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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成20年9月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:込山 正秀 議員
質疑・質問日:10/08/2008
会派名:自由民主党県議団


○込山委員
 3ページですが、きのう来各委員から質問も出ましたが、125号議案、搗の木川調節池でありますが、この落札業者、大林・宮本・平井特定JVということでございます。
 きのうもお話ありましたように64%の低入札とこのような結果になってきているわけであります。この構成員の代表である大林組でございますが、この業者につきましては、現在、当県で指名停止という処分を受けていると伺っているわけでありますが、仮契約等を済まされて、今回の議案提出ということでございます。仮契約時点におきましては指名停止ではなかったと承知しておりますが、以後そういう形になったわけでありますが、この仮契約は有効であるかどうかですね。この辺の確認をしたいと。

 あと126号議案につきましても、三井住友・静和特定JVということの落札でございますが、この三井住友建設におきましても同じような形での処分中と伺っておりますが、この件についてもどういう形になるかお伺いしたいと思います。

 次に、同じく3ページの議案の127号議案でありますが、国道469号線がJRの身延線をアンダーパスするような工事のようでございますが、延長が24メートル、そして車道幅員が6.5メートルというこのような事業内容でございます。
 7億9575万円という契約額でございますが、これをメートル当たりに換算しますと何と3315万6250円ということですね。単純計算ですがこんな数字になります。
 この後ろにあります東名の事業費をメートル当たりで割ってみますと、新東名につきましてはメートル当たり1820万4081円とこんな計算になるわけでありますが、何と身延線につきましては2倍以上の事業費とこのようになっておりますので、どのように委託額が決められたか、これについてお教えいただきたいと思います。

 また、この7億9500万円余でありますが、これにつきましては国庫なり地元負担が入っているかどうかですね。この辺を確認させていただきたいと思います。

 次に14ページ、入札契約制度の改善への取り組みでございますが、従来の指名入札から制限付き一般競争入札へと移行がされてきているということでございます。
 かつては指名入札のことでもランクという形の中で入札がされて、条件が付されてなかったと記憶をしているわけでありますが、今回このたびのこういう制限付きの一般入札に変わり始めて条件が当然つくわけであります。この条件の内容でありますが、なかなか地元業者にとっては厳しい条件も入っていると、このように伺いとれるわけでございます。地元の状況やら諸般の事情等もいろいろございますので、この辺についてはある程度発注者側の配慮も必要かなと思います。
 1つの例でありますが、圃場整備の事業の入札がございました。この条件の中に土木一式工事のA級、B級、C級とこういう形での格付がよろしいということとあわせて、東部農林事務所の仕事なんですが、主たる営業所が東部農林事務所管内と富士農林事務所管内という営業所の所在地の指定がございました。このABCランクとなると東部農林事務所の中にも十分指名業者がいるという中で、どうしてあえて富士農林事務所――隣の事務所のメンバーまで入れるのかと。地元にもうちょっと配慮が必要かなとこんな思いもいたしておりますので、この点についてのお考えを。

 あと、この条件の中に平成20年度静岡県建設部建設工事優良社に選定されたものとこんなことまで条件に入っておりますし、また、あわせて優良建設工事等の表彰の実績がありということの文言も入っております。この県の格付をもらっている業者はそれなりの能力があるということでありますので、このようなことまで付記することはないのではないかなと思いますが、この条件等についてお考えをお伺いいたしたいと思います。
 また、ほかの事業工事でありますが、ABランクの事業の格付において総合評価点が880点以上と、こんななかなか厳しいことまで課してあると。この辺がもうちょっとゆるくならんのかなと。やっぱりABにあわせてこの総合評価の点数をもう少し下げてもよろしいかなと。こんなふうに見ておりますが、これについて御所見をお伺いいたしたいと思います。

 次に17ページですが、新東名高速道路に関してお伺いをいたします。
 既に御殿場ジャンクション以西につきましては、用地取得率が99.7%ですね。そして本体着工率が100%と、いよいよ平成23年ですか、予定より1年早くなるようでございますが、完成に向けて今最後の仕上げをしているということで期待をいたしているわけであります。
 計画概要の中に休憩施設としてパーキングエリアが小山町という形で記載がされておりますが、このパーキングエリアがどこにどういう概要でできるかというのがいつごろ見えてくるかですね。これについてお教えをいただきたいと思います。
 また、この御殿場ジャンクション以東でありますが、ちょうどまた富士スピードウェイでF1が開催されますが、富士スピードウェイの近くをこの新東名が通ります。この辺が恐らくパーキングエリアの場所だろうということで、地元の皆さんは期待をしているわけでありますが、この設置場所につきまして地元の要望といいましょうか、その辺のことが可能かどうか。もしおわかりでしたらお教えいただきたいと思います。

 次に33ページ、次世代土木総合防災情報システムでありますが、若干かかわるということで質問させていただきますが、静岡県と山梨県と神奈川県、3県で知事のサミットが平成18年から始まっております。
 この第1回の3県サミットのときに、神奈川県の知事さんから河川の防災情報の供用に関する提携協力体制の構築についての提案がございました。これは静岡から流れる鮎沢川が神奈川県の酒匂川につながっていくんですが、酒匂川で水難事故があった時、静岡県側からの河川の防災情報がなかったと、こんなことからこの提案があったやに伺っているわけであります。このときに3県知事がやっていこうということで協定を結んだというふうに伺っておりますが、現在この雨量、河川の水位等々の情報に対してどのような形で連携をとっているか、お伺いをいたしたいと思います。

 次に58ページ、東富士演習場対策(治山治水事業)の推進についてお伺いをいたします。
 きのうも黒木室長からお話のあったとおり、演習場というのは陸上自衛隊、米軍等が演習をし、場内が荒廃をしてその下流域への対策として治山治水事業――これ場内ですが――行っていると。また場外につきましては、洪水対策事業ということで河川整備事業が行われてきているわけであります。この演習場の事業につきましては、5年ごとに行われている演習場の使用協定の中で、地元と国とでお約束ができてやっているということで、この演習場の使用協定でありますが、2市1町――御殿場市、裾野市、小山町の行政とですね、あと地権者の代表である東富士債権連盟、また入会組合、土地改良区とこういうところと国との締結でありますが、この中に地元商工業者の育成という項目が入ってございます。
 前からいろいろお願いをしてきてるんですが、この今回の議案に出ている搗の木川以前に、ダム工事も幾つか行われて、ゼネコンが頭で工事をとっているんですが、なかなか地元の方々にこの事業の発注がないと。ほとんどよそから業者が来て仕上げて帰ってしまうと、こんなことが今まで行われてきました。
 前回の小山川のダムから3社JVということで、地元の業者も入れていただいて多少なりかかわることができましたが、またこの2次、3次の下請につきましては、なかなか地元の方を使っていただけないと、こんな結果が出ております。これからきょうはこの議会で搗の木川の事業も承認されて、事業が始まるかと思いますが、この事業についても、やっぱり発注者である県のほうから、地元の業者がかかわれるようにこの辺の指導をしていただきたいと、これは要望でお願いをしておきます。

 次に60ページ、森の力再生事業の実施の状況でございますが、私はNPOの一員としてこの事業に最初からかかわらせていただいておりました。現在もいろいろ皆さんとお話しながら取り組んでいるという状況であります。
 最初のころ、一番この事業で困ったのは、事業の中で40%の間伐ということとあわせて、列状間伐ですね、これらがなかなか理解が得られなかったということがございました。こうして事業をやってみて、やっぱり皆さんに見ていただくと「なるほどな」とおっしゃる方も出てきております。
 ここで1つお伺いしたいのは、整備を平成18、19年と2カ年やってきてるんですが、どのようによみがえってきているかということが大変これ興味がございますが、これらの回復の状況の確認ということで調査もやっているようでございますが、調査の結果と課題があればお教えいただきたいと思います。

 説明資料にはございませんが、2点ほどお願いをしたいと思います。
 富士山の須走口のマイカー規制の社会実験でありますが、去年、ことしと2カ年やっていただきました。ことしはいつになく来訪者が多くて、山がにぎわったということで皆さん喜んでおります。本当にことしは2カ年目ということで、要領よく2回に分けてやって、首尾よく終わったということでございます。この2カ年を通しての社会実験をどのように評価しているか、お考えをいただきたいと思います。

 最後になりますが、いよいよ10月10日からF1グランプリが我が町の富士スピードウェイで開催がされます。昨年につきましては、決勝日に雨が降ったり、場内の不備がございまして、道路が陥没したり、つくったスタンドからコースが見えなかったりですね、こんなこともあっていろいろ今も続けてごたごたあるようでございますが、ことしはそういうことがないように、会社、地元挙げて今取り組んでいるということでございます。このレースについては県が道路管理者としてかかわる県道を幾つか抱えているわけでありますが、この道路の対策ですね、去年とことし、どう変わってどうやっていくのか、これについてお考えを教えていただきたいと思います。以上です。

○深澤建設業室長
 第125号議案と126号議案の仮契約の関係でお答えをいたします。
 委員御指摘のように、この2事業の特定建設工事共同企業体の中の構成員、大林組と三井住友建設につきましては、8月20日付で入札参加資格停止を行ったところでございます。
 入札資格停止の効力の考え方でございますけれども、国等の協議会でモデル的な解説を行っておりまして、その解説に従って取り扱いを考えてきております。
 入札参加資格停止の措置につきましては、指名業者の選定対象からの除外、それから指名の取り消し、随意契約の相手としない、それから一般競争入札の参加資格を認めないなどの措置をその内容としております。
 既に落札者が決定している入札まではその効力が及ばないとされていることから、今回の仮契約につきましては有効であるというふうに考えております。
 なお、県の入札公告では落札決定までに静岡県の入札参加停止を受けていないということを条件に行っているところでございます。

○梅田道路整備室長
 第127号議案国道469号の土木工事の委託契約に関連した御質問にお答えいたします。
 まず、この協定といいますか、議案、予算がどのように決められたかというような御質問でございます。
 県などが鉄道敷地内、または近接した場所で土木工事を行う際には、事前に鉄道事業者と協議することが道路法等に定められております。また、道路と鉄道との交差に係る要綱、それから鉄道工事公衆災害防止対策要綱によりまして、軌道の安全についてあらかじめ鉄道経営者と協議し、必要に応じて鉄道経営者に工事を委託するということが定められております。これにのっとりまして、県はJR東海建設株式会社と協議を行いました。それによって定められた金額でございます。
 また、金額が通常の工事に比べて高いのではないかというような御質問がございました。これにつきましては、本工事が国道469号の下稲子バイパスとJRの身延線が交差する部分のアンダーパスをするということで、軌道の下に工事げたを設置いたしまして、鉄道の運行を確保しながら工事を行うということでございます。
 細かく申し上げますと、更地に道路築造する場合と異なりまして、鉄道を運行しながら施工しなければならないということでございます。そのために非常に工費も工期もかかってしまうということでございます。
 具体的には、まず工事を行うに当たりまして掘削をするわけでありますけれども、このためには仮設の工事げたといいましてレールを支える鉄の橋のようなものでありますけれども、工事げたを設置いたします。こういったものとか、それから掘削いたしますと仮土どめを行います。これが非常に鉄道ということで保安を確保しながらやらなきゃいけないということで高額がかかります。それで初めてボックスカルバート工の工事に入れるというような形でございます。
 そのほか、鉄道の運行に必要な軌道関係、それから通信関係、電気関係、それから安全対策、これも4年間という工期の中で行いますので、非常に多額の費用を要しております。こういったことから工費が通常のものに比べて高いという状況になってございます。

 それから、地元負担があるかどうかということでございますけれども、これにつきましては国道事業でございまして、県が2分の1、国が2分の1でございます。

○渡邉道路企画室長
 まず初めに、新東名に予定されております小山町のパーキングエリアの件でございますが、現在、中日本高速道路株式会社におきまして、測量及び設計等を行っております。来年度以降――恐らく来年度あたりからと思いますが、地元との設計協議に入ると伺っております。
 パーキングエリアの詳細につきましては、まだ設計段階にあるということでございますので、県といたしましても地域の声も聞きながら今後、中日本高速道路株式会社と調整をしていきたいと考えております。

 次に、富士山須走口のマイカー規制の社会実験についてでございます。
 須走口では、昨年度から県道足柄停車場富士公園線登山区間、通称あざみラインでございますが、こちらで2カ年のマイカー規制を行いました。昨年度は3日間、今年度は6日間を実施しまして無事終了いたしました。
 この効果でございますが、来訪者へのアンケートでは、規制の実施に賛成するという割合が、昨年度は74%、今年度は89%。母数は200名弱でございますが、それぞれ74%、89%賛意が示されております。
 また、規制区間内におけます1日当たりの通行台数は昨年度は282台、ことしは286台ということでございまして、規制期間外の1日当たりの一般通行台数、これが昨年度は660台、今年度は573台でございますので、約4割に抑制をされております。その結果としまして渋滞及び路上駐車は解消されております。
 これにつきまして、規制期間中に仮設の駐車場を利用していただきました駐車台数につきまして、規制期間内のどの日も5合目駐車場の駐車可能台数である200台を超えて最大で約400台となっていますことから、仮にマイカー規制を実施しなかった場合は相当の混雑が発生したと考えられます。
 また、シャトルバスへ交通転換をしたことによりまして、試算ですがCO2の排出量の削減効果としまして昨年度約0.93トン、今年度は日数がふえたこともありまして2.30トンと試算されています。これらのことから交通環境及び地球環境に効果があったものと考えております。

 次に、F1日本グランプリの開催に向けました道路についての対策でございます。
 F1グランプリの来場者の輸送計画につきまして、道路管理者である国、県及び地元市町などと交通管理者である警察が連携しまして、北駿地域道路交通対策連絡調整会議を開催しまして、さまざまな検討をしてまいりました。
 その結果、交通対策の基本となります観客輸送につきまして、鉄道やマイカーと無料バスを組み合わせたチケット・アンド・ライド方式を昨年と同様に採用いたしますが、無料バスの運行法につきましては昨年は1台が何度も往復するシャトルバス方式をとっておりましたが、これを改善しまして今回は1台1往復ということで会場内にバスをとめ置くとめ置き方式を採用してバスの通行台数を抑制することとしております。
 また、県におきましては、輸送ルートとなる県道の整備を昨年までと引き続き今年度も進めてきておりまして、F1開催までに部分供用を図る等進めてきております。また警察におきましても会場周辺について駐車禁止とか一般道路の通行禁止などの交通規制を実施していただくことになっております。以上でございます。

○神山土木防災室長
 委員からの3県サミットにおける雨量、水位、防災情報の関係で、その結果どうなのかということについてお答えします。
 3県サミットは平成18年から始まっておりまして、その第1回のサミットが神奈川県で開かれました。そのときに委員のおっしゃるとおり、神奈川県知事のほうから、その前の8月17日に神奈川県西部を流れる酒匂川において上流域の局地的な大雨により急激に増水したということから、多数の釣り人やキャンプの人たちが流され、2名が死亡する事件の話がありました。
 そのようなことから、神奈川県知事からそのサミットの会場で――開催日が平成18年10月26日でございますけれども――提案された内容が河川の防災情報の共有に関する連携、協力体制の構築ということで、それを受けて合意事項としまして、3県が把握している雨量、水位等の気象、河川情報を共有して連携、協力するための体制を構築するということで、山梨県、神奈川県、静岡県知事が同意したと。
 これを受けまして、私ども建設部においても12月7日に水防情報等に関する協定を神奈川県と静岡県で両知事の名のもとに締結いたしました。それを受けまして19年の4月27日――翌年でございますが――神奈川県が本県の小山町の観測所の雨量と水位のデータを取りに来まして、そのデータを神奈川県の水防情報システムに接続して運用を開始いたしました。
 そのようなことを受けまして、私ども静岡県においても今後どのような情報が必要なのかということを検討しておりまして、今後、必要な箇所、例えば最近の雨の降り方を見ますと、西から東へじゃなくて例えば河口湖のほうから雷雲が下ってきて、それで東部のほうに大雨を降らせるとか、そういうこともありますので、今後、富士山周辺の雨量のデータ、こういうものを入手していきたいということで検討はしております。
 ただ、引き続き具体的にはどうなのかということは、今後関係者と協議していきますけれども、県民にとってやはり必要な情報は入手していきたいと思っております。参考までに現在私どものシステムで扱っている雨量計は全体で257ございます。それから県外については68ありますけれども、国土交通省から天竜川の上流とか富士川の上流のデータを入手しております。
 また、水位計については全体で196ございますが、国土交通省からいただいております県外のデータが7カ所ございます。ただ、先ほど言いましたが、今後その3県サミットで合意した事項に基づいて必要な箇所については入手していきたいなと思っております。以上でございます。

○深澤建設業室長
 入札参加条件の関係でお答えをいたします。
 制限付き一般競争入札においては、施工能力のある事業会社の参画を目途に、会社の施工実績とか、あるいは配置予定技術者の施工実績、こういったものを基準に資格確認を実施しているところでございます。そうした中で会社の評価をするに当たって、部長表彰等の成績をつけて加点する場合もございます。
 それから、入札参加者の競争の確保という観点から、入札に参加できる業者数を金額に応じて段階的に想定数を考えております。例えば1億円以上ですと、おおむね50社程度の参加が望めないかというような数値を出しておりますし、5000万円以上1億円未満ですと、おおむね30社から50社程度と、こういうような業者数でできるように、資格参加のときに条件を設定していただきたいというようなことを決めております。
 なお、それから地域要件の設定につきましては、入札参加想定企業者数に加え、透明性、公平性、競争性の確保と不良・不適格業者の排除を前提に地域要件を定めてございます。
 本県につきましては、こういった地域要件の想定参加事業者数を考慮した中で地域要件を設定し、中身は承知しておりませんが、そういった地域要件を設定するに当たって想定企業者数の一定の数をそろえるというようなことで、行ったのではないかというふうに考えております。

 それから、経営事項審査の総合評定値のお話をいただきましたけれども、優秀な施工事業会社を競争入札に参加させたいということで、総合評定値を設けたと思っております。以上であります。

○増田森林計画室長
 森の力再生事業についてお答えします。
 委員には、当初よりこの事業の推進について協力をいただきましてどうもありがとうございます。
 この事業の効果については、18年度に整備した森林から10カ所を選んで、昨年から下層植生の回復状況等を調べております。
 その結果、整備前に比べて林内に生えている植物が平均で18種類から47種類に増加している。また、下層植生が林の中を覆っている割合が15%から35%にふえております。この結果については森の力再生事業の評価委員会にも報告をしたところ、学識経験者からは単年度にこのような早い植生回復があらわれたことについて個人的には予想を超えた実感がある、長期間の効果は今後の調査を待たねばならないが、今後とも経験を積み重ね、着実に事業を推進することが必要と思うというような評価、助言をいただいております。
 ただし、一部のところでは植生が十分回復していないところがあります。それはシカ等によってせっかく出た芽が食べられてしまったりだとか、あるいは急傾斜のところでは、どうしてもやっぱり回復状況が遅いという状況があります。今後、その要因に応じて対策を実施していきたいと考えております。
 この調査については、今後もずっと継続をしていきますとともに、調査箇所もふやしていって、またその調査結果は公表いたしまして、この事業に対する県民の理解を深めていきたいと考えております。

○八木農地局長
 治山治水事業につきまして、地元企業の育成が図れないかというようなお話がございました。
 今回の搗の木川調節池につきましては、委員御指摘のとおりいわゆるゼネコンというところのJVで施工するということで、今回はお願いをしているわけですけれども、この搗の木川につきましても分割をできる工事については、例えば流木の伐採とか、残土運搬道の整備、あるいは防護さくの設置、あるいは今後あります舗装工事等につきましては、規模も小さいことから基本的には極力地元の業者さんも参加できるようなことでやっていきたいなとは考えております。
 しかしながら、今回の工事につきましては、フィルダムという土で盛り上げていくダムでございまして、現場にあります岩石を微妙に調整しながら積み立てていくというような高度な技術を要するということで、今回のような発注の形にさせていただきました。
 下請のことにつきまして、当然これだけの大きな工事になりますと、いろんな下請の業者を使われるというのが一般的な工事の執行の方法だとは思います。それにつきましては、発注者側から具体的なことは残念ながら申し上げられないものですから、これは受注者の自主的な判断でやられるでしょうけれども、当然下請の業者を使われる場合には届け出が出てきますので、その段階で下請業者さん、地元の業者さんであっても、その届け出は我々の決まりに合致すれば当然使っていただくというようなことで工事を進めたいと思っております。

○込山委員
 3ページの入札にかかわる件なんですが、この指名停止の処分を決める基準ですね、これはどうなっているのかちょっとお伺いしたいと思います。
 あとですね、期間の設定も含めて、この辺をわかればお教えいただきたいと思います。

 国道469号でありますが、この工事はいつからいつまでが工期となっているか。あと、県がどのような形でこの事業にかかわっていくのか、その辺わかればお教えいただきたいと思います。

 入札契約制度の改善の取り組みでありますが、この一部の事業ですべてそうというわけにはいかないでしょうけれども、たまたま先ほど例にお出しした圃場整備の事業なんですが、評価点880、ABという資格でありますが、このBの中で880点以上超えている業者ですね。東部農林事務所管内、富士農林事務所管内ですが、どのくらいいるのかですね、これ数は大変少ない数ではないかなと想像するんですが。この辺先ほどお伺いしたのは地元にあわせて、例えば別の事業でいきますとABCランクで合体しようということになっているので、この辺をもう少し総合評価を下げて地元の業者であわせた条件つきができないかなと、これをお伺いしたわけです。
 また、ABCという3ランクの格付の対象の入札につきましては、この業者の数が1事務所管内で十分整うと、あえて隣の遠くの事務所管内の業者まで入れるのかとこの辺をお伺いしたんですが、再度この辺を確認したいと思います。

 新東名の関係ですが、先ほどお伺いしたのはパーキングエリアの姿はいつごろ見えてくるかですね。先ほどの御説明ですと、今設計をやっているということで来年年が明けたら協議に入ると。お話はわかるんですが、本体とパーキングエリアというのは別であろうかなと思いますが、いつごろ見えてくるのかなと。また、これは陳情や要望でその辺がある程度動くのかなと、その辺もしおわかりでしたら教えていただきたいなと思います。

 それとあわせて、静岡県の中は大体わかるんですが静岡の県境から以東、秦野までの間ですね、どんな状況かわかれば教えていただきたいのと、秦野から海老名ですね、これはもう国土開発幹線自動車道建設審議会が平成8年に決定をして、これは事業に入っていると思いますがこの整備状況がわかればあわせてお願いいたしたいと思います。

 それと、御殿場にインターが1つ入るんですが、このアクセス道路として新たに県道仁杉柴怒田線という県道が計画されているんですがこの整備の見込みですね、これもあわせてお伺いをいたしたいと思います。

 次世代の防災情報システムでありますが、一番気にしているのは、静岡県内から神奈川県に入る鮎沢川の情報なんですね。これをいかに瞬時に神奈川県にお伝えするかと、その辺の連携がどうなっているかと。というのは、先ほどからお話しているんですが、演習場の場内ですね、今、治山の工事をやっていただいたり、また場外につきましては、交通対策の事業をやっていただいている中で、今、演習場に降った雨が瞬時にもう下流側に流れてくるんですね。かつては2日ぐらいかかって来たんですが、今は2〜3時間でもう小山町まで流れてくる。こんな状況に今あるわけでございますので、やっぱり神奈川県に対して御殿場の鮎沢川の雨量、あるいは水位等の情報をある程度瞬時に流せるようなシステムができたらいいのかなと、こんなことで質問させていただきましたので、状況等についてわかれば教えていただきたいと思います。

 東富士の事業でありますが、要望だけでおしまいにしようと思ったら御答弁が来ましたので質問をさせていただきますが、今回の事業ですね、WTO対象事業ということであります。これも事業量が大きいということでいたし方ないわけでありますが、やっぱり私ども地元にとれば、先ほどお願いしたのは地元の業者がかかわるということで、地元の商工業者の振興ということでお願いをしたんですが、やっぱり本来ならこの事業すべてに地元の業者がかかわってやれればいいかなと、こんな思いをしておりました。
 かつて演習場使用協定の協議の中で、御殿場市の助役さんが国に対して、御殿場市はこの仕事を受けるよと、県がいなくても市ができるからということでお願いした経緯がございましたが、なかなか国にとってはやっぱり御殿場市が信用できなくて、県のほうに委託をしているとこういう形になっておるわけであります。先ほどの御説明の中で、それは私も状況はよくわかりますが、例えばこれ工事を1期、2期に分けて、下と上と分ければこれは問題ないなと。工事のスパンも4年、5年という期間もありますし、また国においては単年度でお金の始末をしていますので、WTOの対象工事にならないように工事金を圧縮して2期、3期に分けてやることも可能ではないかなと思いますが、その辺の御所見を伺います。
 かつて県は丸い建物であるエコパスタジアムを4つに切って発注したんですね。1つの建物ですよ。建物を4つに切って同時に発注して、全然別の業者がとったんですよね。これが仕上がっているという実績もございますし、またがんセンターもこれも2つのグループがとったんですよ。こういうことも建築の難しい中でもやっているんですから、そんなことは土木なんてもっと簡単ですよ。これをもうちょっと研究して、地元の大変厳しい業界をしょっている私も応援団ですから、この辺もひとつお答えいただきたいと思います。

 それと、森の力再生事業なんですが、いろいろありがとうございました。先ほどちょっと問題を1つ言い忘れたんですが、1ヘクタール以上集めるのはなかなか難しいんですね。というのは地主さんが持ってる面積が少ないんですよ。それがまた飛び地、飛び地で結局ほかのほうが入ったりして、これがなかなか厄介ですね。ということで、できれば3,000平米、3反分ぐらいの規模でまとまって施工ができればいいなとこんな声を聞いておりますので、ひとつこの辺御検討いただければありがたいと思います。

 マイカー規制ですけれどもいろいろありがとうございました。また来年については、どういう形で進めていくのか、この辺のお考えをお伺いしたいと思います。
 また、現在も平成6年から富士宮口はマイカー規制をやっております。県において立派な駐車場もつくってございますし、須走口に対して県がこれからかかわってやっていただくについて、駐車場も今仮設中でありますが当然必要になってきます。今、小山町で道の駅ということで始めておりますので、これらについても道の駅の駐車場を使ってやるのか、早いうちに地元とも協議をしていただきたいと、来年については本格的にマイカー規制の導入をお願いしたいと思いますので、来年以降のお考えをお伺いいたしたいと思います。

 F1グランプリでありますが、先ほどの質問とちょっとずれますけれども、警察の規制がなかなか厳しくて、いい例の中に入らないとこういう状況でございます。警察に聞くのがいいかと思いますけれども、実際地元としましては、ことしも恐らくうまくいくと思いますよ。いくということは地元に経済効果が生じないということですね。こういう相反することが出てくるということでございます。
 できればかつて私も30年前にF1の経験がございますが、本当に30年前のF1のときには、まちの中がもう車でいっぱいでした。3日間ぐらいであれば幾ら込んでも、これは経済波及効果が生じればありがたい話ということで甘んじてこれは町民だれもが受けるとこういうことであります。再来年ありますが、ことしの結果を踏まえて、できればシャトルバスを使わずに、全部が全部というわけにはいきませんけれども、勝手に車に入っていただいて、我々の地域の軒先をお貸しして駐車場として使っていただくと、こんな形もとれればなと、こんな話もいろいろ皆さんから伺っているということでありますので、答えは結構ですが、結果を踏まえてその辺のひとつ方向づけをお願いします。

○谷委員長
 ここでしばらく休憩します。
 再開は、1時10分とします。

( 休 憩 )

○谷委員長
 それでは、休憩前に引き続いて、委員会を再開します。
 質疑等を継続します。では、発言願います。

○深澤建設業室長
 入札参加停止の要件について御説明いたします。
 静岡県工事請負契約等に係る入札参加停止等措置要綱を定めておりまして、この要綱に基づきまして措置要件に該当した場合、入札参加資格者に対し停止措置を行っております。
 その措置要件といたしまして主なところでございますが、例えば競争参加資格確認申請書への虚偽記載、それから工事関係者等への事故、それから贈賄、独占禁止法違反行為、それから競売入札妨害並びに刑法談合それから建設業法違反行為、こういったものを措置要件として上げてございます。
 なお、本件につきましては、独占禁止法違反行為ということで公正取引委員会の措置がありましたから、この措置を待って判断を行ったものでございます。以上でございます。

○梅田道路整備室長
 国道469号に関してでございます。469号のまず工期でございますけれども、議決の翌日から平成24年7月31日までとしております。また、県とのかかわり合いということでございますけれども、本工事は人家が連檐した現道を避けて500メートルのバイパスを築造するものでございまして、JRの委託工事以外の道路工事につきましては県が施工いたしますことから、JRと工事振動などにつきまして連携を密にして、早期完成に努めてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。

○八木農地局長
 入札契約制度の改善に関するものの1つで、圃場整備の制限付き一般競争入札の参加資格に関する御質問にお答えをいたします。
 圃場整備事業――東部農林事務所で発注しております補助事業ですね。1億円以下の工事がほとんどなものですから、農林事務所の資格審査委員会で参加資格要件を決めているわけです。その中で事務所としてはことしからですけれども、制限付き一般競争入札を拡大しようという方向で動いてますので、地元としましては1000万円以上の工事については、すべて制限付き一般競争入札をやるというふうに定めているようでございます。
 結果として、圃場整備事業はほとんどすべて制限付き一般競争入札になったんですが、考え方は金額によっておおむねの参加想定者数というのが内規でありますので、想定参加業者数以上を確保できるような条件にしたいということで決めております。また、あわせてやはり圃場整備事業は土を動かして田んぼをつくって、完成した後、当然農地としてうまく使えなければいけないということで、やはり土質の問題とか水溶性の問題とか水の問題とかいろいろちょっと特殊な施工管理が必要だということで、そういった技術を有していると想定される業者という、そういった条件も満たしたいということで、工事については880点という設定をしたということでございます。この880点は固定ではありませんけれども、そういった要素を勘案すると、このぐらいの業者の数で所要の技術を有する所要の数の業者の参加が可能であろうという判断で設定をしたということでございます。
 地域要件についてでございますけれども、当然一義的には管内の業者さんをまず優先するということでございますけれども、実は委員御指摘が何件かありました中で、少しずつ変わってきています。それは4月当初の発注と実は直近の発注では少し変えているようでございます。
 それはなぜかと申しますと、4月当初は今申しました説明で設定をしたんですが、どういう理由かちょっとわかりませんけれども、参加業者数が少なかったということでございまして、当初は管内の業者ということで設定をしたようでございますけれども、やっぱり所要の業者数がなかなかそろわない。参加していただける業者さんが少ないということで、最近は富士農林事務所管内まで広げているという実態がございます。
 ちなみにABC資格の数がお話ありましたけれども、これは随時受付をしておりますので、微妙に変わるんですが、直近のデータでいきますとABC業者、東部農林事務所管内だけでも230社以上あります。富士管内だとちょっと減りますけれども43社ありまして、当然こんなに数は要りませんので、東部管内だけで例えばABCランクでできる工事というのはちょっと金額的に低い工事でございますけれども、230社も有資格者がおりますので、富士管内まで広げるべきではないというのはそのとおりでございます。ただ、やっぱり何件か発注する中で、特殊な工事ということもありまして、参加をしていただける業者が少なかったということで広げたということがありますので、決して地元をないがしろにして、初めから広げるということではございません。その辺を御理解いただきたいと思います。

 それから、続きまして治山治水の分割の話でございますけれども、委員おっしゃるとおり、何でもかんでも全部ひっくるめなければ工事ができないということではないと思います。
 ただ、ダムの工事も分割といっても等分割するということだけじゃありません。いろんな分割の仕方があるかと思いますので、そういった中でいろんな業者さんに機会が広がるような発注の方法というのは、一義的に考えなきゃいけないことと私たちも考えております。
 あるいは予算の面からも単年度予算の原則がありますので、できることならば単年度で済むように工事するのも、これは一義的に考えないといけないこととは思っています。
 ただし、治山治水のダム、従来から何カ所もつくっておりますが、これはすべて防衛省のほうが所管しております東富士地区ダム技術検討委員会という専門家の方々で組織しています委員会に、すべて構造の問題とか施工方法の問題とか、その委員会で検討してもらった内容で私たちは受託をして工事をしているということですから、今後は、私たち県は委員ではございませんけれども、監事として参加をさせていただきますので、その中でこのような趣旨を県からも言いまして、技術的に可能な分割があるのかということを今後、委員会で検討してもらうように申し入れをしたいと思っています。今後まだ二、三カ所ありますから、そのダムの発注についてはそういった方向で実施をしていきたいと思います。以上でございます。

○石野道路局長
 道路関係のうち、私のほうから新東名のパーキングエリアと県境以東の整備状況についてお答えさせていただきます。
 初めに、新東名の小山町内のパーキングエリアでございます。本県につきましては、現在、中日本高速道路株式会社と小山町が協議に入っております。
 2番目に、要望等による影響でございますが、一般的にパーキングエリアの設置位置といいますのは、近傍の都市の位置、大きさ、あるいは景観の良否、あるいはインターチェンジなど他の施設との関連などからおよその位置が決まってくるものでございます。
 仮に小山町にパーキングエリアが設置されますと、やはり委員御指摘のF1開催時には仮にスマートインターチェンジが設置されれば、交通の円滑化には非常に大きな効果があると私ども考えております。

 続きまして、県境以東の状況でございます。
 県境から秦野インターチェンジの延長15キロメートルの区間につきましては、現在設計協議に向けた準備中でございます。さらに秦野インターチェンジから東側の伊勢原北インターチェンジの延長13キロメートルの区間は現在設計協議中です。また、伊勢原北インターチェンジから圏央道と接続する海老名南ジャンクションの延長8キロメートルの間につきましては、8月末現在ですが用地買収率が75%、工事発注率が5%の状況でございます。私からは以上でございます。

○渡邉道路企画室長
 新東名の御殿場インターチェンジへアクセス道路となります県道仁杉柴怒田線の整備についてでございます。
 この路線につきましては、国や中日本高速道路株式会社と調整を図りながら、新東名や国道138号バイパスの進捗に合わせて整備をすることとしておりまして、今年度からインターチェンジ周辺の現地測量及び調査に着手する予定でございます。

 次に、富士山須走口のマイカー規制についてでございます。
 社会実験が今年度で終わったわけですが、来年度以降につきましては、渋滞解消やCO2の削減など効果が見られましたこと、あるいは利用者アンケートでも賛意が示されているというようなことを踏まえまして、県といたしましては積極的に実施していきたいと考えているわけですが、関係者の利害にかかわる面も若干あります。そのようなことから、今後、行政及び地元関係者からなる富士山須走口適正利用に向けた社会実験協議会におきまして、検討、決定することとしております。

○神山土木防災室長
 鮎沢川の情報提供が瞬時にできているのかということについてでございます。
 神奈川県では、小山観測所の雨量とか鮎沢川の水位、この観測データを直接私どもの観測所に機器を装置して、直接無線で自分たちのシステムに入るようにしております。ということで瞬時に入ると。ただタイムラグというのは若干ありますので、瞬時といってもやはり数分かかる状態でございます。
 なお観測状況ですが、神奈川県では平常時は1時間ごと、それと雨が降ったり、気象の情報で例えば注意報とか警報が出た段階は10分単位に切りかえると、またその情報をホームページでも公表しておりまして、インターネットもしくは携帯電話でもアクセスすれば一般の県民が見られるという状況でございます。
 そのほかに、平成18年の事故を受けまして、神奈川県では大分改善しているということを聞いております。今のホームページ以外に防災関係機関への各種の情報を電話とかファクスで伝達する、もしくは上流にダムがあるんですが、ダムの放流用の警報装置のスピーカーを通して河川利用者に注意を喚起していると。この中身なんですが、神奈川県内もしくは静岡県内、例えば富士山南東ですね、東部地域の。大雨とか洪水注意報が発令されたり、警報が発令されたらその情報、または小山観測所の雨量が1時間30ミリ以上観測した情報、また水位については小山観測所の水位が30分間で30センチ以上の上昇を観測した、これらの情報をファクスとか電話で伝達していると。
 さらに、漁協などの協力も得るために、そういう情報も提供しているという状況でございます。

○増田森林計画室長
 森の力再生事業の対象面積を3,000平方メートル以上にできないかということですが、本事業では対象面積の下限を設けているんですけれども、その考え方として、まず余り小さい面積ですと水源涵養機能等の事業効果の発揮が期待できないということ。それから、列状間伐をやるにしろ、あるいは作業道を開設するにしろ、余り小さい面積では作業性が悪いということ。それから事務の効率性からいっても余り小さいのでは都合悪いということで下限を決めております。
 ちなみに人工林再生整備事業では、1施工地0.1ヘクタール以上、1カ所当たりですね、0.1ヘクタール以上。1申請当たりは1ヘクタール以上です。
 それから竹林・広葉樹林等再生整備事業では、1施工地0.1ヘクタール以上で、1申請も0.1ヘクタール以上と定めてあります。なお、これまでの事業を実施したところの1申請当たりの平均面積は約8ヘクタールであります。
 また、委員御指摘のとおり小規模所有者の取りまとめというのは難しいということは私どもも承知しておりますので、市の職員あるいは県の職員もお手伝いをさせていただいておるところです。
 それから、申請が1ヘクタールに満たない場合は、複数の整備者がユニットを組んで申請するということも指導をしているところです。以上です。

○込山委員
 防災情報システムでありますが、神奈川県との関係はよくわかりました。富士川との関係ですね、山梨県との関係、もしおわかりでしたらお教えてください。

 あと1点ですね、先ほどちょっと質問はしてなかったんですが、3県知事の第2回目のサミットが去年の10月に開催されています。このときに道路案内の連続性ということで、このことが議題で提案されたということでございます。
 今まさに3県が観光関係を含めて、いろいろ交流を始めたところでありますので、まさしくこの道路案内ですね。国交省につきましては関東と中部とで所管が違いますが、やっぱり3県の皆さんが一つになって国も巻き込んで富士山、箱根、伊豆半島ですね。同じ形での統一した道路案内をしようかなと、こんなことを今思っておりますので、これについてもしおわかりでしたらお教えいただきたいと思います。以上です。

○神山土木防災室長
 山梨県に関しましては、この3県サミットとはちょっと関係ないんですが、類似しているということでございます。昭和39年に静岡県と山梨県の両知事が2つ以上の県にわたる水防事務の協定ということで締結しておりまして、その締結に基づきまして、現在山梨県と静岡県の富士土木事務所のほうとは情報のやりとりをしております。これらは電話等の通信手段を使っての情報でございまして、現在の防災情報システムへの導入については、また今後の課題だと思っております。以上でございます。

○日吉道路保全室長
 3県サミットの関係ですけれども、第2回3県サミットが平成19年度に行われたわけですけれども、公共サインの連携に3県で取り組むことが提案されまして、現在県境をまたぐ主要な道路の道路案内標識のうち、統一性や連続性に欠けた標識の改善などを現場検証しながら検討しているところでございます。以上です。

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