていくかという中で、指導主事が学校に戻るというような御指摘がございました。これについては、私たちも今までは指導主事が例えば総合教育センターとか、県庁の事務局にいて学校に出向くということを、ある意味では当たり前の形態と考えておりました。しかし、教員にとってより有効な指導のあり方はどうなのかという議論の中では、そういうことも見直していく必要があるのかなと思っております。そういう中で、指導主事が例えば各学校に出向く、そういう期間、時間を今まで以上に拡大することも考えられるかなと思います。

 それからもう1点、教育委員会と知事部局との関係でございます。
 この3月末から4月にかけてプロジェクトチームを発足するという報道もされております。私たちは教育委員会の所管事項につきましては、教育委員会定例会等で教育委員の皆様に決定をしていただくわけですけれども、予算と人事定数につきましては、知事部局にある意味では相談をしなければいけないところがたくさんあるので、今回のプロジェクトチームも経営管理部と教育委員会事務局合同で設置するということです。私たちも必要な定数、あるいは必要な予算につきましては、そのプロジェクトチームを通して要求をしていきたいと思っております。以上であります。

○岩城高校教育室長
 大地に学ぶ農業体験実習につきましては、応援いただいて本当にありがとうございます。この事業は、高校生、中学生、小学生等、多くの児童生徒がかかわるということで、なかなかその目的が明確にできなかったところで、私たちの意図が伝わらなかったのかなと今反省しているところです。今後関係団体との連携、それから事業の明確化等を踏まえながら推進していくつもりでございます。予算的には若干少なくなりましたけれども、農地それから農機具などは整備がされておりますので、協力する学校数は今後ふやしていきたいと思っております。以上でございます。

○蜩c文化財保護課長
 委員御指摘の件については、県指定の文化財保護指導員が31人いるわけですが、樹木等のパトロールということで今まで活動してきたわけです。その中で御指摘のように、私たちが改めなければならないところもあるというところで認識を新たにしたところです。
 この指導員の方々の研修会において、樹木の見方等について改めて注意してくださいと研修会も開きましたし、それから国の補助も受けまして、天然記念物樹木の見方、どういうところを注意して見ていったらいいか、あるいは所有者の方々とのやりとりをどう丁寧にしていったらいいかということについて、ポイントをマニュアルにしまして、本年度中に指導員の方々、あるいは行政担当者にお配りする予定でおります。以上でございます。

○安間委員
 ありがとうございました。
 最初に、豊岡東小の件です。言ってみるとこれは市の対応が悪かったと、結果的にそうなるんですが、たまたま自治会長でPTA会長である方が私の仲人親だったんです。聞いてみると、統合することに特別反対じゃないけれども、ただ住民のいろいろな意見をもうちょっと聞いてもらわないと、責任者とすると納得させるのに必要な説明あるいは接触がなかったと。市の教育委員会は地元に協議会のようなものを設けて、そっちにげたを預けるような格好でやっていたようでありますが、こういうことはトップが1回ぐらいは出ていって、ある程度説明をしないと、住民はなかなか納得できないということもあるわけであります。これからほかにも出てくることでしょうから、ぜひこれを参考にしていただいて、統合の必要性をいま一度、県教委としてもそれぞれの市町の教育委員会に認識をしていただくような指導をお願いをしたいなと思います。

 駆け込み退職のことにつきましては、また2番委員が質問していただけるということでありますので、この程度にしておきます。

 教育行政のあり方の点でありますが、私も子供のころなものですから、昔のことはどうだったのかわかりませんが、戦後すぐに教育委員会の公選制がありましたよね。私よりみなさんは若いわけですから知らないでしょうが、公選制ぐらいの責任を持った教育委員を選ぶということも考えられると思います。そのことについて教育長の所感をお伺いしたいと思います。

 士民協働事業仕分けであります。事業が始まる何年か前ですが、私の地元に磐田農高があるものですから、校長が大変熱意を持って生徒を使って地元の小学生を巻き込んで、やりたいというお話を何かのときに伺いました。ある意味で成果は上がっているよということだったものですから、仕分けにかかるということは、県民があんまり評価していないということです。私は、もう仕分けは不要だと、仕分けを仕分けしたほうがいいぐらいに思っているものですから、これは頑張ってやっていただきたいと思います。

 文化財保護指導員につきましては、今、御説明をいただいたわけでありますが、この事例をしっかり参考にしていただいてやっていただきたいと思います。以上です。

○安倍教育長
 教育委員の公選制についてでございます。
 先ほど3番委員からもお話がありましたように、戦後、教育委員会法の中で教育委員は公選制だったというふうに思います。その後、政治的なもの等が教育委員会の中に持ち込まれた等いろいろな理由があって、結局は教育委員会のほうも現在の地方教育行政の組織及び運営に関する法律に変わったと理解しております。これは法律でございますので、もしそうなれば大きな改革になろうと思います。もしそういうような意見を国から県の教育委員会レベルに聞かれるような機会がありましたらば、そのときには県の実態を国のほうにお話をしていければいいかなと思っております。以上であります。

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