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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成26年9月定例会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:杉山 盛雄 議員
質疑・質問日:10/09/2014
会派名:自民改革会議


○杉山委員
 質問に入る前に1点注意というか、確認をしておきたいんですが、以前市町村と呼んでいたその呼び方が村がなくなりまして、委員はほとんど「しちょう」ということで統一をして聞いているといいますが、答弁者は「しまち」という言葉を使っている。これについては「しちょう」と呼ぶということを以前確認しているはずなんで、ぜひお守りください。ちょっと聞き苦しい。

 それでは一括質問方式で質問が2つ。そして要望が1点。
1つは、消防学校における水難訓練中の事故の対応についてお伺いしたいと思います。
 それで、9月10日の静岡新聞にも未然防止策を提言と、有識者委員会が開催された旨の記事が出ておりましたが、ことし7月に消防学校で水難救助訓練中に学生が2人溺れるというような事故が発生をしました。大事には至らなかったわけですが、消防学校では市町の消防を担う大切な職員を学生として受け入れているということから、事故の再発は防がなければいけない。しかしながら、静岡県は600キロメートルぐらい海に面している県でありますから、水難事故というのは非常に多いわけです。そして、この消防職員が水難事故への対応ができるようになるということは、これは大変重要なことだと思っておりますが、例えばこの事故を理由に訓練が廃止または縮小するようなことはあってはならないと考えますが、この事故を受けまして県内では、先ほど申したように、9月10日に静岡新聞に載っておりましたけど、外部の有識者による検討会を立ち上げて、水難救助訓練は不可欠であるというようなことで意見が統一したと聞いております。この安全を確保しながらも現場に役立つ実践的な訓練を行うことについては大変困難な面もあると思いますが、もちろん必要であるということで、県としての今後の対応をお伺いしたいと思います。

 2点目、県内における地域防災の取り組みなんですが、総務委員会説明資料の7ページの関連事業にある11月に私ども地元沼津市の「プラサ ヴェルデ」で静岡県自主防災活動推進大会が開催をされます。このときに事例発表が行われるわけですが、平成21年度に知事褒賞を受賞している沼津市大平地区連合自治会の自主防災会が発表すると伺っております。
 この自主防災会につきましては、今回のこの会議において我が会派の仁科県議が提案をした中学生の活用もいち早く既に取り組んでいると伺っておりますが、こうした自主防災組織をさらにふやすための県民の意識の高揚を図っていくことが必要であると思いますが、県の所見をお伺いいたします。

 そして最後に、総務委員会説明資料の18ページにあります消防救急の広域化に関することであります。
これは要望なんですが、消防の救急に対する広域化というのは実は大変大事なことでありまして、市や町の消防署のいわゆる救急搬送のときのさまざまな勉強やら、それから搬送の仕方やらっていうのに実は相当差があるんですね。何々市の救急車が来た場合のそのときのいろいろな対応と、何々町の救急車が来たときの対応がその人命にとって差があってはいけない。
 私は実は知人にそういう関係が多いんで、話を聞きましたらば、町の消防にいる方々が市の消防にいわゆる1年とか2年、人材交流をやって行ってみたらば、大変な差があるという話を伺ったことがあります。この消防の広域化というのはさまざまな面で集中も確かにありますが、人的な一人一人のいわゆるレベルアップというのは非常に大切であると。変な言い方をすると、この救急車に乗ったから助からなかったけど、こっちに乗っていりゃ助かったんじゃないかというような差があってはいけないということで、大変にこれはいいことなんで、できるだけ促進をしていただきたいということで、これはもし所見があれば岩田危機管理監にお答えいただきたいと思います。以上です。

○岩田危機管理監兼危機管理部長
 まず初めに、消防学校の水難救助訓練中の事故は私どもとしてもまことに遺憾であります。幸いにして救命活動によって命には別状ない。若干ちょっと2人の学生が入院をいたしましたけども、その後、消防学校の訓練についても、先日実は初任科訓練を無事修了しまして、今現場の消防に皆さん戻られて、現場活動にも復帰されております。本当にそれにつきましては、早速、学校内部の検証をまず至急行いました。訓練のあり方でありますとか管理体制、それから救助体制、本当によかったのか、適切であったのかということで内部で検証いたしまして、さらに外部有識者の方々に入っていただきまして、もう一度徹底的に検証し、二度とこういったことがないようにということで、まずは水難救助の訓練の検証をさせていただきました。
 それについて9月に消防学校の運営協議会、これは各消防本部の方に入っていただいた運営協議会でして、その中で報告をさせていただきました。そのときに今、5番委員も言われましたとおり救助活動を担う消防職員でありますから、訓練の質は落としてはならないという強い御意見がございます。それから外部有識者の方々からも、やはり消防職員として現場に入れば本当に即、人命救助の活動に入るわけですから、厳しくてもやっぱりきちんと訓練はこなして、それなりの能力を持った人間を現場の消防に配置すべきであるということで、訓練の質を落とさないで、きちんと安全管理を徹底しながらやるということで了承をいただいております。
 さらに、消防学校の訓練はプールの訓練だけではなくて、例えば高所からの救助でありますとかさまざまにある意味では危険を伴う活動を実は身につけるために訓練をやっております。
 それにつきましても今年度、全ての訓練についてその外部有識者の方々にもう一度、徹底的に検証をいただくということで、今現在順次、訓練検証をしていただきまして、訓練の質を落とさないでかつ、きちんと安全確保ができるかという第三者の目でももう一度確認いただきたいということで、検証作業をしているところでございます。
 これについては年度いっぱいかけて、もう一度点検をし、訓練の質を高めることにつなげていきたいと考えております。

 それから、消防職員の質が署によって違うということは、実はそれは基本的にはあってはならないと考えております。先ほどの消防学校の訓練もそうでありますけれども、そこで小さい消防本部であろうが、大きな消防本部であろうが、それぞれレベルに応じて消防学校の課程の中で初任科、それから中堅、それから管理職、それぞれ共通の訓練、研修を行っておりますので、その中である意味では質をきちんとそろえていただくための研修を消防学校で行っております。
 それをまた現場に持ち帰って広めていただくということで、ぜひそういったことはないことを私どもも願っておりますので、そのようにさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。

○筑紫危機情報課長
 11月の静岡県自主防災活動推進大会では、沼津市の大平地区連合自治会の方に事例発表をしていただくこととなっております。
 大平地区自治連合会では、自治活動と一体的な防災活動をするということで、今回事例発表をお願いしているのですが、中学生にも防災活動に参加していただいているということで、非常に心強いなと思っております。
 県としましては、小学生、中学生、高校生に対してふじのくにジュニア防災士というのを育成しております。
 将来、静岡県をしょって立つ若い世代に防災についていろいろ学んでいただくことは非常に有意義かと思いますし、今後12月には地域防災訓練がありますが、そういった中でも、中学生の参加を呼びかけていきたいと思っております。以上です。

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静岡県議会事務局議事課

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