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委員会会議録

質問文書

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平成26年2月定例会くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:遠藤 行洋 議員
質疑・質問日:03/11/2014
会派名:ふじのくに県議団


○遠藤(行)委員
 お疲れさまでございます。恐らく本日最後の質問者になろうかと思いますので、しばらくおつき合いいただければと思います。私は大枠で3つ御質問を申し上げます。一問一答で質問させていただきます。
 まず、委員会説明資料の19ページ、20ページ、第117号議案、第118号議案で、県営住宅に対しての長期滞納についての提訴それから和解についての議案が出ておりますが、実はこれ以外に契約者と居住者が別人というケースがあって、大変困ってる事態が発生しています。まずこれについての現状をどのように把握しているのか、教えてください。

○早津公営住宅課長
 今の御質問でございますが、入居者、契約者ということで、例えばお母さんが入居していて亡くなられてしまったと。それで息子さんが同居されていたということで、入居承継という形で昔はよかったんですが、たしか平成18年だと思うんですが国のほうから家族がずっとその世帯を貸し切ってはいけないということになりました。結局息子さんはそのままいられないということで、いわゆる不正入居の扱いで対応しております。そういう方がちょっとふえているという現状はあります。現時点では平成25年8月末のデータしか私は持ってないんですが、一応28名そういう方がおります。そういう状況でございます。

○遠藤(行)委員
 ありがとうございます。その28名に対して今後どういうような対策をとっていくつもりでしょうか。

○早津公営住宅課長
 その問題は大分以前からありまして、議案のほうでも上げさせていただいていたというふうに聞いております。ルール化をしなかったものですから、昨年の5月15日に滞納整理と同じように不正入居の場合、6カ月以上たったら裁判、そういう法的措置の対象者としましょうという決定をしました。
 それで、平成25年6月議会には4名の方、平成25年12月議会には1名の方を明け渡し措置の対象として、議案として上げさせていただいております。この人たちに対して出るようにという接触が昔は足りなかったものですから、臨宅というお宅を訪問したり、接触をとるようにして、出るようにという働きかけを行っております。

○遠藤(行)委員
 はい、わかりました。今後もしっかり対応していくことを要望いたします。
 次に、委員会説明資料の49ページ、富士山環境保全対策についてでございます。
 1年間にわたりましてこのテーマについて、私は細かく質問させていただきましたが新年度新規事業が5件、拡充2件、大変な成果だというふうに私は思っております。御尽力くださいました皆さんに心から敬意と感謝を申し上げる次第でございます。本当にありがとうございました。
 その中で、ちょっと2点ほど質問させていただきますが、山小屋トイレの新技術の調査検討の新技術とはどういうような技術なのでしょうか。
 もう1つ、環境保全意識の高揚のところでマナーガイドブックを作成するということですけれども、5カ国語が何語なのか、この辺をちょっと御答弁お願いいたします。

○芝田自然保護課長
 まず、山小屋トイレの新技術の関係でございますが、我々もかねてから山小屋トイレが整備されてからおおむね10年経過しているということで、老朽化の対策とか将来に向けた更新、そういったものもそろそろ県としても真剣に考えていく必要があるというふうに考えております。新しい技術とかそういったものはないかということも検討する必要があると、そういうふうに考えているわけです。
 そういった中で、一流のメーカーといろいろ事前にヒアリングをさせていただきました。いわゆる環境配慮型トイレというものは、システム的に10年ぐらい前とそう変わりはないと。しかしながら、中に入っている機材としてのヒーターとかモーターとか、あるいは断熱、そういったような機器については相当技術も進歩して、効率のいい新しい機材ができ始めていると。
 これらを既存のトイレにうまく使うことによって、今の処理効率が上がるとか、処理能力が上がるとか、あるいはまたメンテナンスが省力化できるんじゃないかというようなお話を聞いております。個々の山小屋の状況にもよりますけども、今の山小屋トイレについて、そういった新しい機材等を入れることによって、同じようなスペース、規模であっても処理能力が上がるとか、あるいはメンテナンスが省力化できないかということをメーカー、それから山小屋、市町等も入れて研究をして、できるものからうまく更新時とか改修時にそういったものを使っていただくようになればよろしいかなということの検討調査を進めていきたいというものであります。
 それから、マナーガイドブックの関係ですけども、日本語を除きまして外国語5カ国語ということで、英語、中国語の中で簡体字と繁体字――これが中国本土と台湾語という分類になろうかと思いますが、それから韓国語とポルトガル語の5カ国語でございます。

○遠藤(行)委員
 ありがとうございます。新技術は、今おっしゃってくださったことが本当に重要なことだと思いますので、ぜひその辺の調査検討を進めていってほしいなと思います。
 それと外国語5カ国語なんですけども、山小屋とかいろんな方に取材して調査をすると、国名は出さないほうがいいというふうに言われていたんですけれども、出さないほうがいいですかね。実は、一番今困ってるのはインドネシアの方らしいですね。その次に中国の方。中国の方に対しては、2つの言語で対応するということなんですけど、トイレに関して、インドネシアの方は少しトイレの使い方、マナーが日本と違うんですよね。それとごみの問題もそうなんですけど、インドネシアの方に対して周知する方策はどのように考えてますでしょうか。

○芝田自然保護課長
 昨年の夏、それこそ我々は山小屋調査ということで登りまして、いろんな山小屋のお話をお聞きしました。それから先月28日には当課で、山小屋事業者との情報交換会等を開きました。そういった中でも外国人の方のマナーの悪さといいますか、その辺については日本とは違う生活習慣とかお国柄があって、やむを得ないのかなという話もあるんですが、やはり現実の状況を見ると、外国人の方のマナーやルール違反が大きな課題、問題だというのが挙げられております。
 そういった中で我々もわかっているわけでございますが、特定のある国の方全てに注意喚起するといいますか、啓発等の文書なり文面をつくるというのは、なかなか難しいところがあると思っております。全くしないわけではないのですが、その辺の手法とか方法といったものについては、今後観光部局や山小屋事業者の皆さんとも御意見を聞きながら、どういった手法、内容等で、どういったところで目に見える形の掲示をするか、どういった啓発とか情報発信していくのがいいのかというのを検討していきたいなと、このように思っています。個別のお国の人については、具体的な対策としては今の時点ではなかなか難しいなと思ってはおります。

○遠藤(行)委員
 それぞれ、個々のお国の方の対応もちょっとまた知恵を絞って頑張っていただきたいなというふうに思います。

 これが、今年度この委員会で私の最後の質問になるかと思いますが、最後はちょっと皆さんと一緒に「ふじのくに」という言葉の使い方について一緒に考えてほしいなというふうに思います。
 実はこれは、3番委員が本会議でも御質問されました。非常に重要な大切な問題提起をしてくださったなというふうに私は思っております。「ふじのくに」という言葉を、皆さんがどういう意識で意味で使っていらっしゃるのか。ただ単に静岡県の別称でもないし、言いかえでもないと思うんですね。「ふじのくに」という言葉に対しては知事の強い思いもあります。我々ふじのくに県議団はこの「ふじのくに」という言葉に対して、ある意味政治生命をかけてる、そのぐらい重い言葉だというふうに思ってます。
 今回は「ふじのくに」という言葉の是非についてここで論ずるつもりはありません。「ふじのくに」という言葉の使い方について、ちょっとくらし・環境部の皆さんの中で考えてほしいんですね。
 固有名詞――例えば地名とか人名とかには必ず枕言葉があります。わかりやすく言うと、例えば川上哲治だったら「打撃の神様」ですよね。逆に、「打撃の神様」と言えば川上哲治。
 「燃える闘魂」と言えば。
(発言する者あり)
 そのとおりです。CI戦略、広告もそうですね。
 「FUN TO DRIVE, AGAIN.」と言えば。
(発言する者あり)
 じゃあ、「ふじのくに」の枕言葉って何でしょうか。ほにゃららのほにゃらら、ふじのくに。部長、ほにゃららのほにゃらら、これは何でしょうか。

○伊熊くらし・環境部長
 わかりません。

○遠藤(行)委員
 わからない。やっぱり今部長がわからないとおっしゃったのがある意味象徴されていると思うんですが、この封筒にも書いてあるわけですよね。富国有徳の理想郷“ふじのくに”。後で検索してみてください。「富国有徳」というふうに検索すると、「ふじのくに」って出てくるんです。これはヤフーでもビッグローブでも、「富国有徳の理想郷」で「ふじのくに」と出てくるんです。そのぐらい「ふじのくに」の枕言葉としては、やっぱり「富国有徳の理想郷」だと思うんです。
 何で3番委員が本会議でああいう疑問を呈したか、やっぱりわかる気がするんです。今部長がおっしゃったように、「ふじのくに」の枕言葉がぱっと出てこない。それはいかに「ふじのくに」という言葉が県職員の皆さんの中に浸透していないかだと思うんですね。
 例えば、今回のこの資料にしても、第2次静岡県消費者行政推進基本計画がありますね。この第2次静岡県消費者行政推進基本計画、これはタイトルです。サブタイトルに「くらしの理想郷“ふじのくに”を目指して」と書いてあるんですよね。「ふじのくに」は便利言葉じゃないと思うんですよ。何にでも使える静岡県の言いかえじゃないと思うんです。富国有徳の理想郷という言葉があるにもかかわらず、何でここにくらしの理想郷が出てくるのか。
 それだけじゃないです。この第2次静岡県男女共同参画基本計画には何と書いてあるか。「誰もが個性を活かし能力を発揮できる理想郷“ふじのくに”を目指して」と書いてあるんですよね。もう皆さんそれぞれ好き勝手にこの理想郷という言葉、ふじのくにを使っちゃってるんですよ。例えば、富国有徳の理想郷“ふじのくに”のくらし環境とか、富国有徳の理想郷“ふじのくに”の男女共同参画基本計画だったらわかります。
 例えばさっき私が申し上げた、「打撃の神様、川上哲治」の弾丸ライナーとかね、「燃える闘魂、アントニオ猪木」で、「燃える卍固め、アントニオ猪木」、「燃えるコブラツイスト、アントニオ猪木」とは言わないでしょ。「燃える闘魂、アントニオ猪木」の卍固めなんですよ。「燃える闘魂、アントニオ猪木」の延髄斬りなんですよ。
 しっかりとその辺の言葉の使い方を統一感をもって、みんなが同じコンセンサス、同じ認識でこの「ふじのくに」という言葉を捉えていけば、ふじのくにという思い、意味はやっぱり皆さん納得してくださると思うんです。このくらし・環境部で出されている資料も、本当にみんな好き勝手にこの「理想郷ふじのくに」と使ってるから、やっぱり3番委員が本会議でああいう質問をするのは当然だと思うんですよ。
 余りにも静岡県の中でこの「ふじのくに」という言葉が皆さんの心の中、思いの中で、もう本当に適当に使ってるとしか思えない。やっぱりその辺をしっかりと、せめてこのくらし・環境部の皆さんの中だけでも共通の認識として持っていただきたい。私はこの言葉の使い方に、すごく戸惑いと危機感を持っています。
 この基本計画の中で「ふじのくに」というのを多用してますけども、例えばふじのくに道づくり、ふじのくに観光アクションプラン、ふじのくに長寿社会安心プラン、ふじのくに障害者プラン、こういう使い方はいいんですよ。でも、ふじのくにの前の枕言葉で、ほにゃららの理想郷という使い方は、私はやっぱり使い方としてどうなのかなというふうに思うわけです。今年度最後の委員会の質問なんで、私は結びに部長からその辺の思いと、この「ふじのくに」という言葉に対してどういうような考えを持ってるのか、それをお聞きしたいと思います。

○伊熊くらし・環境部長
 我々は富国有徳の理想郷“ふじのくに”ということで従来、知事が御就任されて用語として使ってこられたということがあり、それはおっしゃるとおりだと思います。我々は、なるべく「ふじのくに」というものは、どっちかというと静岡県にかわるような形の物言いをしてた部分がありました。我々のくらし・環境部では住宅政策なり、環境政策にも「ふじのくに」という名前を使いつつ、その枕言葉という形での修飾語ということで使っていると。まあいろいろ使い方が乱暴なやり方であったというような形で、遠藤委員がおっしゃることは十分わかりますので、今後この使い方につきまして十分留意をしてやっていきたいと思いますので、よろしく御理解をいただきたいと思います。どうも御指摘ありがとうございました。

○遠藤(行)委員
 ありがとうございました。ぜひ今、部長がおっしゃった言葉を部全体に行き渡るようにしっかりと認識を共通していただきたいなという思いでございます。本当に1年間皆さんどうもありがとうございました。心から御礼申し上げて、私の今年度最後の質問とさせていただきます。どうもありがとうございました。

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