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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成25年9月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:多家 一彦 議員
質疑・質問日:10/08/2013
会派名:自民改革会議


○多家委員
 6点ほど、従来どおりの一括質問方式で質問します。
 まず、資料1の抑止重点犯罪罪種別の推移という中で、自転車盗が相も変わらず1位という話でありますが、自転車盗というのが理解しがたいんですね。例えば昔ベンツ専門の窃盗というか泥棒がいて、それはすぐ海外に売り飛ばして大きな問題になっていますが、ここで言われている自転車盗というのは、例えば山坂を上ったりする自転車とか、日本一周とか世界一周に行くようなそれも100万円近くするような自転車があることは承知しているんですが、そういう自転車なのか。それとも、よくある普通の自転車なのか、どんなことをイメージして自転車盗と考えているのか、それ1点ですね。
 それから、自転車盗がこれだけ多いということですが、被害届、盗難届が出たものを自転車盗と言っているのか、そのあたりについて伺います。
 それともう1つは、場所によって自転車盗の被害の差があるのか。多分、自転車を買うときに登録証というやつを500円だかで買ってつけるんですね。そこに自転車屋さんが刻印してくれて、おおむね所有権の主張ができる状態になっているわけですが、そのこと等について、まずお尋ねしておきます。

 次に、9番委員からも話がありましたが、資料2の子供と女性の安全対策の推進及び生活安全相談の受理状況についてです。総合計画で言うと、子供と女性を犯罪から守るための安全対策の充実ということになっておりまして、おおむねどういうことがイメージされるかわかるんですが、重ねて平成21年の4月に特捜イージスが発足しました。特捜イージスが最近どんな状況の活動をされているのか。

 それからエスピーくん安心メールの登録者の推移、数字が出ていますが、この安心メールの内容をお尋ねします。

 それからもう1点、深刻な問題だと思うんですが、いじめ、体罰、虐待というのが3点セットですね。いじめ、体罰は御案内のとおり、浜松市でも亡くなった例がありますし、大阪府でも滋賀県でも大きな問題があって社会問題化していますが、教育の現場の話ですから、ここに警察が出てくるようになったら終わりだと思いますので、私はそのことについて聞かない。
 だけど、虐待については看過できない話がたくさんあると思うんですね。虐待と思われるところに警察が果たしてどこまで踏み込めるか、これが一番難しいと思うんですね。地域とか行政に委ねている部分がたくさんありますけれども、警察は警察なりに、大きな事案になる前に何らかの抑止の対策をしていると思うんです。そのことが広く市民、県民に共通な理解になっているかどうか。その点についてお尋ねします。

 それからもう1つ、9番委員から車庫証明の行政書士のかかわりについてお話がありました。もう1つ、古物商、金属くず商も業をやるときには警察から許可をいただかなければなりません。昔は本人が行って、私はかつて窃盗等大きな犯罪を起こしたことはありません、暴力団にかかわっているようなことはありませんということで本人確認をして、本人がその許可証をいただいた。ところが、先ほどの話ではありませんけれども、改正された行政書士法が平成14年7月1日に施行されまして、代理権をしっかりと認めましょう。だから、行政書士さんに依頼をすれば、許可申請をして、それからいただいた許可証についてはその代理者にくださると、こういうことになっているようですが、現実には若干場所によって、警察によって、それから担当者によって考え方が少し違っている場面があるようだという指摘があります。どんなふうにお考えになっているかお尋ねします。

 それから、8月4日付の新聞に、知事が乗っていた車が衝突されて、頭を打ってけがをしたという記事が出ました。これはどういうことかというと、新聞を読んだ限りでは、大井川新橋にある目的で出かけていって、走行中に横から衝突されて、知事がそのはずみで浮き上がって頭を打ってこぶができたという事案だったと思います。そのときに後部座席に座っていた知事はシートベルトをしていなかった。その後聞いてみますと、高速をおりたところでシートベルトを外したからしていなかったんだと。ただ、たまたま知事車がトヨタのセルシオで、高級車であったから頭のこぶ程度で済んだと。こういう話だったと思います。
 シートベルトをすることが義務化されて、運転席はシートベルトをしなければ反則点を1点とられます、助手席も運転する側の責任ですとなっています。ただ、後部座席についてはなかなか理解が進んでいなくて、事故に遭ったとき後部座席に座っている方が大きなけがをしているというふうな結果が新聞で出ているんですね。結局運転席と助手席は90%以上、運転席は97%――恐らくいないと思うね、最近、運転席でシートベルトをしない人は――助手席にも言いますよ、シートベルトをしてくれってね。俺がやられちまうからって。ところが後部座席だと、違反点数もなくて、運転手もあんまりしろよと言わないからね。高速バスに乗るとしてくださいとちゃんと言いますけども。新聞記事によれば、ことし死亡事故に遭った人のうち、車に乗っていて死亡した31人のうち、シートベルトを着用していなかったり、チャイルドシートをつけなかったりして死んだ人が半数、14人だと。14人中、シートベルトをしていれば命が助かった人は13人、後部座席で死んだ人が3人と、こんなふうな数字が出ているわけです。
 後部座席に人が座っている状態で発生したと思われる事故の総数、それからシートベルトをしていたか、していなかったかで、死亡事故に発展したものがどの程度あるか。それから、着座位置ですね。運転席か助手席、または後部座席でシートベルトをしていたことによって、どんな状況になったか。警察のほうで何かお考えがあれば聞きたいと思います。

 それから、秋の全国交通安全運動が9月21日から9月30日の間開催されました。これは全国、毎年やるわけで、ことしは静岡市民文化会館で公演中の「キャッツ」の俳優さんが出陣式に出まして、テレビで結構にぎやかに宣伝されていました。それはそれで静岡県の交通安全に貢献していただいたのでありがたい話だと思います。交通安全運動の期間だけは事故を起こしたくないな、この期間だけはネズミ取りにひっかかったりしたくないなと思います。交通安全運動期間中の事故発生状況が過去10年間で一番少なかったと聞いていますし、死亡者は残念ながら2人いたということでありますけれども、結果的に年末に向けて、先ほど本部長からも話がありましたが日没も早くなり、忘年会等、さまざまな会合が続き、お酒も入る機会も多くなると。そういうことを考えたときに、1件でも事故を減らす、そういう発想で取り組んでいただきたいわけですが、交通安全運動期間中の高齢者事故はどんな状況だったのか。それから交通安全運動期間中の飲酒運転等の法令違反の検挙状況。それから交通安全運動期間中の交通事故防止活動の取り組み状況について、あればお伺いします。

 それから、先ほど盛月委員から女性警察官の登用についてということで何点か質問がありました。まさしく女性の社会参加が我が国の経済を支えているというふうな表現もあるわけですが、10年ぐらい前からですか、静岡県警も交番勤務を女性にしていただくということで、そのときこの委員会に上がってきたのは、交番に女性が当直するためのシャワールームとか、休憩室とか、そういうものを整備するために、予算をつけたことがありましたけれども、その設置状況がどこまで進んでいるのか、それを聞きます。

 それから、女性警察官の割合を10%にすると、470人程度を650人まで上げてくるわけですが、そうするために施設整備に金目がかかってくるわけですが、その金目について、どんなふうに警察は考えているかお尋ねします。
 それから、学校の先生、知事部局、病院にかなりの女性職員がいらっしゃいますが、ある時期よりも離職率が非常に減っているんですね。先ほど、出産育児の話があったわけですが、女性警察官の離職状況、ある一定の年齢になると辞めていく女性警察官がいらっしゃるのかどうか、そういう傾向が顕著に静岡県ではあるのかどうか。このことをお尋ねします。以上です。

○森下生活安全部参事官兼生活安全企画課長
 私からは自転車盗、それから特捜イージスの実績、エスピーくん安心メールにつきまして、お答えをいたします。
 本年1月から8月までの自転車盗被害は4,087件ということで、ことしも減っております。マイナス120件ということですが、これらの自転車盗、高級自転車ばかりかというと、一概にはそうとは言えないという状況でございます。その自転車盗が窃盗の中で最も多いということ、自転車盗の被害に遭った自転車の7割は鍵をかけていないということから考えますと、足がわりに使うということで、自転車盗は発生していると見ております。
 また、場所によって差があるかという御質問ですけれども、主なところはやはり駅の駐輪場、あるいは公営駐輪場といった、多くの自転車が駐輪してあるというところが狙われているということでございます。こういったところにつきまして、防犯対策として重点地区に指定をして、現在防犯対策を進めているところでございます。
 また、防犯登録につきましては、盗まれた自転車を発見するに対して非常に効果的なものでありますので、我々もそういったものをしっかり登録していただくということをお願いしているところでございます。

 次に、特捜イージスの活動でございますけれども、昨年の検挙・警告数とも、特捜イージス発足以来最も多い件数を計上いたしました。本年もこの傾向が続いておりまして、8月末における特捜イージスの検挙件数は、痴漢、盗撮等の静岡県迷惑行為等防止条例違反が17件、強制わいせつ、公然わいせつが21件、合計38件を検挙しております。また追いかけ、つきまとい、わいせつ、写真撮影、等に対し、92件警告しているということで、非常に実績としては上がっているということを申し上げます。

 次に、エスピーくん安心メールの配信の内容でございます。
 8月末におけるエスピーくん安心メールの送信数1,051件のうち、声かけ、つきまとい等の不審者情報が842件、8割を超えております。続いて、振り込め詐欺や多発犯罪の犯罪情報が111件、事件事案の解決情報45件、防犯対策のポイントなど防犯情報が17件ということで、発信をしております。以上でございます。

○酒井少年課長
 児童虐待から子供を守るための警察の取り組みについて御説明させていただきます。
 警察は児童の生命、身体の保護という責務を果たすため、児童虐待を認知した際には、児童の安全確認及び救出を最優先とした対応をとることを基本方針としております。児童虐待への組織的な対応と、児童相談所との緊密な連携を柱とした施策を講じております。具体的には、警察では各部門における日常活動において児童虐待情報の把握に努め、児童の泣き声通報などの虐待が疑われる情報については、速やかに付近住民に聞き込みを行うとともに現場臨場により警察官が直接安全確認を行い、児童虐待の早期発見と被害児童の救出に努めております。また、児童相談所を所管する県及び2政令市については、昨年10月10日に警察への連絡基準を策定していただいたほか、本年4月からは警察官OBを1人ずつ児童相談所に配置していただくなど、相互の連絡体制を確立いたしました。さらに警察官と児童相談所職員が合同で被害者救出訓練を実施し、全警察署が要保護児童対策地域協議会にも参加をしておりまして、連携の強化を図っております。
 また、委員から市民にこういうことが理解されているんだろうかということの御指摘がございましたけど、この児童虐待とDV、ストーカーについては、静岡県警はもし110番が入れば、全力で全警察を挙げて対応するという組織対応をしていると、私自身も自負しております。そういうことで、県民、市民の皆さんに安心していただきたいというように考えております。以上です。

○森下生活安全部参事官兼生活安全企画課長
 自転車盗のところで1点落としました。申しわけございません。
 被害届の受理でございますけども、受理をしてから統計に計上していくということでございます。以上です。

○守屋生活安全部長
 行政書士による古物商、金属くず商の申請の関係についてお答えをいたします。
 行政書士が古物商の申請、あるいは許可証の受領に代理で来られるということにつきましては承知をいたしております。委任状持参をしていただいて、代理申請をするということは承知しております。
 しかしながら、古物商の許可証受領後に、例えば立ち入り、帳簿の記載等のお願いもございます。それから犯罪による収益の移転防止に関する法律で、貴金属を扱う古物商の方は疑わしい取引があった場合、例えば日に何度も来るとか、おかしいと思う取引があった場合には届け出る義務が生じております。ですから申請時、あるいは許可証の受領時に一緒に来ていただいて、御説明したいということで、署の担当者がそういうことを言ってるんじゃないかと思います。ただ一番の問題は、署によって、あるいは担当者によって取り扱いが違うということは問題でございますので、この点につきましては指導を徹底したいと思っております。以上でございます。

○土手交通部参事官兼交通企画課長
 後部座席のシートベルト着用状況についてお答えします。
 後部座席乗車中に発生した事故件数については、負傷した場合のみ統計に反映されます。本年8月末現在、県下で発生した2万2961件の人身事故のうち、後部座席乗車中に負傷された方は2,332人おります。後部座席乗車中にけがをされた方のうち、1,624人がシートベルトを着用しており、後部座席のシートベルト着用率は69.6%となります。なお、負傷してなかった場合は統計に算入しておりません。
 続いて車両乗車中に亡くなった方の乗車位置でございます。
 これは運転席が22人で66.7%、助手席は7人で21.2%、後部席は4人で12.1%となります。そのうちシートベルト着用しておらずに亡くなった方、運転席は11人で50%、助手席は1人で14.3%、後部席3人で75%となります。シートベルトを着用していたか、いなかったかに関する死亡率を明示したらどうかということでありますけれども、着座位置ごとの死亡率はありませんが、着座位置ごとの着用数、非着用数という数値として県警ホームページ上で公開しております。なお、本件では着座位置にかかわらず、シートベルトの着用効果は極めて高いものがありますことから、平成18年からオールシートセーフティ作戦と銘打ち、着座位置にかかわらず全ての座席におけるシートベルトの着用を推進しております。以上であります。

○安本交通部長
 秋の交通安全運動の関係についてお答えいたします。
 事故件数は過去10年間で最少となりました。一方で高齢者関連事故は277件ございまして、前年同期と比べ、12件の増加という状況でございます。なお、高齢者の方で亡くなった方はおりません。
 次に運動期間中の法令違反の検挙でありますが、全体では総件数9,400件余を検挙しております。そのうち飲酒運転による検挙件数は19件ございまして、前年と比べますと1件プラスということでございました。
 次に期間中の諸活動の取り組みでございますが、期間中は運動の基本である子供と高齢者の交通事故防止を中心に、各種重点に沿った広報啓発活動や安全教室、「ピカッと作戦!」などの街頭活動を県下各地で実施いたしました。主だったものとして、委員のお話のとおり運動前日の9月20日に、ミュージカル「キャッツ」のキャスト出演による出陣式を行いまして、反射材の着用を初めとした交通安全運動の実施を多くの市民の方にアピールいたしました。
 また交通取り締まりにつきましても、夕暮れや夜間及び交差点を中心に取り締まり強化に努めたところであります。以上です。

○ア田総務部長
 女性警察官と施設整備との関係です。
 まず、女性の勤務が可能な交番ということで構造上で申し上げますと、交番は県下204ありまして、そのうち92の交番で当直室を設けてございます。ただ古い交番で建物自体が小さいというのがありまして、これについてはトイレがつくれなかったり、あるいはシャワーを確保できなかったりというのがございます。この当直室を設けた92交番の中で女性専用のトイレのある交番が81、女性用シャワーまで確保できたものが52ですので、おおむね4分の1ぐらいまではシャワーまでついて充実したものになっているという段階でございます。
 委員御指摘の過去に緊急の予算をお願いして整備を進めたものでございますけども、それ以外は建物を建て直さないとそれだけのスペースがないということで、この後新たな交番を建設するときに、当直室、女性用トイレ、シャワーを完備した形で高規格な交番を建設しているという状況でございます。予算の確保の仕方は変えておりますけども、さまざまな工夫をしながら整備を進めているということで御理解いただきたいと思います。以上でございます。

○櫻井警務部参事官兼警務課長
 女性警察官の離職の状況等についてお答えしたいと思います。
 平成24年度中の女性警察官の離職状況でございますが、平成24年4月1日現在の育児休業中の職員を含めた女性警察官453人のうち、11人が離職しておりまして、離職率は約2.4%となっております。過去5年における離職状況を見てみますと、年代別では20代と30代が多く、全体の9割を占めます。離職理由につきましては、転職または結婚を理由としたものが多く、全体の4割強を占めているという状況でございます。以上でございます。

○多家委員
 御答弁ありがとうございました。少し再質問します。
 自転車盗ですが、表現が適切かどうかですが、鍵がかかってないやつを持っていっちゃうという話なのかなとも思いますし、これを捕まえて、おまえ自転車盗だと言って、立件して処罰しているのかどうかですね。被害届がどんなふうになっているか、恐らく古い自転車じゃ、あんまり言わないと思うんだね。その辺の感覚でもっともっと自転車盗はあると思うんですよ。静岡は自転車が非常に多いと思いますが、近所の公園に自転車がかなり放置されています。放置自転車じゃなくて多分盗難自転車だと言って、お巡りさんが来るけれども被害届がないということで、登録を見てその持ち主に言ってやる程度で、その自転車はやがてごみになるというケースがあります。自転車を盗む人に、そんなに罪の意識はないのかなと思います。だから重点犯罪としてお考えなら、自転車盗は罪であると理解してもらえるような行動をある程度とったほうがいいような気がするんですが、どんなふうに思ってるか聞きます。

 それと酒井少年課長から虐待に対して取り組む姿勢、非常に強固な意志のもとで、静岡県警はそのようなことは絶対に起こさないと、児童相談所とも相談しながら各行政の窓口とも相談しながらしっかりやっていくと、その姿勢をぜひ守ってほしいと思います。ただ物言わぬ幼児ですから、意外と隠れてしまう可能性もありますので、そんなことに配慮いただきたいなと思います。

 それから古物商、金属くず商についてはよくわかりました。その方向で進んでいただきたいと思います。

 それからシートベルトの件でお聞きします。
 昭和57年に私は世界青少年交流協会の派遣視察でスイスに行ってホームステイをしました。何十人かホームステイしたんですが、そのときに一様に何を感じたかと言うと、ホームステイ先の家族が車で我々を施設めぐりとか観光地の案内をしてくれるんですが、なかなか車が動かないね。何で動かないかと言ったら、あなたがシートベルトしないと私は運転しないと。これが昭和57年代のヨーロッパでは当たり前の風潮だったんですね。私ども日本はまだそれに全然追いつかないということですが、運転手の自覚なんですね。あなたがシートベルトしなきゃ、ここから動きませんよという啓発活動がどこまで進むか、お考えがあれば聞きたいと思います。
 そのときにもう1つ、強烈なイメージを受けたんです。夜お酒が提供される場所に連れていっていただいて、チーズフォンデュを食べたりなんかして、歌を歌ったりして大騒ぎなところがあるんですが、そこで酒を飲んでバイクに乗ろうとしたグループがあった。そこのお客が総立ちでそのバイクを囲んで、何にも言わずに運転させないんですね。これもやはり文化と思いますが、この国ではそういう状況にはまだまだなってないんで、飲酒運転撲滅のために確固たる信念でやっていただきたいなと思います。

 それから女性警察官の登用で、私が驚いたのは離職率が非常に少なく、教育公務員、知事部局、病院の職員等とほとんど変わらないか、もしかしたら低いんじゃないかという感じがしました。それだけ気配りをされていると。
 それから女性のための休憩室、トイレ、シャワーは交番本体に手をつけなければ、結果的にこれ以上できないと、基本的にそこまで、いわゆる総合計画なり、警察の制度を根本的にいじっていかないとできないと、そういうことを理解できました。
 それで1点だけ。今さっき言った204あるうちの92の交番、それ以外は交番の規格を変えない限りもう改善できないのかと、そのことをお尋ねして質問を終わります。

○ア田総務部長
 既存の交番につきましては、いろいろと工夫して何とかできないかと思います。業者さんにお願いして工夫しながらも必要な面積を確保できないために断念しているという状況でございまして、建てかえしない限り、これ以上は無理かなと思っております。以上です。

○森下生活安全部参事官兼生活安全企画課長
 自転車盗の関係でございますけれども、万引きとか、自転車盗は軽い気持ちでこの犯罪に手を染めているというのは否めない事実もあろうかと思います。現在防犯指導ということで、県内いろいろなボランティア等をつくりまして、現在活動しているということです。こういったことを通じまして、犯罪の重さ、防犯の大事さ重要さを知らしめていきたいと考えております。

○土手交通部参事官兼交通企画課長
 シートベルトの着用対策についてであります。
 交通事故の衝撃に対する被害軽減のため、先ほどお話をしたとおり、平成18年9月からオールシートセーフティ作戦と銘打って、全ての座席におけるシートベルトの着用を進めております。本県におけるシートベルト及びチャイルドシートの着用率は年々上昇傾向にありますが、いまだ全国平均を下回る座席位置もあるため、あらゆる活動を通じ、点数制度対象のいかんにかかわらず、全ての座席において着用が義務づけられていることの周知を行っております。
 また、シートベルトの着用効果を体験できるシートベルトコンビンサーや衝突実験映像を活用した被害軽減効果を実感できるような参加・体験・実践型の交通安全教室及び広報啓発活動、それから高速道路等における後部座席シートベルトの非着用に対する取り締まりの強化と一般道路における着用指導の徹底など、県民の全席着用の意識向上に向けた活動を強化してまいります。
 続いて、飲酒運転の根絶に向けた取り組みについてであります。
 警察としましては飲酒運転の悪質性、危険性、交通事故の実態、交通事故の悲惨さを周知させるため、実態に即した取り締まりを強化するとともに、飲酒運転の危険性を理解させることを目的とした疑似体験などを取り入れた参加・体験・実践型の交通安全教育、各種広報媒体を活用とした集中的かつ効果的な広報活動、関係機関団体と連携した街頭キャンペーン等広報啓発活動、ハンドルキーパー運動の普及浸透などを推進して、飲酒運転を許さない社会環境づくりに取り組み、飲酒運転をしない、させないという規範意識の拡充に努めてまいります。

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